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第5章 屑肉と化した女戦士は魔王討伐の夢を見るか

#12 鬼畜たちの宴⑦

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 手足をもがれた人形のようなルビイの身体は、2本のペニスに貫かれ、今や完全に宙に浮いてしまっている。

 マリウスが前から突き、老王ディオニスが後ろから突く。

 ルビイの頬はマリウスの亀頭の形にふくらみ、股間の穴は王のピストン運動に合わせて卑猥な音を立てる。

 麻薬のような快楽に我を忘れたマリウスは、おのれのペニスを咥えたルビイの顔を股間に打ちつけるのに夢中で、いつのまにか生じた異変に気づいていない。

 しなびた王の裸体から、黒い紐状の物体が無数に生え、水中で泳ぐイトミミズの群れのように蠢いている。

 そのヒルに似た細い触手は、うねりながら宙を這うように進むと、マリウスの裸の皮膚に貼りついた。

 王の毛穴から噴き出した極細の触手の一群が、ずるずるとマリウスの毛穴にもぐりこんでいく。

 もしマリウスが正気を保っていたなら、それがいつかおのれに憑依した淫夢魔に酷似していることに気づいたに違いない。

 が、死姦の背徳的な悦びが、すっかりマリウスを狂わせてしまっていた。

 さまざまな角度からペニスをこじ入れ、ルビイの口の中を掻き回す。

 舌がからみつくのもかまわず、食道にまでねじ込むと、脳髄が痺れるような激烈な快感に見舞われた。

「ああああっ! で、出るぅっ!」

 腰を突き出し、ルビイの顔を潰れんばかりに下腹に押しつけると、マリウスは溜まった精液を一気に放出した。

「おおおおおっ!」

 王が腰を跳ね上げるのが、それとほとんど同時だった。

 大量の精液がルビイの口と膣に注ぎ込まれ、空洞だった身体の中を満たしていく。

 すると、ふたりの間をつないだ黒光りする触手の群れが、喜びに打ち震えるように痙攣した。
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