乙藤のBL短編集

乙藤 詩

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痛いくらいに激しく抱いて⑥

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「ぐぅぅ・・・はぁ、明成・・・もうやめろって・・・」
抵抗しても、逃げようとしてもその都度自分の弱いところを刺激され俺は明成にいいようにされていた。
俺だけ全裸で、今は前だけ寛げた明成の物がケツに入った状態で座らされていた。深くて苦しくて口から声が勝手に漏れる。
「あぁぁ!ふぅ・・・」
最奥を突かれ声が上がる。それと同時に何回目か分からない白濁をベットに散らせた。
「はぁはぁはぁ・・・」
未だ衰えない明成は俺の後肛に自身を突き刺したままだ。
「凄いですね。普段こんなに乱れることないのに。本当に変態なんですね。」
愛する人からの変態という言葉に胸が抉られる。しかしそれと同時に快感が体を駆け巡った。
「こんな状態でこれを使ったらどうなるかな?」
そう言うと明成は手を伸ばし、ホテルに備え付けてある電マを取った。
「お、おい、やめろって!俺今イッたばかりっ!?ひぎぃぃぃ!」
明成が容赦なく竿頭に電マを当てたことで、口から言葉にならない叫び声がもれる。
「がぁっ•••はぁ、あぁぁ」
ありえないくらいの激しい刺激にシーツを掻きむしってでも逃げようとした。四つん這いになり、明成のが尻に刺さっているのもお構いなしにベッドから逃げようとする。
「はぁ、仕方のない人ですね。」
冷たい声音でそう言うと、明成は俺の腰を掴みズンっと後ろから突き上げた。
「うっ!あぁぁぁ!」
衝撃で声が上擦る。
「はぁ、はぁ、ちくしょう•••」
明成にいい様にされるのが悔しくてシーツを、強く掴みながら悪態を吐く。
すると再び電マを竿頭に当て始めた。
「がっ!やめっ!うぐぅっ!」
途端に腕の力が抜け、腰だけを突き出す情けない姿になった。
「恥ずかしい人ですね。こうされても尚、興奮してるなんて。」
上から感情のない言葉が降ってくる。その声を聞くとこの上なく体は昂っているのに、心は急速に冷えていく。
くそっ!くそっ!
自分が撒いた種ではあるが、余りにも酷い仕打ちに目から涙が溢れてくる。
それでも明成は容赦なく俺に腰を打ちつけた。前の電マを動かすたびに体がビクッと跳ねる。
もう、逃げることも叶わず、強すぎる刺激に只々耐えるしかなかった。
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