8 / 53
8
しおりを挟む
「はぁあああああ! おいしい! このチェリーブロッサム、最高です!」
一口ふくんだ途端に、みるみる輝き出す局長の瞳。
俺にとっては本日二度目の、フルーツハイテンション。
「フルーツのお酒は、香料でごまかしてる残念なものも多いんですが……これはちゃんと、フレッシュでジューシーな果肉の味わいを感じます。しかも、チェリーブランデーとオレンジキュラソーの割合が絶妙!」
「喜んでもらえてよかったですぅ! ここのバーを発掘したの、私なんですよぉっ!」
局長の歓喜というこの上ない手柄をあげ、ご満悦のレイラ。
「ホテルのバーで、こんなに美味しいカクテルが頂けるなんて。さすが、キャンベルグループですね」
「この前レイラと来た時にずいぶんと褒めてもらえたので……今度は局長をお連れしたいなと思っていました。このチェリーブロッサムは、今夜のために作ってもらったんです」
グラスを彩る朱色をうっとりと見つめる局長と、反則技でアピールするティリアン。
今日のハチロク会の会場は、ティリアンの家が経営する、キャンベルホテル内の、バー。
ずるい……。
キャンベル家は幅広く事業を展開するイマドキ貴族。
対するカーティス家は、古く、堅い家柄で、未だに領地収入や、貴族の特権を利用して幅を利かせているレトロ貴族。
今夜のために特別にカクテルを……なんて、多分一生言えない。対女子という戦場において、丸腰が過ぎる。
「おぉー! 確かにうまさヤバ! なんか酸っぱくて甘くてヤバ! やっぱあれなん? ヤバいバーテンダーとか雇ってんの? カクテル作りに特化した上級魔法使いとか?」
ああ……普段は『すげぇ魔法大学出てんのに、なんでそんな頭悪そうな喋り方しかできねぇんだ』とツッコミを入れたくなるカイの『ヤバい』連呼も、今は癒される。
相手を萎縮させない、尊いチャラさだ。
「うん。さっきカウンターにいた女性バーテンダーさん、わかる? 彼女は下級なんだけど……数多のベースと割り材料の知識を持っていてね。その上、絶妙な割合とタイミングでそれらを合わせ、魔力を込めながらシェイクして、旨みを増幅出来る特性を持っているんだ。ちなみに……彼女の剣は、マドラーらしいよ」
「へぇ……。世の中、本当にいろんな魔法使いがいるものだな」
今度のティリアンの話には、普通に感心してしまった。
魔力の量が全て、と言われ続けて育ったけれど……そして、それを求めて略奪に手を染める犯罪者たちを大勢見て、現実社会ではそれが事実なのだと思い知ることが多かったけれど。
それ以上に魅力的な価値観を教えてくれたのも、局長だった。
「マドラーが剣……素敵ですね」
「魔力の魅力はその多様性。単純な総量のみで社会的地位を決めるのはナンセンス……俺が魔対にいた時から、局長が言っていましたね。その価値観自体が魅力的だと思っていました」
「ふふ、ありがとうございます」
グラスを傾けながら見つめ合う2人。
え……それ、今俺が思ってたやつ。後で二人きりになったら、局長に言おうと思ってたやつ。全部持ってくじゃねえか。いくら自分のホームだからって、そこまでしてくれんのか。
と、心の中で、苦虫を噛みつぶしていたのは、他の2人も同じだったようで。
「ちょっとティリアン! それ今私が言おうとしたやつ!」
「俺だって! 局長のその言葉、マジでハートに刻まれたんで!」
口を尖らせ、眉を釣り上げる同期2人に、ティリアンは、ごめんごめんと笑った。
「だよな。基本、俺たちは魔力量が絶対! ていう上級魔法使いの世界で生きてきたから……局長の考えが本当に新鮮で斬新で、印象深かった」
「そぉよぉ~! ほら覚えてる? ルークなんて震えて泣きだしちゃうくらい感動しちゃってたんだから!」
パキッ。と……場の空気が凍りつく音が、聞こえた気がした。
理由はもちろん……半年前に死んだ、あいつの名前が出てきたこと。
瞬時にそれを指したレイラは、気まずそうに苦笑いして。
「あ……ごめん、私……」
訪れる沈黙。
全員の視線が、テーブル中央のグラスと花に集中する。
そんな重苦しい空気を打破したのは、局長だった。
「レイラ、謝る事はありません。大切な仲間のことを想い、一緒に過ごした時間を皆で語らうのは、悪いことではないでしょう?」
そう言って局長は微笑んでくれたが……その笑顔はやはり、悲しげ。けれど、沈んだ皆の心を浮上させるには、充分だったよう。
「そう……そうですよね! 人間、忘れられた時に、二度目の死が訪れるとか言いますし! そうならないよう、うちらがいっぱい思い出してあげよう! ね?」
「あ、そ、それな! よし! じゃあ今日は、ルークの笑えるエピソードを順番に披露して行こうぜ! じゃあトップバッターはフレン! ゴー!」
「えっ……笑える……エピソード……」
そう言われても、思いつかない。
「あんだろー? 一つの二つや三つや四つ! お前が1番ルークと仲が良かったんだから」
「だよねー! 二人、全然タイプが違うのに、いつも一緒にいたもんね」
苦しい。うまく呼吸ができない。
それは、カイにバンバンと背中を叩かれたせいではなく。
『局長補佐になれないなら……僕はもう、無理だ』
「うっ……ガハ! ゴホ! ゴホ!」
「え!? フレン!?」
「どした!? わりぃ、強く叩きすぎた!?」
突然咳き込み出した俺に、慌てて駆け寄る同期たち。
「酒が、変なところに入っちゃったかな?」
「落ち着いて、ゆっくり息をして下さい」
ティリアンと局長は、優しく背中を撫でてくれる。
そのぬくもりが、つらい。
「や、すいませ……俺ちょっと飲み過ぎたっぽいんで……ゴホッ、お先に失礼します」
ぶっきらぼうにそう言って、鞄とコートを手に、部屋を出た。
俺の名前を呼ぶレイラの声が聞こえたけれど、無視させてもらった。俺はあいつに心配してもらえるような人間じゃない。
背中を突き刺す視線が痛い。
俺はおかしいのかもしれない。
花やグラスに、目玉などついてはいないのに。
でも、それでも確かに、あいつの視線を感じるんだ。
ルークは俺を許していない。あいつ追い詰めたのは、他でもない俺。
局長から、たった1人の愛する男を奪ったのも、この無能な補佐役なのだから。
一口ふくんだ途端に、みるみる輝き出す局長の瞳。
俺にとっては本日二度目の、フルーツハイテンション。
「フルーツのお酒は、香料でごまかしてる残念なものも多いんですが……これはちゃんと、フレッシュでジューシーな果肉の味わいを感じます。しかも、チェリーブランデーとオレンジキュラソーの割合が絶妙!」
「喜んでもらえてよかったですぅ! ここのバーを発掘したの、私なんですよぉっ!」
局長の歓喜というこの上ない手柄をあげ、ご満悦のレイラ。
「ホテルのバーで、こんなに美味しいカクテルが頂けるなんて。さすが、キャンベルグループですね」
「この前レイラと来た時にずいぶんと褒めてもらえたので……今度は局長をお連れしたいなと思っていました。このチェリーブロッサムは、今夜のために作ってもらったんです」
グラスを彩る朱色をうっとりと見つめる局長と、反則技でアピールするティリアン。
今日のハチロク会の会場は、ティリアンの家が経営する、キャンベルホテル内の、バー。
ずるい……。
キャンベル家は幅広く事業を展開するイマドキ貴族。
対するカーティス家は、古く、堅い家柄で、未だに領地収入や、貴族の特権を利用して幅を利かせているレトロ貴族。
今夜のために特別にカクテルを……なんて、多分一生言えない。対女子という戦場において、丸腰が過ぎる。
「おぉー! 確かにうまさヤバ! なんか酸っぱくて甘くてヤバ! やっぱあれなん? ヤバいバーテンダーとか雇ってんの? カクテル作りに特化した上級魔法使いとか?」
ああ……普段は『すげぇ魔法大学出てんのに、なんでそんな頭悪そうな喋り方しかできねぇんだ』とツッコミを入れたくなるカイの『ヤバい』連呼も、今は癒される。
相手を萎縮させない、尊いチャラさだ。
「うん。さっきカウンターにいた女性バーテンダーさん、わかる? 彼女は下級なんだけど……数多のベースと割り材料の知識を持っていてね。その上、絶妙な割合とタイミングでそれらを合わせ、魔力を込めながらシェイクして、旨みを増幅出来る特性を持っているんだ。ちなみに……彼女の剣は、マドラーらしいよ」
「へぇ……。世の中、本当にいろんな魔法使いがいるものだな」
今度のティリアンの話には、普通に感心してしまった。
魔力の量が全て、と言われ続けて育ったけれど……そして、それを求めて略奪に手を染める犯罪者たちを大勢見て、現実社会ではそれが事実なのだと思い知ることが多かったけれど。
それ以上に魅力的な価値観を教えてくれたのも、局長だった。
「マドラーが剣……素敵ですね」
「魔力の魅力はその多様性。単純な総量のみで社会的地位を決めるのはナンセンス……俺が魔対にいた時から、局長が言っていましたね。その価値観自体が魅力的だと思っていました」
「ふふ、ありがとうございます」
グラスを傾けながら見つめ合う2人。
え……それ、今俺が思ってたやつ。後で二人きりになったら、局長に言おうと思ってたやつ。全部持ってくじゃねえか。いくら自分のホームだからって、そこまでしてくれんのか。
と、心の中で、苦虫を噛みつぶしていたのは、他の2人も同じだったようで。
「ちょっとティリアン! それ今私が言おうとしたやつ!」
「俺だって! 局長のその言葉、マジでハートに刻まれたんで!」
口を尖らせ、眉を釣り上げる同期2人に、ティリアンは、ごめんごめんと笑った。
「だよな。基本、俺たちは魔力量が絶対! ていう上級魔法使いの世界で生きてきたから……局長の考えが本当に新鮮で斬新で、印象深かった」
「そぉよぉ~! ほら覚えてる? ルークなんて震えて泣きだしちゃうくらい感動しちゃってたんだから!」
パキッ。と……場の空気が凍りつく音が、聞こえた気がした。
理由はもちろん……半年前に死んだ、あいつの名前が出てきたこと。
瞬時にそれを指したレイラは、気まずそうに苦笑いして。
「あ……ごめん、私……」
訪れる沈黙。
全員の視線が、テーブル中央のグラスと花に集中する。
そんな重苦しい空気を打破したのは、局長だった。
「レイラ、謝る事はありません。大切な仲間のことを想い、一緒に過ごした時間を皆で語らうのは、悪いことではないでしょう?」
そう言って局長は微笑んでくれたが……その笑顔はやはり、悲しげ。けれど、沈んだ皆の心を浮上させるには、充分だったよう。
「そう……そうですよね! 人間、忘れられた時に、二度目の死が訪れるとか言いますし! そうならないよう、うちらがいっぱい思い出してあげよう! ね?」
「あ、そ、それな! よし! じゃあ今日は、ルークの笑えるエピソードを順番に披露して行こうぜ! じゃあトップバッターはフレン! ゴー!」
「えっ……笑える……エピソード……」
そう言われても、思いつかない。
「あんだろー? 一つの二つや三つや四つ! お前が1番ルークと仲が良かったんだから」
「だよねー! 二人、全然タイプが違うのに、いつも一緒にいたもんね」
苦しい。うまく呼吸ができない。
それは、カイにバンバンと背中を叩かれたせいではなく。
『局長補佐になれないなら……僕はもう、無理だ』
「うっ……ガハ! ゴホ! ゴホ!」
「え!? フレン!?」
「どした!? わりぃ、強く叩きすぎた!?」
突然咳き込み出した俺に、慌てて駆け寄る同期たち。
「酒が、変なところに入っちゃったかな?」
「落ち着いて、ゆっくり息をして下さい」
ティリアンと局長は、優しく背中を撫でてくれる。
そのぬくもりが、つらい。
「や、すいませ……俺ちょっと飲み過ぎたっぽいんで……ゴホッ、お先に失礼します」
ぶっきらぼうにそう言って、鞄とコートを手に、部屋を出た。
俺の名前を呼ぶレイラの声が聞こえたけれど、無視させてもらった。俺はあいつに心配してもらえるような人間じゃない。
背中を突き刺す視線が痛い。
俺はおかしいのかもしれない。
花やグラスに、目玉などついてはいないのに。
でも、それでも確かに、あいつの視線を感じるんだ。
ルークは俺を許していない。あいつ追い詰めたのは、他でもない俺。
局長から、たった1人の愛する男を奪ったのも、この無能な補佐役なのだから。
3
あなたにおすすめの小説
聖銀竜に喰われる夜――冷酷な宰相閣下は、禁書庫の司書を執愛の檻に囚える
真守 輪
恋愛
「逃がさない。その賢しい口も、奥の震えも――すべて、私のものだ」
王宮で「禁書庫の未亡人」と揶揄される地味な司書・ルネ。
その正体は、好奇心旺盛でちょっぴり無作法な、本を愛する伯爵令嬢。
彼女には、誰にも言えない秘密があった。
それは、冷酷非道と恐れられる王弟・ゼファール宰相に、夜の禁書庫で秘密に抱かれていること。
聖銀竜の血を引き、興奮すると強靭な鱗と尾が顕れる彼。
人外の剛腕に抱き潰され、甘美な絶望に呑み込まれる夜。
「ただの愛人」と割り切っていたはずなのに、彼の孤独な熱に触れるたび、ルネの心は無防備に暴かれていく。
しかし、ルネは知らなかった。
彼が近づいた真の目的は、彼女が守る「禁書」――王国を揺るがす禁断の真実にあったことを。
「君は、私のものだ。禁書も、その魂も、すべてな」
嘘から始まった関係が、執着に変わる。
竜の情欲と宮廷の陰謀が絡み合う、背徳のインモラル・ロマンス。
同期の姫は、あなどれない
青砥アヲ
恋愛
社会人4年目を迎えたゆきのは、忙しいながらも充実した日々を送っていたが、遠距離恋愛中の彼氏とはすれ違いが続いていた。
ある日、電話での大喧嘩を機に一方的に連絡を拒否され、音信不通となってしまう。
落ち込むゆきのにアプローチしてきたのは『同期の姫』だった。
「…姫って、付き合ったら意彼女に尽くすタイプ?」
「さぁ、、試してみる?」
クールで他人に興味がないと思っていた同期からの、思いがけないアプローチ。動揺を隠せないゆきのは、今まで知らなかった一面に翻弄されていくことにーーー
【登場人物】
早瀬ゆきの(はやせゆきの)・・・R&Sソリューションズ開発部第三課 所属 25歳
姫元樹(ひめもといつき)・・・R&Sソリューションズ開発部第一課 所属 25歳
◆表紙画像は簡単表紙メーカー様で作成しています。
◆他にエブリスタ様にも掲載してます。
婚約破棄された元聖女、魔王の息子に攫われて溺愛されています
百合川八千花
恋愛
魔王を討伐し、十年にわたる戦いを終えた聖女アルティア。
帰還した王国で待っていたのは、王太子からの婚約破棄と――その子供だった。
絶望の中、現れたのはかつて共に戦った魔王の息子、ヴェルグ。
「君はもう自由だ。だったら僕が攫うよ」
突然の求婚(という名の略奪)と共に、アルティアは隣国・アシュフォード帝国へ連れ去られる。
辺境伯となったヴェルグの領地で始まるのは、
「君のために用意してた」
と語られる豪華すぎる“同棲部屋”、
壁一面に飾られた聖女の肖像画コレクション、
そして、「僕のもの」発言が止まらない溺愛×執着ラブ生活!
しかしその頃、聖女を失った王国では、魔王の呪いによる異変が始まっていて――
これは、運命に選ばれ続けた聖女と、ただ彼女だけを愛した元魔王の息子の、
甘くて狂おしい、世界と愛の再構築ラブファンタジー。
〖完結〗終着駅のパッセージ
苺 迷音
恋愛
過去、使用人に悪戯をされそうになった事がきっかけとなり、分厚い眼鏡とひっつめた髪を編み帽で覆い、自身の容姿を隠すようになった女性・カレン。
その事情を知りながらも夫ローランは、奇妙で地味な姿の妻を厭い目を逸らし続けた。
婚姻してからわずか三日後の朝。彼は赴任先の北の地へと旅立ちその後、カレンの元へと帰省してきたのは、片手で数えるほどだった。
孤独な結婚生活を送る中。
ある冬の日に、ローランの上官であり北の地を治める領主ハルシオン公爵が、カレン夫妻の邸にやってきた。
始まりは、部下の家族を想う上司としての気遣いだった。
他愛もない会話と、節度を守ったやり取り。ほんの僅かな時間を重ねていく。
そのうちに、お互いに灯り始めた小さな心の想い。
だが二人は、それを決して明かさず語ることはなかった。
それから一年ほどたった冬の夜。
カレンから届いた手紙に、たった一度だけハルシオンは返事を書く。
そこには彼の想いが書かれてあった。
月日は流れ、カレンとローランが婚姻して三年目の冬の日。
カレンはひとつの決意と想いを胸に、北へ向かう汽車に乗った。
※微さまぁか、もしくはざまぁになっていないかもしれないです。
※舞台は近世・産業革命初頭を基にした架空世界だと思っていただけましたら有難いです。
稚拙な作品ではありますがご覧くださいましたら凄く嬉しいです。よろしくお願い致します。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
「愛想がなく可愛くない」と捨てられた私、最強の竜騎士に拾われる。「その美しさに僕だけが狂わされたい」と、愛の重さでベッドから下ろしてくれない
唯崎りいち
恋愛
夜会の最中、王子に「愛想がなくて可愛くない」と婚約破棄された無表情令嬢。
だが彼女の美しさに一目惚れした隣国最強の竜騎士に連れ去られ、
「君はもう僕のものだ」
と毎晩愛の重さでベッドから下ろしてくれない生活が始まる——。
【完結】愛を知らない伯爵令嬢は執着激重王太子の愛を一身に受ける。
扇 レンナ
恋愛
スパダリ系執着王太子×愛を知らない純情令嬢――婚約破棄から始まる、極上の恋
伯爵令嬢テレジアは小さな頃から両親に《次期公爵閣下の婚約者》という価値しか見出してもらえなかった。
それでもその利用価値に縋っていたテレジアだが、努力も虚しく婚約破棄を突きつけられる。
途方に暮れるテレジアを助けたのは、留学中だったはずの王太子ラインヴァルト。彼は何故かテレジアに「好きだ」と告げて、熱烈に愛してくれる。
その真意が、テレジアにはわからなくて……。
*hotランキング 最高68位ありがとうございます♡
▼掲載先→ベリーズカフェ、エブリスタ、アルファポリス
優しい雨が降る夜は
葉月 まい
恋愛
浮世離れした地味子 × 外資系ITコンサルのエリートイケメン
無自覚にモテる地味子に
余裕もなく翻弄されるイケメン
二人の恋は一筋縄ではいかなくて……
雨降る夜に心に届いた
優しい恋の物語
⟡☾·̩͙⋆☔┈┈┈ 登場人物 ┈┈┈ ☔⋆·̩͙☽⟡
風間 美月(24歳)……コミュニティセンター勤務・地味でお堅い性格
雨宮 優吾(28歳)……外資系ITコンサルティング会社勤務のエリートイケメン
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる