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最果ての森・成長編
81. 特製ポーション
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朝、幸せな気分で目が覚める。ふわふわが僕を二度寝へと誘おうとするが、鋼の意志で我慢する。
「てぃあ、おあおう」
『ふわぁ、よく寝た。ご主人、おはようなのだ』
白いふわふわがもぞもぞと動き、小さな三角の耳がぴょこんと現れる。
よしよし。よしよし。
今日もティアは可愛いね。
しばらくティアを愛でたら、魔力操作や発音練習などの日課をこなす。
『ご主人は努力を怠らないのだな。ワレも見習わなくては!』
ティアはライに魔法を教えてもらおうと、やる気満々の様子だ。
···そういえば、ライのことで何か大事なことを忘れているような気がする。うーん、まあそのうち思い出すだろう。
「起きたか?」
僕がシールドを出していると、ジルがやって来た。
「じる、おあおう!」
『おはようなのだ!』
聞こえなくてもちゃんと挨拶するティアがいい子すぎて可愛いすぎる。
「おはよう」
ジルが僕とティアの頭を撫でる。
もしかして、ティアが挨拶したことに気づいてくれたのだろうか。そうだと嬉しいな。
僕はご機嫌でジルに抱っこされる。もちろんティアも一緒だ。
今日の朝ごはんは、だしの香りが食欲をそそるお粥と、野菜たっぷりのスープ、それからなんと、だし巻き卵だった!
口に入れるとじゅわっと広がるだしの豊かな風味と卵の優しい味わい。この組み合わせ、最高···!改めてジルの料理スキルに感動する。
『うまっ、なにこれ、うまっ!んん!この香りがまた、たまらんぞ···!ジル、やはり侮れん奴···!』
ティアもガツガツと食べている。こんな小さな体にそんなに入るのかというほど食べている。
「ティア、料理は逃げないからゆっくり食べろ」
ジルもたくさん食べるティアを見て、嬉しそうだ。
『ふう、腹いっぱいなのだ。ジル、美味かったぞ!』
ティアが満足そうに言う。
「てぃあ、おいちかった」
「そうか」
ティアの言葉を伝えると、ジルがティアを撫でる。ティアは目を細めて嬉しそうだ。
もう完全に心を許してない?もしかして、胃袋を掴まれた?
なんにせよ、二人の仲が良いのは僕も嬉しい。
「ぼくも、おいちかった。じる、あいあと」
「ああ」
ジルの手は大きくて優しいんだ。この手で撫でられると、すごく安心する。
僕の頭に乗せられた手に安心感を覚えていると、玄関のドアがバーンと開いた。
「おはよう!いい朝だね!」
眩しい笑顔でライがやって来た。
「ライ···昨日はちゃんと寝たのか?」
朝からテンション高めのライに、ジルが聞く。
「ふふ、ちょっと文献を調べていたらね、朝になっていたんだ!いやあ、びっくりだよ!」
ああ、徹夜明けのテンションだったのか。
「いや···お前にはよくあることだろう」
「ふふ、そうかもしれないね?でも、気になったらどうしても調べたくなるんだ!」
ライの徹夜は、よくあることらしい。
「···体調には気をつけろよ」
うんうん、ジルの言う通りだ。
「ふふ、そうだね。今日はファム特製のポーションを飲んで、すこぶる元気だよ!」
「···そうか」
栄養ドリンクみたいなものだろうか。···ファム、それは多分ライに渡しちゃいけないやつだよ。
案の定、「後でファムに念話しておくか」っていうジルの呟きが聞こえた。
「それはそうと!ティア、念話を習得しないとね!その前に、まずは魔力操作だよ!」
ライが目をギラギラさせてティアを抱える。
···あ、いや、ライ的にはギラギラさせているはずなのだが、いかんせんこのイケメンは爽やかなので、ぱっと見ではキラッキラした目をしている。
キラッキラした目で白いモフモフを抱えるイケメン。···羨ましい限りだ。
ライは僕に教えてくれたみたいに、ティアに魔力操作を教えている。
ティアはライの勢いに若干怯えながらも、ライの言っていることを一生懸命聞いているようだ。
僕は二人を邪魔しないよう、本を読むことにした。最近、文字を覚えようと頑張っているのだ。
「そうそう!その調子で、自分の魔力を動かしてみよう!」
『お···おお?こんな感じか?』
「いいね!それをよりスムーズに、体中で動かせるようになるのが第一の目標だよ」
ライによる魔力操作のレッスンは、順調に進んでいるようだ。
「それじゃあティアは、体内の魔力を動かす練習をしばらくしてみようか」
『分かったぞ』
ティアが頷いたのを見て、ライが微笑む。
「よし、それじゃあ次は、ウィル君の番だよ。あれのこと、教えてくれるよね?」
ライが僕の方をくるりと振り向いて、ピシッと玄関の方を指差す。
ライの浮かべる微笑みは先ほどと同じはずなのに、印象が違うのはなぜだろうか。
あれって、どれ?
···あっ。
思い出した。
そう、大事なことを忘れているような気がしていたんだ。
「あいしゅうぉーる···」
「そう、それ。私はまだ氷の魔法は教えていなかったんだけどね。どうして出来たんだい?」
え、もしかしてまだやっちゃいけなかった?
「ふふ、そう身構える必要はないよ。ただね、氷の魔法は水の上位魔法とされていて、難易度がグンと上がるはずなんだ。でもウィル君は水の初級魔法をまだ全部覚えていない段階で、アイスウォールを成功させたでしょ?この理由が知りたかったんだ」
あ、そういうことか。怒られるのではないと分かってほっとする。
でも説明はどうしたものか。水分子···というか、この世界では分子や原子の存在は発見されているのだろうか。
紙に絵を描いて説明する。あとはライの理解力に任せる!
「目に見えないほど小さな水がたくさん集まって、目に見える水になっているということ?氷は、小さな水が動きを止めた状態?」
うんうん、そんな感じだよ!さすがライ!
僕はこれ以上は説明できないよ!
「それじゃあ、氷が冷たいのは?動き···?温度が高いと···。うーん、なるほど。分かったよ、ウィル君」
え、分かったの!?
「ああ、いや、難しいということが分かったよ。ふふ、これは色々と実験をしてみる必要がありそうだね!ウィル君、ありがとう!」
ライの目が輝いている。これはまた徹夜をしそうな雰囲気だ。
「ライ···今日はちゃんと寝ろよ」
「ふふ、ファムからまたポーションを貰えば大丈夫だよ!」
ああ、やっぱり。
「ファムにはライに渡さないよう伝えた」
「ええ!?そんな!」
ライの悲痛な声が響く。
「りゃい、ちゅたえたいこと、もっとある。いちゅも、げんきでいてほちい」
僕はライの袖をぎゅっと掴んで訴える。
「あ、そうか···。ふふ、そうだよね。一時的に根を詰めても続かないよね。ウィル君にはもっと色々教えてもらいたいからね。ウィル君、それにジルも、ありがとう」
良かった。分かってもらえたようだ。
「ふふ、今日は帰ったらちゃんと寝るよ。だからそれまでは、魔法の練習、いっぱいしようね!」
···ファム特製ポーションの効果は、今日いっぱい続きそうだ。
「てぃあ、おあおう」
『ふわぁ、よく寝た。ご主人、おはようなのだ』
白いふわふわがもぞもぞと動き、小さな三角の耳がぴょこんと現れる。
よしよし。よしよし。
今日もティアは可愛いね。
しばらくティアを愛でたら、魔力操作や発音練習などの日課をこなす。
『ご主人は努力を怠らないのだな。ワレも見習わなくては!』
ティアはライに魔法を教えてもらおうと、やる気満々の様子だ。
···そういえば、ライのことで何か大事なことを忘れているような気がする。うーん、まあそのうち思い出すだろう。
「起きたか?」
僕がシールドを出していると、ジルがやって来た。
「じる、おあおう!」
『おはようなのだ!』
聞こえなくてもちゃんと挨拶するティアがいい子すぎて可愛いすぎる。
「おはよう」
ジルが僕とティアの頭を撫でる。
もしかして、ティアが挨拶したことに気づいてくれたのだろうか。そうだと嬉しいな。
僕はご機嫌でジルに抱っこされる。もちろんティアも一緒だ。
今日の朝ごはんは、だしの香りが食欲をそそるお粥と、野菜たっぷりのスープ、それからなんと、だし巻き卵だった!
口に入れるとじゅわっと広がるだしの豊かな風味と卵の優しい味わい。この組み合わせ、最高···!改めてジルの料理スキルに感動する。
『うまっ、なにこれ、うまっ!んん!この香りがまた、たまらんぞ···!ジル、やはり侮れん奴···!』
ティアもガツガツと食べている。こんな小さな体にそんなに入るのかというほど食べている。
「ティア、料理は逃げないからゆっくり食べろ」
ジルもたくさん食べるティアを見て、嬉しそうだ。
『ふう、腹いっぱいなのだ。ジル、美味かったぞ!』
ティアが満足そうに言う。
「てぃあ、おいちかった」
「そうか」
ティアの言葉を伝えると、ジルがティアを撫でる。ティアは目を細めて嬉しそうだ。
もう完全に心を許してない?もしかして、胃袋を掴まれた?
なんにせよ、二人の仲が良いのは僕も嬉しい。
「ぼくも、おいちかった。じる、あいあと」
「ああ」
ジルの手は大きくて優しいんだ。この手で撫でられると、すごく安心する。
僕の頭に乗せられた手に安心感を覚えていると、玄関のドアがバーンと開いた。
「おはよう!いい朝だね!」
眩しい笑顔でライがやって来た。
「ライ···昨日はちゃんと寝たのか?」
朝からテンション高めのライに、ジルが聞く。
「ふふ、ちょっと文献を調べていたらね、朝になっていたんだ!いやあ、びっくりだよ!」
ああ、徹夜明けのテンションだったのか。
「いや···お前にはよくあることだろう」
「ふふ、そうかもしれないね?でも、気になったらどうしても調べたくなるんだ!」
ライの徹夜は、よくあることらしい。
「···体調には気をつけろよ」
うんうん、ジルの言う通りだ。
「ふふ、そうだね。今日はファム特製のポーションを飲んで、すこぶる元気だよ!」
「···そうか」
栄養ドリンクみたいなものだろうか。···ファム、それは多分ライに渡しちゃいけないやつだよ。
案の定、「後でファムに念話しておくか」っていうジルの呟きが聞こえた。
「それはそうと!ティア、念話を習得しないとね!その前に、まずは魔力操作だよ!」
ライが目をギラギラさせてティアを抱える。
···あ、いや、ライ的にはギラギラさせているはずなのだが、いかんせんこのイケメンは爽やかなので、ぱっと見ではキラッキラした目をしている。
キラッキラした目で白いモフモフを抱えるイケメン。···羨ましい限りだ。
ライは僕に教えてくれたみたいに、ティアに魔力操作を教えている。
ティアはライの勢いに若干怯えながらも、ライの言っていることを一生懸命聞いているようだ。
僕は二人を邪魔しないよう、本を読むことにした。最近、文字を覚えようと頑張っているのだ。
「そうそう!その調子で、自分の魔力を動かしてみよう!」
『お···おお?こんな感じか?』
「いいね!それをよりスムーズに、体中で動かせるようになるのが第一の目標だよ」
ライによる魔力操作のレッスンは、順調に進んでいるようだ。
「それじゃあティアは、体内の魔力を動かす練習をしばらくしてみようか」
『分かったぞ』
ティアが頷いたのを見て、ライが微笑む。
「よし、それじゃあ次は、ウィル君の番だよ。あれのこと、教えてくれるよね?」
ライが僕の方をくるりと振り向いて、ピシッと玄関の方を指差す。
ライの浮かべる微笑みは先ほどと同じはずなのに、印象が違うのはなぜだろうか。
あれって、どれ?
···あっ。
思い出した。
そう、大事なことを忘れているような気がしていたんだ。
「あいしゅうぉーる···」
「そう、それ。私はまだ氷の魔法は教えていなかったんだけどね。どうして出来たんだい?」
え、もしかしてまだやっちゃいけなかった?
「ふふ、そう身構える必要はないよ。ただね、氷の魔法は水の上位魔法とされていて、難易度がグンと上がるはずなんだ。でもウィル君は水の初級魔法をまだ全部覚えていない段階で、アイスウォールを成功させたでしょ?この理由が知りたかったんだ」
あ、そういうことか。怒られるのではないと分かってほっとする。
でも説明はどうしたものか。水分子···というか、この世界では分子や原子の存在は発見されているのだろうか。
紙に絵を描いて説明する。あとはライの理解力に任せる!
「目に見えないほど小さな水がたくさん集まって、目に見える水になっているということ?氷は、小さな水が動きを止めた状態?」
うんうん、そんな感じだよ!さすがライ!
僕はこれ以上は説明できないよ!
「それじゃあ、氷が冷たいのは?動き···?温度が高いと···。うーん、なるほど。分かったよ、ウィル君」
え、分かったの!?
「ああ、いや、難しいということが分かったよ。ふふ、これは色々と実験をしてみる必要がありそうだね!ウィル君、ありがとう!」
ライの目が輝いている。これはまた徹夜をしそうな雰囲気だ。
「ライ···今日はちゃんと寝ろよ」
「ふふ、ファムからまたポーションを貰えば大丈夫だよ!」
ああ、やっぱり。
「ファムにはライに渡さないよう伝えた」
「ええ!?そんな!」
ライの悲痛な声が響く。
「りゃい、ちゅたえたいこと、もっとある。いちゅも、げんきでいてほちい」
僕はライの袖をぎゅっと掴んで訴える。
「あ、そうか···。ふふ、そうだよね。一時的に根を詰めても続かないよね。ウィル君にはもっと色々教えてもらいたいからね。ウィル君、それにジルも、ありがとう」
良かった。分かってもらえたようだ。
「ふふ、今日は帰ったらちゃんと寝るよ。だからそれまでは、魔法の練習、いっぱいしようね!」
···ファム特製ポーションの効果は、今日いっぱい続きそうだ。
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