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第四話 発覚
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「アレク様、お部屋までのご案内ありがとうございました。もう結構でございます」
無事に部屋に到着した私は、彼が取っていた手を放した上で彼と距離を取った。
「アレク様も御父様たちとのお話があるのでしょう? これ以上私などにお時間を取らせるわけにはまいりません」
笑顔で、そしてあくまで彼を気遣う風を装って、私は彼にそう告げる。
このまま私から離れて欲しいと、強い願いも切に込めながら。
「いいや、先程も言っただろう私は君と話がしたいと……」
しかし彼は首を横に振った。真っすぐに私のことを見つめながら
「それとも私とは話をしたくはないか? コルディリネ」
その名前を聞いた瞬間、私の全身からサッと血の気が引いた。なぜならば、それは前世の私の名前だったから。
「やはり覚えていたか」
「え、あ、それは……」
「答えなくても、その反応だけで十分だ」
違ったら良いと思っていた。あるいはもしカリストだったとしても、何も覚えてなければそれでいいと思っていた。でも覚えていた、明らかにハッキリと私のことを分かっている。
血の気が引いて、頭の中も真っ白で、どうすればいいか分からず呆然とする私とは対照的に、アレクは動いた。
咄嗟に身構える私の目の前で、彼が取った行動は——
「すまなかった、コルディリネ」
跪いて深々と頭を下げることだった。
無事に部屋に到着した私は、彼が取っていた手を放した上で彼と距離を取った。
「アレク様も御父様たちとのお話があるのでしょう? これ以上私などにお時間を取らせるわけにはまいりません」
笑顔で、そしてあくまで彼を気遣う風を装って、私は彼にそう告げる。
このまま私から離れて欲しいと、強い願いも切に込めながら。
「いいや、先程も言っただろう私は君と話がしたいと……」
しかし彼は首を横に振った。真っすぐに私のことを見つめながら
「それとも私とは話をしたくはないか? コルディリネ」
その名前を聞いた瞬間、私の全身からサッと血の気が引いた。なぜならば、それは前世の私の名前だったから。
「やはり覚えていたか」
「え、あ、それは……」
「答えなくても、その反応だけで十分だ」
違ったら良いと思っていた。あるいはもしカリストだったとしても、何も覚えてなければそれでいいと思っていた。でも覚えていた、明らかにハッキリと私のことを分かっている。
血の気が引いて、頭の中も真っ白で、どうすればいいか分からず呆然とする私とは対照的に、アレクは動いた。
咄嗟に身構える私の目の前で、彼が取った行動は——
「すまなかった、コルディリネ」
跪いて深々と頭を下げることだった。
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