異世界に落っこちたら溺愛された

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本編

お勉強頑張ります!

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「行ってくる」

「はい、行ってらっしゃい」


そう言って朝早くから邸を出て仕事に向かうレオンさん。僕は寝ぼけながら手を振りお見送りした。

あれからレオンさんは仕事に追われていた。僕の捜索をしていたので書類が山のように溜まっているみたい。

それを聞いて申し訳くてしょんぼりしていた僕をレオンさんは優しく抱きしめながらキスをしてくれた。


「気にするな。大切なアサヒを優先するのは当然だろ?」


その言葉を聞いて胸がポカポカと暖かくなってレオンさんへの大好きメーターが振り切れそうになった。


あー、好き。超大好き。好きが止まらない。


「ふへへっ」


溢れたレオンさんへの愛に思い出し笑いしながら1人ニヤニヤしていたら背後から声をかけられた。振り向くとそこにはにこやかに笑ったセバスさんが立っていた。


「アサヒ様、お顔が緩んでおりますよ」

「あわわ…恥ずかしい…」


だらしないにやけ顔を見られて咄嗟に隠したが遅かったようだ。


「さぁアサヒ様、朝食の準備が整いました」

「はい、わかりました」


セバスさんに暖かい目で微笑まれながら僕は朝食を食べに食堂へ向かう。

普段はレオンさんと一緒に食べている朝食だが、ここ最近は1人で食べているからなんだか味気ない。


「はぁ…さっきお見送りしたばっかりなのにもう寂しいなぁ…」


小さく独り言を呟きながらちびちび朝食を食べた。



朝食を食べ終わったあとはセバスさんと一緒にお勉強の時間。マナーやダンスなどこの世界で必要とされる教養を勉強していく。



「アサヒ様、そろそろ休憩を入れましょう。もう既に3時間経っております」

「あれ…もうそんなに経つんですか…集中しすぎて気づかなかった…」

「とても真剣に取り組まれてましたね。随分と勉強範囲が進みましたね、この調子ならもう教えることも少なそうです」

「ホントですか!ふふっ…後でレオンさんに褒めてもらえますかね?」

「はい、旦那様も褒めてくれると思いますよ」


そう言いながらセバスさんは淹れたての紅茶とおやつのケーキをそっと僕の前へ出してくれた。

スッキリとした紅茶の香りが僕の鼻をくすぐる。美味しそうな匂いにつられ1口飲むと爽やかで優しい味が口いっぱい広がった。


「…美味しい」

「それは宜しゅうございました。旦那様がアサヒ様の為に取り寄せたリラックス効果のある紅茶です。」

「レオンさんが…?」


レオンさんが僕とのために取り寄せたと聞いて、ぽぽぽっと顔に熱が集まる。

嬉しい気持ちが胸いっぱいに広がりよりいっそう紅茶が美味しく感じた。


「よし、この調子で勉強頑張ります!」


元気よく宣言した僕をセバスさんは優しく微笑みながらうんうんと頷いた。






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