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第六章 リュータと神と勇者の秘密
第六十七話 亜神とリュータの秘密
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拠点に戻り、仮眠を取った俺たちは、周囲の探索を終えた後で明日以降についての話し合いを行ない、夜を迎えた。
夜番の順番は昨日と同じで、一回目がワン君とウィル、二回目が俺とアンリエット様、三回目が今回はきっと起きてくれると信じているミチルさんとシルちゃん。
撤収したのが早かったので、早い時間から寝れて少し落ち着いた頃、俺は『アラーム』にたたき起こされ、夜番に向かった。
「リュータ殿はすばらしい魔法をお持ちだ」
あの二人が今夜も起きてこなかったらどうしようか、なんて考え事をしながら歩いていたら、焚き火から視線を外して俺の方を向いたアンリエット様がそう呟いていた。
「こんばんは、アンリエット様。今夜もよろしくお願いします」
「ああ、こちらこそ頼む」
早速『虫よけ』を使い、俺たちや火にかかってくる虫を軽く散らす。
一度使っておけば、しばらくは寄ってこない。
その間にチャチャっとお茶の準備をしよう。
「えーと、すばらしい魔法とは『除草剤』ですか? いや、あれのどこが『生活魔法』なんだって気持ちはあるんですけど」
「それもあるが、『消音消臭』に先ほどの『虫よけ』。道中で見せてもらった『芳香剤』は本当に驚いた。さすがハイヒューマンはすごいものだ」
ハイヒューマン。
俺が亜神となった際に新たに成った種族だ。
ハイ〇〇は、妖精さんである真紅さんたちと同じだから気になってたんだけど、彼女たちも詳しくは知らなかったんだよね。
いや、言葉を濁していたから何かを知ってはいるみたいだったけど、無理に聞き出せる雰囲気でもなかったし、折角の機会だから知っていそうなアンリエット様に教えてもらおうかな。
「その、ハイヒューマンってそもそも何なんですかね」
え? 何そのチョー驚いたって顔?
そんな常識レベルの話なの?
「己がハイヒューマンなのに知らないのか?」
「え? ええ、まったく何も。亜神とか言われてましたが、俺って神様なんですか?」
その割にはみんな俺をまったく敬ってないんだが、どう言う事なのだろうか。
「ある意味でそうだが、そうではないとも言える。ハイヒューマンとは、神の代理のような存在だ」
「代理ですか? 使徒のようなものですか?」
「いや、使徒様は神々が遣わした、力はあるが権限のない存在だ。ハイヒューマンとは、分かりやすい者で言えば、人支配のモノリスの管理者だ。身近なところでは、我が父がそうだな」
へー、モノリスの管理者かぁ。
と言う事は、シルちゃんもエルフの森のモノリスの管理者だからハイエルフなのか。
それでシルちゃん以外にハイエルフがいないのね。
「あれ? でも俺はどこのモノリスも管理していませんよ?」
「うむ。文献によればハイ種には二種類あるそうだが、分かるか?」
「二種類? なんでしょうか、えーと、堕ちた神様かどうかですか?」
そう言えばハイゴブリンやハイマーマンである真紅さんや藍子さんは元々神様で、ランクダウン的な何かで亜神になったって話だったよな。
正確には彼女たちの親か先祖がそう言う存在だったんだっけか。
「それも結局はモノリスの管理者だから同じものだな。どちらも資格所有者に受け継がれる、言ってしまえば王位のようなものだ」
「受け継がれる王位のようなもの・・・?」
「うむ。我が父であるこの国の国王は、生まれた時はミッドヒューマンだったのだ。それがモノリスを継承し、この地の管理者となったが故に、ハイヒューマンへと成ったのだ」
その後、あれやこれやと細かな話から、なぜか建国の話となり、次に飛躍して魔法の話にそれかけたところで軌道修正。
そうやって色々話を聞いて、とりあえずお湯が沸いたのでお茶を入れ二人で飲んだ。
一息ついた所で、分かった事を要約する。
「つまり、普通の人はローヒューマン。ハイヒューマンの子供はミッドヒューマン。ハイヒューマンは土地支配の象徴であるモノリスの管理者で、神様の代行者。だから亜神である、と」
「そうだ。そしてモノリスには、他種について制約を設けたり、ダンジョンを管理したりなどの権限がある。もっとも、エネルギー源たるコアとセットで支配しなければ大した力はない。モノリスは土地やコアを管理するための端末でしかないのでな」
そうだったのか。
いやはや、なんとも不思議な話だね。
「えーと、ところで俺がなんでハイヒューマンなのか、今までの話からではまだ分からないのですが?」
「うむ。そうだな。その前に、実は勇者二人がミッドヒューマンなのは知っておるか?」
「え? いや、まったく知りませんでした」
「そうなのか・・・。異世界から来る者たちはあらかじめ知識を植え付けられると聞いておったが、どうやらリュータ殿は例外のようだな」
「向こうの世界で俺を見出して、この世界に送ってくれたのが笑いの神様ですからね。この方がウケがいいとか思ったんじゃないでしょうか」
先入観なく、ありのままのこの世界を見て欲しいとかも言っていた気がするけど、それも本気だったのかどうなのか分からないしね。
そう言えば、俺がハイヒューマンになってから笑いの神様からの交信が一切ないな。
それどころか、時々感じていた繋がりみたいなものがプッツリと途絶えている。
気にはなるが、まぁこう言うのもこの世界について知れば追々分かってくるのだろう。
「今のリュータ殿を見れば、その先見の明は確かなものだと解る。そのお方は、きっとリュータ殿に予断を与えたくはなかったのだろう」
「確かにそんな事は言っていましたが、他に送られてきた人たちは違ったんですか?」
「ああ、一部にはこの地のことをよく知りもせず、ただただ戦いに明け暮れた過激な者たちもいたそうだ。それ故に我が国でも勇者の扱いは危険物扱いだったのだが・・・。いや、この話題はよそう」
ビキビキと額に青筋を立てて、明らかに誰を思い浮かべたのか分かるほどの怒りを示したアンリエット様は、一つ深呼吸をした後で焚き火に小枝を放った。
「それで本題だが、ハイヒューマンへの到達には、モノリスの支配の他、ミッドヒューマンからのランクアップによる自力昇格があるのだ。無論、ローヒューマンからミッドヒューマンへの自力昇格もある」
「自力昇格?」
「モノリスと言う、ある意味で神の力の一端を借りるのではなく、経験を蓄積し、苦行を経て、偉業を達成し、そうして上位存在へと自力でいたる。それが、もう一つのハイヒューマンだ」
ふむ。
経験は、この世界に来てからの色々だろう。
単独で孤島ゼロ円生活を送ったり、戦ったり、泳いだり、畑を耕したり、巨大キノコと戦ったり、孤島でゼロ円生活を送ったり、戦ったり、泳いだり、畑を耕したり、巨大ウナギを退治したり・・・。
他にもエルフやリザードマンとの交流もあるし、魔人とも戦ったな。
うん、要件満たせそうなほどに、めっちゃ濃いわ。
偉業を達成は、よく妖精さんたちが褒めてくれている「ダンジョンをソロ攻略」だろう。
そもそも常人にはまずコアを割れないって話で、ボスを倒せば閉鎖されたダンジョンからは脱出できるそうだから、コアを割ると言う発想すらこの国の人たちにはないとも聞いた。
神様からもらったチートな呪い耐性がなければ、確かに俺もヤバかったしな。アレは十分偉業だろう。
しかし苦行はどうだろうか。
「うーん、苦行に心当たりがないです」
「そうなのか?」
「例えば今日の出来事は、苦行ですか?」
「違うな。あの程度で神へと至れるのであれば、私もそうなっておる」
だよね。
そうなると、何かほかの要因があるのだろうか。
生き返りが関係しているのだろうか・・・。
「そうだな。かつて自力でハイヒューマンへと至ったお方は、生まれた時からある呪いを受けていたそうだ」
「生まれた時からの呪いですか!? それは一体どんな呪いだったんでしょうか」
髪が生えてこない呪いとか?
「それは、『経験値増』と呼ばれる呪いだ。それを持って生まれた者は
レベルアップに必要な経験値が増加
してしまうのだ。過酷なこの世界において、レベルが上がりにくいなど、これほどの苦行はまずなかろうな」
・・・。
あ、それ、俺持ってます!
夜番の順番は昨日と同じで、一回目がワン君とウィル、二回目が俺とアンリエット様、三回目が今回はきっと起きてくれると信じているミチルさんとシルちゃん。
撤収したのが早かったので、早い時間から寝れて少し落ち着いた頃、俺は『アラーム』にたたき起こされ、夜番に向かった。
「リュータ殿はすばらしい魔法をお持ちだ」
あの二人が今夜も起きてこなかったらどうしようか、なんて考え事をしながら歩いていたら、焚き火から視線を外して俺の方を向いたアンリエット様がそう呟いていた。
「こんばんは、アンリエット様。今夜もよろしくお願いします」
「ああ、こちらこそ頼む」
早速『虫よけ』を使い、俺たちや火にかかってくる虫を軽く散らす。
一度使っておけば、しばらくは寄ってこない。
その間にチャチャっとお茶の準備をしよう。
「えーと、すばらしい魔法とは『除草剤』ですか? いや、あれのどこが『生活魔法』なんだって気持ちはあるんですけど」
「それもあるが、『消音消臭』に先ほどの『虫よけ』。道中で見せてもらった『芳香剤』は本当に驚いた。さすがハイヒューマンはすごいものだ」
ハイヒューマン。
俺が亜神となった際に新たに成った種族だ。
ハイ〇〇は、妖精さんである真紅さんたちと同じだから気になってたんだけど、彼女たちも詳しくは知らなかったんだよね。
いや、言葉を濁していたから何かを知ってはいるみたいだったけど、無理に聞き出せる雰囲気でもなかったし、折角の機会だから知っていそうなアンリエット様に教えてもらおうかな。
「その、ハイヒューマンってそもそも何なんですかね」
え? 何そのチョー驚いたって顔?
そんな常識レベルの話なの?
「己がハイヒューマンなのに知らないのか?」
「え? ええ、まったく何も。亜神とか言われてましたが、俺って神様なんですか?」
その割にはみんな俺をまったく敬ってないんだが、どう言う事なのだろうか。
「ある意味でそうだが、そうではないとも言える。ハイヒューマンとは、神の代理のような存在だ」
「代理ですか? 使徒のようなものですか?」
「いや、使徒様は神々が遣わした、力はあるが権限のない存在だ。ハイヒューマンとは、分かりやすい者で言えば、人支配のモノリスの管理者だ。身近なところでは、我が父がそうだな」
へー、モノリスの管理者かぁ。
と言う事は、シルちゃんもエルフの森のモノリスの管理者だからハイエルフなのか。
それでシルちゃん以外にハイエルフがいないのね。
「あれ? でも俺はどこのモノリスも管理していませんよ?」
「うむ。文献によればハイ種には二種類あるそうだが、分かるか?」
「二種類? なんでしょうか、えーと、堕ちた神様かどうかですか?」
そう言えばハイゴブリンやハイマーマンである真紅さんや藍子さんは元々神様で、ランクダウン的な何かで亜神になったって話だったよな。
正確には彼女たちの親か先祖がそう言う存在だったんだっけか。
「それも結局はモノリスの管理者だから同じものだな。どちらも資格所有者に受け継がれる、言ってしまえば王位のようなものだ」
「受け継がれる王位のようなもの・・・?」
「うむ。我が父であるこの国の国王は、生まれた時はミッドヒューマンだったのだ。それがモノリスを継承し、この地の管理者となったが故に、ハイヒューマンへと成ったのだ」
その後、あれやこれやと細かな話から、なぜか建国の話となり、次に飛躍して魔法の話にそれかけたところで軌道修正。
そうやって色々話を聞いて、とりあえずお湯が沸いたのでお茶を入れ二人で飲んだ。
一息ついた所で、分かった事を要約する。
「つまり、普通の人はローヒューマン。ハイヒューマンの子供はミッドヒューマン。ハイヒューマンは土地支配の象徴であるモノリスの管理者で、神様の代行者。だから亜神である、と」
「そうだ。そしてモノリスには、他種について制約を設けたり、ダンジョンを管理したりなどの権限がある。もっとも、エネルギー源たるコアとセットで支配しなければ大した力はない。モノリスは土地やコアを管理するための端末でしかないのでな」
そうだったのか。
いやはや、なんとも不思議な話だね。
「えーと、ところで俺がなんでハイヒューマンなのか、今までの話からではまだ分からないのですが?」
「うむ。そうだな。その前に、実は勇者二人がミッドヒューマンなのは知っておるか?」
「え? いや、まったく知りませんでした」
「そうなのか・・・。異世界から来る者たちはあらかじめ知識を植え付けられると聞いておったが、どうやらリュータ殿は例外のようだな」
「向こうの世界で俺を見出して、この世界に送ってくれたのが笑いの神様ですからね。この方がウケがいいとか思ったんじゃないでしょうか」
先入観なく、ありのままのこの世界を見て欲しいとかも言っていた気がするけど、それも本気だったのかどうなのか分からないしね。
そう言えば、俺がハイヒューマンになってから笑いの神様からの交信が一切ないな。
それどころか、時々感じていた繋がりみたいなものがプッツリと途絶えている。
気にはなるが、まぁこう言うのもこの世界について知れば追々分かってくるのだろう。
「今のリュータ殿を見れば、その先見の明は確かなものだと解る。そのお方は、きっとリュータ殿に予断を与えたくはなかったのだろう」
「確かにそんな事は言っていましたが、他に送られてきた人たちは違ったんですか?」
「ああ、一部にはこの地のことをよく知りもせず、ただただ戦いに明け暮れた過激な者たちもいたそうだ。それ故に我が国でも勇者の扱いは危険物扱いだったのだが・・・。いや、この話題はよそう」
ビキビキと額に青筋を立てて、明らかに誰を思い浮かべたのか分かるほどの怒りを示したアンリエット様は、一つ深呼吸をした後で焚き火に小枝を放った。
「それで本題だが、ハイヒューマンへの到達には、モノリスの支配の他、ミッドヒューマンからのランクアップによる自力昇格があるのだ。無論、ローヒューマンからミッドヒューマンへの自力昇格もある」
「自力昇格?」
「モノリスと言う、ある意味で神の力の一端を借りるのではなく、経験を蓄積し、苦行を経て、偉業を達成し、そうして上位存在へと自力でいたる。それが、もう一つのハイヒューマンだ」
ふむ。
経験は、この世界に来てからの色々だろう。
単独で孤島ゼロ円生活を送ったり、戦ったり、泳いだり、畑を耕したり、巨大キノコと戦ったり、孤島でゼロ円生活を送ったり、戦ったり、泳いだり、畑を耕したり、巨大ウナギを退治したり・・・。
他にもエルフやリザードマンとの交流もあるし、魔人とも戦ったな。
うん、要件満たせそうなほどに、めっちゃ濃いわ。
偉業を達成は、よく妖精さんたちが褒めてくれている「ダンジョンをソロ攻略」だろう。
そもそも常人にはまずコアを割れないって話で、ボスを倒せば閉鎖されたダンジョンからは脱出できるそうだから、コアを割ると言う発想すらこの国の人たちにはないとも聞いた。
神様からもらったチートな呪い耐性がなければ、確かに俺もヤバかったしな。アレは十分偉業だろう。
しかし苦行はどうだろうか。
「うーん、苦行に心当たりがないです」
「そうなのか?」
「例えば今日の出来事は、苦行ですか?」
「違うな。あの程度で神へと至れるのであれば、私もそうなっておる」
だよね。
そうなると、何かほかの要因があるのだろうか。
生き返りが関係しているのだろうか・・・。
「そうだな。かつて自力でハイヒューマンへと至ったお方は、生まれた時からある呪いを受けていたそうだ」
「生まれた時からの呪いですか!? それは一体どんな呪いだったんでしょうか」
髪が生えてこない呪いとか?
「それは、『経験値増』と呼ばれる呪いだ。それを持って生まれた者は
レベルアップに必要な経験値が増加
してしまうのだ。過酷なこの世界において、レベルが上がりにくいなど、これほどの苦行はまずなかろうな」
・・・。
あ、それ、俺持ってます!
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