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幸せ

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あれから、レイはすっかり元気になり、学校にも通えているようだ。
だが、一応、レイはメリッサとライモンド、カルロスがいる教室にしてもらった。
(レイ、クラスの皆と仲良くなれて私は幸せだよ…!!)
そして、今日、まさに今、とんでもないことが起きるのだった。
今の期間は、学校で進路相談の時期であった。
休み時間、いきなり担任が笑い出したのだ。
生徒たちは何だ何事だとざわつき、担任は、
「レイ…、進路相談の話だが、これはどういうことだ?w」
とレイの進路相談票に書かれていたのは、
『メリッサのお婿さん』だったのだ。
クラスメイト全員が吹き出したが、メリッサはそれどころじゃなかった。
「レイ、、貴方なんてこと書いてるんですの…??」
もう困惑することしかメリッサには出来なかった。
「え?
だって、メリッサのお婿さん、僕なるよ?」
「冗談はやめてくださいまし~~~!!!
そんなことしたら、ファンクラブの一千人が黙ってないですわよ~~!!!」
ライモンドが笑いながら、
「はははっ、お前本気だったのかw
昨日、rainで、『僕はメリッサのお婿さんになるんだ~~!!』って。送り付けてきたもんな。」
「ちょっとライモンド様ァ!!?分かってたなら止めてください~~~!!!!」
もう先生すらも、
「じゃあ、学校公式カップルってことで良いか?」
レイは簡単に、
「いいよ~」
「レイ!!?私以外にレイには相応しい人がいますわよ!?」
「いないよ?
…メリッサ以外に僕に相応しい人なんていない。」
「これから現れるかもしれないでしょ~~!!!?」
「んじゃあ分かった、これから、メリッサが僕に相応しいって、分からせるから。」
レイのこの発言でクラス全体が盛り上がった。
特に凄かったのはカルロスとライモンドだ。
「レイしゃまぁ…グスッ、レイ様が幸せそうでカルロスも幸せでしゅ…グスグス」
「カルロス!!??泣かないでくださいまして~!!」
「いいよメリッサ、気にしなくて。」
「ちょっとレイ!?貴方自分の従者に対する扱いひどすぎませんか!?」
「メリッサが可愛い、異論は認めない。」
とレイが言うとやはりライモンドがニヤニヤしながら、
「あれ~~?レイがデレてる~?
そんなレイも可愛いよ~!!」
「…、ライモンド、お酒でも飲んで酔ってます?」
(あんなライモンド始めて見ましたわ…)
「僕たちが幸せになれば、周りも幸せになるのですよ!!!
メリッサ、これから僕の事、好きにさせて幸せにさせるから!!」
「あ~~~もう!?いいんですの!?
私で!!もうこうなったらたくさん後悔させてやるんです!!」
「ん、後悔させて?」
(推し、無自覚の可愛さで私辛いですわ…!!!!!!!)
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