最強魔法は生活魔法!? ~異世界ではモンスター退治も生活のうち~

gagaga

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終章 リュータとそれぞれの話

第九十二話 ドラの話

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 ドラなの。
 大地の神様の子であり、植物を担当している妖精なのよ。

 かつて魔王の手先にダンジョンを乗っ取られてピンチだった時に、リュータパパに助けてもらったのよ。

 つまり、ワタチがメインヒロインなのよ。だから他の女はサブ、出しゃばっちゃダメなのよ。

 なんて、それよりもまずは目の前の事なのよ。そっと手を差し出して、つまづきそうな女の子を助けたの。

「シルビィ姉、だいじょうぶ?」

 考え事をしながらは、ちょっと危ないかもと思い直したのよ。何せここには、妊娠しているのにも関わらず、ダンジョンに潜っているおバカさんがいるからなの。ちょっとした小岩でも、お腹が出てきて下が見にくくなってるから危ないのよね。ほら、手を取るのよ。

 ワタチが手を貸しているその子の名は、シルビィエンテクライテア。生命神エンテ様の巫女であり、ハイエルフ。そしてワタチと同じ、リュータの妻。包容力があるので、ワタチはシルビィ姉と呼んでいるのよ。
 そんな彼女に手を貸しつつ、膨らんだお腹を羨ましくてついワタチはチラ見するの。

 ・・・実の所、ワタチ、失敗したのよ。
 今のワタチは十歳程度の外見をしているのよ。この方がウケがいいと思ったのよ。一度だけ成長したんだけど、やっぱり小さい方がウケがよさそうだったから戻ったのよ。で、そのままでいたらリュータに、子供はちょっと抱けないから成長してからね、と言われてしまったの。

 ・・・、ソラミよりも年齢が上なのはヒミツなのよ。

 で、で、で、それで、見た目が子供だから子作りに参加できないのよ。ワタチだけ妻の中でも置いてけぼりでひどいのよ。

「ワタチもくんずほぐれつしたかったのよ!!」

 シルビィ姉!? いえ、なんでもないの。欲望まみれの叫び声を上げたワタチを慈愛の目で見ながら頭を撫でないで欲しいの・・・。恥ずかしさで死んでしまいそうなのよ。

 こほん。気を取り直すの。精神年齢が肉体年齢に引っ張られて、少し幼児退行しちゃってるのは、しょうがないのよ。
 それで、どうして身重のシルビィ姉がダンジョンにいるかと言う話だったのよ。

 まずダンジョンについてなのよ。
 このダンジョン、光の神様が引きこもっていると生命神エンテ様が言っていたダンジョンなのよ。光なのに引きこもりってなんなのよって思ったのよ。でもリュータが言うには、向こうの世界でも同じような神話があるって話なのよ。

 つまり、光を司る神は、引きこもるものなのよ。

 ・・・、迷惑な話なのよ。きっと、向こうの世界でもその時はてんやわんやだったと思うのよ。
 それで、その神話と同じことをすればいいんじゃないかって話になったけど、話を聞いて却下されたのよ。入り口でどんちゃん騒ぎしてたら覗きに来るとか、悠長な事してれらないのよ。それに物資的に、そんな余裕もないのよ。
 よって結論は強硬手段。最初の予定通りダンジョンを攻略して、引きこもった光の神様を無理やり引っ張り出すことになったのよ。

「そこで問題になったのが、メンバーの選出なのよ」

 詳細は省くけど、戦力がそもそも、リュータ、シルビィ姉、ミント姉の三人に、予備戦力のワタチしか今はいないのよ。ミント姉はダークエルフで、この子もかなりの包容力を持っているの。よく食事中に汚れたワタチの口元を拭ってくれるのよ。
 それはともかくとして、戦える者が実質四人しかいないの。
 この旅の同行者には他にも元妖精や元勇者がいるのだけど、加護の力を失ったから一般人と変わらないのよ。そして加護を持たない女子たちは、妊娠中のシルビィ姉よりも弱いの。これがシルビィ姉をダンジョンに向かわせる理由となったのよ。

「もう一つ問題があったの」

 ダンジョンの外には、今もワラワラと魔物が吸い寄せられるように集まってきているのよ。だから、拠点を守る為に主戦力を一人残し、他のメンバーでダンジョンを攻略する必要があったの。
 最初はリュータが一人で行くと言っていたの。当然、猛反対されたのよ。そして三日三晩激論を交わした末に、この三人でのダンジョン攻略が決定したの。

「ダンジョンは、一般人の成人男性の足で歩いて半日で最奥まで着くほど浅いって言ってたけど、このペースじゃ半日は無理なの」

 決め手となったのはシルビィ姉がエンテ様から聞いたこの話なの。一般人の足で半日なら加護を持つシルビィ姉なら二時間もあれば着くし大丈夫だと、本人が強引に押し切ったの。でも、よく考えれば洞窟の中は整備されている訳じゃないの。岩場でゴツゴツとしていて、段差も坂もあって危ないのよ。
 光の神様のダンジョンらしく視界は良好で、そこら中に明かりが灯っているのだけれど、それでも足元に細かな陰影は生まれるから、時々シルビィ姉が障害物に足元を取られているの。

「リュータパパも焦っているし、脱出も出来ないし、困ったの」

 エルフらしく耳のいいシルビィ姉に聞こえないように愚痴を零しながら、先頭を歩くリュータパパを確認するの。
 右手には愛用の棍棒、先代は魔王戦で折れたそうで今のは二代目なの、そして左手は空けていて時折魔法を放っているの。パパお得意の生活魔法で、いい匂いのする薬草のような香りをまき散らしているの。『芳香剤:ミント』と言うらしく、中々に効果的なのよ。チラチラと見える羽虫がリュータパパとその魔法の範囲内にいるワタチたちを避けてくれるから、不快な思いをせずに済んでいるの。

 そして時々現れるゴブリンを棍棒と魔法で即座にせん滅し、すぐさま振り向きワタチたちの無事を確認して、それからまた前へと進んでいくの。

「あ、また分かれ道なの」

 ワタチたちがこの浅いダンジョンで苦戦しているもう一つの理由が、コレなの。
 散発的に現れるゴブリンに、この非常に多い分岐。シルビィ姉がマッピングをしているから迷いはしてないけど、アリの巣かと思うほどとにかく分岐分岐、分岐ばかりなの。
 分岐の先が行き止まりの場合、それほど歩かずに行き止まりになっているの。でも、それを確かめてから戻って、また次の分岐へといっていると、それはもう時間がかかるのよ。その事に思う所があるのか、なんだかちょっと、パパの様子がよろしくない感じなの。

「そんなに何度も何度も振り向かなくても、シルビィ姉はワタチがきちんと守っているの!」

 こうやって心配げに眉根を寄せて振り返るリュータパパにも、進行が遅くなっている原因はあるの。

 そもそも実際の戦力で言うと、ワタチよりもシルビィ姉の方が強いのよ。神の加護を持つもの同士ではあるけれど、さすが生命神エンテ様に愛されし巫女はパワーが段違いだったのよ。
 そもそもワタチは肥沃な大地で真価を発揮するタイプで、藍子と同じで自分のフィールドでないとイマイチなのよ。むしろウォーターポンプしてる藍子より役に立ってないの。しょんぼりなのよ。

「だからこそ、今回の探索に参加したのよ・・・」

 でも結果はご覧の通りなのよ。全然役に立ってないのよ。
 こんな風にシルビィ姉を支えるだけなら他のメンバーでも出来たの。ワタチは、ワタチにしか出来ない方法でリュータパパに貢献したかったのに、それも空振り、なの。

「う、うんシルビィ姉。お腹が空いていたら元気も出ない? ・・・、パパ! ご飯にするの!!」

 気付けばお昼を回っていたようなの。シルビィ姉の腹時計は正確で、日の差さないダンジョン内部でもこうやって役に立っているの。

 ・・・不自由なシルビィ姉でさえこうやって役に立ってるのに、本当にアタチ、役に立ってないの。

 もそもそと、お昼ご飯のサンドウィッチを食べた後は、少し休憩してから今後について話し合いなの。
 リュータパパは、このちょっと広い場所を拠点に、一人でマップを埋めてくると言い出して、やめるよう説得するのが大変だったの。

「本当に、困ったパパなの」

 シルビィ姉も思わず苦笑するほどなのよ。
 なんてシルビィ姉と目と目で通じ合っていたら、突然シルビィ姉が私を抱きしめたの!

「一体何なの!?」

 そう叫ぶのもつかの間、私の頭上を握りこぶし大の石が通り過ぎて行ったの。
 あれは、土魔法、ロックキャノンなの。

 ・・・、いや、大地の神様の子であるワタチには土魔法は効かないのよ。
 そんな大げさに守ってもらわなくてもよかったのよ。

「だから大丈夫なのよ。そんなブチギレなくても、大丈夫なのよー!?」

 しかしそんな事を知らないリュータパパが、ブチギレたのよ。
 いつの間にか手に持っていた棍棒をしまい、次に出したのは、なぜか鍬なのよ。農作業用の、棒の先に金属の返しのようなものがついた、あのクワなのよ。

 ・・・、クワトリ流棒術ってなんなの!?
 『開墾ノ舞』ってなんなのよ!?
 優雅に踊って、いえ、踊るように地面を掘り返して、小山を作って・・・、これ、畑を作ってるの!?
 あ、ロックキャノンを放ったロックアントたちが次々に土と一緒に耕されているの!

 魔力を凝らしてよく見れば、『生活魔法』の『微生物で分解』や『アルカリ化』も使われているの。
 分解されたロックアントが、土の栄養分として余すことなく利用されているのが、大地の神様の眷属であるワタチの目にはしっかりばっちりと映っているの・・・グロいのよ・・・。

 ・・・、ちょっと待って欲しいの。本来なら神の領域であるダンジョンをリュータパパがダンジョンコアを介さずにそのまま力技で侵食しているの!!
 すごい、すごいの! あっという間に侵食して、耕してしまったの!

「で、でたらめなの・・・」

 もう、パパはそう言うものだと思うしかないの・・・。うん、今はもっと気になっている畑の土を、そっと掴み上げてみて、指で触って確認してみるの。

「これは・・・、うん、いい土、なの」

 驚くほどに良質の畑の土が出来上がっているの。

「リュータパパに、これほどの才能があったとは、なの」

 そしてリュータパパ、およそ二十メートル先まで見事に耕しきって、やり切った男の顔で汗をぬぐいながら帰ってきたの。

「いや、やりすぎなの」

 シルビィ姉も頷いているの。

「まったく、こんなフワフワな地面だとシルビィ姉は足を取られてしまうのよ」

 今気付いた、みたいな顔をしても遅いのよ。このままでは立往生なのよ。
 どうにかならない、ドラちゃんって、どうにかなんて・・・どうにか・・・。

「あ、そうなのよ!!」

 閃いたのよ! 天才的なのよ! 褒め称えるのよ!!

「この一帯がリュータパパの領域と化しているのなら、これをこうして、ああやって・・・、こうなの!」

 己の肉体の一部を変換し、右腕の肘から先を植物へと変えて畑へズボシッと差し込み、引っこ抜いたの。
 スポン、と小気味よい音と共にワタチの腕が身体から抜け、地面に残り、その光景を見守っていた二人はとても驚いていたの。
 先に説明しておけばよかったのよ。

「大丈夫なの! 大丈夫だから、ああ、もう、作業が出来ないの! うっとうしいの!!」

 静かに撫でられるのは好きだけど、騒がしいのはあまり好きじゃないの!!
 と、そこまで怒ってようやく離れた二人に、新たに生やした右手を見せて落ち着かせてから、やっと作業が出来たの。

 やったのはすごく簡単な事なの。
 この畑に、ワタチの分身を植えただけなのよ。そしてその分身を急成長させたの。
 ニョッキニョキーと幅の広い木が畑から伸びて、一気に葉を茂らせたのよ。そして根っこを張り巡らせ、このダンジョンへと干渉、リュータパパの作ったあり得ないほど上質な畑の力のバックアップを受けて、ワタチの分身は急激に影響範囲を広げ、あっという間にダンジョン最奥の間の目の前までの侵略を完了したのよ。

「と言う訳なのよ。ただ、ダンジョンコアのある間だけは無理だったのよ」

 そう報告すると、呆気にとられた表情だった二人は、次には笑顔になり、えらいえらいと静かに頭を撫でまわしてきたの。
 その至福の時を十分に味わった後で、ワタチは分身に三人が乗れるほどの巨大な葉っぱを出させたの。それに乗って、一気にダンジョンの一番奥まで自動で進んで、その場所へと辿り着いたの。

 その場所、最奥の間はとても広い空間だったの。
 お城の一つでも入るんじゃないかと思うほどの広さで、天井もまた高かったのよ。
 そしてその広間の中央には、ダンジョンコアを守るボスがデデデンと鎮座していたの。

「黄金の、ドラゴン、なの」

 それも亜竜の類ではない、本物なの。
 古代からいる、神造された異界のケモノ、力あるモノと呼ばれた存在なの。
 それが、それが・・・

「鼻ちょうちん出して、よだれ垂らして、いびきかいて寝ているの!」

 しかも歯ぎしりしているの!!
 神聖な空気が台無しなのよ!

 そしてそう思ったのはリュータパパも同じだったみたいで、おもむろに歩いていって、巨大なドラゴンの鼻先を思いっきりクワで殴ったの!

「・・・、パパ、まだ装備がクワのままだったの」

 しかしそこに呆れるのもわずか、衝撃に起きたドラゴンに、リュータパパ、今度は渾身のお説教なの。

「そしてそれを訳も分からぬまま受け入れているドラゴン・・・、一体何なの?」

 あまりにも予測不能な展開に、ワタチもシルビィ姉もどうしたものかと悩み、ひとまず腰を落ち着けてリュータパパのお説教が終わるのを待つことにしたの。
 そして、折角時間短縮できたのに、結局夕方になるまでお説教が続いて、晩ご飯を反省したドラゴンと食べたの。
 ドラゴン、気持ち的にも物理的にもすっかり小さくなっていたの。中型犬くらいの大きさになったドラゴンが、久しぶりに他者と食事が出来て嬉しい嬉しいと泣いて喜んでいたの。

 ・・・、よく分からないけど、めでたしめでたし、なの?

 その後、パパが元凶たる引きこもりの光のダンジョンコアを半分に割って、それからダンジョンの外まで引きずり出したの。ダンジョンの外の空気に触れたダンジョンコアは再び一つになり、逃げるように天空へと上がっていたのよ。

 ドラゴンを置いて・・・。





「と、こういう事があったのよ」

 先ほどの空へと舞い上がって行ったダンジョンコアと、ワタチたちに服従の意を示すべく腹を上に出して恥ずかしい仰向けポーズを取っているドラゴンの説明を拠点に残っていた面々にしたのよ。
 みんなの反応は「驚いたけど、リュータだから」だったのよ。

 驚くけど、やりかねないって、ワタチもそう思うのよ。


 こうして、魔王戦でお留守番せざるをえなかったワタチの初冒険は幕を閉じたの。
 面白かったけど、もう二度とごめん、なのよ・・・。
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