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幕間 社交界と運命 (1)
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幕間 社交界と運命(1)
「セレ兄ぃ、はやく~!」
エリオス・ソルグラン、十五歳。
ソルグラン王国、城内玄関前にてぴょんぴょんと飛び跳ねていた。
「ったく、少しは落ち着けって」
「同感です。エリオス坊っちゃま、お行儀が悪いですよ」
「ゼフィ兄~、ジョス~、だってー、」
ゼフィルは呆れて見せるものだから、エリオスはムッとする。
しかしまたゼフィルは、そんなエリオスを見て笑った。
ゼフィルの夜会服は、本人の性格と相まって華やかだ。
タキシード型の上着はスモーキーパープルを選び、袖口の金のボタンがよく映える。
ハーフアップにした髪型には、綺麗な宝石がついた髪留めをつけている。
横に控えていたジョスからは、最近少なくなっていたお小言をもらう。
言動や姿勢。そして所作に至るまで、まるで隙のないジョスに、エリオスが敵うわけがない。
「だっても何もありません。今日はデビューなんですから、いつもよりシャンとしてジョスを安心させてください」
ホワイトアイボリーのショートジャケットはタフタ素材で、柔らかい印象だ。
その、シャカシャカ音のなる素材は、浮き足立つエリオスにとって、既にお気に入りの物となった。
胸元にはエリオスらしい、明るいオレンジ色のサッシュリボンがついている。
髪もいつもはしないのに、緩く巻かれていてふわふわだ。
だがそれも、飛び跳ねたことで乱れ、改めてシャツとリボンはジョスにきつめに直される。
「く、苦しい……」
「元気がおありようなので。会場で崩れたらお恥ずかしいでしょう?」
「兄さん達に直してもらうから」
「おいおい」
ゼフィルはツッコミながらも、弟をしょうがないなとでも言いたげに見ている。
しかし、ジョスは甘やかすなんてことはしない。
「難しいかもしれませんよ。皆様人気者ですからね」
「そうなの?」
「えぇ。会場へ行ったら、引っ張りだこですよ」
最後の仕上げと、整えた髪を、綺麗に横へ流した。
「勿論、エリオス坊っちゃまも」なんて微笑んだジョスに、嬉しくなってエリオスは笑みが隠しきれず漏れた。
「エリオス」
図書室に続く地下の階下から声が聞こえる。
ゆっくりと昇ってきたのは、目の下にくっきりと隈を作った三男アスレイだ。
「アス兄!?どうしたのその目!」
階段の手すりに身体を預け、途方もなく長い足をゆったり組んだ。
今にも眠りこけてしまいそうに、瞼を瞬かせては、母譲りの薄い茶色の目が覗く。
皺が目立つ白衣を纏っているのも相まって、満身創痍の姿である。
アスレイは怠そうに、ブルーグレイの長髪を細く長い首元から払う。
家族という贔屓目を抜きにしても、色気がダダ漏れていて恐ろしい。
「晴れあるデビューの見送りに来たんですよ。こんな格好で申し訳ないね、エリオス、ゼフィル」
「これまたアスレイ兄さんは、草臥れているね」
全体的にヨレッとした雰囲気にゼフィルは気遣った。
「……アス兄は一緒に行かないの?」
「えぇ。私は留守番です」
「一緒に行きたかったのに……」
「私もエリオスのデビューを共に迎えられないのは、とても残念です。」
エリオスの頭を抱いて、しおしおと寄りかかった。
そんなアスレイの姿に、"可哀想に"と心の中で思いながら、そっと背を撫でた。
「なんせ、私の代わりにオリオンがどうしても行きたいと」
「っおい!俺に擦るんじゃねぇよ」
腕の中から顔を上げたエリオスは、その先でアスレイと瓜二つの姿が見えた。
「オリ兄!」
アスレイの双子の兄にあたる、次男のオリオンだ。
ソルグラン王国、王衛近衛隊の証である、礼装用の濃いグリーンの軍服に身を包んでいる。
胸には王衛近衛隊、隊長の階級章の金糸が光を帯びていた。
ヒョロリと長いアスレイとは違い、大きな体にはち切れんばかりに鍛えられた筋肉。
アスレイと同じ顔立ちになのだが、雰囲気はまるで違う。
切り揃えられたブルーグレイの短髪は、快活と爽やかさ。
その薄い茶色の目で、アスレイを凄んだ。
音がしそうな勢いでアスレイをエリオスから引き離すと、今度はオリオン自身が、エリオスの肩を抱く。
「コイツ、またサボろとしてるだけだぜ。」
「え!そうなの?」
「戦力的撤退と言って欲しいです」
「……撤退って……まさか夜会で嫌な目にあった?」
心配そうな瞳で見つめるエリオスに、破顔するアスレイとそれを見て吐く真似をするオリオン。
ゼフィルはこれでもかと苦笑いだ。
「エリオスは、なんて優しいのでしょう!」
エリオスの優しさに歓喜して、泣き真似すらする始末である。
「研究の時間取られるのが嫌なだけだぞー。」
「そう言う言い方もできます」
「……本当は、俺がここに残っていた方がいいのによ」
ため息混じりに呟いた言葉だが、アスレイはそれに応える。
「我が王が国を離れるんです。君が王について行かなくてどうします」
「民を守る事も俺の仕事だ」
「隊長が不在では、何もできない近衛なのですか?」
「んなわけないだろ」
「ならば、ここはお任せなさい」
そう言って、アスレイはオリオンの肩を拳で叩いた。
「ったくよ。帰ってくるまで居眠りすんじゃねーぞ」
「徹夜は慣れていますから、お気になさらずに。下品なフェロモン持って帰ってきたら承知しませんから」
「持ってこねーよ!」
「ふぅー、……どうだか」
やれやれと言った仕草をするアスレイに振り回される、硬派なオリオン。
そんな兄のやりとりを黙って見ていたエリオスも、兄達のように国にとって役に立ちたいと思っていた。
しかし、そう思う一方で、自分には縁遠いことも分かっていたのだ。
エリオスは五年前に受けたバース検査の結果、Ωであった。
上の四人の兄は皆αであるのに、エリオスだけがΩだった。
Ωの貴族、エリオスの場合は王族だが、立ち位置はいつだって政略結婚がついて回る。
Ωは基本、嫁いで行ってしまうもの。
特に貴族ならば子供を多く産み育て、番を支えるのが一般的だと考えるものが多い。
Ωの発情期を抑える抑制剤が開発された今日でさえ、その考えに固執する人間がいるのもおかしくはない。
(ーー兄様達を早く安心させてあげなくちゃーー)
そんな中で、エリオスが今日の社交会デビューを張り切るのも無理はない。
「エリィ」
吹き抜けの天井。
二階からゆったりとした声が降ってくる。
「セレ兄!」
「皆、お待たせ。さぁ行こうか」
階段を、優雅に降りるその姿。
色合いは深いネイビーで、質感は重厚感を感じるロングジャケット。
形は体の線を拾わない王道のスタイルだ。
階段を降りてエリオスのすぐ目の前までくると、その装飾の緻密さが分かる。
シンプルでいるように見えて、金属の留め具は銀を使っている。
それもしっかりと国章が掘られている。
中のシャツには襟と袖口に銀色の糸が走り、繊細な刺繍が覗く。
国王ではあるが、相手国に敬意を見せる為にも、華美になりすぎるのは良くない。
セレノスだからこそ、嫌味なく着こなせているように見えた。
精錬された出立に、エリオスは思わず見惚れた。
末弟にとって、いつだって兄は憧れの存在である。
セレノスが辺りに目配せをした。
「ではジョス。あとは頼んだ」
「かしこまりました。お気をつけて」
綺麗な礼を取る。
その後に、アスレイを捉えて頷いた。
「あぁ、アスレイも。頼んだぞ」
「えぇ、お任せください」
この時ばかりはピシリとするアスレイだ。
いつもその感じでいたらいいのに、と思いつつ、モテモテになりすぎているアスレイを見るのはイヤだな。
なんて、エリオスは考えてしまう。
城の外に、夜会へ向かう馬車の用意が出来たとの知らせを受けて、外へ向かう。
扉の前で出迎えるのは、立派な四頭立ての馬車である。
皆、鹿毛の馬でよく手入れをされて毛並みは艶々としている。
エリオス達を見つけると、元気よく鳴いた。
装飾も豪華な馬車は、至る所に金の装飾がされており、大きな窓と扉にソルグラン王国の紋章がついている。
御者が恭しく扉を開けて、先を促した。
「行ってらしゃいませ」
「うん!行ってくる!」
ジョスとアスレイに見送られ、エリオス達四人は夜会が開かれる隣国へと向かった。
ヴァルデンハイト王国の夜会まで、あと少し。
エリオスは初めての夜会に、期待で胸を膨らませるのであった。
「セレ兄ぃ、はやく~!」
エリオス・ソルグラン、十五歳。
ソルグラン王国、城内玄関前にてぴょんぴょんと飛び跳ねていた。
「ったく、少しは落ち着けって」
「同感です。エリオス坊っちゃま、お行儀が悪いですよ」
「ゼフィ兄~、ジョス~、だってー、」
ゼフィルは呆れて見せるものだから、エリオスはムッとする。
しかしまたゼフィルは、そんなエリオスを見て笑った。
ゼフィルの夜会服は、本人の性格と相まって華やかだ。
タキシード型の上着はスモーキーパープルを選び、袖口の金のボタンがよく映える。
ハーフアップにした髪型には、綺麗な宝石がついた髪留めをつけている。
横に控えていたジョスからは、最近少なくなっていたお小言をもらう。
言動や姿勢。そして所作に至るまで、まるで隙のないジョスに、エリオスが敵うわけがない。
「だっても何もありません。今日はデビューなんですから、いつもよりシャンとしてジョスを安心させてください」
ホワイトアイボリーのショートジャケットはタフタ素材で、柔らかい印象だ。
その、シャカシャカ音のなる素材は、浮き足立つエリオスにとって、既にお気に入りの物となった。
胸元にはエリオスらしい、明るいオレンジ色のサッシュリボンがついている。
髪もいつもはしないのに、緩く巻かれていてふわふわだ。
だがそれも、飛び跳ねたことで乱れ、改めてシャツとリボンはジョスにきつめに直される。
「く、苦しい……」
「元気がおありようなので。会場で崩れたらお恥ずかしいでしょう?」
「兄さん達に直してもらうから」
「おいおい」
ゼフィルはツッコミながらも、弟をしょうがないなとでも言いたげに見ている。
しかし、ジョスは甘やかすなんてことはしない。
「難しいかもしれませんよ。皆様人気者ですからね」
「そうなの?」
「えぇ。会場へ行ったら、引っ張りだこですよ」
最後の仕上げと、整えた髪を、綺麗に横へ流した。
「勿論、エリオス坊っちゃまも」なんて微笑んだジョスに、嬉しくなってエリオスは笑みが隠しきれず漏れた。
「エリオス」
図書室に続く地下の階下から声が聞こえる。
ゆっくりと昇ってきたのは、目の下にくっきりと隈を作った三男アスレイだ。
「アス兄!?どうしたのその目!」
階段の手すりに身体を預け、途方もなく長い足をゆったり組んだ。
今にも眠りこけてしまいそうに、瞼を瞬かせては、母譲りの薄い茶色の目が覗く。
皺が目立つ白衣を纏っているのも相まって、満身創痍の姿である。
アスレイは怠そうに、ブルーグレイの長髪を細く長い首元から払う。
家族という贔屓目を抜きにしても、色気がダダ漏れていて恐ろしい。
「晴れあるデビューの見送りに来たんですよ。こんな格好で申し訳ないね、エリオス、ゼフィル」
「これまたアスレイ兄さんは、草臥れているね」
全体的にヨレッとした雰囲気にゼフィルは気遣った。
「……アス兄は一緒に行かないの?」
「えぇ。私は留守番です」
「一緒に行きたかったのに……」
「私もエリオスのデビューを共に迎えられないのは、とても残念です。」
エリオスの頭を抱いて、しおしおと寄りかかった。
そんなアスレイの姿に、"可哀想に"と心の中で思いながら、そっと背を撫でた。
「なんせ、私の代わりにオリオンがどうしても行きたいと」
「っおい!俺に擦るんじゃねぇよ」
腕の中から顔を上げたエリオスは、その先でアスレイと瓜二つの姿が見えた。
「オリ兄!」
アスレイの双子の兄にあたる、次男のオリオンだ。
ソルグラン王国、王衛近衛隊の証である、礼装用の濃いグリーンの軍服に身を包んでいる。
胸には王衛近衛隊、隊長の階級章の金糸が光を帯びていた。
ヒョロリと長いアスレイとは違い、大きな体にはち切れんばかりに鍛えられた筋肉。
アスレイと同じ顔立ちになのだが、雰囲気はまるで違う。
切り揃えられたブルーグレイの短髪は、快活と爽やかさ。
その薄い茶色の目で、アスレイを凄んだ。
音がしそうな勢いでアスレイをエリオスから引き離すと、今度はオリオン自身が、エリオスの肩を抱く。
「コイツ、またサボろとしてるだけだぜ。」
「え!そうなの?」
「戦力的撤退と言って欲しいです」
「……撤退って……まさか夜会で嫌な目にあった?」
心配そうな瞳で見つめるエリオスに、破顔するアスレイとそれを見て吐く真似をするオリオン。
ゼフィルはこれでもかと苦笑いだ。
「エリオスは、なんて優しいのでしょう!」
エリオスの優しさに歓喜して、泣き真似すらする始末である。
「研究の時間取られるのが嫌なだけだぞー。」
「そう言う言い方もできます」
「……本当は、俺がここに残っていた方がいいのによ」
ため息混じりに呟いた言葉だが、アスレイはそれに応える。
「我が王が国を離れるんです。君が王について行かなくてどうします」
「民を守る事も俺の仕事だ」
「隊長が不在では、何もできない近衛なのですか?」
「んなわけないだろ」
「ならば、ここはお任せなさい」
そう言って、アスレイはオリオンの肩を拳で叩いた。
「ったくよ。帰ってくるまで居眠りすんじゃねーぞ」
「徹夜は慣れていますから、お気になさらずに。下品なフェロモン持って帰ってきたら承知しませんから」
「持ってこねーよ!」
「ふぅー、……どうだか」
やれやれと言った仕草をするアスレイに振り回される、硬派なオリオン。
そんな兄のやりとりを黙って見ていたエリオスも、兄達のように国にとって役に立ちたいと思っていた。
しかし、そう思う一方で、自分には縁遠いことも分かっていたのだ。
エリオスは五年前に受けたバース検査の結果、Ωであった。
上の四人の兄は皆αであるのに、エリオスだけがΩだった。
Ωの貴族、エリオスの場合は王族だが、立ち位置はいつだって政略結婚がついて回る。
Ωは基本、嫁いで行ってしまうもの。
特に貴族ならば子供を多く産み育て、番を支えるのが一般的だと考えるものが多い。
Ωの発情期を抑える抑制剤が開発された今日でさえ、その考えに固執する人間がいるのもおかしくはない。
(ーー兄様達を早く安心させてあげなくちゃーー)
そんな中で、エリオスが今日の社交会デビューを張り切るのも無理はない。
「エリィ」
吹き抜けの天井。
二階からゆったりとした声が降ってくる。
「セレ兄!」
「皆、お待たせ。さぁ行こうか」
階段を、優雅に降りるその姿。
色合いは深いネイビーで、質感は重厚感を感じるロングジャケット。
形は体の線を拾わない王道のスタイルだ。
階段を降りてエリオスのすぐ目の前までくると、その装飾の緻密さが分かる。
シンプルでいるように見えて、金属の留め具は銀を使っている。
それもしっかりと国章が掘られている。
中のシャツには襟と袖口に銀色の糸が走り、繊細な刺繍が覗く。
国王ではあるが、相手国に敬意を見せる為にも、華美になりすぎるのは良くない。
セレノスだからこそ、嫌味なく着こなせているように見えた。
精錬された出立に、エリオスは思わず見惚れた。
末弟にとって、いつだって兄は憧れの存在である。
セレノスが辺りに目配せをした。
「ではジョス。あとは頼んだ」
「かしこまりました。お気をつけて」
綺麗な礼を取る。
その後に、アスレイを捉えて頷いた。
「あぁ、アスレイも。頼んだぞ」
「えぇ、お任せください」
この時ばかりはピシリとするアスレイだ。
いつもその感じでいたらいいのに、と思いつつ、モテモテになりすぎているアスレイを見るのはイヤだな。
なんて、エリオスは考えてしまう。
城の外に、夜会へ向かう馬車の用意が出来たとの知らせを受けて、外へ向かう。
扉の前で出迎えるのは、立派な四頭立ての馬車である。
皆、鹿毛の馬でよく手入れをされて毛並みは艶々としている。
エリオス達を見つけると、元気よく鳴いた。
装飾も豪華な馬車は、至る所に金の装飾がされており、大きな窓と扉にソルグラン王国の紋章がついている。
御者が恭しく扉を開けて、先を促した。
「行ってらしゃいませ」
「うん!行ってくる!」
ジョスとアスレイに見送られ、エリオス達四人は夜会が開かれる隣国へと向かった。
ヴァルデンハイト王国の夜会まで、あと少し。
エリオスは初めての夜会に、期待で胸を膨らませるのであった。
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