骸行進

メカ

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筆者(メカ)の経験談。

夢 1 「回廊」

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今回お話する「夢」についてだが
これは、心霊とはあまり関係がない。
というのも、筆者の私がここ数年で良く見る「夢」なのだ。
しかも、一つの夢に限らず、幾つかの夢を繰り返し見ている。

他人から見ればどうって事のない「夢」なのだが・・・。
実の所、私はこの「夢」が少し「恐ろしい」

始めにこの「夢」を意識し始めたのは2年前に遡る。

眠りから覚めた私は「面白い夢をみた!」と少し浮かれていた。

その内容は以下の通り
・見た事もない建物の中
・誰かに追われている。
・その建物はとても巨大で、自分が小人になった様だった。
・そして、その建物は「回廊」の様に延々と続く。
・逃げる際も「段差」などがあるのだが、その「段差」が自分の身長の倍はあろう作りである。

というものだ。

夢の始まりは何時も「フローリングの床」
そこを必死に走り、たどり着く「段差」
幸い「段差」は下っていく物しか存在せず、飛び降りる事になるのだが・・・
これが最初は「まるでパルクールのようだ!」と楽しかったことを覚えている。

「段差」を越えると「暖炉」のあるシックな部屋に辿り着くのだが
その部屋を見た時「最初に居た場所だ!」という感想と共に目が覚める。
最初こそ「あぁ!ここは回廊のような迷路になっているんだ!」とワクワクしたものだ。

だが、最近では
「あの段差の下は・・・確か・・・。」という既視感と
そして、「段差」を下った後「また、ここか・・・。」という絶望感。

最初の頃から数日・数ヶ月の間で同じような夢を見続けていたのだが・・・。

初期の頃と「明らかに違う点」が見えてきたのだ。

それは、夢の中だというのに「緊張感」と「疲労感」を覚え始めている事。

最初の頃は「楽しかったはず」なのだが・・・
ここ最近、その夢を見た時
一番強く覚えているのが「追われる恐怖」と「段差への疲労感」なのだ。

たかが一つの夢なのだが
私が覚えている限り、この夢は既に8回見ている。

回数が増える毎に、最初の期待感は薄れ絶望感や恐怖が大きくなる。

朝目覚めて、一発目にそんな絶望感を覚えるなど・・・正直な所「嬉しくない」。

とはいっても、数時間もすれば夢の記憶は薄れ、今まで通りになる。

しかしだ・・・。
一日を終え、眠りに付こうという時
思い出すのだ。

夢の記憶こそ鮮明に覚えていないものの「そういや、今朝気味の悪い夢で起きたよな・・・。」と。

そして、都度思う。

「前は楽しい夢だったはずなんだがなぁ。」と。

皆さんも、妙に引っかかる夢など・・・あったりするのではないだろうか?
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