18 / 19
第一章 代筆屋と客じゃない客
第十八片 蟹
しおりを挟む
引き出しの上に雑に置かれた封筒。それを一つ一つ確かめていくと、クオーツさんに依頼されたものは無事だった。
「こちらです」
「ありがとう」
私はそれを手渡そうとした。が、そこに思わぬ来客がやってくる。
――カラン
扉が開き、やってきた男性と目が合った。
「ジャックマンさん?」
「カレンさん……!」
一体何の用なのか。ゼンのことで焦っていた私は、そっけない言い方で尋ねてしまう。
「何かご用でも?」
すると一瞬にして彼の目に怒りが滲む。
「君は、君は他にも男を……!?」
「「は?」」
クオーツさんも振り返って呆気にとられている。
「俺をこんなに好きにさせておいて……!他の男とこうして逢引していたのか!どうして俺じゃないんだ!!」
「何を言っているの!?」
書類の受け渡しを逢引とは!?
驚いてカウンターから出ると、私は彼がポケットから出したものを見てぎょっとした。
「許せない……!」
「ジャックマンさん!?」
その手にはナイフが握られていた。先端はもちろん私の方を向いていて、目は殺気立っている。
「誤解です!」
「そうだ、この子と私は」
「うるさい!おまえもあの世に送ってやる!」
逃げ場のない店内。キッチンへの扉を抜けると裏口に出られるけれど、背中を向けたらその瞬間に刺されそうだった。
「君、やめたまえ。こんなことをしても」
「そんなことわかってる!でも誰にも取られたくないんだ!」
半狂乱で叫ぶ男は、説得に応じる気配はまるでない。私は徐々に迫ってくる彼を見据えたまま、じりじりと後ろに下がる。
このままでは正面から刺されるか、背中を切り付けられるかの二つに一つ。どっちも嫌だ。
ゼンを助けに行かなきゃいけないのに、なんでこんなことに……!
自分の運のなさが恨めしい。
「君を殺して、俺も死ぬ……!」
鋭い眼光。すでに正気を失ったジャックマンは、私の知っている人物ではないみたいだった。
私もクオーツさんも身動きできずにいると、ジャックマンの背後の扉が勢いよく開いた。
――バタンッ!
「カレン!」
「おいっ!まだダメだ!」
飛び込んできたのは、牢にいるはずのゼン。そして焦った顔でそれを追いかけてきたロイだった。
「カレンに手を出すな!」
「っ!?」
ジャックマンの背中に、ゼンが体当たりする。
吹き飛んだ彼は、丸テーブルに激突して床に倒れ込んだ。
「ゼン!」
私は何が何だかわからず、床に転がったジャックマンとゼンを茫然と見ていた。
「ううっ……」
――ドンッ!
倒れた男の背中に容赦なく蹴りを入れたゼン。
「がはっ!」
ジャックマンは壁に激突して意識を失った。
私は混乱し、その場に立ち尽くす。ゼンがこんな風に暴れるのを見たのは初めてだったし、それになんでここにいるのかわからない。
「あぁ、しまった。失敗したな」
「え?」
嘆くような声がすぐ後ろから聞こえてくる。クオーツさんを振り返ろうとすると、首の前にぐいっと腕が回されて、背中に人の体温を感じた。
「「カレン!!」」
二人が叫ぶ。彼らの悲痛な表情を見て、私は初めて自分がメスを突きつけられているのだと知った。
「クオーツさん……?」
捕まっている私から、その表情は見えない。でも明らかに、それまで纏っていた空気が違っていた。
「せっかく君もコレクションに加えてあげようと思っていたのに、邪魔者が入ったね」
いつもの声色とは違い、低く冷酷な声。信じられないけれど、私の頬に突き付けられた鈍く光るメスが、これが現実だと教えてくる。
「くそっ……!」
「だから言ったんだよ、どっちも確保しないとダメだって……」
ロイの言葉から、ゼンが勝手に飛び出したことはわかった。
二人で何でここに……?
最初からクオーツさんを怪しんでいた?
訳が分からない。
私は混乱していた。
「あまりやりたくないけれど、捕まるくらいならカレンと一緒に心中するのも悪くないかな」
クオーツさんはまるで冗談をいうみたいにそんなことを呟く。
「狙いは目か?」
ロイが尋ねる。クオーツさんは何も答えなかった。
「カレン、そいつはもう五人も殺している快楽殺人者だ。遺体はすべて若い女性、全身を執拗に切り付けられ、眼球を持ち去られていた」
「っ!?」
猟奇的な連続殺人が起こっていることは知っていた。でも夜に出歩かない自分には関係のないことだとばかり……
それにこの匂い。
密着していると、スッとした感じの薬品のにおいが鼻についた。これはリタさんの家に行ったとき、ロイが持ってきた瓶からした香りと同じだった。
「あぁ、君はもしかして第七?警吏の制服なんて着て、見事に騙されたよ」
「第七?」
ロイを見つめると、険しい顔でクオーツさんを睨んだ。
「第七部隊は特殊犯罪専門だ。見回りの一般兵じゃない」
「まさかうちの店を見張ってたのって……」
「眼球を持ち去るコレクターは、めずらしい容姿の女性をターゲットにしていた。だからカレンに犯人が接触する可能性があると……」
見張られていたのは私だったのか。
守ってもらっていたはずなのに、胸の奥にモヤモヤとした重苦しい心地が湧いてくるのを感じた。
「あのペーパーナイフもあんたが送りつけたんだろう?娼婦の女が殺される五日前に換金していて、すでに押収した」
「あぁ、あの女。持っていないと思ったらそんなに早く換金していたのか。浅ましいことだ」
「浅ましい?おまえの方がよほど浅ましいと思うが」
ロイは軽蔑の目をクオーツさんに向ける。
「あれは私流の別れの挨拶だよ。殺した後、せめてもの弔いに花びらで飾ってやるのもね」
彼は楽しそうに笑うと、私を捕らえたまま少しずつ後ろに下がった。
このまま裏口から逃げるつもりなのだろうか。それとも私を刺して自分も死ぬつもり?
「カレン!」
ゼンが私を見つめ、自分の胸の中心を拳で叩いた。
「あ……」
それを見た私は、今つけている細い木筒のついたネックレスを握りしめる。
ゼンがいつか作ってくれたこのネックレスは、マダラ蟹の粉から作られたしびれ薬が入っていた。
「君の美しい目をコレクションに加えられないことが残念だ」
「っ!」
私は意を決してネックレスの木筒を引きちぎり、床にそれを投げつけた。
カンッと高い音が鳴り、筒の中から赤い粉が飛散する。
「何をっ!」
クオールさんが慌てて腕を緩めた一瞬の隙に、私は両手で口元を覆う。
「カレン!」
一足飛びにロイが近づき、私は腕を掴まれる。
「ゴホッ!これはっ……!」
ロイは私を引き寄せつつ、クオーツさんの腹に蹴りを入れた。
――ドンッ!
彼の身体がキッチンの扉に激突し、その場に倒れ込む。私は荷物のようにロイに抱えられ、店の外に出された。
「犯人確保!」
裏口からも正面からも黒い制服を来た警吏が飛び込んできて、あっという間に店の中は彼らによって占拠される。あの人がどうなったか私には見えなかったが、逮捕されたんだろう。
「カレン、大丈夫?」
ゼンが心配そうに私の顔を覗き込む。
しびれ薬が自分にも回ってしまい、私はかすかに首を振ることしかできなかった。
とても大丈夫じゃない。指先も唇も、寒くないのにカタカタ震えている。
効き目が強すぎた。
なんでこんなに強い薬を作ったの?今すぐ叱りたいけれど、ちゃんと声が出せる自信すらない。
ロイや警吏の人たちは大丈夫なんだろうか?
私を肩に担いでサクサク歩いているということは、大丈夫な証拠だけれど……。
「カレン、ひとまず隣へ」
私はロイに担がれたまま、隣にある商会の一室へと連れていかれた。
「こちらです」
「ありがとう」
私はそれを手渡そうとした。が、そこに思わぬ来客がやってくる。
――カラン
扉が開き、やってきた男性と目が合った。
「ジャックマンさん?」
「カレンさん……!」
一体何の用なのか。ゼンのことで焦っていた私は、そっけない言い方で尋ねてしまう。
「何かご用でも?」
すると一瞬にして彼の目に怒りが滲む。
「君は、君は他にも男を……!?」
「「は?」」
クオーツさんも振り返って呆気にとられている。
「俺をこんなに好きにさせておいて……!他の男とこうして逢引していたのか!どうして俺じゃないんだ!!」
「何を言っているの!?」
書類の受け渡しを逢引とは!?
驚いてカウンターから出ると、私は彼がポケットから出したものを見てぎょっとした。
「許せない……!」
「ジャックマンさん!?」
その手にはナイフが握られていた。先端はもちろん私の方を向いていて、目は殺気立っている。
「誤解です!」
「そうだ、この子と私は」
「うるさい!おまえもあの世に送ってやる!」
逃げ場のない店内。キッチンへの扉を抜けると裏口に出られるけれど、背中を向けたらその瞬間に刺されそうだった。
「君、やめたまえ。こんなことをしても」
「そんなことわかってる!でも誰にも取られたくないんだ!」
半狂乱で叫ぶ男は、説得に応じる気配はまるでない。私は徐々に迫ってくる彼を見据えたまま、じりじりと後ろに下がる。
このままでは正面から刺されるか、背中を切り付けられるかの二つに一つ。どっちも嫌だ。
ゼンを助けに行かなきゃいけないのに、なんでこんなことに……!
自分の運のなさが恨めしい。
「君を殺して、俺も死ぬ……!」
鋭い眼光。すでに正気を失ったジャックマンは、私の知っている人物ではないみたいだった。
私もクオーツさんも身動きできずにいると、ジャックマンの背後の扉が勢いよく開いた。
――バタンッ!
「カレン!」
「おいっ!まだダメだ!」
飛び込んできたのは、牢にいるはずのゼン。そして焦った顔でそれを追いかけてきたロイだった。
「カレンに手を出すな!」
「っ!?」
ジャックマンの背中に、ゼンが体当たりする。
吹き飛んだ彼は、丸テーブルに激突して床に倒れ込んだ。
「ゼン!」
私は何が何だかわからず、床に転がったジャックマンとゼンを茫然と見ていた。
「ううっ……」
――ドンッ!
倒れた男の背中に容赦なく蹴りを入れたゼン。
「がはっ!」
ジャックマンは壁に激突して意識を失った。
私は混乱し、その場に立ち尽くす。ゼンがこんな風に暴れるのを見たのは初めてだったし、それになんでここにいるのかわからない。
「あぁ、しまった。失敗したな」
「え?」
嘆くような声がすぐ後ろから聞こえてくる。クオーツさんを振り返ろうとすると、首の前にぐいっと腕が回されて、背中に人の体温を感じた。
「「カレン!!」」
二人が叫ぶ。彼らの悲痛な表情を見て、私は初めて自分がメスを突きつけられているのだと知った。
「クオーツさん……?」
捕まっている私から、その表情は見えない。でも明らかに、それまで纏っていた空気が違っていた。
「せっかく君もコレクションに加えてあげようと思っていたのに、邪魔者が入ったね」
いつもの声色とは違い、低く冷酷な声。信じられないけれど、私の頬に突き付けられた鈍く光るメスが、これが現実だと教えてくる。
「くそっ……!」
「だから言ったんだよ、どっちも確保しないとダメだって……」
ロイの言葉から、ゼンが勝手に飛び出したことはわかった。
二人で何でここに……?
最初からクオーツさんを怪しんでいた?
訳が分からない。
私は混乱していた。
「あまりやりたくないけれど、捕まるくらいならカレンと一緒に心中するのも悪くないかな」
クオーツさんはまるで冗談をいうみたいにそんなことを呟く。
「狙いは目か?」
ロイが尋ねる。クオーツさんは何も答えなかった。
「カレン、そいつはもう五人も殺している快楽殺人者だ。遺体はすべて若い女性、全身を執拗に切り付けられ、眼球を持ち去られていた」
「っ!?」
猟奇的な連続殺人が起こっていることは知っていた。でも夜に出歩かない自分には関係のないことだとばかり……
それにこの匂い。
密着していると、スッとした感じの薬品のにおいが鼻についた。これはリタさんの家に行ったとき、ロイが持ってきた瓶からした香りと同じだった。
「あぁ、君はもしかして第七?警吏の制服なんて着て、見事に騙されたよ」
「第七?」
ロイを見つめると、険しい顔でクオーツさんを睨んだ。
「第七部隊は特殊犯罪専門だ。見回りの一般兵じゃない」
「まさかうちの店を見張ってたのって……」
「眼球を持ち去るコレクターは、めずらしい容姿の女性をターゲットにしていた。だからカレンに犯人が接触する可能性があると……」
見張られていたのは私だったのか。
守ってもらっていたはずなのに、胸の奥にモヤモヤとした重苦しい心地が湧いてくるのを感じた。
「あのペーパーナイフもあんたが送りつけたんだろう?娼婦の女が殺される五日前に換金していて、すでに押収した」
「あぁ、あの女。持っていないと思ったらそんなに早く換金していたのか。浅ましいことだ」
「浅ましい?おまえの方がよほど浅ましいと思うが」
ロイは軽蔑の目をクオーツさんに向ける。
「あれは私流の別れの挨拶だよ。殺した後、せめてもの弔いに花びらで飾ってやるのもね」
彼は楽しそうに笑うと、私を捕らえたまま少しずつ後ろに下がった。
このまま裏口から逃げるつもりなのだろうか。それとも私を刺して自分も死ぬつもり?
「カレン!」
ゼンが私を見つめ、自分の胸の中心を拳で叩いた。
「あ……」
それを見た私は、今つけている細い木筒のついたネックレスを握りしめる。
ゼンがいつか作ってくれたこのネックレスは、マダラ蟹の粉から作られたしびれ薬が入っていた。
「君の美しい目をコレクションに加えられないことが残念だ」
「っ!」
私は意を決してネックレスの木筒を引きちぎり、床にそれを投げつけた。
カンッと高い音が鳴り、筒の中から赤い粉が飛散する。
「何をっ!」
クオールさんが慌てて腕を緩めた一瞬の隙に、私は両手で口元を覆う。
「カレン!」
一足飛びにロイが近づき、私は腕を掴まれる。
「ゴホッ!これはっ……!」
ロイは私を引き寄せつつ、クオーツさんの腹に蹴りを入れた。
――ドンッ!
彼の身体がキッチンの扉に激突し、その場に倒れ込む。私は荷物のようにロイに抱えられ、店の外に出された。
「犯人確保!」
裏口からも正面からも黒い制服を来た警吏が飛び込んできて、あっという間に店の中は彼らによって占拠される。あの人がどうなったか私には見えなかったが、逮捕されたんだろう。
「カレン、大丈夫?」
ゼンが心配そうに私の顔を覗き込む。
しびれ薬が自分にも回ってしまい、私はかすかに首を振ることしかできなかった。
とても大丈夫じゃない。指先も唇も、寒くないのにカタカタ震えている。
効き目が強すぎた。
なんでこんなに強い薬を作ったの?今すぐ叱りたいけれど、ちゃんと声が出せる自信すらない。
ロイや警吏の人たちは大丈夫なんだろうか?
私を肩に担いでサクサク歩いているということは、大丈夫な証拠だけれど……。
「カレン、ひとまず隣へ」
私はロイに担がれたまま、隣にある商会の一室へと連れていかれた。
0
あなたにおすすめの小説
お姫様は死に、魔女様は目覚めた
悠十
恋愛
とある大国に、小さいけれど豊かな国の姫君が側妃として嫁いだ。
しかし、離宮に案内されるも、離宮には侍女も衛兵も居ない。ベルを鳴らしても、人を呼んでも誰も来ず、姫君は長旅の疲れから眠り込んでしまう。
そして、深夜、姫君は目覚め、体の不調を感じた。そのまま気を失い、三度目覚め、三度気を失い、そして……
「あ、あれ? えっ、なんで私、前の体に戻ってるわけ?」
姫君だった少女は、前世の魔女の体に魂が戻ってきていた。
「えっ、まさか、あのまま死んだ⁉」
魔女は慌てて遠見の水晶を覗き込む。自分の――姫君の体は、嫁いだ大国はいったいどうなっているのか知るために……
【完結】リゼットスティアの王妃様
通木遼平
恋愛
リゼットスティアという美しく豊かな国があった。その国を治める国王も美しいと評判で、隣国の王女フィロメナは一度でいいから彼に会ってみたいと思い、兄である王子についてリゼットスティアに赴く。
フィロメナはなんとか国王にアピールしようとするが国王にはすでに強引に婚姻に至ったと噂の王妃がいた。国王はフィロメナに王妃との出会いを話して聞かせる。
※他のサイトにも掲載しています
拾った年上侯爵が甘え上手すぎて、よしよししてたら婚約することになりました
星乃和花
恋愛
⭐︎火木土21:00更新ー本編8話・後日談8話⭐︎
王都の市場で花屋をしているリナは、ある朝――
路地裏で倒れている“美形の年上男性”を拾ってしまう。
熱で弱っているだけ……のはずが、彼はなぜか距離が近い。
「行かないで」「撫でて」「君がいると回復する」
甘えが上手すぎるうえに、褒め方までずるい。
よしよし看病してあげていたら、いつの間にか毎日市場に現れるようになり、
気づけば花屋は貴族の面会所(?)になっていて――
しかも彼の正体は、王都を支える侯爵家の当主だった!?
「君は国のために必要だ(※僕が倒れるから)」
年上当主の“甘え策略”に、花屋の心臓は今日ももたない。
ほのぼの王都日常コメディ×甘やかし捕獲ラブ、開幕です。
1度だけだ。これ以上、閨をともにするつもりは無いと旦那さまに告げられました。
尾道小町
恋愛
登場人物紹介
ヴィヴィアン・ジュード伯爵令嬢
17歳、長女で爵位はシェーンより低が、ジュード伯爵家には莫大な資産があった。
ドン・ジュード伯爵令息15歳姉であるヴィヴィアンが大好きだ。
シェーン・ロングベルク公爵 25歳
結婚しろと回りは五月蝿いので大富豪、伯爵令嬢と結婚した。
ユリシリーズ・グレープ補佐官23歳
優秀でシェーンに、こき使われている。
コクロイ・ルビーブル伯爵令息18歳
ヴィヴィアンの幼馴染み。
アンジェイ・ドルバン伯爵令息18歳
シェーンの元婚約者。
ルーク・ダルシュール侯爵25歳
嫁の父親が行方不明でシェーン公爵に相談する。
ミランダ・ダルシュール侯爵夫人20歳、父親が行方不明。
ダン・ドリンク侯爵37歳行方不明。
この国のデビット王太子殿下23歳、婚約者ジュリアン・スチール公爵令嬢が居るのにヴィヴィアンの従妹に興味があるようだ。
ジュリエット・スチール公爵令嬢18歳
ロミオ王太子殿下の婚約者。
ヴィヴィアンの従兄弟ヨシアン・スプラット伯爵令息19歳
私と旦那様は婚約前1度お会いしただけで、結婚式は私と旦那様と出席者は無しで式は10分程で終わり今は2人の寝室?のベッドに座っております、旦那様が仰いました。
一度だけだ其れ以上閨を共にするつもりは無いと旦那様に宣言されました。
正直まだ愛情とか、ありませんが旦那様である、この方の言い分は最低ですよね?
可愛らしい人
はるきりょう
恋愛
「でも、ライアン様には、エレナ様がいらっしゃるのでは?」
「ああ、エレナね。よく勘違いされるんだけど、エレナとは婚約者でも何でもないんだ。ただの幼馴染み」
「それにあいつはひとりで生きていけるから」
女性ながらに剣術を学ぶエレナは可愛げがないという理由で、ほとんど婚約者同然の幼馴染から捨てられる。
けれど、
「エレナ嬢」
「なんでしょうか?」
「今日の夜会のパートナーはお決まりですか?」
その言葉でパートナー同伴の夜会に招待されていたことを思い出した。いつものとおりライアンと一緒に行くと思っていたので参加の返事を出していたのだ。
「……いいえ」
当日の欠席は著しく評価を下げる。今後、家庭教師として仕事をしていきたいと考えるのであれば、父親か兄に頼んででも行った方がいいだろう。
「よければ僕と一緒に行きませんか?」
愛しの第一王子殿下
みつまめ つぼみ
恋愛
公爵令嬢アリシアは15歳。三年前に魔王討伐に出かけたゴルテンファル王国の第一王子クラウス一行の帰りを待ちわびていた。
そして帰ってきたクラウス王子は、仲間の訃報を口にし、それと同時に同行していた聖女との婚姻を告げる。
クラウスとの婚約を破棄されたアリシアは、言い寄ってくる第二王子マティアスの手から逃れようと、国外脱出を図るのだった。
そんなアリシアを手助けするフードを目深に被った旅の戦士エドガー。彼とアリシアの逃避行が、今始まる。
おにょれ王子め!
こもろう
恋愛
レティジアは公爵令嬢で、王子フリードの婚約者。しかし現在、フリードとの関係はこじれまくっている。
見た目は気が強そうだが実は泣き虫なレティジアは人知れず毎日涙を流し、フリードはなんだかイライラしている。
そんな二人の前に現れるのは……!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる