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最果ての森編
24. 幸せの夕食
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「ライ、夕飯は済んだか?まだなら、うちで食べないか?」
「いいの?嬉しいなあ。それじゃあ、ご馳走になろうかな」
「ああ、俺達も世話になってるからな。飯くらいは振る舞わせてくれ」
ここで『達』って、自然と僕を入れてくれてるのがなんだかぐっとくる。というか、お世話になっているのは主に僕、というか、むしろ僕だけだと思うが。ま、まあ、僕は赤ん坊だからね!
「ちょうど出来たところだったから、すぐ準備する」
「ふふ、ありがとう。それじゃあ私はいったん荷物を片付けるね」
「ああ、すまんな」
ライがテーブルに広げていた服や本を片付け始める。
「ねえ、ウィル君。ご飯食べたら、本を読んでみない?」
おお!実はさっきから気になってたんだ。本の表紙に書いてある文字に見覚えはないはずなのに、なぜか自然と読めてたんだ。これは言語理解のスキルのおかげだろう。改めてリイン様に感謝だ。
「あうあう!」
読みたい!と元気よく返事をする。
「ふふ、楽しみだね」
「あう!」
ライとお喋りしているうちに、ジルがどんどん料理を持って来てくれた。いい匂いに、そんなに空腹ではなかったはずなのに、お腹がくうっと鳴りそうになる。
料理が全て揃ったのだろう。ジルが椅子に座っていた僕を抱え、自分が座って膝に乗せてくれる。
僕、もう一人で座れるよ?と思うが、言わない。僕が重くなるまでは、ここに座らせて欲しいんだ。それまで、もうちょっと甘えていたい。
「食べよう」
ジルの言葉に、今日のご飯は何かな、とわくわくした気持ちが高まる。
まずは、いつものサラダ···ではない?いつもは葉野菜とドレッシングが準備されているが、今回は一口サイズに切られた野菜がゴロゴロしていて、ソースのようなものが入った小皿が置いてある。赤、緑、黄、オレンジ、白、など色んな色の野菜があって、見ているだけで楽しい気分になる。よく見ると、野菜から湯気が出ている。···はっ!これは温野菜というやつでは!
前世で一時期ブームになっていた記憶がある。僕も気になったが、色んな野菜を買うにはお財布事情が厳しかったので断念したのだ。それを今日食べれるのか!
「いつものサラダではないが···食べられそうか?」
「あう!」
もちろんですとも!前世でやり残したことを、今、ここで消化させていただきます!
「そうか」
ジルが野菜にソースを付け、食べさせてくれる。
これはパプリカみたいだ。鮮やかな赤がとても綺麗だ。···あああー、美味しい!この野菜は、もともと甘いのだろう。でも蒸したことによって、さらに甘味が増してるんじゃないかな。美味しい、美味し過ぎる···!そしてソースはクリーミーでちょっと塩気があって、野菜の甘味と合わさると、もう至福···!
美味し過ぎて悶ていると、優しい視線を感じた。
「美味いか?」
「あうあう!」
「ふふ、野菜一つでこんな幸せそうな顔をしてくれるなんて、ウィル君はほんとにいい子だね」
「そうだな」
だって本当に幸せなんだ。こんなに美味しい食事を、大好きな人達とできるんだ。これが、幸せなんだなって、ここに来てからいつも噛み締めてるんだ。
「他のも食べてみるか?」
「あうあう!」
食べたい!全色制覇したい!
ジルが再び野菜にソースを付けて食べさせてくれる。
今度は黄色だ。サツマイモかな?これも甘い···!そのままスイーツにできそうなくらいだ。ほくほくしてて、優しい甘さがたまらなく美味しい。
「あう、おいちー」
「わあ!ウィル君が喋ったよ!おいちーって!可愛い!!可愛いね!!」
ライは僕が喋ったのを聞いて興奮している。そういえば、魔法名以外をライの前で喋ったのは初めてだ。
「フッ、そうだな」
「わあ!『フッ』て!ジルが『フッ』て笑った!ジルが笑ったの初めて見たよ!」
ライがめちゃくちゃ興奮している。僕も初めて見た、というか聞いた?ジルの顔は相変わらず無表情に近い。よく見ると、ちょっと口角が上がっている気が···しなくもない、かな?
「ウィル君、すごいよ!ジルが笑うなんて、世界が終わるまで無いと思ってた!」
どんだけですか。
あ、次はカボチャかな。うむ、美味しい。
「俺だって面白いと思うことはある」
「そう?あ、じゃあこれは?テムが前に言ってたんだ。『ジルの表情筋には、時間停止の魔法がかかってるんだぜ!』って!面白いよね!ふふっ」
危うくカボチャを吹きかけた。
きっといいドヤ顔で言ったのだろう。容易に想像できる。
「そんな訳ないだろう」
納得いかない、という雰囲気のジル。
「ふふ、分かってるよ。ただそれくらい珍しいってこと。ウィル君のおかげだね」
そうなのか。それなら、僕のおかげでジルが笑って、ジルのおかげで僕は幸せだ。
「ああ、こいつがいると面白い」
うん、やっぱり僕は幸せだ。
温野菜を一通り食べ、全色制覇できた達成感に浸る。そろそろお腹いっぱいだが、他の料理も気になる。あの丸いのは、ハンバーグだろうか。
「まだ入りそうか?これならどうだ?」
ジルは僕の様子を見て、ハンバーグっぽいものを半分に切ってくれた。するとその断面の所々に、オレンジ色が見える。あれ、何が入ってるんだろう?
「あうあう」
食べてみたい、と身を乗り出すと、ジルがさらに一口サイズに切って食べさせてくれる。
これは···カボチャの甘味?ハンバーグに、おそらく裏ごししてあるのだろう滑らかな食感のカボチャが練り込んである。カボチャの甘さとお肉の旨味と、それからちょっと塩気があって、それぞれが不思議と合うのだ。美味しい!このハーモニー、僕は好きだ。
美味しくてもっと食べたいが、残念ながらお腹がいっぱいだ。カボチャハンバーグの残りの半分は、ジルが食べてくれた。
「あれ、ウィル君、もうお腹いっぱい?」
「あう~」
「少し前まで寝てたからな。あまり腹が減っていなかったようだ」
「そっかあ。お腹空いたらまた何か食べなよ」
「あう」
「それじゃあ私が食べ終わるまでちょっと待っててくれるかい?本を読まなきゃね!」
「あう!」
そうだった!楽しみだ。
「ふふ、ありがとう」
魔法についてもっと知りたいし、ジル達がいるこの世界のことも、知りたい。今日は何を教えてくれるのだろうか。わくわくする。
ふんふん、と上機嫌でジルのお腹にもたれかかる。そうすると、ジルが頭を撫でてくれると思うんだ。
ほら、やっぱり。
幸せだな。
「いいの?嬉しいなあ。それじゃあ、ご馳走になろうかな」
「ああ、俺達も世話になってるからな。飯くらいは振る舞わせてくれ」
ここで『達』って、自然と僕を入れてくれてるのがなんだかぐっとくる。というか、お世話になっているのは主に僕、というか、むしろ僕だけだと思うが。ま、まあ、僕は赤ん坊だからね!
「ちょうど出来たところだったから、すぐ準備する」
「ふふ、ありがとう。それじゃあ私はいったん荷物を片付けるね」
「ああ、すまんな」
ライがテーブルに広げていた服や本を片付け始める。
「ねえ、ウィル君。ご飯食べたら、本を読んでみない?」
おお!実はさっきから気になってたんだ。本の表紙に書いてある文字に見覚えはないはずなのに、なぜか自然と読めてたんだ。これは言語理解のスキルのおかげだろう。改めてリイン様に感謝だ。
「あうあう!」
読みたい!と元気よく返事をする。
「ふふ、楽しみだね」
「あう!」
ライとお喋りしているうちに、ジルがどんどん料理を持って来てくれた。いい匂いに、そんなに空腹ではなかったはずなのに、お腹がくうっと鳴りそうになる。
料理が全て揃ったのだろう。ジルが椅子に座っていた僕を抱え、自分が座って膝に乗せてくれる。
僕、もう一人で座れるよ?と思うが、言わない。僕が重くなるまでは、ここに座らせて欲しいんだ。それまで、もうちょっと甘えていたい。
「食べよう」
ジルの言葉に、今日のご飯は何かな、とわくわくした気持ちが高まる。
まずは、いつものサラダ···ではない?いつもは葉野菜とドレッシングが準備されているが、今回は一口サイズに切られた野菜がゴロゴロしていて、ソースのようなものが入った小皿が置いてある。赤、緑、黄、オレンジ、白、など色んな色の野菜があって、見ているだけで楽しい気分になる。よく見ると、野菜から湯気が出ている。···はっ!これは温野菜というやつでは!
前世で一時期ブームになっていた記憶がある。僕も気になったが、色んな野菜を買うにはお財布事情が厳しかったので断念したのだ。それを今日食べれるのか!
「いつものサラダではないが···食べられそうか?」
「あう!」
もちろんですとも!前世でやり残したことを、今、ここで消化させていただきます!
「そうか」
ジルが野菜にソースを付け、食べさせてくれる。
これはパプリカみたいだ。鮮やかな赤がとても綺麗だ。···あああー、美味しい!この野菜は、もともと甘いのだろう。でも蒸したことによって、さらに甘味が増してるんじゃないかな。美味しい、美味し過ぎる···!そしてソースはクリーミーでちょっと塩気があって、野菜の甘味と合わさると、もう至福···!
美味し過ぎて悶ていると、優しい視線を感じた。
「美味いか?」
「あうあう!」
「ふふ、野菜一つでこんな幸せそうな顔をしてくれるなんて、ウィル君はほんとにいい子だね」
「そうだな」
だって本当に幸せなんだ。こんなに美味しい食事を、大好きな人達とできるんだ。これが、幸せなんだなって、ここに来てからいつも噛み締めてるんだ。
「他のも食べてみるか?」
「あうあう!」
食べたい!全色制覇したい!
ジルが再び野菜にソースを付けて食べさせてくれる。
今度は黄色だ。サツマイモかな?これも甘い···!そのままスイーツにできそうなくらいだ。ほくほくしてて、優しい甘さがたまらなく美味しい。
「あう、おいちー」
「わあ!ウィル君が喋ったよ!おいちーって!可愛い!!可愛いね!!」
ライは僕が喋ったのを聞いて興奮している。そういえば、魔法名以外をライの前で喋ったのは初めてだ。
「フッ、そうだな」
「わあ!『フッ』て!ジルが『フッ』て笑った!ジルが笑ったの初めて見たよ!」
ライがめちゃくちゃ興奮している。僕も初めて見た、というか聞いた?ジルの顔は相変わらず無表情に近い。よく見ると、ちょっと口角が上がっている気が···しなくもない、かな?
「ウィル君、すごいよ!ジルが笑うなんて、世界が終わるまで無いと思ってた!」
どんだけですか。
あ、次はカボチャかな。うむ、美味しい。
「俺だって面白いと思うことはある」
「そう?あ、じゃあこれは?テムが前に言ってたんだ。『ジルの表情筋には、時間停止の魔法がかかってるんだぜ!』って!面白いよね!ふふっ」
危うくカボチャを吹きかけた。
きっといいドヤ顔で言ったのだろう。容易に想像できる。
「そんな訳ないだろう」
納得いかない、という雰囲気のジル。
「ふふ、分かってるよ。ただそれくらい珍しいってこと。ウィル君のおかげだね」
そうなのか。それなら、僕のおかげでジルが笑って、ジルのおかげで僕は幸せだ。
「ああ、こいつがいると面白い」
うん、やっぱり僕は幸せだ。
温野菜を一通り食べ、全色制覇できた達成感に浸る。そろそろお腹いっぱいだが、他の料理も気になる。あの丸いのは、ハンバーグだろうか。
「まだ入りそうか?これならどうだ?」
ジルは僕の様子を見て、ハンバーグっぽいものを半分に切ってくれた。するとその断面の所々に、オレンジ色が見える。あれ、何が入ってるんだろう?
「あうあう」
食べてみたい、と身を乗り出すと、ジルがさらに一口サイズに切って食べさせてくれる。
これは···カボチャの甘味?ハンバーグに、おそらく裏ごししてあるのだろう滑らかな食感のカボチャが練り込んである。カボチャの甘さとお肉の旨味と、それからちょっと塩気があって、それぞれが不思議と合うのだ。美味しい!このハーモニー、僕は好きだ。
美味しくてもっと食べたいが、残念ながらお腹がいっぱいだ。カボチャハンバーグの残りの半分は、ジルが食べてくれた。
「あれ、ウィル君、もうお腹いっぱい?」
「あう~」
「少し前まで寝てたからな。あまり腹が減っていなかったようだ」
「そっかあ。お腹空いたらまた何か食べなよ」
「あう」
「それじゃあ私が食べ終わるまでちょっと待っててくれるかい?本を読まなきゃね!」
「あう!」
そうだった!楽しみだ。
「ふふ、ありがとう」
魔法についてもっと知りたいし、ジル達がいるこの世界のことも、知りたい。今日は何を教えてくれるのだろうか。わくわくする。
ふんふん、と上機嫌でジルのお腹にもたれかかる。そうすると、ジルが頭を撫でてくれると思うんだ。
ほら、やっぱり。
幸せだな。
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