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最果ての森編
44. 自力
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ジルがリーナさんの持って来た食材で作ったというメニューに、僕は驚愕した。だってそこにあったのは、リゾットだったのだ!つまり、この世界には、お米があるのだ!前世では毎日のように食べていたものだから、また食べられるのはとても嬉しい。
「リーナが、米と魚をくれた。···食べられそうか?」
あ、魚も持って来てくれたのか!そういえば、魚もこちらの世界では初めてだ。うわあ、嬉しすぎる。リーナ様、ありがとう!
「あうあう!」
興奮しすぎてリゾットのお皿に顔を突っ込みそうになった。
「ふっ、慌てるな」
ジルが笑ったような気配がしたが、もう僕の目はリゾットに釘付けだ。リゾットを掬ったスプーンに身を乗り出してぱくりと食いつく。···あああ、お米だあ!美味しいいい!リゾットには、細かく刻んだ玉ねぎやニンジンなどの野菜と、白身魚の身が入っている。何の魚だろう。魚のダシと野菜の美味しさをお米が吸っていて、とっても優しい味わいだ。やっぱりお米は最高だね!
それと、スープにも同じ魚が入っていた。クリームスープに入っていた身は、口に入れるとほろりと崩れて魚の旨味が広がる。魚が元気に海中を泳ぎ回っている光景が頭に浮かぶくらい、味わいがあって美味しい。···何の魚か知らないから、完全に想像だが。
僕はあっという間に完食してしまった。
「気に入ったか?」
「あうあう!」
もちろんだよ!食べる前から大好きだよ!
「そうか。リーナのいる国は、稲作と漁業が盛んだ。いつか行って仕入れに行こう」
おお!なんて素晴らしい国なんだ!是非とも行きたい!
「あうあう!」
僕が興奮気味に返事をすると、ジルは優しく頭を撫でてくれた。いつ行けるのだろうか。明日?明後日?いや、さすがに気が早いか。でも僕は、いつでもオッケーだよ!わくわくし過ぎてふんふん~と鼻歌を歌う。ちなみに、メロディーはテキトーだ。
ご機嫌な僕は、ジルが片付けてくれている間、食べたい丼物のメニューランキングを考えていた。
「昼飯は済んだが···眠くはないか?」
牛丼と親子丼の順位に悩んでいると、ジルがそう聞いてきた。そういえば、いつもお昼寝をしていたな。今日はお米との対面でテンションが上がっていて、まだ眠くない。
「あーう」
目をぱちぱちして、半目じゃないアピールをする。
「そうか。眠くなったら、ちゃんと寝るんだぞ」
こうやって気にかけてくれるジル、優しい。
「まだ雨が降っているから···また本を読むか?」
「あう」
読みたい、と頷くと、ジルがまたたくさんの本を持って来てくれた。その中から、魔法について書かれているものを何冊か選ぶ。
ライが魔法を教えてくれるけど、それに甘えるばかりじゃだめだと思うんだ。ライの愛弟子として恥ずかしくないように、自分でも勉強をするんだ!
ふ、いい弟子をもったな、ライ。と上から目線で考えながら、本を読む。探しているのは、ショット系の魔法だ。昨日ライが、ショットの攻撃魔法はどの属性にもあると言っていたから、魔法名を知りたかったのだ。それが分かれば、新しい属性でも魔法を発動できるかもしれないと考えたのだ。
ふむふむ。読んでみると、魔法名はだいたい予想通りだ。うーん、知っちゃったら、試したくなるな。ジルに聞いてみよう。
「あう?」
本に載っている魔法名を指差して、首を傾げる。
「···その魔法を練習したいのか?」
「あう!」
よく分かってくれました!と頷く。
「そうだな···。少し待ってくれ」
そう言ってジルが家の外に出る。雨降ってるけど、大丈夫かな?
「行こうか」
戻って来たジルが僕を抱えて外に出る。雨降ってるのに、···あれ、降ってない?不思議に思って上を見ると、確かに雨は降っているのだが、頭上に透明な膜のようなものがかかっていて、雨を遮っている。敷地ごと覆うその膜は、まるで巨大な傘だ。え、これジルがやったんだよね?
「光属性の、シールドだ」
なんと。手に持っている本でその魔法を探してみると、確かにあった。光属性の防御魔法だ。物理・魔法攻撃をある程度まで無効化するらしい。だけど、シールドの大きさは自分の身丈ほどだと書かれている。んん?これ、大きすぎません?
ちょっと混乱したが、まあジルだからいっか、と考えるのをやめた。
幸い、昨日作ったアースウォールが残っていたので、それを使うことにする。
ファムによるゴブリン像は、雨で表面が少し削られていて、ちょっとグロい感じになっていた。
よし、まずは火属性から。火の弾が勢いよく飛ぶイメージをする。
「『火弾』」
オレンジに輝く弾がビュンッと飛んで壁に当たり、ジュッと音をたてて消える。やった!これは成功だよね?ジルを見ると、頷いている。
むふふ。新しい魔法の習得は嬉しい。でもすぐに火が消えてしまったのが気になる。壁が濡れていたからだろうか。うーん、それなら、水がすぐ蒸発するくらい温度を上げよう!
魔力をぐぐっと込めて、温度を上げるイメージをする。水を瞬間的に蒸発させるくらい、熱く燃えるんだ。
「『火弾』!」
今度は黄色っぽい火になった。確か、火は温度で色が違うんだけっけ?なら、成功したのかな。壁を見ると、火が当たったところがドロッと融けている。いいぞ、めちゃくちゃ熱そうだ。
···いや、これで満足しちゃだめだ。もっと、もっと高くできるはず。キリッとした顔で、先ほどよりもさらに多く魔力を込める。
「『火弾』!!」
これでもか!というほど魔力を込めて放った火は、青白い光を発しながら壁に当たって通り抜け、地面にもぐり込み、見えなくなった。壁は、火が直接触れた部分が蒸発したように消え、その周りが融け出している。火が入っていった地面からは、こぽっと音が聞こえた。···あ、あれ?これはやばい?
想像以上の威力にテンパる。冷や汗なのか、空気が熱されたことによる汗なのか、とにかく滝のように汗を流しているはずだが、肌はサラッとしている。もしかして、ライがくれたこの服のおかげなのか。性能が良すぎる。
僕がちょっと現実逃避をしていると、ジルが「フリーズ」と呟いた。すると、こぽっこぽっと音を出していた地面が落ち着き、辺りが少し涼しくなる。
「温度を上げたのか。すごいな」
ジルは何事もなかったかのようにそう言った。
あ、あれ?何事もなかったのかな?うん、きっとそうだ。僕は先ほどの記憶を封印することにした。
ちょっと心臓に悪い思いをしたので、今日はここまでにして、家の中に戻ることにする。
この時、僕は重要なことを忘れているということに気づいていなかった。
名前:ウィル
種族:人族
年齢:1
レベル:34
スキル:成長力促進、言語理解、魔力操作、魔力感知
魔法:土弾、灯、土壁、水弾、火弾
耐性:
加護:リインの加護
称号:異世界からの転生者、黒龍帝の愛息子、雷帝の愛弟子
「リーナが、米と魚をくれた。···食べられそうか?」
あ、魚も持って来てくれたのか!そういえば、魚もこちらの世界では初めてだ。うわあ、嬉しすぎる。リーナ様、ありがとう!
「あうあう!」
興奮しすぎてリゾットのお皿に顔を突っ込みそうになった。
「ふっ、慌てるな」
ジルが笑ったような気配がしたが、もう僕の目はリゾットに釘付けだ。リゾットを掬ったスプーンに身を乗り出してぱくりと食いつく。···あああ、お米だあ!美味しいいい!リゾットには、細かく刻んだ玉ねぎやニンジンなどの野菜と、白身魚の身が入っている。何の魚だろう。魚のダシと野菜の美味しさをお米が吸っていて、とっても優しい味わいだ。やっぱりお米は最高だね!
それと、スープにも同じ魚が入っていた。クリームスープに入っていた身は、口に入れるとほろりと崩れて魚の旨味が広がる。魚が元気に海中を泳ぎ回っている光景が頭に浮かぶくらい、味わいがあって美味しい。···何の魚か知らないから、完全に想像だが。
僕はあっという間に完食してしまった。
「気に入ったか?」
「あうあう!」
もちろんだよ!食べる前から大好きだよ!
「そうか。リーナのいる国は、稲作と漁業が盛んだ。いつか行って仕入れに行こう」
おお!なんて素晴らしい国なんだ!是非とも行きたい!
「あうあう!」
僕が興奮気味に返事をすると、ジルは優しく頭を撫でてくれた。いつ行けるのだろうか。明日?明後日?いや、さすがに気が早いか。でも僕は、いつでもオッケーだよ!わくわくし過ぎてふんふん~と鼻歌を歌う。ちなみに、メロディーはテキトーだ。
ご機嫌な僕は、ジルが片付けてくれている間、食べたい丼物のメニューランキングを考えていた。
「昼飯は済んだが···眠くはないか?」
牛丼と親子丼の順位に悩んでいると、ジルがそう聞いてきた。そういえば、いつもお昼寝をしていたな。今日はお米との対面でテンションが上がっていて、まだ眠くない。
「あーう」
目をぱちぱちして、半目じゃないアピールをする。
「そうか。眠くなったら、ちゃんと寝るんだぞ」
こうやって気にかけてくれるジル、優しい。
「まだ雨が降っているから···また本を読むか?」
「あう」
読みたい、と頷くと、ジルがまたたくさんの本を持って来てくれた。その中から、魔法について書かれているものを何冊か選ぶ。
ライが魔法を教えてくれるけど、それに甘えるばかりじゃだめだと思うんだ。ライの愛弟子として恥ずかしくないように、自分でも勉強をするんだ!
ふ、いい弟子をもったな、ライ。と上から目線で考えながら、本を読む。探しているのは、ショット系の魔法だ。昨日ライが、ショットの攻撃魔法はどの属性にもあると言っていたから、魔法名を知りたかったのだ。それが分かれば、新しい属性でも魔法を発動できるかもしれないと考えたのだ。
ふむふむ。読んでみると、魔法名はだいたい予想通りだ。うーん、知っちゃったら、試したくなるな。ジルに聞いてみよう。
「あう?」
本に載っている魔法名を指差して、首を傾げる。
「···その魔法を練習したいのか?」
「あう!」
よく分かってくれました!と頷く。
「そうだな···。少し待ってくれ」
そう言ってジルが家の外に出る。雨降ってるけど、大丈夫かな?
「行こうか」
戻って来たジルが僕を抱えて外に出る。雨降ってるのに、···あれ、降ってない?不思議に思って上を見ると、確かに雨は降っているのだが、頭上に透明な膜のようなものがかかっていて、雨を遮っている。敷地ごと覆うその膜は、まるで巨大な傘だ。え、これジルがやったんだよね?
「光属性の、シールドだ」
なんと。手に持っている本でその魔法を探してみると、確かにあった。光属性の防御魔法だ。物理・魔法攻撃をある程度まで無効化するらしい。だけど、シールドの大きさは自分の身丈ほどだと書かれている。んん?これ、大きすぎません?
ちょっと混乱したが、まあジルだからいっか、と考えるのをやめた。
幸い、昨日作ったアースウォールが残っていたので、それを使うことにする。
ファムによるゴブリン像は、雨で表面が少し削られていて、ちょっとグロい感じになっていた。
よし、まずは火属性から。火の弾が勢いよく飛ぶイメージをする。
「『火弾』」
オレンジに輝く弾がビュンッと飛んで壁に当たり、ジュッと音をたてて消える。やった!これは成功だよね?ジルを見ると、頷いている。
むふふ。新しい魔法の習得は嬉しい。でもすぐに火が消えてしまったのが気になる。壁が濡れていたからだろうか。うーん、それなら、水がすぐ蒸発するくらい温度を上げよう!
魔力をぐぐっと込めて、温度を上げるイメージをする。水を瞬間的に蒸発させるくらい、熱く燃えるんだ。
「『火弾』!」
今度は黄色っぽい火になった。確か、火は温度で色が違うんだけっけ?なら、成功したのかな。壁を見ると、火が当たったところがドロッと融けている。いいぞ、めちゃくちゃ熱そうだ。
···いや、これで満足しちゃだめだ。もっと、もっと高くできるはず。キリッとした顔で、先ほどよりもさらに多く魔力を込める。
「『火弾』!!」
これでもか!というほど魔力を込めて放った火は、青白い光を発しながら壁に当たって通り抜け、地面にもぐり込み、見えなくなった。壁は、火が直接触れた部分が蒸発したように消え、その周りが融け出している。火が入っていった地面からは、こぽっと音が聞こえた。···あ、あれ?これはやばい?
想像以上の威力にテンパる。冷や汗なのか、空気が熱されたことによる汗なのか、とにかく滝のように汗を流しているはずだが、肌はサラッとしている。もしかして、ライがくれたこの服のおかげなのか。性能が良すぎる。
僕がちょっと現実逃避をしていると、ジルが「フリーズ」と呟いた。すると、こぽっこぽっと音を出していた地面が落ち着き、辺りが少し涼しくなる。
「温度を上げたのか。すごいな」
ジルは何事もなかったかのようにそう言った。
あ、あれ?何事もなかったのかな?うん、きっとそうだ。僕は先ほどの記憶を封印することにした。
ちょっと心臓に悪い思いをしたので、今日はここまでにして、家の中に戻ることにする。
この時、僕は重要なことを忘れているということに気づいていなかった。
名前:ウィル
種族:人族
年齢:1
レベル:34
スキル:成長力促進、言語理解、魔力操作、魔力感知
魔法:土弾、灯、土壁、水弾、火弾
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加護:リインの加護
称号:異世界からの転生者、黒龍帝の愛息子、雷帝の愛弟子
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