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第四十五話 説明
しおりを挟む城に帰ると、明らかに怒っている3人が待っていた。
「何で、こんな、ことを、したの?雄介?」と、フリージアが、聞いて来た。
「何で、こんな危険なことをしたんですか?雄介さん?」と、クレアが、聞いて来た。
「何で、こんなことをしたんですか?私達は、心配したんですから、伊黒さん」と、テレシアが、聞いて来た。
3人は、心配だからこそ、怒ってくれていることが、分かって、不謹慎だが、とても嬉しかった。
「僕は、テレシアが、婚約者になった日の夜に、この世界の誰もが、3人の敵になったとしても、絶対に守り続けると、心に誓っていたんだ。あそこで、魔王を倒すことで、僕の強さを世界に知らしめることが出来た」と、答えた。
僕は、続けて、「そうすることで、フリージアのことを守ることにも繋がる」
「で、ですが、それは、伊黒さんの強い力が、新しい敵を増やしてしまうのでは、無いのですか?」と、テレシアが、聞いて来た。
「確かに、新しい敵を増やしてしまうかもしれない。でも、その都度に、ペイルライダーを敵の所に、送り付ければ、いずれ敵対するものは、居なくなる。一応、魔王が、逃げ出した騎士だからね。それに、この方法は、僕にも苦労は無いし」と、答えた。
フリージアが、「で、でも、その、方法は、雄介が、悪者に、なちゃう」
「大丈夫だよ、フリージア。3人を守れるなら、僕は、悪者にも英雄にもなるよ。僕は、違う世界から来たから、こっちの世界には、3人以外に守りたいと思う人は、居ないんだよ」と、答えた。
この言葉を聞き、3人は、顔を赤くした。
クレアが、可愛らしい咳払いをして、「そ、そう言えば、ペイルライダーという騎士は、一体何なんですか?」と、聞いて来た。
「ペイルライダーは、自在の影のスキルで、作り上げた最高傑作の魔法生物だよ。一応、3人とテレシアの妹さんの護衛について貰っているよ」と、答えた。
その言葉を聞き、赤い顔をしていた3人は、驚きの表情を浮かべた。
「えっと、私達の、護衛にですか?」と、クレアが、聞いて来た。
「うん、3人とテレシアの妹さんに、ペイルライダーに、護衛について貰ってるよ。ペイルライダーの名前を呼べば、出てくるよ」と、答えた。
3人は、声を合わせてペイルライダーと呼んだ。
呼ばれたペイルライダー達は、3人の前に、現れ、3人に臣下の礼を取った。
3人は、その光景に、固まってしまった。
それもそうだ、魔王が姿を見ただけで逃げ出した騎士が、三体もいて、自分の前で、臣下の礼をとり、忠誠を誓っている姿を見たからだ。
3人の中で、一番最初に、テレシアが、動き出し、「で、では、この騎士を妹の護衛につけて貰っているのですか?」と、聞いて来た。
「うん、そうだよ」と、答えた。
「あ、ありがとうございます、伊黒さん」と言い、テレシアは、笑顔を浮かべた。
「雄介、この、騎士、凄い。雄介の、スキルが、気になる」と、フリージアが、言ってきた。
「私も気になります。雄介さんのスキル、知りたいです」と、クレアも言ってきた。
僕は、その言葉を聞き、僕のスキルの詳細の説明をした。
僕のスキルが優秀過ぎることに、驚いていていた。
魔王を倒したことを3人に許して貰った。
でも、その代償として、3人のスキンシップが、多くなってしまった。
特に多いのは、僕の膝の上に座る事だ。
どうやら、僕の膝の上に乗る順番は、3人の中で、決まっているらしい。
3人ともストレートの長い髪の毛をしていて、サラサラしていて、とても綺麗な髪をしている。
僕の膝に座っているので、近くにいる状態なので、3人の髪からシャンプーの匂いがして、思ったより、理性が削られた。
1番、理性が削られるのは、風呂上り、寝る前にお茶をする時に、乗られる時だ。風呂に入ったばっかりなので、1番、シャンプーの匂いがする。更に、風呂上がりなので、血行が良く、肌がスベスベなのだ。
そして、最近、困っている事は、風呂を入った後に、ベビードールを既に着ている事だ。流石に、寝る前までは、上着を着ているが、下に薄い生地のベビードールを着ていることを分かってしまっているので、あまり意識しないようにしている。
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