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3部:3年生
第1話
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3年生に進級した俺らは、進路というものを早々に決めなければいけなかった。進む進路によって、数学や理科をメインにとるのか、社会を取るのかが分かれていた。俺は前世同様SEになる予定なので、数IIIを取る予定だ。
まだまだ先のように感じられるが俺にとっては2度目の大学受験。指定校をとりたくて一応頑張っていたから成績はまぁまぁ良いと言える方だ。行きたい大学は蜜林大学の工学部だ。私立ながらも設備もまあまあ揃ってて、前世では第一志望だったところに似ている大学だ。
「なー和樹―。お前理系だけど、どこの大学行くとかもう決めてんの?」
「んー一応…蜜林大学の工学部に行こうかなって思ってる。取れたら指定校取れたらいいなぁって感じ」
「指定校とかすげー。俺絶対落ちる気がする!」
指定校は取れたらって感じだ。評定平均は今、英語が3、数学が5、化学が4だから俺の評定平均はぴったり4だ。指定校をとるなら5が2つくらいほしいところだし、3があると取りづらそうという感想だ。
「けど成績微妙だから、落ちる気しかしない」
2人で笑いながら会話してるが、10クラスも学年であるのだ。絶対被る人はいるだろう。けど、1、2組はもっと上位層の学校を目指すから実質8クラスか…それでも厳しいだろう。とりあえず、友達にリサーチした感じだと狙ってる人はいなかったから、いけるかもしれないっていう淡い期待はもっていたい。
それに大学受験はセンターではなくAO、あ。今AOって言わないんだった。自己推薦型って言うんだっけ。で、受ける予定だから資格は持っていて損は無いだろうと思って資格の勉強をしていた。取ろうと思っていた資格はITパスポートだ。
受験に向けて俺は去年1年間ITパスポートの勉強をしていた。4月と10月に試験があって、この4月の試験に向けて勉強していた。前世よりもまだ、IT技術は進んでなかったから俺にとっては、当たり前の情報だらけだった。だから結構いけるだろうと思ってた。
けど、大勢の知らない人と共に受ける試験というものが久しぶりだった俺は緊張もあって、俺にも緊張感が感染っていた。だからか合格点ギリギリでの合格になっていた。けど受かったもん勝ちである。こんな感じで、受験もうまくいけば良いなと思った。
==========================
「晃成はどの学部に行こうとか決めてんの?」
晃成とは高校で仲良くなったから、大学も一緒だったら楽しいんだろうなと思って聞いてみた。食事中まで受験の話はしたくないかもしれないが、気になるものだから仕方ない。
「俺?何も決まってない!やばい?」
「やばくはない?かな、うーん。まだ4月だからいいけど、夏までには決めたほうがいいんじゃない?」
「和樹の言ってた大学とかオーキャン行ってみて色々みてみる」
個人的にはすみれちゃんの進路が気になる。すみれちゃんも理系に進むって言ってたからもしかしたら同じ大学に行けるかもしれない。
「あ、栞ちゃんが言ってたんだけど、西野ちゃんの第一志望は桃園女子大學だって。今メッセージ来た」
「…そう」
「和樹、お前落ち込みすぎだろ!卒業までに告ればいいだけの話だろ?頑張れよ!」
第一志望はこの世界では頭が良いことで有名な女子大だ。そう女子大。俺は100%入学できない。しばらく立ち直れそうになかった。
まだまだ先のように感じられるが俺にとっては2度目の大学受験。指定校をとりたくて一応頑張っていたから成績はまぁまぁ良いと言える方だ。行きたい大学は蜜林大学の工学部だ。私立ながらも設備もまあまあ揃ってて、前世では第一志望だったところに似ている大学だ。
「なー和樹―。お前理系だけど、どこの大学行くとかもう決めてんの?」
「んー一応…蜜林大学の工学部に行こうかなって思ってる。取れたら指定校取れたらいいなぁって感じ」
「指定校とかすげー。俺絶対落ちる気がする!」
指定校は取れたらって感じだ。評定平均は今、英語が3、数学が5、化学が4だから俺の評定平均はぴったり4だ。指定校をとるなら5が2つくらいほしいところだし、3があると取りづらそうという感想だ。
「けど成績微妙だから、落ちる気しかしない」
2人で笑いながら会話してるが、10クラスも学年であるのだ。絶対被る人はいるだろう。けど、1、2組はもっと上位層の学校を目指すから実質8クラスか…それでも厳しいだろう。とりあえず、友達にリサーチした感じだと狙ってる人はいなかったから、いけるかもしれないっていう淡い期待はもっていたい。
それに大学受験はセンターではなくAO、あ。今AOって言わないんだった。自己推薦型って言うんだっけ。で、受ける予定だから資格は持っていて損は無いだろうと思って資格の勉強をしていた。取ろうと思っていた資格はITパスポートだ。
受験に向けて俺は去年1年間ITパスポートの勉強をしていた。4月と10月に試験があって、この4月の試験に向けて勉強していた。前世よりもまだ、IT技術は進んでなかったから俺にとっては、当たり前の情報だらけだった。だから結構いけるだろうと思ってた。
けど、大勢の知らない人と共に受ける試験というものが久しぶりだった俺は緊張もあって、俺にも緊張感が感染っていた。だからか合格点ギリギリでの合格になっていた。けど受かったもん勝ちである。こんな感じで、受験もうまくいけば良いなと思った。
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「晃成はどの学部に行こうとか決めてんの?」
晃成とは高校で仲良くなったから、大学も一緒だったら楽しいんだろうなと思って聞いてみた。食事中まで受験の話はしたくないかもしれないが、気になるものだから仕方ない。
「俺?何も決まってない!やばい?」
「やばくはない?かな、うーん。まだ4月だからいいけど、夏までには決めたほうがいいんじゃない?」
「和樹の言ってた大学とかオーキャン行ってみて色々みてみる」
個人的にはすみれちゃんの進路が気になる。すみれちゃんも理系に進むって言ってたからもしかしたら同じ大学に行けるかもしれない。
「あ、栞ちゃんが言ってたんだけど、西野ちゃんの第一志望は桃園女子大學だって。今メッセージ来た」
「…そう」
「和樹、お前落ち込みすぎだろ!卒業までに告ればいいだけの話だろ?頑張れよ!」
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