ゲイマッサージ店、店長の憂鬱 ～僕とスタッフと、お客様との楽しい毎日～

無謀ではないだろうか？路面店を借りて開業すると言い出した生徒さん

ご覧頂き、ありがとうございます。

ゲイマッサージ店「もみもみ（仮称）」、オーナー兼セラピストの山口　直人（やまぐち　なおと）です。

僕はお客さん向けの施術を中心として業務を行っていますが、たまに「マッサージを教えて欲しい。開業方法を教えて欲しい」という方も来られます。

元々は通常のお店で講師をしていた経験もあるので、都合が合えばマッサージ講座を行ったり、開業指導を行ったりする事もあります。

ただし、施術料金みたいに安くはないですよ！初心者の方だったら時間もかかりますしね。

…

ある日の事。

マッサージを定期的に教えていた生徒さんがいたんです。

段々と自信を付けて来たのか「近い内に開業します！」と僕に告げました。

うん。良いんじゃないっすか。せっかく学んだ技術は使わないと勿体ないしね。初めは自宅とかで少しずつ始めたりしても良いしね。

しかし、彼は路面店を借りて開業する！と言い出したのです。

マジっすか。そりゃちょっと無謀っすよ。技術覚えたての生徒さんが、いきなり路面店とか色々無茶っす。

「路面店じゃなくても良いんじゃない？マンションの一室とか、自宅とかで始めるってのはどう？」

心優しい僕は、彼の心配をして問いかけました。しかし、彼は路面店にこだわりを持っている様子。

やらなくて後悔するよりも、やって後悔した方が良い。とは思うけど、あまりにも無謀。

リラクゼーション店の廃業率や、固定費負担のしんどさを赤裸々に語りましたが、彼はそれでも折れません。

「マンションや自宅から初めて、お客さんが付き始めたら路面に移るとかすれば良いんじゃない？」とか色々提案してみましたが…

…

ある日、僕の所に来て、満面の笑みで彼は言いました。

「不動産屋さんに物件探してくれないか？」って行ってきました。と。

そうなんだ…僕は言葉も出ませんでした。

まぁそこまでしたいんだったら、僕はもう止めないっす。もしかすると花咲く可能性もある訳だしね。

これから彼はどうなっていくのでしょうか。また進展があれば、書いていきたいと思います。