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自由人・智太、ムラムラするの話。
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「あー!!!」
「智太、声デカイんだけど」
突然楽屋で智太が騒ぎ出した。今日は雑誌の撮影。メンバーは喫煙所やら自販機やらで外にいて、珍しく智太と俺だけが楽屋にいる。
寝ようとウトウトしてたところで智太の騒ぎ声が聞こえてきて、寝れる状態じゃない。
「あーあー!」
「あのだから」
「あーああー!」
「あのー」
「あああーあー」
「だから・・・・・・、、、くっく、」
最初はうるさいなって思ってたけど、あまりにも叫ぶから ウカツにもちょっと笑ってしまった。
こうゆうフリーダムな態度が、智太が自由人と呼ばれる由縁だ。おもむろに叫んでも智太のキャラで許される。憎めないゴールデンレトリバー。
「…」
ひとまず智太は黙ったけど、そのかわり(代わりと言うのも変だが、)こちらを見ている。相変わらずひょろ長いなと思いながらこちらも眺める。
グループの中だと智太は高身長だ。よく寝てよく食べ、自由に生きる智太の身長はスクスク伸びて、年上の俺もすっかり抜かしてしまった。俺なんか毎日色々考えて生きてたのに、気付けば10センチ以上も背が伸びてて恨めしい。もしかして、俺の栄養は脳みそで使っちゃってんのかな。だから身長を伸ばす方に行かなかったんだろうか。
智太は無言のまま。どうゆうポーズなのか両手を頭の後ろに組みながら仁王立ちしてる。何十秒とかそのくらい、よくわからない目線をふたり静かに合わせていた。
なんとなく智太の目の奥にヤバイものを察した気がした。嫌な予感がする・・・
「…なに?」
「すっげー無性になんかムラムラする」
「……、はい?」
なんの前触れも無くムラムラするという突然のセリフに、馬鹿じゃないのかと笑えてきてさらに口が緩む。
「ムラムラする」
「…えー、あー、イライラじゃなく?ムラムラ?」
「ムラムラ!」
「えーと、…大丈夫かよ?」
そのくらいの返事しか思い浮かばず、とりあえずこの場を穏便に収束させたくて言った。がしかし、・・・智太には全く効果がないようだ。
「口でしてくんない?」
つうか逆に効果的に効いちゃってんじゃねーか。なんでだよ?
「…あの、頭大丈夫?」
なんとか智太の気持ちをそらせようと、ちょっと怒らせるような言い方をしてみた。頭大丈夫?って聞かれたらカチンと来る人は多いはずだ。
ムラムラされるぐらいなら、いっそ怒りにシフトしてくれたほうが良いなぁと希望を掛けた。わざとキツい口調で言う。
「股間大丈夫じゃないわ」
けど、やっぱそれも効かない。「いやそーでなくあのー」
「舐めて」
「えーと場所わかってる?ここ楽屋なんだけど」
「関係!無い!!」
「いやあるあるある、」
「鍵かけよ」
「いやそれダメでしょ智太」
「いいの!サトルのせい!」
「えっ」
「…」
「サトルがエロいせい」
「…。」
なんだそりゃあ!!!!
・・・って、取り合わないのが普通だと思うけれど俺は智太に弱いのだ。
智太にそう言われると満更でもない。自分に欲情してくれたのなら悪い気はしない。そんなに言うなら…なんて、ちょっとキュンとしてる自分がいた。
==============
「…っ、、智太…っ」
とりあえず舐めて終わりにしようと思った。でも舐めただけで終わるなんてやっぱり無理なのだった。なにしろサトルに物欲しげな目で見られるんだから仕方ない。
すっかりサトルの尻に収まった自身のペニスを見ながら、智太は奥へと腰を押し付けた。ソファの背もたれに腕をつき尻を突き出しているサトルは 内壁を擦られて腕を震わせている。
「ぁー…さとる、エロい…、可愛い」
「ま、まってちょっとキツい…」
時短のために無理矢理入れたせいで 中は滑りが悪い。サトルは圧迫感に苦しみながらも うっすら笑みをつくる。苦しくて痛くて恥ずかしいから笑顔で誤魔化すしかなかったのだ。しかしその声がさらに智太を煽った。
本当に辛かったら笑うことも出来ないはずだ。笑ってるってことはまだ余裕がある。『キツい』なんて言ってても本当は『良い』って意味だろうな、と智太は思った。サトルの意思表示は智太の持論に基づき、ねじ曲げられてしまう。
智太は自身を打ち付けながらサトルの腰を自分のイイところへと引き寄せた
「大丈夫サトルならもうちょいイケるっしょ」
「いけな、…っ、トモ、いけないって…、」
そのセリフが智太のストライクゾーンにクリーンヒットした。
先程までの声とは違い余裕のないサトルの声は切なげで、これは本当にイケないんだなと智太は理解する。と同時にさらに欲情してしまい、智太のペニスは一層硬さを増した。
智太は本域でエロいと感じると、一周回って真顔になるタイプだ。
「…」
「とも、智太…、なんで黙んの…!」
「ごめんなんか黙っちゃった」
「黙んないで…!不安になるじゃん」
(やっぱ可愛い)
「…」
「…っ、トモ…!」
もはや脚も震わせているサトルはどう見ても限界だ。智太は後ろから抱きしめ、右手でサトルのペニスをしごき耳元で言った
「イッてもいいよ」
「…!ぁ…、…で…、でる…っ!」
智太に扱かれ、サトルはついに耐えられなくなり白濁を零す。
「ん…、は…!サトルんなか気持ちぃ…!」
達した瞬間サトルの孔に締め付けられ 、智太も奥へと注ぎ込んだ
==============
「…」
「…」
事後、汗だくの2人はグッタリしていた。疲れでしばらく無言だったが、先に静寂を破ったのはサトルだった。
「智太って変態だよね。」
シャツのボタンを留めつつ、智太を見ずにハッキリとサトルが言う。その言葉に智太も口角を広げて抗議した。
「いやいやいやサトルも大概じゃん?」
「俺は!変態じゃな~い!!!」
サトルがちょっとぶりっ子して言う。わざとぶりっこして言うのはサトルの照れ隠しだ。
「感じてたクセに~」
ぶりっ子が可愛く見えてしまい、智太は破顔する。
「それは智太がエロいことするから!」
「いつもより良かったクセに~」
「違ーう!!!」
「・・・・・・。」
ぶりっ子を数回されて智太のスイッチは切り替わる。ついさっきまでは可愛いなって思ってたのに、もう今は『めんどくせぇな』と思っている。あまりにも突飛に思えるが、これは自由人・智太の通常運転である。智太は真顔でサトルを見た。
「もっかい抱くぞ」
「っその脅しはイケナイと思う!!!ダメなやつだよ智太!!!」
引き続きぶりっ子サトルの攻撃を受けると、智太はだんだん色んなことがどうでも良くなって来た。
例えば休憩で外に出てるメンバーのこととか、鍵を掛けたままだから入れないだろうなとか、メンバーを閉め出した事がバレたらマネージャーに怒られるかもしれないとか。自由人智太が本音を言うとすれば、今はイチャイチャすることが第一優先だった。仕事なんて人生の暇つぶし。イチャイチャしたい時に出来ないなんて面白くない。今は自分たち以外の全てが煩わしい。
「・・・・・・知らん!!!」
「っわ!?っあー!!!智太の鬼畜ーー!」
智太の手が再びサトルのシャツへと掛かる。
「…入れねえんだけど!!!!!!」
楽屋へ戻ってきたメンバーの叫びが、廊下に響いた。
「智太、声デカイんだけど」
突然楽屋で智太が騒ぎ出した。今日は雑誌の撮影。メンバーは喫煙所やら自販機やらで外にいて、珍しく智太と俺だけが楽屋にいる。
寝ようとウトウトしてたところで智太の騒ぎ声が聞こえてきて、寝れる状態じゃない。
「あーあー!」
「あのだから」
「あーああー!」
「あのー」
「あああーあー」
「だから・・・・・・、、、くっく、」
最初はうるさいなって思ってたけど、あまりにも叫ぶから ウカツにもちょっと笑ってしまった。
こうゆうフリーダムな態度が、智太が自由人と呼ばれる由縁だ。おもむろに叫んでも智太のキャラで許される。憎めないゴールデンレトリバー。
「…」
ひとまず智太は黙ったけど、そのかわり(代わりと言うのも変だが、)こちらを見ている。相変わらずひょろ長いなと思いながらこちらも眺める。
グループの中だと智太は高身長だ。よく寝てよく食べ、自由に生きる智太の身長はスクスク伸びて、年上の俺もすっかり抜かしてしまった。俺なんか毎日色々考えて生きてたのに、気付けば10センチ以上も背が伸びてて恨めしい。もしかして、俺の栄養は脳みそで使っちゃってんのかな。だから身長を伸ばす方に行かなかったんだろうか。
智太は無言のまま。どうゆうポーズなのか両手を頭の後ろに組みながら仁王立ちしてる。何十秒とかそのくらい、よくわからない目線をふたり静かに合わせていた。
なんとなく智太の目の奥にヤバイものを察した気がした。嫌な予感がする・・・
「…なに?」
「すっげー無性になんかムラムラする」
「……、はい?」
なんの前触れも無くムラムラするという突然のセリフに、馬鹿じゃないのかと笑えてきてさらに口が緩む。
「ムラムラする」
「…えー、あー、イライラじゃなく?ムラムラ?」
「ムラムラ!」
「えーと、…大丈夫かよ?」
そのくらいの返事しか思い浮かばず、とりあえずこの場を穏便に収束させたくて言った。がしかし、・・・智太には全く効果がないようだ。
「口でしてくんない?」
つうか逆に効果的に効いちゃってんじゃねーか。なんでだよ?
「…あの、頭大丈夫?」
なんとか智太の気持ちをそらせようと、ちょっと怒らせるような言い方をしてみた。頭大丈夫?って聞かれたらカチンと来る人は多いはずだ。
ムラムラされるぐらいなら、いっそ怒りにシフトしてくれたほうが良いなぁと希望を掛けた。わざとキツい口調で言う。
「股間大丈夫じゃないわ」
けど、やっぱそれも効かない。「いやそーでなくあのー」
「舐めて」
「えーと場所わかってる?ここ楽屋なんだけど」
「関係!無い!!」
「いやあるあるある、」
「鍵かけよ」
「いやそれダメでしょ智太」
「いいの!サトルのせい!」
「えっ」
「…」
「サトルがエロいせい」
「…。」
なんだそりゃあ!!!!
・・・って、取り合わないのが普通だと思うけれど俺は智太に弱いのだ。
智太にそう言われると満更でもない。自分に欲情してくれたのなら悪い気はしない。そんなに言うなら…なんて、ちょっとキュンとしてる自分がいた。
==============
「…っ、、智太…っ」
とりあえず舐めて終わりにしようと思った。でも舐めただけで終わるなんてやっぱり無理なのだった。なにしろサトルに物欲しげな目で見られるんだから仕方ない。
すっかりサトルの尻に収まった自身のペニスを見ながら、智太は奥へと腰を押し付けた。ソファの背もたれに腕をつき尻を突き出しているサトルは 内壁を擦られて腕を震わせている。
「ぁー…さとる、エロい…、可愛い」
「ま、まってちょっとキツい…」
時短のために無理矢理入れたせいで 中は滑りが悪い。サトルは圧迫感に苦しみながらも うっすら笑みをつくる。苦しくて痛くて恥ずかしいから笑顔で誤魔化すしかなかったのだ。しかしその声がさらに智太を煽った。
本当に辛かったら笑うことも出来ないはずだ。笑ってるってことはまだ余裕がある。『キツい』なんて言ってても本当は『良い』って意味だろうな、と智太は思った。サトルの意思表示は智太の持論に基づき、ねじ曲げられてしまう。
智太は自身を打ち付けながらサトルの腰を自分のイイところへと引き寄せた
「大丈夫サトルならもうちょいイケるっしょ」
「いけな、…っ、トモ、いけないって…、」
そのセリフが智太のストライクゾーンにクリーンヒットした。
先程までの声とは違い余裕のないサトルの声は切なげで、これは本当にイケないんだなと智太は理解する。と同時にさらに欲情してしまい、智太のペニスは一層硬さを増した。
智太は本域でエロいと感じると、一周回って真顔になるタイプだ。
「…」
「とも、智太…、なんで黙んの…!」
「ごめんなんか黙っちゃった」
「黙んないで…!不安になるじゃん」
(やっぱ可愛い)
「…」
「…っ、トモ…!」
もはや脚も震わせているサトルはどう見ても限界だ。智太は後ろから抱きしめ、右手でサトルのペニスをしごき耳元で言った
「イッてもいいよ」
「…!ぁ…、…で…、でる…っ!」
智太に扱かれ、サトルはついに耐えられなくなり白濁を零す。
「ん…、は…!サトルんなか気持ちぃ…!」
達した瞬間サトルの孔に締め付けられ 、智太も奥へと注ぎ込んだ
==============
「…」
「…」
事後、汗だくの2人はグッタリしていた。疲れでしばらく無言だったが、先に静寂を破ったのはサトルだった。
「智太って変態だよね。」
シャツのボタンを留めつつ、智太を見ずにハッキリとサトルが言う。その言葉に智太も口角を広げて抗議した。
「いやいやいやサトルも大概じゃん?」
「俺は!変態じゃな~い!!!」
サトルがちょっとぶりっ子して言う。わざとぶりっこして言うのはサトルの照れ隠しだ。
「感じてたクセに~」
ぶりっ子が可愛く見えてしまい、智太は破顔する。
「それは智太がエロいことするから!」
「いつもより良かったクセに~」
「違ーう!!!」
「・・・・・・。」
ぶりっ子を数回されて智太のスイッチは切り替わる。ついさっきまでは可愛いなって思ってたのに、もう今は『めんどくせぇな』と思っている。あまりにも突飛に思えるが、これは自由人・智太の通常運転である。智太は真顔でサトルを見た。
「もっかい抱くぞ」
「っその脅しはイケナイと思う!!!ダメなやつだよ智太!!!」
引き続きぶりっ子サトルの攻撃を受けると、智太はだんだん色んなことがどうでも良くなって来た。
例えば休憩で外に出てるメンバーのこととか、鍵を掛けたままだから入れないだろうなとか、メンバーを閉め出した事がバレたらマネージャーに怒られるかもしれないとか。自由人智太が本音を言うとすれば、今はイチャイチャすることが第一優先だった。仕事なんて人生の暇つぶし。イチャイチャしたい時に出来ないなんて面白くない。今は自分たち以外の全てが煩わしい。
「・・・・・・知らん!!!」
「っわ!?っあー!!!智太の鬼畜ーー!」
智太の手が再びサトルのシャツへと掛かる。
「…入れねえんだけど!!!!!!」
楽屋へ戻ってきたメンバーの叫びが、廊下に響いた。
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