70 / 95
70:憂鬱な気分で始まったデート
しおりを挟む
アーベルは溜め息を吐きながらデートの集合場所である街の中央広場へと向かって歩いていた。今日がデートであると知っているアルジャーノに朝早くに叩き起こされ、また髪を結い上げられた。歩く振動で揺れる髪の束が邪魔くさいし、鬱陶しい。首筋がなんだかスースーするのも気に入らない。
リカルドと恋人のフリをすることになってしまった休日明けの仕事の日に、また声をかけてきた男に『恋人がいるから無理』と断ったのだが、『またまたー。仮に本当にいたとしても俺障害がある方が燃える質なんで』とか言われた。またまたー、じゃねぇよ。燃えんな。鎮火しろ。挫折してしまえ。相変わらず声をかけ続ける男に心をゴリゴリ削られながら、やっと迎えた休みだというのに、今日は怖い顔の人と2人きりでデートである。アルジャーノについてきてと言ったのだが、『いや、保護者同伴のデートとかなんの説得力もないだろ』とスッパリ断られてしまった。なんでだよ。保護者同伴でもいいだろ。家族ぐるみの付き合いってことにしておけばいいじゃないか。脳内のアルジャーノに延々文句を垂れ流していると、待ち合わせの場所に着いてしまった。見ればもうリカルドは来ている。怖い顔にビビった周りの人達に遠巻きにされているので、なんだか目立っていてすぐに分かった。嫌だ。行きたくない。が、行かねばならない。アーベルは嫌々リカルドに近づいた。
「……おはよう」
「おはようございます。アーベル。天気がよくて良かったですね」
「あ、うん」
「今日はどこへ行きましょうか」
「あー……父様から芝居のチケット貰った」
「あぁ。では劇場に参りましょう」
「……はい」
リカルドと並んで芝居を公演している劇場を目指して歩き出す。横に並ぶと、少しだけアーベルの方が背が高い気がする。リカルドはアーベルと同じく細身に見えるが、この間チラッと見た裸体は室内派の魔術師とは思えない程鍛えられていた。胸筋はバーンッだし、腹筋もバッキバキに割れていた。なんでだ。おかしいだろ。引きこもり魔術師なんじゃないのか。なんで毎日鍛練しているアーベルより筋肉ついているんだよ。羨ましいし妬ましいことこの上ない。
「芝居を観るのは劇場が出来た時以来です」
「それ何年前?」
「さて……もう何年になるのでしょうか?1度建て替えている筈ですから、その前の劇場だったので多分100年以上ではないかと」
「おぉう……」
「劇場で使う機材はうちで作っているので納品や整備で劇場自体には何度か行っていますよ」
「魔導具が専門なの?」
「いえ。専門は結界魔術です。魔導具や魔導製品の開発などは完全に趣味ですね。一応整備もできますから、人手が足りない時は依頼された整備に行くこともあります」
「……すごいね」
「そうですか?単なる趣味ですよ」
「マーサ様と開発した魔導製品とか多いんでしょ?ソフトクリーム製造機とか綿菓子製造機とか」
「あぁ。そうですね。この間は案内しませんでしたが、研究所の大浴場にはソフトクリーム製造機がありますよ。改良した最新式で街で売っているものよりも滑らかな口触りで美味しいんです。売りに出す予定はありませんから、研究所でしか食べられないんです」
「売らないの?」
「かなり複雑な魔術陣や魔術回路を使っているものですから。魔導製品は基本的に量産するものでしょう?だからある程度の知識と技術があれば作れるように、魔術陣や魔術回路を簡略化しなければならないのです。ただその簡略化が難しいうえに時間がかかるものですから」
「あー……なんとなく分かるかも。医療魔術もそうだから」
「アーベルは医療魔術陣の改良に携わっておられるんでしたね」
「うん。まぁ一応。まだ未熟だから本当にお手伝い程度だけど」
「魔術陣の開発や改良は努力ではなくセンスによるものが大きいですからね。誰でもできることではありませんよ」
「リカルドもできるんだろ?」
「一応は。しかし専門の者に比べたら拙いものです」
「ふーん」
それから医療魔術について話していると劇場に着いた。結界魔術が専門と言っていたのに、リカルドは医療魔術についても詳しい。医学研究所と合同で新しい医療機材の開発もしているそうで、基礎知識くらいはあるのだそうだ。
劇場の売店でアーベルはチュロスと冷たい珈琲を買った。リカルドは珍しそうに売店で売っているものを眺めた後、揚砂糖とアーベルと同じく冷たい珈琲を買った。
チケットに記されている席に座って、チュロスを齧った。結構しっかり甘いが美味しい。珈琲ともよく合う。
「……珈琲とは苦いのですね」
「飲んだことなかったの?」
「はい。珈琲が土の宗主国で普及したのは比較的最近のことですから。昔も一応あったのですが、全て火の宗主国からの輸入品で値段がかなり高かったのです。サンガレアの南の地方で安定して珈琲豆を栽培できるようになってからは、このように安価で楽しめるようになったそうですが」
「ふーん。シロップとミルクは?貰わなかったの?」
「はい。私は紅茶にも砂糖やミルクは入れない主義ですから断りました」
「飲めそう?」
「大丈夫です。マーサ様の淹れるお茶にも慣れておりますから、苦いのは平気です」
「あー、うん。マーサ様の淹れたお茶って何故かすごい不味いもんね」
「お料理は非常に美味しいのですけどね」
「うん」
隣に座っていると、真正面から怖い顔を見なくてすむので、なんとか普通に会話が成り立つ。喋りながらチュロスを食べきる頃に芝居が始まった。アーベルは久しぶりに観る芝居を素直に楽しんだ。
芝居が終わり、2人は劇場を出た。芝居はとても面白かった。笑いあり涙ありの冒険劇で、芝居中の殺陣が中々迫力があり、夢中でワクワクしながら最後まで観てしまった。
2人で芝居について話ながら近くのピッツァが食べられるお店に入った。今のサンガレアができた初期の頃から魔術師としてサンガレアにいるのに、リカルドはピッツァを食べたことがないらしい。というか、基本的に食堂で出るような料理しか食べたことがないようだ。この間の祭りで初めて食べたものも多いと笑っていた。笑っても顔が怖い。むしろ笑うと、殺る気なのかな?って雰囲気になるので、より怖い。アーベルは笑うリカルドの顔から、そっと視線を外した。
2人でピッツァを何種類も頼んで、分け合って食べる。アーベルもピッツァを食べるのは久しぶりだ。熱々のチーズたっぷりのピッツァは美味しい。しっかりデザートのチョコレートケーキまで楽しんでから、満腹になって店を出た。国での事があってから食欲不振気味だったが、今日のお昼はしっかり食べられた。芝居が楽しかったので、久しぶりに気分が上がっているからだろう。アーベルは朝の憂鬱な気分がすっかり無くなっていた。
その後は魔導製品が売っている店やちょっとした雑貨屋等を冷やかして、喫茶店で美味しい珈琲を楽しみ、日が暮れる前に解散した。街から領館方面に向かう乗り合い馬車に揺られながら、存外楽しかったな、とアーベルは思った。リカルドは顔は怖いが、優しいし、博識だし、たまに冗談も言うし、普通に笑う。いやまぁ、笑った顔がかなり怖くて心臓に悪いのだが。それでも普通にいい人だ。恋愛に興味がないと言っていたから、アーベルに惚れることはないだろうし、アーベルに触れてこようとはしないので、なんだか安心できる。これで部屋がきれいなら、暫く恋人のフリをするのに言うことがないのに。いっそアーベルが部屋の掃除をしようかな。多分断られないだろう。次の休みは魔術研究所に行こう。そう思う程度には、アーベルはリカルドに慣れてきていた。
マーサ様の家の居間に行くと、アルジャーノと祖父フーガがいた。
「お、おかえりー」
「おかえり」
「ただいま」
「どうだった?」
「どうって……普通に楽しかったけど……」
「お!そうかそうか!」
「それなら良かった。芝居はどうだった?最近話題になっているようだが」
「面白かったよ、お祖父様。殺陣が結構本格的でね、盛り上がってた」
「ほう。なら近いうちに観に行くかな」
「じゃあ次の休みに行きましょうよ、父上」
「そうだな。アーベルはどうする?」
「んー。1度観たし。その……来週は魔術研究所に行ってくるよ」
アルジャーノとフーガが少し驚いた顔をした。
「そんなに仲良くなったのか?」
「仲良くなったっていうか……リカルドの部屋めちゃくちゃ汚いんだよ。なんか嫌だから掃除してくる」
「へぇ」
「ほう」
2人が面白そうな顔をした。なんとなく気まずい。アーベルは2人にお土産のクッキーを渡すと、そそくさと領館の方へ向かい、自室に引っ込んだ。別にリカルドに好意を持っているから掃除に行くわけじゃないし。アーベルが耐え難い程汚いから掃除するだけだし。
アーベルは自覚がまるでないが、リカルドの部屋に今後も何度も行くことを前提に考えていた。街でデートするより静かな部屋でゆっくりしたいというのもある。それもだし、リカルドともう少し色んな話をしてみたかった。今日1日一緒の時間を過ごしたが、怖い顔さえ抜きにすれば、リカルドは博識だし、医療魔術にも詳しいから一緒にいて存外楽しい。話もそれなりに弾んだ。アーベルに触れてこようとしないのもいい。
アーベルは夕食で呼ばれるまで、今日のことを思い出しながら、なんだか久しぶりに楽しい気分でベッドに寝転がっていた。
リカルドと恋人のフリをすることになってしまった休日明けの仕事の日に、また声をかけてきた男に『恋人がいるから無理』と断ったのだが、『またまたー。仮に本当にいたとしても俺障害がある方が燃える質なんで』とか言われた。またまたー、じゃねぇよ。燃えんな。鎮火しろ。挫折してしまえ。相変わらず声をかけ続ける男に心をゴリゴリ削られながら、やっと迎えた休みだというのに、今日は怖い顔の人と2人きりでデートである。アルジャーノについてきてと言ったのだが、『いや、保護者同伴のデートとかなんの説得力もないだろ』とスッパリ断られてしまった。なんでだよ。保護者同伴でもいいだろ。家族ぐるみの付き合いってことにしておけばいいじゃないか。脳内のアルジャーノに延々文句を垂れ流していると、待ち合わせの場所に着いてしまった。見ればもうリカルドは来ている。怖い顔にビビった周りの人達に遠巻きにされているので、なんだか目立っていてすぐに分かった。嫌だ。行きたくない。が、行かねばならない。アーベルは嫌々リカルドに近づいた。
「……おはよう」
「おはようございます。アーベル。天気がよくて良かったですね」
「あ、うん」
「今日はどこへ行きましょうか」
「あー……父様から芝居のチケット貰った」
「あぁ。では劇場に参りましょう」
「……はい」
リカルドと並んで芝居を公演している劇場を目指して歩き出す。横に並ぶと、少しだけアーベルの方が背が高い気がする。リカルドはアーベルと同じく細身に見えるが、この間チラッと見た裸体は室内派の魔術師とは思えない程鍛えられていた。胸筋はバーンッだし、腹筋もバッキバキに割れていた。なんでだ。おかしいだろ。引きこもり魔術師なんじゃないのか。なんで毎日鍛練しているアーベルより筋肉ついているんだよ。羨ましいし妬ましいことこの上ない。
「芝居を観るのは劇場が出来た時以来です」
「それ何年前?」
「さて……もう何年になるのでしょうか?1度建て替えている筈ですから、その前の劇場だったので多分100年以上ではないかと」
「おぉう……」
「劇場で使う機材はうちで作っているので納品や整備で劇場自体には何度か行っていますよ」
「魔導具が専門なの?」
「いえ。専門は結界魔術です。魔導具や魔導製品の開発などは完全に趣味ですね。一応整備もできますから、人手が足りない時は依頼された整備に行くこともあります」
「……すごいね」
「そうですか?単なる趣味ですよ」
「マーサ様と開発した魔導製品とか多いんでしょ?ソフトクリーム製造機とか綿菓子製造機とか」
「あぁ。そうですね。この間は案内しませんでしたが、研究所の大浴場にはソフトクリーム製造機がありますよ。改良した最新式で街で売っているものよりも滑らかな口触りで美味しいんです。売りに出す予定はありませんから、研究所でしか食べられないんです」
「売らないの?」
「かなり複雑な魔術陣や魔術回路を使っているものですから。魔導製品は基本的に量産するものでしょう?だからある程度の知識と技術があれば作れるように、魔術陣や魔術回路を簡略化しなければならないのです。ただその簡略化が難しいうえに時間がかかるものですから」
「あー……なんとなく分かるかも。医療魔術もそうだから」
「アーベルは医療魔術陣の改良に携わっておられるんでしたね」
「うん。まぁ一応。まだ未熟だから本当にお手伝い程度だけど」
「魔術陣の開発や改良は努力ではなくセンスによるものが大きいですからね。誰でもできることではありませんよ」
「リカルドもできるんだろ?」
「一応は。しかし専門の者に比べたら拙いものです」
「ふーん」
それから医療魔術について話していると劇場に着いた。結界魔術が専門と言っていたのに、リカルドは医療魔術についても詳しい。医学研究所と合同で新しい医療機材の開発もしているそうで、基礎知識くらいはあるのだそうだ。
劇場の売店でアーベルはチュロスと冷たい珈琲を買った。リカルドは珍しそうに売店で売っているものを眺めた後、揚砂糖とアーベルと同じく冷たい珈琲を買った。
チケットに記されている席に座って、チュロスを齧った。結構しっかり甘いが美味しい。珈琲ともよく合う。
「……珈琲とは苦いのですね」
「飲んだことなかったの?」
「はい。珈琲が土の宗主国で普及したのは比較的最近のことですから。昔も一応あったのですが、全て火の宗主国からの輸入品で値段がかなり高かったのです。サンガレアの南の地方で安定して珈琲豆を栽培できるようになってからは、このように安価で楽しめるようになったそうですが」
「ふーん。シロップとミルクは?貰わなかったの?」
「はい。私は紅茶にも砂糖やミルクは入れない主義ですから断りました」
「飲めそう?」
「大丈夫です。マーサ様の淹れるお茶にも慣れておりますから、苦いのは平気です」
「あー、うん。マーサ様の淹れたお茶って何故かすごい不味いもんね」
「お料理は非常に美味しいのですけどね」
「うん」
隣に座っていると、真正面から怖い顔を見なくてすむので、なんとか普通に会話が成り立つ。喋りながらチュロスを食べきる頃に芝居が始まった。アーベルは久しぶりに観る芝居を素直に楽しんだ。
芝居が終わり、2人は劇場を出た。芝居はとても面白かった。笑いあり涙ありの冒険劇で、芝居中の殺陣が中々迫力があり、夢中でワクワクしながら最後まで観てしまった。
2人で芝居について話ながら近くのピッツァが食べられるお店に入った。今のサンガレアができた初期の頃から魔術師としてサンガレアにいるのに、リカルドはピッツァを食べたことがないらしい。というか、基本的に食堂で出るような料理しか食べたことがないようだ。この間の祭りで初めて食べたものも多いと笑っていた。笑っても顔が怖い。むしろ笑うと、殺る気なのかな?って雰囲気になるので、より怖い。アーベルは笑うリカルドの顔から、そっと視線を外した。
2人でピッツァを何種類も頼んで、分け合って食べる。アーベルもピッツァを食べるのは久しぶりだ。熱々のチーズたっぷりのピッツァは美味しい。しっかりデザートのチョコレートケーキまで楽しんでから、満腹になって店を出た。国での事があってから食欲不振気味だったが、今日のお昼はしっかり食べられた。芝居が楽しかったので、久しぶりに気分が上がっているからだろう。アーベルは朝の憂鬱な気分がすっかり無くなっていた。
その後は魔導製品が売っている店やちょっとした雑貨屋等を冷やかして、喫茶店で美味しい珈琲を楽しみ、日が暮れる前に解散した。街から領館方面に向かう乗り合い馬車に揺られながら、存外楽しかったな、とアーベルは思った。リカルドは顔は怖いが、優しいし、博識だし、たまに冗談も言うし、普通に笑う。いやまぁ、笑った顔がかなり怖くて心臓に悪いのだが。それでも普通にいい人だ。恋愛に興味がないと言っていたから、アーベルに惚れることはないだろうし、アーベルに触れてこようとはしないので、なんだか安心できる。これで部屋がきれいなら、暫く恋人のフリをするのに言うことがないのに。いっそアーベルが部屋の掃除をしようかな。多分断られないだろう。次の休みは魔術研究所に行こう。そう思う程度には、アーベルはリカルドに慣れてきていた。
マーサ様の家の居間に行くと、アルジャーノと祖父フーガがいた。
「お、おかえりー」
「おかえり」
「ただいま」
「どうだった?」
「どうって……普通に楽しかったけど……」
「お!そうかそうか!」
「それなら良かった。芝居はどうだった?最近話題になっているようだが」
「面白かったよ、お祖父様。殺陣が結構本格的でね、盛り上がってた」
「ほう。なら近いうちに観に行くかな」
「じゃあ次の休みに行きましょうよ、父上」
「そうだな。アーベルはどうする?」
「んー。1度観たし。その……来週は魔術研究所に行ってくるよ」
アルジャーノとフーガが少し驚いた顔をした。
「そんなに仲良くなったのか?」
「仲良くなったっていうか……リカルドの部屋めちゃくちゃ汚いんだよ。なんか嫌だから掃除してくる」
「へぇ」
「ほう」
2人が面白そうな顔をした。なんとなく気まずい。アーベルは2人にお土産のクッキーを渡すと、そそくさと領館の方へ向かい、自室に引っ込んだ。別にリカルドに好意を持っているから掃除に行くわけじゃないし。アーベルが耐え難い程汚いから掃除するだけだし。
アーベルは自覚がまるでないが、リカルドの部屋に今後も何度も行くことを前提に考えていた。街でデートするより静かな部屋でゆっくりしたいというのもある。それもだし、リカルドともう少し色んな話をしてみたかった。今日1日一緒の時間を過ごしたが、怖い顔さえ抜きにすれば、リカルドは博識だし、医療魔術にも詳しいから一緒にいて存外楽しい。話もそれなりに弾んだ。アーベルに触れてこようとしないのもいい。
アーベルは夕食で呼ばれるまで、今日のことを思い出しながら、なんだか久しぶりに楽しい気分でベッドに寝転がっていた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
181
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる