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幕間 社交界と運命(2)
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幕間 社交界と運命(2)
国境を超えて、森を進む。
そわそわと落ち着かず、はしゃいだままのエリオスに、兄達は口元が自然と緩んだ。
「何を考えてるか、当ててやろうか」
ゼフィルの調子のいい声だ。
目は揶揄いたいと雄弁に語っている。
「こらゼフィル。下をいじめるな」
「だってー、気になるじゃん」
すかさずオリオンがゼフィルを嗜めたが、ゼフィルには効いていない。
「エリィは運命に夢中だもんな」
「おい、セレノス」
「いいよ、オリ兄!だって、本当だもん」
珍しくセレノスが冗談に乗ってきた。
それに馬車の外を見つめながら応えるエリオス。
ガラス窓に反射して、頬が赤く染まっているのが分かった。
エリオスは恥ずかしいと、耳まで真っ赤になるもんだから、勿論バレバレである。
「エリオスはそんなに運命に会いたいんだな」
「勿論!セレ兄はデビューの時に、姉さんと出会ったって言ってたじゃん」
振り返り、夢見るように手を組んだ。
そこへ、興味のないそぶりで、しかし欲のある気持ちを隠しきれないゼフィルが、兄らに視線を向ける。
「そう簡単に会えるものなの?」
「……それこそ運だろ」
オリオンが指を立てて話す。
「現にαが四人もいるのに、運命に会えたのはセレノス兄様だけだぜ」
セレノスの伴侶、フィオレッタ。
彼女はソルグラン王国にある、貴族の末席に当たる家柄の女性だ。
セレノスを運命だと分かり、二人はしっかりとした手順で交際を進めて結婚した。
明るく穏やかな女性で、本来ならばこの夜会へも出席する予定だったのだが、妹が産気づいたとの事で、里帰り中である。
セレノスは初めての出会いを噛み締めるように、口元を緩める。
「初めて出会ったのはデビューの時だったが――」
「ほらやっぱり!」
「出会ったのは、な?……運命だって気づいたのは、その日じゃないんだ」
ゼフィルは身を乗り出して、真剣な目で続きを促す。
セレノスも御伽話の読み聞かせをされているようだ。
「運命だと気づいたのは、夜会で踊ってからだ……ってこの間言ったぞ?」
少し恥ずかしそうにはにかんだセレノスと、それを見つけて口元に手をやるオリオン。
「「いいなぁ~」」
しかし、下の弟二人は夢見がちになるばかりである。
オリオンはそんな様子の弟たちに、咳払いで現実に戻ってこさせる。
実に締まった軍人らしい顔で、腕を組んだ。
「ま、運命にもし出会ったとしてだ。感情を暴走させて、相手を置き去りにして急に迫ったりしてみろ?」
その言葉にゼフィルはたらりと冷や汗を垂らす。
健全な若いα男子。まだ発情期のΩとも対峙したことがない甘ちゃんである。
オリオンは仕事柄、発情期中のΩと対峙したこともあるが、あれはとんでもない。
理性を根こそぎ持っていかれる麻薬だ。
勿論、オリオン自身。自分の運命には出会った事がない。
だからこそ、目の前に運命が現れた時、自身の体に何が起こるか。
それを推し量ることの出来ない恐怖があった。
「一瞬で警戒されて、嫌われて、終わりだぞ」
「っひ!」
「運命だからと一緒になっても、会話もなく、怯えられて、冷えきった家族……そんなの耐えられるか?」
「お、俺は、紳士だから!」
ゼフィルは冷や汗をだらりとたらし、懸命に兄達へ宣言している。
そこで、今度はエリオスに向かった。
「ちゃんと持ってきたか」
オリオンがエリオスの胸元を指で示す。
エリオスは何度も頷いて胸元から、小さな小瓶に入った薬を取り出した。
それは飲みやすいように、とても小さな錠剤になっている。
一日三回、今なら今日で三度目の服用だ。一粒飲めばΩの体質的、特有の諸症状は緩和される。
Ωのフェロモンは精神的な浮き歪みでも、過剰に分泌されることがある。
新しい場所。それも発情期を経験したことのない若いΩは、必ず服用するものだ。
「今ここで飲んでくれ、俺が安心したい」
「うん」
席の傍に備えてあった水筒を受け取って、一錠飲み込んだ。
この薬は、特に薬草独自の臭いが強く、エリオスは苦手だ。
だが、飲まないわけにはいかない。
フェロモンは番った相手にしか反応しない。
ならば運命の番と一緒になる。
それまでの辛抱だ。
馬車がゆるりと止まり、御者が恭しく扉を開く。
馬車を兄たちと共に下りると、エリオスは目前に広がる光景に、自然と声が漏れていた。
その先に、見た事のない城が建っていた。
エリオスが呆けるのも無理はない。
灰色の石で築かれた巨大な要塞は、闇の中に大きく佇む。
その城は、水が浅く張られた掘に、年季の入った石橋を掛けた先にあった。
到着した頃はしっかりと夜が更けて、天辺の尖った三角屋根の先に、青く冷たい満月が、こちらを見下ろしている。
玄関扉に客人を導くように、点々と明かりが灯されていた。
ヴァルデンハイト王国。
別名、『秩序の番人』とも呼ばれている。
圧倒的な軍事力と、優れた統率力を持つ大国だ。
だが、彼らはその力を決して争いには使わない。
数多の国が密接に繋がるこの世界で、白の騎士団が前を歩き、公正に秩序を守っている。
国家間の揉め事、不正、権力による抑圧ーー
力を持つ者は時に狡賢く、己の手を汚さずに悪事を働く。
弱い者の心の隙間に入り込んでは、言葉巧みに操り、相手を地に落とす。
その芽をいち早く見つけ、迅速に処理をする。
それが、ヴァルデンハイトという国だった。
少し怖くなったエリオスは、先を歩くセレノスのジャケットの裾を思わず掴んだ。
「どうした?」
「……なんでもない!」
そんな不安な気持ちも、扉の中から聞こえてくる管弦楽団の生演奏に霧散する。
煌びやかに着飾った貴族の中に、エリオス達一行は、一際華やかに映えていた。
国境を超えて、森を進む。
そわそわと落ち着かず、はしゃいだままのエリオスに、兄達は口元が自然と緩んだ。
「何を考えてるか、当ててやろうか」
ゼフィルの調子のいい声だ。
目は揶揄いたいと雄弁に語っている。
「こらゼフィル。下をいじめるな」
「だってー、気になるじゃん」
すかさずオリオンがゼフィルを嗜めたが、ゼフィルには効いていない。
「エリィは運命に夢中だもんな」
「おい、セレノス」
「いいよ、オリ兄!だって、本当だもん」
珍しくセレノスが冗談に乗ってきた。
それに馬車の外を見つめながら応えるエリオス。
ガラス窓に反射して、頬が赤く染まっているのが分かった。
エリオスは恥ずかしいと、耳まで真っ赤になるもんだから、勿論バレバレである。
「エリオスはそんなに運命に会いたいんだな」
「勿論!セレ兄はデビューの時に、姉さんと出会ったって言ってたじゃん」
振り返り、夢見るように手を組んだ。
そこへ、興味のないそぶりで、しかし欲のある気持ちを隠しきれないゼフィルが、兄らに視線を向ける。
「そう簡単に会えるものなの?」
「……それこそ運だろ」
オリオンが指を立てて話す。
「現にαが四人もいるのに、運命に会えたのはセレノス兄様だけだぜ」
セレノスの伴侶、フィオレッタ。
彼女はソルグラン王国にある、貴族の末席に当たる家柄の女性だ。
セレノスを運命だと分かり、二人はしっかりとした手順で交際を進めて結婚した。
明るく穏やかな女性で、本来ならばこの夜会へも出席する予定だったのだが、妹が産気づいたとの事で、里帰り中である。
セレノスは初めての出会いを噛み締めるように、口元を緩める。
「初めて出会ったのはデビューの時だったが――」
「ほらやっぱり!」
「出会ったのは、な?……運命だって気づいたのは、その日じゃないんだ」
ゼフィルは身を乗り出して、真剣な目で続きを促す。
セレノスも御伽話の読み聞かせをされているようだ。
「運命だと気づいたのは、夜会で踊ってからだ……ってこの間言ったぞ?」
少し恥ずかしそうにはにかんだセレノスと、それを見つけて口元に手をやるオリオン。
「「いいなぁ~」」
しかし、下の弟二人は夢見がちになるばかりである。
オリオンはそんな様子の弟たちに、咳払いで現実に戻ってこさせる。
実に締まった軍人らしい顔で、腕を組んだ。
「ま、運命にもし出会ったとしてだ。感情を暴走させて、相手を置き去りにして急に迫ったりしてみろ?」
その言葉にゼフィルはたらりと冷や汗を垂らす。
健全な若いα男子。まだ発情期のΩとも対峙したことがない甘ちゃんである。
オリオンは仕事柄、発情期中のΩと対峙したこともあるが、あれはとんでもない。
理性を根こそぎ持っていかれる麻薬だ。
勿論、オリオン自身。自分の運命には出会った事がない。
だからこそ、目の前に運命が現れた時、自身の体に何が起こるか。
それを推し量ることの出来ない恐怖があった。
「一瞬で警戒されて、嫌われて、終わりだぞ」
「っひ!」
「運命だからと一緒になっても、会話もなく、怯えられて、冷えきった家族……そんなの耐えられるか?」
「お、俺は、紳士だから!」
ゼフィルは冷や汗をだらりとたらし、懸命に兄達へ宣言している。
そこで、今度はエリオスに向かった。
「ちゃんと持ってきたか」
オリオンがエリオスの胸元を指で示す。
エリオスは何度も頷いて胸元から、小さな小瓶に入った薬を取り出した。
それは飲みやすいように、とても小さな錠剤になっている。
一日三回、今なら今日で三度目の服用だ。一粒飲めばΩの体質的、特有の諸症状は緩和される。
Ωのフェロモンは精神的な浮き歪みでも、過剰に分泌されることがある。
新しい場所。それも発情期を経験したことのない若いΩは、必ず服用するものだ。
「今ここで飲んでくれ、俺が安心したい」
「うん」
席の傍に備えてあった水筒を受け取って、一錠飲み込んだ。
この薬は、特に薬草独自の臭いが強く、エリオスは苦手だ。
だが、飲まないわけにはいかない。
フェロモンは番った相手にしか反応しない。
ならば運命の番と一緒になる。
それまでの辛抱だ。
馬車がゆるりと止まり、御者が恭しく扉を開く。
馬車を兄たちと共に下りると、エリオスは目前に広がる光景に、自然と声が漏れていた。
その先に、見た事のない城が建っていた。
エリオスが呆けるのも無理はない。
灰色の石で築かれた巨大な要塞は、闇の中に大きく佇む。
その城は、水が浅く張られた掘に、年季の入った石橋を掛けた先にあった。
到着した頃はしっかりと夜が更けて、天辺の尖った三角屋根の先に、青く冷たい満月が、こちらを見下ろしている。
玄関扉に客人を導くように、点々と明かりが灯されていた。
ヴァルデンハイト王国。
別名、『秩序の番人』とも呼ばれている。
圧倒的な軍事力と、優れた統率力を持つ大国だ。
だが、彼らはその力を決して争いには使わない。
数多の国が密接に繋がるこの世界で、白の騎士団が前を歩き、公正に秩序を守っている。
国家間の揉め事、不正、権力による抑圧ーー
力を持つ者は時に狡賢く、己の手を汚さずに悪事を働く。
弱い者の心の隙間に入り込んでは、言葉巧みに操り、相手を地に落とす。
その芽をいち早く見つけ、迅速に処理をする。
それが、ヴァルデンハイトという国だった。
少し怖くなったエリオスは、先を歩くセレノスのジャケットの裾を思わず掴んだ。
「どうした?」
「……なんでもない!」
そんな不安な気持ちも、扉の中から聞こえてくる管弦楽団の生演奏に霧散する。
煌びやかに着飾った貴族の中に、エリオス達一行は、一際華やかに映えていた。
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