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しおりを挟むトレイに乗せたコーヒーを片手にお父さんの部屋をノックしました。
開けると俺を見上げ、お父さんが薄ら微笑みます。
「ちょうど良かった。論文が一通り、終わってね、息抜きしようかと思っていたところだ」
お父さんのデスクにコーヒーカップを置くと、
「すまないね」
お父さんが片手にカップを持ち、ブラックのホットコーヒーを啜ります。
「家内から聞いたかね?」
俺は無言でした。
座るように促され、また診察みたいにデスク近くの椅子に腰掛けます。
「プラセンタの調子はいいみたいだね、肌ツヤが良くなった」
そう言われ、頬を摩ります。
全身脱毛をした肌。確かに以前より肌が柔らかいように感じます。
そんな俺のワンピース越しに盛り上がった胸をお父さんは突然、両手で鷲掴みにしました。
「お、お父さん...!」
モミモミ...激しく揉みしだかれながら、声を抑えます。
「ここじゃなんだ。おいで、瑞希」
手首をひかれ、俺はベッドルームへ。
お父さんに仰向けにされ、顔を近づけ、俺の瞳を見つめます。
端正な面持ちの、男らしい瞳に俺も釘付けになりました....。
「綺麗だよ、瑞希。とても綺麗だ」
「お父さん....」
見つめ合った後、お父さんはルージュを塗った俺の唇に激しくキスして来ました。
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