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第五章 ゾーイ・エマーソンの正体
その名を語るは重罪に値する
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ゾーイのフルネームは、一切メディアには出していなかった。
ゾーイが消えた後、結局は記者会見が行なわれることになり、そこには俺達全員で出席した。
質疑応答の際には、地上でどうやって生き延びたのか、犬族と猫族とどう共存をしたかの話が中心となっていた。
しかし、それらの話題が、ある程度の落ち着きを見せると、次は俺達が最も危惧していたマイルズの悪事を暴いた執務室の中継の話になった。
どうやって罪を暴いたのか、電波ジャックは誰の指示か……あの執務室で、ゾーイと呼ばれた人間はどこにいるのか。
執務室での中継をした際に、ゾーイと名前を何回か呼んでしまったけど、それ以上の情報は広まってないし、関わったナサニエルの被害者生徒や警察には、サトル、ハロルド、ジェームズ、アランのお金持ち組が、まさに権力でゾーイのことを口外するなと制約をさせた。
何より、ゾーイは頑なに自分の身分を明かさなかったから、それがゾーイの意思なのだと俺達は思った。
それにあれこれと詮索をされ、俺達の大切な思い出を汚されるのだけは、どうしても我慢ならなかった。
俺達は答えを決めた――あの子は、消えたのだと、何があってもそれ以上の情報を他人に与えなかった。
しかし、それでもメディアは諦めることはなくて、俺達に張り付いてはあれこれと聞いてきたし、妙な信者とかファンクラブなるものにまで追われ、しばらくは普通の生活には戻れなかった。
それは五年経った今でも、あの事件は忘れられることがなくて、時たま握手を求められる。
けど、どんなにしつこくても、俺達はゾーイのことを話さなかった。
それなのに今になって、こんな手紙を送ってくる奴がいるなんて……!
一瞬で心をかき乱されても、とても体は正直なもので……気付いた時には俺と真由はいても立ってもいられず、アイランド77行きの飛行機に乗っていた。
「は……? お、お前ら……」
「何で、こんなとこにいるの……!?」
そして、同じように仲間達にもその名前の影響力は、揃いも揃って絶大だったようで……
俺と真由は、目の前に現れた、先ほど思い出していた記憶の姿よりも大人びた仲間達に驚きの意味で叫んだのだ。
けど、そんな驚く俺と真由とは打って変わって、みんなは物知り顔で苦笑いを浮かべていた。
「望! シン! お前ら、仕事は!?」
「そんなのはパトロールとか言って、抜け出してきたよ……」
「俺は、ちょうど大きな事件が片付いた後だったんだよ。それで、馴染みのパイロットに頼み込んで、警察のヘリを使わせてもらったんだ」
俺はすぐに望に駆け寄り、その両肩を揺すりながら問い詰める。
すると、望は幾分か気まずそうな顔でそう呟いて、それをフォローするようにシンが経緯を話す。
職権乱用……そんなことして、公務員的なのは大丈夫なのか!?
「菜々美に、サトルまで……王国での祝祭の準備が大変って言ってなかった!?」
「あー、それが……端的に言うと、パスしてきた……? うん」
「し、心配しないで! 今度、しっかり埋め合わせはするつもりだよ!?」
真由は真っ青な顔をしながら菜々美に問うが、菜々美は視線を逸らして、不安しか残らない返事をする。
慌ててサトルが説得するが……絶対に黙って来ただろ? 側近の人とか、今頃パニックだろうな……
「そして……クレア、ハロルド、モーリス、ジェームズ、ソニア? 来月の政策発表会見に向けて、今月は鬼みたいなスケジュールじゃなかったのか!?」
「あ、えっと……確かに、目が回るほど忙しいんだけどね……?」
「現に今日も、スポンサー達との会食の予定でしたが……我が社長達に、一芝居打ってもらいました」
「そう! ハロルドとジェームズに体調不良のフリをさせたのよ~!」
「ハハハッ! 私とジェームズの長年のコンビネーションは、完璧だったぞ!」
「演技は緊張したけど……上手く誤魔化せたみたいで、安心したよ」
次に俺が震えながら質問をすると、クレアは、見たことないほどの愛想笑いで曖昧に答える。
それを受けてモーリスは何でもないことだと微動だにせず、ソニアは悪代官のようにニヤリと笑ってとんでもない事実を告げる。
そうすると、すぐ横にいたハロルドは得意げに高笑いを上げてジェームズと肩を組んで、一方でジェームズは無邪気な笑みを零すのだ。
いやいや、空島随一の権力を持ってる社長が揃って体調不良だって言ったら、それはどんなに下手な芝居でも体調不良にせざるおえないだろ……
「ねえ、アラン? デルタ? あなた達二人に関しては、ここにいたら絶対にダメな人間じゃないかしら……?」
「真由。まあ、落ち着けって。この落とし前は必ずつける」
「そうそう! 息抜きは時に必要ってことさ。その上の臨時休業だって!」
最後に真由は、どこかもうすでに諦めきったような顔で問いかける。
すると、アランは黒い含み笑いを浮かべて、デルタはあっけらかんとした態度を崩さずに、むしろ開き直っている。
落とし前って? 臨時休業って、あの大量の客はどうするの?
その二人の姿に、権力と人気という名の暴力だと俺が思ったのは内緒だ。
「というか、昴と真由もここに来たってことは届いたんだろ?」
仲間達の破天荒っぷりに百面相する俺と真由を気遣ってなのか、サトルは静かにそう問う。
こんなところに全員集合してる時点でまさかとは薄々思っていたけど……
俺と真由は、サトルの真剣な目と、他のみんなからの無言のプレッシャーに対して、ゆっくりと頷いた。
「これで送り主が、この手紙を私達に故意で送り付けたってことが、はっきりとしたわね……」
「ああっ! クソがあ! 一体、どこのどいつだ……理由によっては、一生檻の中にブチ込んでやる……!!」
それを見たクレアは、深く重いため息とともに怒りを含んだ言葉を零し、それに続く望も、すっかり目が血走ってる。
けど、二人が怒るのは最もだ……この手紙の送り主は、俺達がずっと、大事に守ってきたモノを汚したのだから。
「まあ、ゾーイのフルネームを知ってる人間ってなると絞られるけど……」
「そうだとしても、五年経った今に行動を起こした理由がわからないよ」
「単純に考えて、金じゃねえのか? 有難いことに、俺達って金には困らない生活させてもらってるしよ」
怒りを露にする二人の横で、ソニアは何人かの思い当たる人物達のリストを頭の中で思い浮かべてるようだが、ジェームズはそれを制すように悩ましげな顔をしてそう告げる。
すると、次はシンが神妙な面持ちで今回のことは何だかんだで目立つ俺達への金目当ての行為ではないかと言い出してくるのだから、さすがに笑えなくなる。
「けど、何をネタに脅すんだよ? ゾーイのことでやましいこととか、これっぽっちもねえのに」
「うーむ……今まで、私達が頑なに多くを語ってこなかったことで、何かあらぬ誤解が生じているのだろうか?」
そして、明らかに不機嫌そうな態度を隠しもしないデルタに続き、ハロルドはその濃い顔を一層濃くして唸る。
確かに……俺達は、ゾーイのことに関して断固として口を割らないし、他の関係者にもそれを許すつもりはないし……
それを変に勘ぐっては、ついでに私腹を肥やそうとするクズが絶対いないと言えないのが悲しいところだよな。
そんなことを考えていると、突然俺の背中に悪寒が走り、嫌な予感がして振り向くと……
「この際、理由はどうでもいいわ。その送り主は一線を超えたんだもの……」
「そうだな……どっちにしたって、敵を間違えたそのドブ野郎には、心身ともにわからせてやる必要がある」
「賛成ですね。今回は、よりによってゾーイの名を語った。これはもう、万死に値しますから……」
案の定、そこには影をまといながら無表情な菜々美と、今すぐにでも誰かを殺しそうな目付きのアランと、黒い笑みを浮かべるモーリスがそこにいた。
あー、これ、送り主詰んだな……まだ君の顔も知らないけど、君は喧嘩を売る相手を間違えたよ。
そんな風に、あくまで他人事のように心で合掌していた時だった。
「さすが、社会人! 行動がお早くて感心だこと!」
記憶の中にあるその声より、幾分かは高いけれど、同じ響きで……
どこか上から目線で皮肉混じりなその言い回しも、すごく懐かしくて……
迷うことなく俺達は振り返った、そこには、ずっと逢いたくて、逢いたくてたまらなかった、君がいる――
――わけもなく、そこにいたのはゾーイとは似ても似つかない少女。
サラサラで癖のない腰まで長さのある黒髪をそのままに、瞳は丸く垂れ気味で色は緑、格好は白い長袖のトップスにジーパン生地で短パンのオーバーオールを合わせ、靴は茶色の編み上げのショートブーツという具合だ。
ゾーイの透き通る青い瞳も、フワフワのポニーテールも、目立つ派手で風変わりな装いも、どこにもなかった。
そんな目の前の少女とゾーイの共通点を無理矢理上げるなら、それは中性的で綺麗な顔立ちをした美少女だということぐらいで……
「えっと、君は……どちら様ですか?」
ゾーイが消えた後、結局は記者会見が行なわれることになり、そこには俺達全員で出席した。
質疑応答の際には、地上でどうやって生き延びたのか、犬族と猫族とどう共存をしたかの話が中心となっていた。
しかし、それらの話題が、ある程度の落ち着きを見せると、次は俺達が最も危惧していたマイルズの悪事を暴いた執務室の中継の話になった。
どうやって罪を暴いたのか、電波ジャックは誰の指示か……あの執務室で、ゾーイと呼ばれた人間はどこにいるのか。
執務室での中継をした際に、ゾーイと名前を何回か呼んでしまったけど、それ以上の情報は広まってないし、関わったナサニエルの被害者生徒や警察には、サトル、ハロルド、ジェームズ、アランのお金持ち組が、まさに権力でゾーイのことを口外するなと制約をさせた。
何より、ゾーイは頑なに自分の身分を明かさなかったから、それがゾーイの意思なのだと俺達は思った。
それにあれこれと詮索をされ、俺達の大切な思い出を汚されるのだけは、どうしても我慢ならなかった。
俺達は答えを決めた――あの子は、消えたのだと、何があってもそれ以上の情報を他人に与えなかった。
しかし、それでもメディアは諦めることはなくて、俺達に張り付いてはあれこれと聞いてきたし、妙な信者とかファンクラブなるものにまで追われ、しばらくは普通の生活には戻れなかった。
それは五年経った今でも、あの事件は忘れられることがなくて、時たま握手を求められる。
けど、どんなにしつこくても、俺達はゾーイのことを話さなかった。
それなのに今になって、こんな手紙を送ってくる奴がいるなんて……!
一瞬で心をかき乱されても、とても体は正直なもので……気付いた時には俺と真由はいても立ってもいられず、アイランド77行きの飛行機に乗っていた。
「は……? お、お前ら……」
「何で、こんなとこにいるの……!?」
そして、同じように仲間達にもその名前の影響力は、揃いも揃って絶大だったようで……
俺と真由は、目の前に現れた、先ほど思い出していた記憶の姿よりも大人びた仲間達に驚きの意味で叫んだのだ。
けど、そんな驚く俺と真由とは打って変わって、みんなは物知り顔で苦笑いを浮かべていた。
「望! シン! お前ら、仕事は!?」
「そんなのはパトロールとか言って、抜け出してきたよ……」
「俺は、ちょうど大きな事件が片付いた後だったんだよ。それで、馴染みのパイロットに頼み込んで、警察のヘリを使わせてもらったんだ」
俺はすぐに望に駆け寄り、その両肩を揺すりながら問い詰める。
すると、望は幾分か気まずそうな顔でそう呟いて、それをフォローするようにシンが経緯を話す。
職権乱用……そんなことして、公務員的なのは大丈夫なのか!?
「菜々美に、サトルまで……王国での祝祭の準備が大変って言ってなかった!?」
「あー、それが……端的に言うと、パスしてきた……? うん」
「し、心配しないで! 今度、しっかり埋め合わせはするつもりだよ!?」
真由は真っ青な顔をしながら菜々美に問うが、菜々美は視線を逸らして、不安しか残らない返事をする。
慌ててサトルが説得するが……絶対に黙って来ただろ? 側近の人とか、今頃パニックだろうな……
「そして……クレア、ハロルド、モーリス、ジェームズ、ソニア? 来月の政策発表会見に向けて、今月は鬼みたいなスケジュールじゃなかったのか!?」
「あ、えっと……確かに、目が回るほど忙しいんだけどね……?」
「現に今日も、スポンサー達との会食の予定でしたが……我が社長達に、一芝居打ってもらいました」
「そう! ハロルドとジェームズに体調不良のフリをさせたのよ~!」
「ハハハッ! 私とジェームズの長年のコンビネーションは、完璧だったぞ!」
「演技は緊張したけど……上手く誤魔化せたみたいで、安心したよ」
次に俺が震えながら質問をすると、クレアは、見たことないほどの愛想笑いで曖昧に答える。
それを受けてモーリスは何でもないことだと微動だにせず、ソニアは悪代官のようにニヤリと笑ってとんでもない事実を告げる。
そうすると、すぐ横にいたハロルドは得意げに高笑いを上げてジェームズと肩を組んで、一方でジェームズは無邪気な笑みを零すのだ。
いやいや、空島随一の権力を持ってる社長が揃って体調不良だって言ったら、それはどんなに下手な芝居でも体調不良にせざるおえないだろ……
「ねえ、アラン? デルタ? あなた達二人に関しては、ここにいたら絶対にダメな人間じゃないかしら……?」
「真由。まあ、落ち着けって。この落とし前は必ずつける」
「そうそう! 息抜きは時に必要ってことさ。その上の臨時休業だって!」
最後に真由は、どこかもうすでに諦めきったような顔で問いかける。
すると、アランは黒い含み笑いを浮かべて、デルタはあっけらかんとした態度を崩さずに、むしろ開き直っている。
落とし前って? 臨時休業って、あの大量の客はどうするの?
その二人の姿に、権力と人気という名の暴力だと俺が思ったのは内緒だ。
「というか、昴と真由もここに来たってことは届いたんだろ?」
仲間達の破天荒っぷりに百面相する俺と真由を気遣ってなのか、サトルは静かにそう問う。
こんなところに全員集合してる時点でまさかとは薄々思っていたけど……
俺と真由は、サトルの真剣な目と、他のみんなからの無言のプレッシャーに対して、ゆっくりと頷いた。
「これで送り主が、この手紙を私達に故意で送り付けたってことが、はっきりとしたわね……」
「ああっ! クソがあ! 一体、どこのどいつだ……理由によっては、一生檻の中にブチ込んでやる……!!」
それを見たクレアは、深く重いため息とともに怒りを含んだ言葉を零し、それに続く望も、すっかり目が血走ってる。
けど、二人が怒るのは最もだ……この手紙の送り主は、俺達がずっと、大事に守ってきたモノを汚したのだから。
「まあ、ゾーイのフルネームを知ってる人間ってなると絞られるけど……」
「そうだとしても、五年経った今に行動を起こした理由がわからないよ」
「単純に考えて、金じゃねえのか? 有難いことに、俺達って金には困らない生活させてもらってるしよ」
怒りを露にする二人の横で、ソニアは何人かの思い当たる人物達のリストを頭の中で思い浮かべてるようだが、ジェームズはそれを制すように悩ましげな顔をしてそう告げる。
すると、次はシンが神妙な面持ちで今回のことは何だかんだで目立つ俺達への金目当ての行為ではないかと言い出してくるのだから、さすがに笑えなくなる。
「けど、何をネタに脅すんだよ? ゾーイのことでやましいこととか、これっぽっちもねえのに」
「うーむ……今まで、私達が頑なに多くを語ってこなかったことで、何かあらぬ誤解が生じているのだろうか?」
そして、明らかに不機嫌そうな態度を隠しもしないデルタに続き、ハロルドはその濃い顔を一層濃くして唸る。
確かに……俺達は、ゾーイのことに関して断固として口を割らないし、他の関係者にもそれを許すつもりはないし……
それを変に勘ぐっては、ついでに私腹を肥やそうとするクズが絶対いないと言えないのが悲しいところだよな。
そんなことを考えていると、突然俺の背中に悪寒が走り、嫌な予感がして振り向くと……
「この際、理由はどうでもいいわ。その送り主は一線を超えたんだもの……」
「そうだな……どっちにしたって、敵を間違えたそのドブ野郎には、心身ともにわからせてやる必要がある」
「賛成ですね。今回は、よりによってゾーイの名を語った。これはもう、万死に値しますから……」
案の定、そこには影をまといながら無表情な菜々美と、今すぐにでも誰かを殺しそうな目付きのアランと、黒い笑みを浮かべるモーリスがそこにいた。
あー、これ、送り主詰んだな……まだ君の顔も知らないけど、君は喧嘩を売る相手を間違えたよ。
そんな風に、あくまで他人事のように心で合掌していた時だった。
「さすが、社会人! 行動がお早くて感心だこと!」
記憶の中にあるその声より、幾分かは高いけれど、同じ響きで……
どこか上から目線で皮肉混じりなその言い回しも、すごく懐かしくて……
迷うことなく俺達は振り返った、そこには、ずっと逢いたくて、逢いたくてたまらなかった、君がいる――
――わけもなく、そこにいたのはゾーイとは似ても似つかない少女。
サラサラで癖のない腰まで長さのある黒髪をそのままに、瞳は丸く垂れ気味で色は緑、格好は白い長袖のトップスにジーパン生地で短パンのオーバーオールを合わせ、靴は茶色の編み上げのショートブーツという具合だ。
ゾーイの透き通る青い瞳も、フワフワのポニーテールも、目立つ派手で風変わりな装いも、どこにもなかった。
そんな目の前の少女とゾーイの共通点を無理矢理上げるなら、それは中性的で綺麗な顔立ちをした美少女だということぐらいで……
「えっと、君は……どちら様ですか?」
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