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「まったく……いつの間に警察に連絡を……どこまで恥を晒せば気が済むのか!」
萎縮しきった様子で椅子に座る通報者の男性を、容赦なく怒鳴りつける男……俺の父親であり国内貴族のドン、カーティス公爵だ。
「も、申し訳ありませんでした……で、でも、おじ様が一族の面汚しは呪い殺してやるって……おっしゃったものですから」
親父と、その周りを取り囲む黒服の取り巻き達を見上げながら、声を震わせる通報者。
この意味不明な状況に、カイの目は泳ぎっぱなし。
「ちょい、フレン! これなに? どーゆー状況? お前とパパリンが来て、心配いらないから通報者を引き渡せっていうから……一緒に家の中入っちゃったけど……」
「俺にも、わからん……」
けれど、わかっている事もある。
この通報者の男性はおそらく、カーティス一族の誰か、である事。
彼はなにかをやらかして、当主である親父の逆鱗に触れたのだろうという事。
そしてここからのやり取りは確実に……同期であるカイには、見られたくないものになるだろうという事。
「じゃ……どうやら犯罪行為は認められなさそうなので、我々はこれで」
と断りを入れて、退散しようとするけれど。半裸の通報者は俺の足にしがみつくようにして、止める。
「そ、そんな事いわないで! あ、あの、あなたはフレンお坊ちゃまですよね!?」
「ちょ、離し……」
「まさかお坊ちゃまが助けに来てくれるなんて! 俺の体に呪印が無いか見て下さい! その為に服を脱いで逃げたんです! あなたのお父上は恐ろしい人だ! きっとただの脅しじゃなく、本当に呪いを」
「息子だから助けに来たわけじゃないんでっ。俺はあくまで警察の職務として」
「無礼者! 分家の末弟が、本家の跡取り息子に気安く触れるな!」
金切声をあげて、持っていた杖を振り上げる親父。
とっさに、男性に覆いかぶさるようにして、庇う。振り下ろされた杖は、カイが受け止めてくれた。
「ま~ま~おと~さん、落ち着いて! 暴力はやめましょう暴力は!」
まるで、タクシー運転手に絡む酔っ払いを諭すような、カイの口調。
俺にはまねできない親しみのある対応だなと……実は羨ましく思っていたりもしたのだが。俺の父親には……ダメなやつだ。
「おとうさんだぁあああ!? 私を誰だと思ってる! 国内の貴族家をまとめるカーティス家の……」
「関係ねぇからそういうの!」
言葉を遮った俺を、父は地獄の帝王のような目で、睨みつける。
「何だと……?」
「俺は……俺達は警察職員として、駆け付けた。あんたがどこの誰だろうが、関係ない。目の前の暴力は見過ごせない……っ」
腹に力を込めて、伝える。小刻みに震える声が、情けないけれど。
父は、呆れたように息を吐いてから、杖で男性を指した。
「この男は、アリシアの……お前の姉の家出を、手配した」
「は!? 家出!?」
『この男』はという主語と、『手配した』という術語。そんなものより俄然驚いたのは『姉の家出を』という目的語で。
「このクズは、女遊びをして魔力を奪われたらしい……。その事を、当主である私に伏せておく代わりに、家を出る手助けをしろと言われたらしいのだ」
「待てよ、姉ちゃんが家出って、どう」
「貴族家には上級魔法使いしか生まれない! それこそが貴族である証であり、貴族である誉れなのだ! にも関わらず、素性の知れない女と関係して、魔力を奪われ、中級レベルにまで堕ちるなど……!」
いや、そこじゃない、そこじゃない。詳細を聞かせて欲しいのは、姉の件だ。
「貴様と親兄弟は一族から追放する! このマンションからも今すぐ出て行け!」
「ひいいい!」
カイに捕まれたままの杖を、ブンブンと振り回す親父。そして杖と同じくブンブンと振り回されるカイ。
この人のヒステリーに慣れている取り巻き達は、安全な場所から見守るだけ。
「おとーさん、やめよましょ~? こっちが優しく言ってるうちに、杖しまお~よ?」
「カイ! ダメだ! その……警察密着番組に出て来るお巡りさんみたいな感じじゃ……親父! 落ち着いてくれ! 姉ちゃんが家を出たってどういう事だよ!?」
「知るか! 1年前に、置手紙だけ残して消えた! あのアバズレ娘め……!」
「1年……!?」
そんなに前に。何も知らなかった。
実家には何年も寄り付いていない。あの……だだっ広い牢獄みたいな屋敷に、姉ちゃんが残されている事を、知っていたのに。
「どうして……もっと早く相談してくれなかったんだよ……」
罪悪感と無力感に重くなる胸に手をやりながら……尋ねる。
親父は不満気な顔で杖をおさめ、顎を上げ……男性を庇って屈んだままの俺を、過剰に見下した。
「相談? 私が、お前に? っは! 随分と偉くなったものだな!? バカ娘の不始末くらい自分で出来る! お前ごときの手を借りずともな!」
強く食いしばった奥歯から、ギリギリと音がした。
見当違いな方向に逆切れされ、俺の血圧は急上昇。
「そういう事を言ってんじゃねぇだろ!? 俺達は姉弟だぞ!? 普通に心配するだろうが!」
「心配なんていう何の役にも立たない事をさせる為に、私がお前に連絡をするのか!? カーティス家当主であるこの私が! 社会的には一警察職員でしかないお前に!? ふざけるな!」
「ああもうっ、だからそういう……っ」
「お前に伝えた所で何も出来はしないだろう!? まったくふがいない! 何年も女の下でこき使われているから、いつまでたっても成長しないんだ!」
「……は?」
ドクン……ッ。俺の心臓が、大きく脈打つ。
『女』……それが誰の事を言っているのか、すぐにわかったから。
「最強魔剣士だかなんだか知らないが、あんないかがわしい噂のある売女の所にいたんじゃ、出世の道は閉ざされたも同然だな! 憐れな青二歳め!」
「てめぇこの野郎……!!」
全身に血管が切れそうになるのを感じながら、大きく踏み込む。
百歩譲って俺の事は構わないが……あの人を侮辱するのは許せない。
一発……いや、二発や三発くらいぶん殴って、みぞおちに思いきり膝を入れて、髪の毛を掴んで窓ガラスに叩きつけて、前歯を総入れ歯にしてやらないと気が済まないレベルの怒り。
だが、そんな俺の暴行計画は、カイによって阻止された。
「はいはいはい! しゅ~りょ~! とりあえず、被害の訴えがあった以上、事情聴取しなきゃなんで! このおに~さん借りて行きますね~! ほら立って! フレンも、行くぞ!」
ヘラヘラと笑いながら、カイは男性と俺の手を強引に引いた。
「あ? え、おいっ」
それから、すごいスピードで部屋を出て、通路を進み、エレベーター前へ。
『待て!』と、こめかみに青筋を立てて追ってくる親父もシカトして、エレベーターの『閉』ボタンを押す。
常にチャラチャラ、タラタラしているカイが、ここまで早く動くのは、いつだかのハチロク会で、牡蠣にあたった時以来だ。
「わ、悪いなカイ、俺、つい感情的になって……」
カイが割って入らなければ、親子喧嘩で流血騒ぎを起こす所だった。
この、チャラいフリをして対応力のある同期は、そうならないよう、俺を止めてくれたのだ……と、思っていたのだが。
「や、へへ……俺も……なんつーか、二人の会話を聞いてんのがしのびなくて……」
「……うん?」
血のつながった親子が言い争う姿を見ると、心が痛む……? とか、そういう意味だろうか。カイは自分の両親とは今でも頻繁に食事をする位、仲が良いみたいだし、それも無理はない……か?
なんて思いながら首をひねる俺の背後で……俺のコートを肩にかけたまま震えていた通報者の男性が、そろそろと顔を出して。
「あ……あああ! やっぱり! あんた! あんただよな!?」
目も口も大きく開けて、カイを指さす。対するカイは、苦笑い。
「なんだよ? 知り合いか?」
「ああ~! あんたなんかに協力するんじゃなかった! お陰で俺は全部を失う事になったんだぞ!?」
「ややや、おに~さん、そりゃ違うよ! 諸悪の根源は、おに~さんがヤバめ女子と火遊びしちゃったことじゃん」
俺ですら知らなかったカーティス一族の男性と、なぜカイが?
そんな疑問を吹き飛ばしたのは、男が続けて吐いた、言葉だった。
「フレン様! こいつです! こいつが姉上……アリシア様と駆け落ちした、不届きチャラオです!」
「………………ん?」
真っ白になる頭の中。
一度フリーズした思考回路が再び動き出したのは……エレベーターが、1階に到着した頃の事だった。
萎縮しきった様子で椅子に座る通報者の男性を、容赦なく怒鳴りつける男……俺の父親であり国内貴族のドン、カーティス公爵だ。
「も、申し訳ありませんでした……で、でも、おじ様が一族の面汚しは呪い殺してやるって……おっしゃったものですから」
親父と、その周りを取り囲む黒服の取り巻き達を見上げながら、声を震わせる通報者。
この意味不明な状況に、カイの目は泳ぎっぱなし。
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けれど、わかっている事もある。
この通報者の男性はおそらく、カーティス一族の誰か、である事。
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そしてここからのやり取りは確実に……同期であるカイには、見られたくないものになるだろうという事。
「じゃ……どうやら犯罪行為は認められなさそうなので、我々はこれで」
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金切声をあげて、持っていた杖を振り上げる親父。
とっさに、男性に覆いかぶさるようにして、庇う。振り下ろされた杖は、カイが受け止めてくれた。
「ま~ま~おと~さん、落ち着いて! 暴力はやめましょう暴力は!」
まるで、タクシー運転手に絡む酔っ払いを諭すような、カイの口調。
俺にはまねできない親しみのある対応だなと……実は羨ましく思っていたりもしたのだが。俺の父親には……ダメなやつだ。
「おとうさんだぁあああ!? 私を誰だと思ってる! 国内の貴族家をまとめるカーティス家の……」
「関係ねぇからそういうの!」
言葉を遮った俺を、父は地獄の帝王のような目で、睨みつける。
「何だと……?」
「俺は……俺達は警察職員として、駆け付けた。あんたがどこの誰だろうが、関係ない。目の前の暴力は見過ごせない……っ」
腹に力を込めて、伝える。小刻みに震える声が、情けないけれど。
父は、呆れたように息を吐いてから、杖で男性を指した。
「この男は、アリシアの……お前の姉の家出を、手配した」
「は!? 家出!?」
『この男』はという主語と、『手配した』という術語。そんなものより俄然驚いたのは『姉の家出を』という目的語で。
「このクズは、女遊びをして魔力を奪われたらしい……。その事を、当主である私に伏せておく代わりに、家を出る手助けをしろと言われたらしいのだ」
「待てよ、姉ちゃんが家出って、どう」
「貴族家には上級魔法使いしか生まれない! それこそが貴族である証であり、貴族である誉れなのだ! にも関わらず、素性の知れない女と関係して、魔力を奪われ、中級レベルにまで堕ちるなど……!」
いや、そこじゃない、そこじゃない。詳細を聞かせて欲しいのは、姉の件だ。
「貴様と親兄弟は一族から追放する! このマンションからも今すぐ出て行け!」
「ひいいい!」
カイに捕まれたままの杖を、ブンブンと振り回す親父。そして杖と同じくブンブンと振り回されるカイ。
この人のヒステリーに慣れている取り巻き達は、安全な場所から見守るだけ。
「おとーさん、やめよましょ~? こっちが優しく言ってるうちに、杖しまお~よ?」
「カイ! ダメだ! その……警察密着番組に出て来るお巡りさんみたいな感じじゃ……親父! 落ち着いてくれ! 姉ちゃんが家を出たってどういう事だよ!?」
「知るか! 1年前に、置手紙だけ残して消えた! あのアバズレ娘め……!」
「1年……!?」
そんなに前に。何も知らなかった。
実家には何年も寄り付いていない。あの……だだっ広い牢獄みたいな屋敷に、姉ちゃんが残されている事を、知っていたのに。
「どうして……もっと早く相談してくれなかったんだよ……」
罪悪感と無力感に重くなる胸に手をやりながら……尋ねる。
親父は不満気な顔で杖をおさめ、顎を上げ……男性を庇って屈んだままの俺を、過剰に見下した。
「相談? 私が、お前に? っは! 随分と偉くなったものだな!? バカ娘の不始末くらい自分で出来る! お前ごときの手を借りずともな!」
強く食いしばった奥歯から、ギリギリと音がした。
見当違いな方向に逆切れされ、俺の血圧は急上昇。
「そういう事を言ってんじゃねぇだろ!? 俺達は姉弟だぞ!? 普通に心配するだろうが!」
「心配なんていう何の役にも立たない事をさせる為に、私がお前に連絡をするのか!? カーティス家当主であるこの私が! 社会的には一警察職員でしかないお前に!? ふざけるな!」
「ああもうっ、だからそういう……っ」
「お前に伝えた所で何も出来はしないだろう!? まったくふがいない! 何年も女の下でこき使われているから、いつまでたっても成長しないんだ!」
「……は?」
ドクン……ッ。俺の心臓が、大きく脈打つ。
『女』……それが誰の事を言っているのか、すぐにわかったから。
「最強魔剣士だかなんだか知らないが、あんないかがわしい噂のある売女の所にいたんじゃ、出世の道は閉ざされたも同然だな! 憐れな青二歳め!」
「てめぇこの野郎……!!」
全身に血管が切れそうになるのを感じながら、大きく踏み込む。
百歩譲って俺の事は構わないが……あの人を侮辱するのは許せない。
一発……いや、二発や三発くらいぶん殴って、みぞおちに思いきり膝を入れて、髪の毛を掴んで窓ガラスに叩きつけて、前歯を総入れ歯にしてやらないと気が済まないレベルの怒り。
だが、そんな俺の暴行計画は、カイによって阻止された。
「はいはいはい! しゅ~りょ~! とりあえず、被害の訴えがあった以上、事情聴取しなきゃなんで! このおに~さん借りて行きますね~! ほら立って! フレンも、行くぞ!」
ヘラヘラと笑いながら、カイは男性と俺の手を強引に引いた。
「あ? え、おいっ」
それから、すごいスピードで部屋を出て、通路を進み、エレベーター前へ。
『待て!』と、こめかみに青筋を立てて追ってくる親父もシカトして、エレベーターの『閉』ボタンを押す。
常にチャラチャラ、タラタラしているカイが、ここまで早く動くのは、いつだかのハチロク会で、牡蠣にあたった時以来だ。
「わ、悪いなカイ、俺、つい感情的になって……」
カイが割って入らなければ、親子喧嘩で流血騒ぎを起こす所だった。
この、チャラいフリをして対応力のある同期は、そうならないよう、俺を止めてくれたのだ……と、思っていたのだが。
「や、へへ……俺も……なんつーか、二人の会話を聞いてんのがしのびなくて……」
「……うん?」
血のつながった親子が言い争う姿を見ると、心が痛む……? とか、そういう意味だろうか。カイは自分の両親とは今でも頻繁に食事をする位、仲が良いみたいだし、それも無理はない……か?
なんて思いながら首をひねる俺の背後で……俺のコートを肩にかけたまま震えていた通報者の男性が、そろそろと顔を出して。
「あ……あああ! やっぱり! あんた! あんただよな!?」
目も口も大きく開けて、カイを指さす。対するカイは、苦笑い。
「なんだよ? 知り合いか?」
「ああ~! あんたなんかに協力するんじゃなかった! お陰で俺は全部を失う事になったんだぞ!?」
「ややや、おに~さん、そりゃ違うよ! 諸悪の根源は、おに~さんがヤバめ女子と火遊びしちゃったことじゃん」
俺ですら知らなかったカーティス一族の男性と、なぜカイが?
そんな疑問を吹き飛ばしたのは、男が続けて吐いた、言葉だった。
「フレン様! こいつです! こいつが姉上……アリシア様と駆け落ちした、不届きチャラオです!」
「………………ん?」
真っ白になる頭の中。
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