見えない君と春の先

 ――なんで、お前だけ見えないんだ。

 目が合った人の心が見える、という能力を持つ津島朝陽。相手の望む自分を作り、人間関係や仕事に悩んだことはほとんどない。社会人四年目の春、新設の企画三課に異動になる。上司として現れたのは、六年前に別れた恋人――木崎瞬だった。
 相手が誰であろうと、心さえ読めばうまくいく。
 そう思っていたのに、なぜか木崎の心だけが読めなくて――?

<マイペース自由人な先輩×心が見える後輩→六年後……??>

*秋庭新刊予定の作品です*
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