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第六章 リュータと神と勇者の秘密
第六十六話 触手のその後
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まるで向こうの世界で市や町が管理する街路樹のように、チェーンソーで雑にカットされたかのようなローパーを遠目にながら、俺たちはローパーの触手が届かない安全圏で一息ついていた。
ローパーは再生が追い付かないのか、短くなった触手をウネウネとさせながら揺らめいていて、色も透き通った青なので幻想的ではある。
「あれは確かに近くで見てみたくなるな。あ゛ー、寝不足だし、妙なテンションだったから疲れた・・・」
しかし・・・、なんだよ、『封印されし右腕デス☆シザー』って。
右手一本でシザー、ハサミですらなかったし、俺は何を叫んでいたのだろうか。
あと四つ、左手、左足、右足、胴体のパーツがそろったらデュエルに勝利でもするのだろうか。
ああ、冷静になって考えると死ねる。
考えるな・・・、考えるな・・・。
ワスレロワスレロ・・・。
他のみんなの様子はどうだろうだか。
ひとまず三人で固まっているワン君、アンリエット様、ウィルを見る。
「こっちは・・・ハァハァ・・・・・・。捕まってたから余計に疲れてンゾ・・・。ボェェ。まだ口ン中に何か突っ込まれてる気がすンゾ・・・・・・」
「勇者のくせに、情けない」
「そういうオバ・・・、魔戦隊長殿も、足が生まれたての小鹿の様に震えているではないか」
「ふん、これはその、武者震いだ」
「今ごろ武者震えて、どうする気なンだ。ボェェェェ」
仲の悪い三人も、この時ばかりはケンカする元気がない・・・、と思わせて、普通に口ゲンカしている。結構余裕あるんだなー。
これなら彼らは自力で歩いて帰れそうだ。
三人と同じく触手に捕まっていたミチルさんはと言えば、地面にへたり込んでいた。
疲れてはいるけど、彼女はおんぶして帰らないといけない、か?
「もう、いやだぁ。お嫁に行けませんー。ひーん」
器用にも座りながら足をバタバタさせて泣いている。
うん、思ったより元気がありそうな様子で一安心だ。
しかし、確かにあの光景を知られては、ただでさえ頭部的に不利なミチルさんの婚期が遠のくね。
当人は向こうの世界でもまだ高校生、こちらでも成人したてだから焦るほどではないが、それでも
「将来の夢は、素敵なお嫁さんなんです」
と言う、かわいらしいお嬢さんだ。
・・・、そう言う当人の家事能力が皆無なのは、この際目を瞑ろう。
とにもかくにも、そんなお嬢さんが触手プレイの餌食になって、エロい事になったと知られては、意外と潔癖症と言うか貞操観念の強いこの世界の人たちへのウケはよろしくないだろう。
だがしかし、こう見えて俺は口が堅い。アンリエット様も軍人だから口は堅いだろう。心配はいらないと思う。
いや、シルちゃんは、意外と口が軽かったな。
街でもよく井戸端会議に参加しているし・・・、シルちゃんに見られたのは、ちょっとマズかったかもしれない。
うーん。
ひ、ひとまずミチルさんを慰める為に、言葉を選ぶとしよう。
「大丈夫。見てたのは俺とアンリエット様とシルちゃんだけだから。俺は絶対に心の中に留めておくよ。決して先の光景を口外しないから」
「このパーティの中でも常識人のお三方に見られているので、全く大丈夫じゃありませんーー!! リュータさん、忘れて下さいぃぃ」
「そ、そう言われても・・・」
ファンタジーの伝統芸、ある意味で男の夢、美少女のエローパー触手プレイ。
クッキリハッキリ覚えていますし、衝撃的すぎて、すぐには忘れられません。ごめんなさい。
ただミチルさんの頭部的正体を知っているからか、イマイチ興奮出来なかったんだけど、それを言う必要はないよなぁ。
慰めるどころか、火に油を注ぎそうだし。
「まだあの二人に見られていた方がマシですぅ」
よほどショックだったのか、ミチルさんの精神年齢が下がっている。
そう言えば以前、触手プレイよりも催眠プレイの方が好みだと言っていたっけ。
いやいや、あれはゲームとかの話で、実際に自分がプレイされる側と言う話ではなかったはず。
いや、まさか、ねぇ?
ひとまずミチルさんの新たな疑惑、性癖の話は脇に置いておこう。
触手の圏外とは言え、ここはダンジョン。他にも危険なモノはたくさんあるのだから。
「疲れたのじゃぁ。森はやはり油断できんのぉ」
「そうだね。これはもう、今日はこれ以上奥深くに行くのは無理だよね」
「幸いにも死人が出なんだのじゃ。時間は惜しいが、ここいらが潮時じゃの」
シルちゃんは未だにネチネチと口論を繰り広げている三人を見て、そう提案してくる。
そもそもこうなった原因が、この三人の暴走にあるんだよな。
不用意にローパーに近寄った男二人と、アンリエット様を庇ったミチルさんが拘束されいきなり戦力大幅減だったからねぇ。
・・・、何が心配のないほどの過剰戦力だよ・・・。
よし、グチグチ考えていても仕方がない。意識を切り替えて、さっさと戻ろう!
「うん、俺も幸運だったと思うよ」
それに、反応は様々だけど、おおむねみんなの今の思いは一つだ。
「ひとまず拠点に戻りますか」
「賛成~」
そして俺たちはただの植物にいい様にやられ、這う這うの体でモノリスのある拠点に戻る事になった。
その道中、何気なくウィルが俺に聞いてきたその内容でまた一波乱あった。
「なぁリュータ。貴様の『生活魔法』には、『除草剤』なんてモノはなかったのか?」
「え?」
「いやなに、『芳香剤』が使えるのなら、そう言うモノもなかったのかと」
・・・。
「『除草剤』」
手近にあった雑草っぽい草に向けて魔法を放つ。
草は、枯れた。
「・・・」
「・・・」
・・・、・・・・・・。
沈黙と、みんなの視線がイタイ。
「なンでテメー! 最初にコレ使わなかったンダァァァルオオオ!?」
「人に当たるでない、性根まで腐った外道勇者」
「ウッセーババァ! 俺様ァ妙な液体飲まされて、あ、何かお腹痛い・・・。ちょっと待って、出そう。下から何か、出そう・・・」
興奮していたと思いきや、突如腹を押さえて腹痛を訴えてくる不穏なワン君に、思わず一同後ずさり。
どうやら先ほどのローパー汁に当たったようだ。
真っ青な顔をしたワン君に、アンリエット様が容赦なく告げる。
「そこらの茂みででもしてこい! 私たちは先に帰っておるぞ!」
「お、おい、待てよ。本当に、あ、痛い・・・」
「タチの悪い病気の可能性もある。コヤツは今ここで、焼却処分しておく方がよいか?」
いやいや、アンリエット様は何を物騒な事言ってるんですかねぇ!
ワン君はハイレベル過ぎて、焼却処分するには俺たちだけだと火力足りてないよ!?
・・・、いや、何を考えたんだ、俺。
どうやら寝不足で思考能力がどうにかなってしまってるようだ。
「・・・、ここは魔戦隊長殿の言う事が正しい。ワンは置いていくべきだろう」
「レベル三桁の勇者だから、死ぬことはないと思いますし、早く帰りましょう~」
「もう、眠いのじゃ~」
君ら、結構冷たいのね。
結局、俺がワン君に付き添う形でその場に居残り、残る面々は振り向きもせず拠点に向かって真っ直ぐに帰っていった。
俺が残ったのは、先ほどワン君の焼却処分について考えた罪滅ぼしだ。
穴掘って、『消音消臭』をかけて、お尻拭く用の葉っぱも渡してあげて、出たブツの穴を塞いで、最後に手洗い用の水を供給してあげた。
俺の単独孤島生活の成果が今、最大限に発揮されていた。
「て、テメェは、心の友だぁぁぁぁぁ!!」
その結果、ワン君にとても懐かれた。
ローパーは再生が追い付かないのか、短くなった触手をウネウネとさせながら揺らめいていて、色も透き通った青なので幻想的ではある。
「あれは確かに近くで見てみたくなるな。あ゛ー、寝不足だし、妙なテンションだったから疲れた・・・」
しかし・・・、なんだよ、『封印されし右腕デス☆シザー』って。
右手一本でシザー、ハサミですらなかったし、俺は何を叫んでいたのだろうか。
あと四つ、左手、左足、右足、胴体のパーツがそろったらデュエルに勝利でもするのだろうか。
ああ、冷静になって考えると死ねる。
考えるな・・・、考えるな・・・。
ワスレロワスレロ・・・。
他のみんなの様子はどうだろうだか。
ひとまず三人で固まっているワン君、アンリエット様、ウィルを見る。
「こっちは・・・ハァハァ・・・・・・。捕まってたから余計に疲れてンゾ・・・。ボェェ。まだ口ン中に何か突っ込まれてる気がすンゾ・・・・・・」
「勇者のくせに、情けない」
「そういうオバ・・・、魔戦隊長殿も、足が生まれたての小鹿の様に震えているではないか」
「ふん、これはその、武者震いだ」
「今ごろ武者震えて、どうする気なンだ。ボェェェェ」
仲の悪い三人も、この時ばかりはケンカする元気がない・・・、と思わせて、普通に口ゲンカしている。結構余裕あるんだなー。
これなら彼らは自力で歩いて帰れそうだ。
三人と同じく触手に捕まっていたミチルさんはと言えば、地面にへたり込んでいた。
疲れてはいるけど、彼女はおんぶして帰らないといけない、か?
「もう、いやだぁ。お嫁に行けませんー。ひーん」
器用にも座りながら足をバタバタさせて泣いている。
うん、思ったより元気がありそうな様子で一安心だ。
しかし、確かにあの光景を知られては、ただでさえ頭部的に不利なミチルさんの婚期が遠のくね。
当人は向こうの世界でもまだ高校生、こちらでも成人したてだから焦るほどではないが、それでも
「将来の夢は、素敵なお嫁さんなんです」
と言う、かわいらしいお嬢さんだ。
・・・、そう言う当人の家事能力が皆無なのは、この際目を瞑ろう。
とにもかくにも、そんなお嬢さんが触手プレイの餌食になって、エロい事になったと知られては、意外と潔癖症と言うか貞操観念の強いこの世界の人たちへのウケはよろしくないだろう。
だがしかし、こう見えて俺は口が堅い。アンリエット様も軍人だから口は堅いだろう。心配はいらないと思う。
いや、シルちゃんは、意外と口が軽かったな。
街でもよく井戸端会議に参加しているし・・・、シルちゃんに見られたのは、ちょっとマズかったかもしれない。
うーん。
ひ、ひとまずミチルさんを慰める為に、言葉を選ぶとしよう。
「大丈夫。見てたのは俺とアンリエット様とシルちゃんだけだから。俺は絶対に心の中に留めておくよ。決して先の光景を口外しないから」
「このパーティの中でも常識人のお三方に見られているので、全く大丈夫じゃありませんーー!! リュータさん、忘れて下さいぃぃ」
「そ、そう言われても・・・」
ファンタジーの伝統芸、ある意味で男の夢、美少女のエローパー触手プレイ。
クッキリハッキリ覚えていますし、衝撃的すぎて、すぐには忘れられません。ごめんなさい。
ただミチルさんの頭部的正体を知っているからか、イマイチ興奮出来なかったんだけど、それを言う必要はないよなぁ。
慰めるどころか、火に油を注ぎそうだし。
「まだあの二人に見られていた方がマシですぅ」
よほどショックだったのか、ミチルさんの精神年齢が下がっている。
そう言えば以前、触手プレイよりも催眠プレイの方が好みだと言っていたっけ。
いやいや、あれはゲームとかの話で、実際に自分がプレイされる側と言う話ではなかったはず。
いや、まさか、ねぇ?
ひとまずミチルさんの新たな疑惑、性癖の話は脇に置いておこう。
触手の圏外とは言え、ここはダンジョン。他にも危険なモノはたくさんあるのだから。
「疲れたのじゃぁ。森はやはり油断できんのぉ」
「そうだね。これはもう、今日はこれ以上奥深くに行くのは無理だよね」
「幸いにも死人が出なんだのじゃ。時間は惜しいが、ここいらが潮時じゃの」
シルちゃんは未だにネチネチと口論を繰り広げている三人を見て、そう提案してくる。
そもそもこうなった原因が、この三人の暴走にあるんだよな。
不用意にローパーに近寄った男二人と、アンリエット様を庇ったミチルさんが拘束されいきなり戦力大幅減だったからねぇ。
・・・、何が心配のないほどの過剰戦力だよ・・・。
よし、グチグチ考えていても仕方がない。意識を切り替えて、さっさと戻ろう!
「うん、俺も幸運だったと思うよ」
それに、反応は様々だけど、おおむねみんなの今の思いは一つだ。
「ひとまず拠点に戻りますか」
「賛成~」
そして俺たちはただの植物にいい様にやられ、這う這うの体でモノリスのある拠点に戻る事になった。
その道中、何気なくウィルが俺に聞いてきたその内容でまた一波乱あった。
「なぁリュータ。貴様の『生活魔法』には、『除草剤』なんてモノはなかったのか?」
「え?」
「いやなに、『芳香剤』が使えるのなら、そう言うモノもなかったのかと」
・・・。
「『除草剤』」
手近にあった雑草っぽい草に向けて魔法を放つ。
草は、枯れた。
「・・・」
「・・・」
・・・、・・・・・・。
沈黙と、みんなの視線がイタイ。
「なンでテメー! 最初にコレ使わなかったンダァァァルオオオ!?」
「人に当たるでない、性根まで腐った外道勇者」
「ウッセーババァ! 俺様ァ妙な液体飲まされて、あ、何かお腹痛い・・・。ちょっと待って、出そう。下から何か、出そう・・・」
興奮していたと思いきや、突如腹を押さえて腹痛を訴えてくる不穏なワン君に、思わず一同後ずさり。
どうやら先ほどのローパー汁に当たったようだ。
真っ青な顔をしたワン君に、アンリエット様が容赦なく告げる。
「そこらの茂みででもしてこい! 私たちは先に帰っておるぞ!」
「お、おい、待てよ。本当に、あ、痛い・・・」
「タチの悪い病気の可能性もある。コヤツは今ここで、焼却処分しておく方がよいか?」
いやいや、アンリエット様は何を物騒な事言ってるんですかねぇ!
ワン君はハイレベル過ぎて、焼却処分するには俺たちだけだと火力足りてないよ!?
・・・、いや、何を考えたんだ、俺。
どうやら寝不足で思考能力がどうにかなってしまってるようだ。
「・・・、ここは魔戦隊長殿の言う事が正しい。ワンは置いていくべきだろう」
「レベル三桁の勇者だから、死ぬことはないと思いますし、早く帰りましょう~」
「もう、眠いのじゃ~」
君ら、結構冷たいのね。
結局、俺がワン君に付き添う形でその場に居残り、残る面々は振り向きもせず拠点に向かって真っ直ぐに帰っていった。
俺が残ったのは、先ほどワン君の焼却処分について考えた罪滅ぼしだ。
穴掘って、『消音消臭』をかけて、お尻拭く用の葉っぱも渡してあげて、出たブツの穴を塞いで、最後に手洗い用の水を供給してあげた。
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