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本編
3.楼透の回想 ✻
「あれか···」
途端にテンションの下がる兄。
楼透······まさか本当は加担なんてしてなかったとか···。
つまりは俺が聞いた声は·······。
「んー、僕もね、少し身に覚えがあるというか気持ちは分からなくもないと言うか······。まぁ、結果を言えば楼透はあの場に居たことを認めたよ。楼透のやったことは犯罪だし、許されることではない。···のだけれど、一応身内で起こった事だし大きな話にするのも律は好まないと思ったんだ。だからとりあえず本人を呼んで申し開きを聞こう?楼透の話を聞いた上で律に判断して貰らった方がいいだろうから······楼透、入りなさい」
「···失礼致します」
兄がそう言うと数回のノックの後に楼透の声がした。
部屋に入ってきた楼透は凄く顔色が悪い。
「これは楼透の気持ちの問題でもあるし僕が正しい認識をしているかも分からないから纏めてあげることは出来ないけれど、1つ言えるのはこれはどちらも悪いのかな······」
「いえ、律花様に非はありません。申し訳ありませんでした」
「ちょっと待て······。どういう事だ?」
俺はまだ2人が何を言っているのか分からない···。
兄よ、そして楼透よ、もっと詳しく話してくれ。
「律花様······私は」
そして楼透は語り出した。
「私は貴方が嫌いです」
私は美園家に代々使える鴉の一族だ。
鴉は美園の血族であれば喩え自らを犠牲にしたとしても一度仕えた主を生涯守り抜かなければならないと言う使命がある。
それなのに──。
5年前のことだ。私は主を危険に晒してしまった。
いや自分の能力が至らなかった点もあるがそもそもは主──律花様の日々の言動からも予測できたことに対処できなかった自分の瞬間判断力が未熟であったからだ。
あの日、あの場で、律花様は転倒し大事には至らなかったのは幸いだったが······あの日から律花様は変わってしまった。
従者である私に対しては至って正しい対応ではあるが、あのいつも明るくお優しい律花様は何故かあの日から私と千秋に必要以上に関わらなくなってしまったのだ。
兄君であられる燈夜様とも少し距離を置いている様子で、最初は皆に心配をかけてしまったと自身を責めているのかと思ったが、それ以降律花様はあの大輪の花が綻ぶかのような笑顔を私たちに向けることは無かった。
そして5年の月日が経ち······。
私は自分の主を嫌うようになっていた。
最初は律花様は私の無能さに嫌気が差したのかと考えていた。
確かにそうなのかもしれない。
鴉の一族の同年代の中でも私の能力はとても劣っていた。律花様の従者として相応しくないと言う侮蔑の視線を感じながら、一族の中でも隅に置かれた存在であったしそれも仕方の無いことだったのかもしれない。
でも、それでもそんな私にあの笑顔を向けて下さった律花様に私は生涯をかけてこのお方を守り抜こうと誓っていた。律花様の気持ちが私から逸れようとその気持ちは変わらないつもりだった。·······それなのに。
頭を打ってからというもの律花様は本当に人が変わった様だった。
自身で親友だと言っていた私や千秋に対して、日に日に冷たくなっていく律花様はもう見ていられなかった。それこそ律花様を思う気持ちを心の奥深くに封じ込めなくてはならない程。······信じたくなかった。
こんなことなら、もう·······。
決しようとした感情の続きはそれ以上言葉にならなかった。
······問題の日。
この頃にはもう私の思考に律花様を思う気持ち等さらさらなく─全く無くなってしまったと言えば嘘になる。が、苦しい思いをするくらいならと、時々鴉の本家から律花様の様子と周辺の情報収集等の仕事をする以外、主と従者の関係以上は断っていた。
『······何ですか?』
『美園律花。話がある、来い』
あれは······律花様と序列5位と12位の···。
放課後、律花様と一学年違う私は帰り支度を終え律花様の元に向かおうとしていた時だった。律花様が高等科の厳島先輩と霧ヶ谷先輩に腕を引かれ連れていかれるのを見た。
私は······従者として失格だろう。
ハッキリ言って自らの主が危険にあると言うのに、主の傍に向かうか躊躇していた。あの方はもう私の思う律花様ではない。私が忠義を誓っていたあの尊い方はもういない─。
本音を言えば主と従者という選別等なければ今にもここから逃げ出したかった。
主と従者──過去に戻れるとしたら、律花様と出会い、慕う前の修業の頃に戻りたい。いつまでも叶うことのない期待をしていたくはない。
············これも仕事だ。
そう割り切って意識を仕事モードにすると、ズルズルと北棟の資料室に連れ込まれる律花様を確認した。
······っ。分かってる、これも仕事なんだ。
仕事だ、と思うと冷静になれた─気がする。
······律花様が私の事をどう思ってるなんて知らなくていい。私の主はあの律花様なんだ。これも従者の仕事。主を守らねば私の存在意義は無い。
·······もし、ここで律花様を助けられたら···。
お守りする事が出来たら······またあの笑顔を私に向けてくれる、かな。
······なんて、また叶うことのない期待をして。
見つからぬように天井裏から資料室に忍び込む。
もちろん姿を見つけられぬように鴉の秘技である霧隠れの術を使った。律花様の為に、またあの律花様に戻って欲しくてこの数年に術を磨いた···能力は劣っても性能は随一。律花様の従者として恥ずかしくない程に私は努力の上でこの力を手に入れたと自負している。
『だから、話って─』
『お前·······千秋とヤッたそうだな』
『お前も、千秋と同じ目に合わせてやる』
いつの間にか3人は口論を始めていたようだった。
私からも話が噛み合っていないように見える。
······何を話しているんだ?
ビリッッッ
しかし、状況を把握する前に霧ヶ谷先輩が律花様を羽交い締めにした。そこで厳島先輩が律花様の制服の胸元を破き、その胸元に顔を埋める様子が。
声をあげようと顔を振る律花様。
律花様の顎を無理矢理捉えた男はそんな律花様の唇を貪るように強引に口付けた、体内の酸素が足りなくなって徐々に力の抜けていく律花様に表情の冴えない男達は何故自分がこんなことをしているのか分からないと言った様子で、私の律花様を凌辱していく。
苦しそうにはふはふと息をしながら、あの綻んだ花のような笑顔のあった瞳からツーっと流れる涙。
それを見た時、私の中の何かがブツッと千切れた気がする。
可哀想に······俺の主···。
俺は貴方が穢され乱れ狂う様をもっと見たい···。
俺はもっと穢れた貴方を見たい······。
穢された貴方はとても綺麗だ。
『止めて欲しいですか···?』
『····随分と、余裕そうですね』
近づいてそう囁いた。
私の声が聞こえたのかビクリとその細い肢体を震わせる。
ゾクリと私の背に何者か分からない悦楽が走った。
はあはあと呼吸が乱れ、律花様のその痴態に酷く興奮している自分がいる。
クラクラと律花様の放つ色香に目眩がする。
甘く、優しいのにそれでいて妖艶な。
『あがッッ!!』
自らの陰茎を霧ヶ谷先輩に強く握りこまれ、痛みに目を見開いてハグハグと少しでも痛みを逃がそうと呼吸する律花様。
『ちょっと······霧ヶ谷先輩。律花様が怯えてます』
『ん?あはっ、そんなのオレには関係ないねェ。オレは千秋の痛みをそのまま与えてるだけ···全く足りないけどな』
あまりのことに自分のことを棚に上げて先輩を窘める。しかし、先輩はお構い無しに乱雑に律花様を扱う。その顔は何処か苦々しげで、苦悶の表情を浮かべていた。強引にその行為を続ける先輩方。私の声は聞こえているようだが姿は認識されていないようだ。
意識を浮上させては気絶を繰り返し、決して逃がすことの出来ない快楽に蹂躙され続ける私の律花様は本当に綺麗だった。
しばらくして我に返った。
どれくらいの時間が経ったのか分からない······。
目の前には鮮血と白濁でドロドロになった私の主と、その痛々しい体をさらに犯し続けている霧ヶ谷先輩の姿が···。確か厳島先輩は少し前に資料室を出て行ったと思います。
『はぅ······ぁ』
『······あ』
ずるぅ
霧ヶ谷先輩も我に返ったのか未だに萎えていない自身を律花様のナカから引き抜いた。
『·········ごめ』
そう呟き、意識の無い律花様の背中に軽く触れる。触れた部分から淡い緑の光が仄かに律花様の全身へと広がって行く。
···これは·········治癒魔法。
やがて光が収まると霧ヶ谷先輩はのそのそと立ち上がり、律花様を2度見てから資料室を出ていった。表情は始終困惑といった様で事を全て見ていた私ですら未だに状況が理解出来ていない。
律花様はもう既に完全に意識を失ってしまっているようだが、先程霧ヶ谷先輩の施した回復魔法によって命に別状はないようだ。······良かった。
······なんて、安心等していられる間はない。
いつから私は狂ってしまったのだろう─。
自らの主が穢されて助けを求めていたと言うのに、それを美しいと思ってしまった。魅入って、己から主を穢すことを望んでしまった······。
穢される律花様を見て凄く、興奮した。
私は鴉だ。律花様の従者であり、影武者であり、兎にも角にも私は彼を守らなければいけない立場だ。しかし今回は自分の感情を抑えられず─自らの主を穢した訳で···。
鴉の爺の御隠居様にも。
『業火の煉獄』律花様の兄君─燈夜様にも。
······殺される。
今きっと私の顔色は優れない。恐らくだが、真っ青を通り越して輪郭も消えかけているのではないだろうか?心做しか頬に触れても感覚が···。
私は弱い。
どれだけ努力しても上には上がいる。
到底自分で対処出来る相手でないことは十二分に熟知しているつもりだ。
·············私に明日はあるのでしょうか·······。
途端にテンションの下がる兄。
楼透······まさか本当は加担なんてしてなかったとか···。
つまりは俺が聞いた声は·······。
「んー、僕もね、少し身に覚えがあるというか気持ちは分からなくもないと言うか······。まぁ、結果を言えば楼透はあの場に居たことを認めたよ。楼透のやったことは犯罪だし、許されることではない。···のだけれど、一応身内で起こった事だし大きな話にするのも律は好まないと思ったんだ。だからとりあえず本人を呼んで申し開きを聞こう?楼透の話を聞いた上で律に判断して貰らった方がいいだろうから······楼透、入りなさい」
「···失礼致します」
兄がそう言うと数回のノックの後に楼透の声がした。
部屋に入ってきた楼透は凄く顔色が悪い。
「これは楼透の気持ちの問題でもあるし僕が正しい認識をしているかも分からないから纏めてあげることは出来ないけれど、1つ言えるのはこれはどちらも悪いのかな······」
「いえ、律花様に非はありません。申し訳ありませんでした」
「ちょっと待て······。どういう事だ?」
俺はまだ2人が何を言っているのか分からない···。
兄よ、そして楼透よ、もっと詳しく話してくれ。
「律花様······私は」
そして楼透は語り出した。
「私は貴方が嫌いです」
私は美園家に代々使える鴉の一族だ。
鴉は美園の血族であれば喩え自らを犠牲にしたとしても一度仕えた主を生涯守り抜かなければならないと言う使命がある。
それなのに──。
5年前のことだ。私は主を危険に晒してしまった。
いや自分の能力が至らなかった点もあるがそもそもは主──律花様の日々の言動からも予測できたことに対処できなかった自分の瞬間判断力が未熟であったからだ。
あの日、あの場で、律花様は転倒し大事には至らなかったのは幸いだったが······あの日から律花様は変わってしまった。
従者である私に対しては至って正しい対応ではあるが、あのいつも明るくお優しい律花様は何故かあの日から私と千秋に必要以上に関わらなくなってしまったのだ。
兄君であられる燈夜様とも少し距離を置いている様子で、最初は皆に心配をかけてしまったと自身を責めているのかと思ったが、それ以降律花様はあの大輪の花が綻ぶかのような笑顔を私たちに向けることは無かった。
そして5年の月日が経ち······。
私は自分の主を嫌うようになっていた。
最初は律花様は私の無能さに嫌気が差したのかと考えていた。
確かにそうなのかもしれない。
鴉の一族の同年代の中でも私の能力はとても劣っていた。律花様の従者として相応しくないと言う侮蔑の視線を感じながら、一族の中でも隅に置かれた存在であったしそれも仕方の無いことだったのかもしれない。
でも、それでもそんな私にあの笑顔を向けて下さった律花様に私は生涯をかけてこのお方を守り抜こうと誓っていた。律花様の気持ちが私から逸れようとその気持ちは変わらないつもりだった。·······それなのに。
頭を打ってからというもの律花様は本当に人が変わった様だった。
自身で親友だと言っていた私や千秋に対して、日に日に冷たくなっていく律花様はもう見ていられなかった。それこそ律花様を思う気持ちを心の奥深くに封じ込めなくてはならない程。······信じたくなかった。
こんなことなら、もう·······。
決しようとした感情の続きはそれ以上言葉にならなかった。
······問題の日。
この頃にはもう私の思考に律花様を思う気持ち等さらさらなく─全く無くなってしまったと言えば嘘になる。が、苦しい思いをするくらいならと、時々鴉の本家から律花様の様子と周辺の情報収集等の仕事をする以外、主と従者の関係以上は断っていた。
『······何ですか?』
『美園律花。話がある、来い』
あれは······律花様と序列5位と12位の···。
放課後、律花様と一学年違う私は帰り支度を終え律花様の元に向かおうとしていた時だった。律花様が高等科の厳島先輩と霧ヶ谷先輩に腕を引かれ連れていかれるのを見た。
私は······従者として失格だろう。
ハッキリ言って自らの主が危険にあると言うのに、主の傍に向かうか躊躇していた。あの方はもう私の思う律花様ではない。私が忠義を誓っていたあの尊い方はもういない─。
本音を言えば主と従者という選別等なければ今にもここから逃げ出したかった。
主と従者──過去に戻れるとしたら、律花様と出会い、慕う前の修業の頃に戻りたい。いつまでも叶うことのない期待をしていたくはない。
············これも仕事だ。
そう割り切って意識を仕事モードにすると、ズルズルと北棟の資料室に連れ込まれる律花様を確認した。
······っ。分かってる、これも仕事なんだ。
仕事だ、と思うと冷静になれた─気がする。
······律花様が私の事をどう思ってるなんて知らなくていい。私の主はあの律花様なんだ。これも従者の仕事。主を守らねば私の存在意義は無い。
·······もし、ここで律花様を助けられたら···。
お守りする事が出来たら······またあの笑顔を私に向けてくれる、かな。
······なんて、また叶うことのない期待をして。
見つからぬように天井裏から資料室に忍び込む。
もちろん姿を見つけられぬように鴉の秘技である霧隠れの術を使った。律花様の為に、またあの律花様に戻って欲しくてこの数年に術を磨いた···能力は劣っても性能は随一。律花様の従者として恥ずかしくない程に私は努力の上でこの力を手に入れたと自負している。
『だから、話って─』
『お前·······千秋とヤッたそうだな』
『お前も、千秋と同じ目に合わせてやる』
いつの間にか3人は口論を始めていたようだった。
私からも話が噛み合っていないように見える。
······何を話しているんだ?
ビリッッッ
しかし、状況を把握する前に霧ヶ谷先輩が律花様を羽交い締めにした。そこで厳島先輩が律花様の制服の胸元を破き、その胸元に顔を埋める様子が。
声をあげようと顔を振る律花様。
律花様の顎を無理矢理捉えた男はそんな律花様の唇を貪るように強引に口付けた、体内の酸素が足りなくなって徐々に力の抜けていく律花様に表情の冴えない男達は何故自分がこんなことをしているのか分からないと言った様子で、私の律花様を凌辱していく。
苦しそうにはふはふと息をしながら、あの綻んだ花のような笑顔のあった瞳からツーっと流れる涙。
それを見た時、私の中の何かがブツッと千切れた気がする。
可哀想に······俺の主···。
俺は貴方が穢され乱れ狂う様をもっと見たい···。
俺はもっと穢れた貴方を見たい······。
穢された貴方はとても綺麗だ。
『止めて欲しいですか···?』
『····随分と、余裕そうですね』
近づいてそう囁いた。
私の声が聞こえたのかビクリとその細い肢体を震わせる。
ゾクリと私の背に何者か分からない悦楽が走った。
はあはあと呼吸が乱れ、律花様のその痴態に酷く興奮している自分がいる。
クラクラと律花様の放つ色香に目眩がする。
甘く、優しいのにそれでいて妖艶な。
『あがッッ!!』
自らの陰茎を霧ヶ谷先輩に強く握りこまれ、痛みに目を見開いてハグハグと少しでも痛みを逃がそうと呼吸する律花様。
『ちょっと······霧ヶ谷先輩。律花様が怯えてます』
『ん?あはっ、そんなのオレには関係ないねェ。オレは千秋の痛みをそのまま与えてるだけ···全く足りないけどな』
あまりのことに自分のことを棚に上げて先輩を窘める。しかし、先輩はお構い無しに乱雑に律花様を扱う。その顔は何処か苦々しげで、苦悶の表情を浮かべていた。強引にその行為を続ける先輩方。私の声は聞こえているようだが姿は認識されていないようだ。
意識を浮上させては気絶を繰り返し、決して逃がすことの出来ない快楽に蹂躙され続ける私の律花様は本当に綺麗だった。
しばらくして我に返った。
どれくらいの時間が経ったのか分からない······。
目の前には鮮血と白濁でドロドロになった私の主と、その痛々しい体をさらに犯し続けている霧ヶ谷先輩の姿が···。確か厳島先輩は少し前に資料室を出て行ったと思います。
『はぅ······ぁ』
『······あ』
ずるぅ
霧ヶ谷先輩も我に返ったのか未だに萎えていない自身を律花様のナカから引き抜いた。
『·········ごめ』
そう呟き、意識の無い律花様の背中に軽く触れる。触れた部分から淡い緑の光が仄かに律花様の全身へと広がって行く。
···これは·········治癒魔法。
やがて光が収まると霧ヶ谷先輩はのそのそと立ち上がり、律花様を2度見てから資料室を出ていった。表情は始終困惑といった様で事を全て見ていた私ですら未だに状況が理解出来ていない。
律花様はもう既に完全に意識を失ってしまっているようだが、先程霧ヶ谷先輩の施した回復魔法によって命に別状はないようだ。······良かった。
······なんて、安心等していられる間はない。
いつから私は狂ってしまったのだろう─。
自らの主が穢されて助けを求めていたと言うのに、それを美しいと思ってしまった。魅入って、己から主を穢すことを望んでしまった······。
穢される律花様を見て凄く、興奮した。
私は鴉だ。律花様の従者であり、影武者であり、兎にも角にも私は彼を守らなければいけない立場だ。しかし今回は自分の感情を抑えられず─自らの主を穢した訳で···。
鴉の爺の御隠居様にも。
『業火の煉獄』律花様の兄君─燈夜様にも。
······殺される。
今きっと私の顔色は優れない。恐らくだが、真っ青を通り越して輪郭も消えかけているのではないだろうか?心做しか頬に触れても感覚が···。
私は弱い。
どれだけ努力しても上には上がいる。
到底自分で対処出来る相手でないことは十二分に熟知しているつもりだ。
·············私に明日はあるのでしょうか·······。
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