ゲイマッサージ店、店長の憂鬱 ~僕とスタッフと、お客様との楽しい毎日~

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来店してから、10秒で帰ってしまったお客様。

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ご覧頂き、ありがとうございます。

ゲイマッサージ店「もみもみ(仮称)」、オーナー兼セラピストの山口 直人(やまぐち なおと)です。

これは実話です。思い出すだけで、泣けてきてしまう実話っすw

とある日の事、常連さんから予約が入り、準備をして待っていました。

予約時間が近付いてきた頃、チャイムが鳴り、常連さんがご来店。

手慣れた様子で、待合の椅子へと座られます。

荷物入れに車の鍵やスマホを入れていたのですが…お客さんの突然の一言。

「あっ…」

「え。どうされました?」

「ごめん。財布忘れた」

「本当ですか…」

「あー。どうしよう。取りに帰っても時間がかかるしなぁ。車に小銭だったらあるんだけど…うーん…」

この日は、後に予約が入っていたので、僕の方も時間を遅らせる事はできそうにありません。

良く来られている常連さんだったので、お会計は次回でも…と提案してみましたが、それは気の毒だからダメとの事。

「本当ごめん。今日は帰るよ。キャンセル料も今度払うから」

「いえいえ。そんなキャンセル料とかは良いんですけど…」

って事で、帰っちゃいました。悲しいw

次に来た時に「こないだのキャンセル料払うよー」とは言って来てくれたんですけど、常連さんだったし、忘れたりするのは仕方ない事なので、お断りしておきました。

ちなみに、来店された時はニコニコしながら「今日は財布持ってきたよー」と言ってくれたのが良い思い出っすw
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