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魔法警察庁がある大都会、ダイヤ・シティ。
星の光を打ち消してしまうほどに、煌びやかな町。その超一等地に燦然とそびえ立つ、キャンベルホテル。
もうホテルの敷地外に足を踏み出したというのに……背後から追いかけてくる強い灯りは、俺の影を一層濃くしている気がして……眩暈がする。
「フレン!」
「え……ティリアン? どうして……っ」
灯りだけでなく、経営者の息子が追ってきた。
どこまで俺を追い詰めるんだキャンベルホテル。
「どうしてもなにも、心配だからに決まってるだろ。歩き? 送るよ。フレンの家、ここからわりと近かったよな?」
「いや女子じゃねぇんだから。その……飲み過ぎたってのも……実は……」
「大丈夫。フレンのド下手くそな嘘を見抜けない程、酔ってない。俺が話したい気分なんだよ。一緒に歩かせて」
真っ直ぐな瞳。夜に溶ける白い息。皮肉を言う笑顔でさえ、爽やかな男。
「お前は……マジで良い奴だな」
俺は、ほんの少しだけ心があたたかくなるのを感じながら……同期の桜と共に、夜の歩道を歩き始めた。
「はは。その台詞、出会ったばかりのフレンに聞かせてあげてよ」
「どういう意味だよ」
「だって……俺は絶対誰にも負けないし、同期なんてライバルでしかないし、慣れ合う気はないからな。っていうオーラ全開だったじゃないか」
黒歴史を掘り返され、真冬だというのに顔が熱くなるのを感じる。
魔法大学を飛び級で卒業し、国家魔剣士試験に一発合格し、警察庁魔力略奪対策局の入局を勝ち取った、二十歳の春。
毒親による英才教育の弊害か、いい歳にも関わらず、ダークファンタジーの主人公のような、すかした奴だったのだ。俺は。
「そこいじるなよ……」
「地味に、根に持ってるからね。貴族同士、子供の頃はパーティーとかでよく会っていたから……俺は幼馴染と再会できたようで、嬉しくて声を掛けたのに。ダークファンタジーの主人公みたいに、すかした感じだったからさ」
「……悪かったよ」
子供の頃、数える位しか会った事が無かったけれど……俺はこいつが大好きで、大嫌いだった。
華やかなパーティーで、笑顔の両親と、大勢の優しそうな人間に囲まれて、白い歯を見せて笑っていたティリアン。
無愛想で、不器用で、楽しいおしゃべりなんて出来なくて。同年代の貴族からも『フレン君こわ~い』とか言われて俯いている俺を、『一緒に遊ぼう』と誘ってくれた、ただ一人の友人。
こいつとずっと一緒にいたいと思っていた。
太陽のようなこいつが隣にいてくれたら、自分の人生にも光が射す気がしていた。
けれど……両親は、それを許さなかった。
「ごめんごめん、そんな本気謝罪モードやめてくれよ。わかってる。うちみたいにあちこちの商売に手をだしているイマドキの家は、貴族界じゃ嫌われ者だ。伝統と格式あるカーティス家の跡取り息子が、俺なんかと親しくしてたんじゃ……ご両親も、良い顔をしないだろ?」
「違う。いや、それもあるんだけど……俺が、きつかったんだ。お前が羨ましくて、眩し過ぎて」
俺も、こんな人間になりたかった。こんな両親に育てられたかった。そんな事ばかり、考えるようになってしまって。
「ええ? 羨ましい? 俺のどこが? 俺からしたら、フレンの方がよっぽど羨ましかったけどなぁ」
「いいって、そういう無理有るフォローは」
「いや、本当に。ほら、俺達86期はさ、飛び級と国家魔剣士試験一発合格した奴ばかりが集まった、華の86期なんて呼ばれてただろ? その中でも、フレンの実戦力は群を抜いてたから」
『華の86期』……懐かしワード。思わず、鼻で笑ってしまう。
「そんなことはねぇけど……あの頃は大変だったな。変にもてはやされて、期待されて……そのせいで、入局早々、局長補佐にさせられて」
「そうそう。優秀な86期を早急に育成するための、特別なプログラムです。5人で協力して頑張ってください。って説明された時の皆の顔、忘れられない」
「それな。……ホントに……毎日必死だった。あの頃は」
ついこの間まで学生だった俺達が、突然トップの右腕にさせられて。
予定、調整、会議、押印、面談、変更、式典、移動、資料、手配、根回し……初めての社会、初めての仕事で、右も左もわからなかった俺達。5人で分担しても、目のまわるような毎日だった。
なのに……当時を思い出すと、口元が緩むのだ。
「うん、大変だった。でも……楽しかったな。あの頃は」
それは隣を歩く同期も同じだったよう。なぜだか……嬉しくなる。そんな気持ちを悟られないよう、車道を走る車へと視線をうつした。
すると、ティリアンはぴたりと足を止めて。
「フレン……あのプログラムが始まった時から……四年後に、俺達の中の一人が局長補佐に本就任するって、決まってた。そして、フレンを選んだのは局長だ。責任を感じる事はない」
真剣な顔。
わかっていた。ティリアンはそれを伝える為に、ここまで来てくれた事は。
でも……違うんだ。
「ありがとな、ティリアン、でも俺は」
「補佐役に選ばれなかったのは、不合格って事じゃない。俺達四人にはそれぞれ、別の部署で責任ある立場が用意されていた。優劣じゃない、適材適所な判断だった。これは嘘でも慰めでもない、事実だ」
「……わかってる。だけど」
「それでも、ルークは受け入れなかった。誤解したまま絶望して、自ら命を」
「だから違うって言ってるだろ!」
突然大声を出した俺に、目を丸くするティリアン。
通行人の視線も感じる。でも……そんなものを気にしている余裕はない。
「悪い……ちょっと、一人にしてくれ」
「待っ、フレン! ごめん、俺、嫌な言い方を……っ」
慌てるティリアンに背を向けて、速足で歩きだす。
違う。違う。違う。
ティリアンが謝ることなんてない。
悪いのは全部、俺。
あいつが生きてたら、局長は俺を選ばなかった。
全部全部、何もかもは俺のせい。
「フレン!」
そう、俺を呼ぶ優しい同期に打ち明けられたらどれほど楽か。
でも……出来ない。
あいつの命を奪ってもなお、同期の絆を手放せない自分の浅ましさが……欲深い都会の街灯りに、似ている気がした。
星の光を打ち消してしまうほどに、煌びやかな町。その超一等地に燦然とそびえ立つ、キャンベルホテル。
もうホテルの敷地外に足を踏み出したというのに……背後から追いかけてくる強い灯りは、俺の影を一層濃くしている気がして……眩暈がする。
「フレン!」
「え……ティリアン? どうして……っ」
灯りだけでなく、経営者の息子が追ってきた。
どこまで俺を追い詰めるんだキャンベルホテル。
「どうしてもなにも、心配だからに決まってるだろ。歩き? 送るよ。フレンの家、ここからわりと近かったよな?」
「いや女子じゃねぇんだから。その……飲み過ぎたってのも……実は……」
「大丈夫。フレンのド下手くそな嘘を見抜けない程、酔ってない。俺が話したい気分なんだよ。一緒に歩かせて」
真っ直ぐな瞳。夜に溶ける白い息。皮肉を言う笑顔でさえ、爽やかな男。
「お前は……マジで良い奴だな」
俺は、ほんの少しだけ心があたたかくなるのを感じながら……同期の桜と共に、夜の歩道を歩き始めた。
「はは。その台詞、出会ったばかりのフレンに聞かせてあげてよ」
「どういう意味だよ」
「だって……俺は絶対誰にも負けないし、同期なんてライバルでしかないし、慣れ合う気はないからな。っていうオーラ全開だったじゃないか」
黒歴史を掘り返され、真冬だというのに顔が熱くなるのを感じる。
魔法大学を飛び級で卒業し、国家魔剣士試験に一発合格し、警察庁魔力略奪対策局の入局を勝ち取った、二十歳の春。
毒親による英才教育の弊害か、いい歳にも関わらず、ダークファンタジーの主人公のような、すかした奴だったのだ。俺は。
「そこいじるなよ……」
「地味に、根に持ってるからね。貴族同士、子供の頃はパーティーとかでよく会っていたから……俺は幼馴染と再会できたようで、嬉しくて声を掛けたのに。ダークファンタジーの主人公みたいに、すかした感じだったからさ」
「……悪かったよ」
子供の頃、数える位しか会った事が無かったけれど……俺はこいつが大好きで、大嫌いだった。
華やかなパーティーで、笑顔の両親と、大勢の優しそうな人間に囲まれて、白い歯を見せて笑っていたティリアン。
無愛想で、不器用で、楽しいおしゃべりなんて出来なくて。同年代の貴族からも『フレン君こわ~い』とか言われて俯いている俺を、『一緒に遊ぼう』と誘ってくれた、ただ一人の友人。
こいつとずっと一緒にいたいと思っていた。
太陽のようなこいつが隣にいてくれたら、自分の人生にも光が射す気がしていた。
けれど……両親は、それを許さなかった。
「ごめんごめん、そんな本気謝罪モードやめてくれよ。わかってる。うちみたいにあちこちの商売に手をだしているイマドキの家は、貴族界じゃ嫌われ者だ。伝統と格式あるカーティス家の跡取り息子が、俺なんかと親しくしてたんじゃ……ご両親も、良い顔をしないだろ?」
「違う。いや、それもあるんだけど……俺が、きつかったんだ。お前が羨ましくて、眩し過ぎて」
俺も、こんな人間になりたかった。こんな両親に育てられたかった。そんな事ばかり、考えるようになってしまって。
「ええ? 羨ましい? 俺のどこが? 俺からしたら、フレンの方がよっぽど羨ましかったけどなぁ」
「いいって、そういう無理有るフォローは」
「いや、本当に。ほら、俺達86期はさ、飛び級と国家魔剣士試験一発合格した奴ばかりが集まった、華の86期なんて呼ばれてただろ? その中でも、フレンの実戦力は群を抜いてたから」
『華の86期』……懐かしワード。思わず、鼻で笑ってしまう。
「そんなことはねぇけど……あの頃は大変だったな。変にもてはやされて、期待されて……そのせいで、入局早々、局長補佐にさせられて」
「そうそう。優秀な86期を早急に育成するための、特別なプログラムです。5人で協力して頑張ってください。って説明された時の皆の顔、忘れられない」
「それな。……ホントに……毎日必死だった。あの頃は」
ついこの間まで学生だった俺達が、突然トップの右腕にさせられて。
予定、調整、会議、押印、面談、変更、式典、移動、資料、手配、根回し……初めての社会、初めての仕事で、右も左もわからなかった俺達。5人で分担しても、目のまわるような毎日だった。
なのに……当時を思い出すと、口元が緩むのだ。
「うん、大変だった。でも……楽しかったな。あの頃は」
それは隣を歩く同期も同じだったよう。なぜだか……嬉しくなる。そんな気持ちを悟られないよう、車道を走る車へと視線をうつした。
すると、ティリアンはぴたりと足を止めて。
「フレン……あのプログラムが始まった時から……四年後に、俺達の中の一人が局長補佐に本就任するって、決まってた。そして、フレンを選んだのは局長だ。責任を感じる事はない」
真剣な顔。
わかっていた。ティリアンはそれを伝える為に、ここまで来てくれた事は。
でも……違うんだ。
「ありがとな、ティリアン、でも俺は」
「補佐役に選ばれなかったのは、不合格って事じゃない。俺達四人にはそれぞれ、別の部署で責任ある立場が用意されていた。優劣じゃない、適材適所な判断だった。これは嘘でも慰めでもない、事実だ」
「……わかってる。だけど」
「それでも、ルークは受け入れなかった。誤解したまま絶望して、自ら命を」
「だから違うって言ってるだろ!」
突然大声を出した俺に、目を丸くするティリアン。
通行人の視線も感じる。でも……そんなものを気にしている余裕はない。
「悪い……ちょっと、一人にしてくれ」
「待っ、フレン! ごめん、俺、嫌な言い方を……っ」
慌てるティリアンに背を向けて、速足で歩きだす。
違う。違う。違う。
ティリアンが謝ることなんてない。
悪いのは全部、俺。
あいつが生きてたら、局長は俺を選ばなかった。
全部全部、何もかもは俺のせい。
「フレン!」
そう、俺を呼ぶ優しい同期に打ち明けられたらどれほど楽か。
でも……出来ない。
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