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腐った孤児院
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ヴァルムント公爵領の外れにあるとある孤児院。
ここは、王国の管理下にある「公的機関」のはずだった。
だが、その実態はあまりにも醜悪で、正しく地獄そのものだった。
◆
孤児院の建物は、まるで廃墟のような惨状だった。
壁はひび割れ、あちこちに穴が空いている。
床は湿気で腐りかけており、歩くたびにギシギシと不吉な音を立てる。
部屋の隅には黒いカビが繁殖し、空気は汚水とカビ、腐った食べ物の異臭で満ちていた。
「施設」と呼ぶのも憚られる、人間が住むにはあまりにも劣悪な環境。
だが、ここに暮らす子供たちに、選択肢などなかった。
「生き残るか、朽ちるか」──それだけ。
この孤児院では、最低限の衣食住すら保証されず、子供たちは“生きる”という行為そのものを試されていた。
◆
院長室では、醜悪な笑みが浮かんでいた。
「……もう少しで到着するはずです」
そう報告したのは、院長の側近の一人である男。
「ふん……ようやくか」
院長は低く笑い、椅子にもたれかかった。
ロイ・グランデル。
それが、この孤児院の院長の名だった。
彼はかつて貴族の端くれだったが、何らかの事情で爵位を剥奪され、今はこの孤児院を利用して私腹を肥やす最低の男だ。
「さて、今日は何人送れるかな……」
ロイは指を鳴らしながら、歪んだ笑みを浮かべた。
この孤児院は、表向きは王国の保護施設として運営されている。
だが、実態は人身売買の供給元だった。
孤児たちは、商品だ。
生き延びるために飢えを凌ぎ、虐待に耐え、心をすり減らしながらも、ただ次の売買の機会を待つだけの存在だった。
「見栄えの悪いのばかりじゃ困る。適当に洗っておけ」
「承知しました。多少はマシに見えるよう、整えます」
「それでいい。どうせ売られる側には選ぶ権利なんかないが、客が気分を損ねるのは困るからな」
「ええ。汚れたままだと値もつきませんからね」
ロイは満足げに頷き、部下が部屋を出て行く。
その背を見送りながら、彼はふんっと鼻を鳴らし、低く笑った。
「……ククク、ようこそ、“楽園”へ」
◆
その頃、孤児院の中庭では、いつもの光景が繰り広げられていた。
「弱者が踏みにじられる」──それが、この孤児院の“日常”だった。
「おい、こいつの分も取っちまえよ」
「ギャハハッ! そんな顔してもムダだって!」
痩せ細った少年たちが、一人の小さな子供を囲み、汚れた手で小さくちぎれたパンを奪い取る。
この孤児院では、強い者がすべてを支配する。
弱い者は食事を奪われ、暴力を受け、道具のように扱われる。
「食事」を得ることすら、ここでは「戦い」だった。
「……やめろよ!!」
その場にいた、たった一人の少年だけは、黙っていられなかった。
リオン。
彼は、幼い頃からこの孤児院で育ち、ずっとこの地獄のような環境を見てきた。
そして、何度痛めつけられようとも、間違っているものには立ち向かう少年だった。
「何だよお前? また正義の味方ごっこか?」
「だったらどうした!?」
「へぇ……じゃあ、お前がこのガキの代わりに痛い目見ろよ」
そう言った瞬間、鈍い音が響いた。
ドゴッ!!
「ぐっ……!」
リオンの腹に、一発の拳が叩き込まれる。
「調子乗ってんじゃねぇぞ」
バキッ!
顔面に拳が入る。
視界が揺れる。
「またこいつボコられてるぜ!」
「しぶといなぁ、こいつ」
周囲の孤児たちが笑いながら眺めている。
──だが、リオンは倒れなかった。
「……だから……やめろって……言っただろ……」
血を流しながら、それでも立ち上がる。
殴られても、蹴られても、決して屈しない。
この孤児院の“ルール”が間違っていると、心の底から信じているから。
「理不尽に従うなんて、まっぴらだ。」
──その想いだけが、彼を支えていた。
「……いつか……絶対に……こんな場所、出ていってやる……」
リオンは、折れた歯の隙間から血を吐き出しながら、心の中でそう誓った。
彼は、決して諦めていなかった。
ここにいる限り、未来なんて存在しない。
だから、絶対にこの場所を抜け出す。
たとえ、どんな手を使ってでも──。
彼は、ずっと脱出の機会を伺い続けていた。
ここは、出口のない檻。
どれだけ足掻こうが、どれだけ叫ぼうが、自由は決して与えられない。
──だが、それは“普通の孤児”ならばの話だ。
「……俺は、ここを出る」
リオンは、ずっとその瞬間を狙っていた。
◆
この孤児院に閉じ込められて、どれくらい経ったのか、もう正確にはわからない。
だが、リオンには“生まれてからずっとここにいる”と言い切れるだけの記憶があった。
物心ついたときから、この孤児院は腐りきっていた。
食事はロクに与えられず、風呂もなく、病気になれば放置される。
運が良ければ生き延びる。悪ければ死ぬ。
子供たちに与えられるのは、「どうやって生き延びるか」ではなく、「どれだけ耐えられるか」だけ。
「……こんな場所、いずれは出ていかないといけない」
それが、リオンが幼い頃から決めていたことだった。
──そして、その時はもうすぐやってくる。
◆
リオンが考えた脱出計画は、単純だ。
この孤児院には、大人の職員はそれほど多くない。
監視する者が少ない分、子供同士で序列が決まり、力のある奴が支配する構図になっている。
そのおかげで、職員が見張るのは「孤児たち同士の力関係を崩させないこと」くらい。
つまり──
「孤児同士で問題を起こしている最中なら、大人たちは気にしない。」
問題が起こっても、「またガキどもが騒いでるな」と放置される。
職員たちにとって、孤児たちは商品であり、家畜のようなもの。
死ななければそれでいい、くらいの感覚なのだ。
ならば、そこに付け入る隙がある。
リオンがこの数ヶ月間、わざといじめっ子たちに反抗し続けたのには、理由があった。
──「いつものこと」と思わせるため。
毎回ボコられても、何度も立ち上がる。
何も考えずに、ただ反抗しているだけの「バカ」だと認識させる。
そうすることで、職員たちはリオンに注意を払わなくなる。
「こいつは殴られても何も学ばない、愚かな子供」
──そう思わせることこそが、リオンの狙いだった。
何かを企んでいるようには見せない。
ただ、無鉄砲で短絡的な反抗を繰り返す少年。
だからこそ、誰も「リオンが本当に脱走を考えている」とは思わない。
そして──
その計画が、もうすぐ実行に移せる段階まで来ていた。
◆
この孤児院では、定期的に「荷馬車」がやってくる。
荷馬車が来る日は、職員たちは忙しくなる。
その日は、孤児たちをまとめて洗い、多少は見栄えを整えさせる。
王国からの視察のため……ではない。
それは、「売り物の出荷日」だからだ。
リオンは、以前からずっとそれを観察していた。
荷馬車は、決して孤児院の敷地内には入らない。
建物の外に止まり、職員たちが孤児たちを連れていく。
そして、孤児たちは馬車に詰め込まれ、そのまま消えていく。
──何人もの子供たちが、「帰ってこなかった」。
「……あの馬車に乗せられたら、最後だ」
それは、誰もが知っていることだった。
だからこそ、そこに突破口がある。
職員たちは、荷馬車の積み込みに集中する。
その間だけは、孤児院の中の監視が手薄になる。
「そこで逃げる。」
計画は、もう出来上がっていた。
あとは、実行するだけ。
──そして、その荷馬車が来るのは、もう間もなくだった。
◆
「……俺は、ここを出る。」
リオンは、何度もその言葉を胸の中で繰り返す。
この孤児院に未来なんてない。
生きる意味を見失ったまま、ただ“売られる日”を待つだけの生活。
そんな人生なんて、ごめんだ。
「次の“出荷日”が、チャンスだ」
その日は、監視が緩くなる。
騒ぎを起こし、その混乱に乗じて逃げる。
そのために、これまで耐え続けてきた。
殴られても、蹴られても、歯を食いしばって立ち上がり、「いつものこと」だと思わせた。
誰も、リオンの本心に気づいていない。
そして、気づかせるつもりもない。
「もう少しだ……」
手を握りしめ、リオンは静かに夜空を見上げた。
──「自由」は、すぐそこにある。
ここは、王国の管理下にある「公的機関」のはずだった。
だが、その実態はあまりにも醜悪で、正しく地獄そのものだった。
◆
孤児院の建物は、まるで廃墟のような惨状だった。
壁はひび割れ、あちこちに穴が空いている。
床は湿気で腐りかけており、歩くたびにギシギシと不吉な音を立てる。
部屋の隅には黒いカビが繁殖し、空気は汚水とカビ、腐った食べ物の異臭で満ちていた。
「施設」と呼ぶのも憚られる、人間が住むにはあまりにも劣悪な環境。
だが、ここに暮らす子供たちに、選択肢などなかった。
「生き残るか、朽ちるか」──それだけ。
この孤児院では、最低限の衣食住すら保証されず、子供たちは“生きる”という行為そのものを試されていた。
◆
院長室では、醜悪な笑みが浮かんでいた。
「……もう少しで到着するはずです」
そう報告したのは、院長の側近の一人である男。
「ふん……ようやくか」
院長は低く笑い、椅子にもたれかかった。
ロイ・グランデル。
それが、この孤児院の院長の名だった。
彼はかつて貴族の端くれだったが、何らかの事情で爵位を剥奪され、今はこの孤児院を利用して私腹を肥やす最低の男だ。
「さて、今日は何人送れるかな……」
ロイは指を鳴らしながら、歪んだ笑みを浮かべた。
この孤児院は、表向きは王国の保護施設として運営されている。
だが、実態は人身売買の供給元だった。
孤児たちは、商品だ。
生き延びるために飢えを凌ぎ、虐待に耐え、心をすり減らしながらも、ただ次の売買の機会を待つだけの存在だった。
「見栄えの悪いのばかりじゃ困る。適当に洗っておけ」
「承知しました。多少はマシに見えるよう、整えます」
「それでいい。どうせ売られる側には選ぶ権利なんかないが、客が気分を損ねるのは困るからな」
「ええ。汚れたままだと値もつきませんからね」
ロイは満足げに頷き、部下が部屋を出て行く。
その背を見送りながら、彼はふんっと鼻を鳴らし、低く笑った。
「……ククク、ようこそ、“楽園”へ」
◆
その頃、孤児院の中庭では、いつもの光景が繰り広げられていた。
「弱者が踏みにじられる」──それが、この孤児院の“日常”だった。
「おい、こいつの分も取っちまえよ」
「ギャハハッ! そんな顔してもムダだって!」
痩せ細った少年たちが、一人の小さな子供を囲み、汚れた手で小さくちぎれたパンを奪い取る。
この孤児院では、強い者がすべてを支配する。
弱い者は食事を奪われ、暴力を受け、道具のように扱われる。
「食事」を得ることすら、ここでは「戦い」だった。
「……やめろよ!!」
その場にいた、たった一人の少年だけは、黙っていられなかった。
リオン。
彼は、幼い頃からこの孤児院で育ち、ずっとこの地獄のような環境を見てきた。
そして、何度痛めつけられようとも、間違っているものには立ち向かう少年だった。
「何だよお前? また正義の味方ごっこか?」
「だったらどうした!?」
「へぇ……じゃあ、お前がこのガキの代わりに痛い目見ろよ」
そう言った瞬間、鈍い音が響いた。
ドゴッ!!
「ぐっ……!」
リオンの腹に、一発の拳が叩き込まれる。
「調子乗ってんじゃねぇぞ」
バキッ!
顔面に拳が入る。
視界が揺れる。
「またこいつボコられてるぜ!」
「しぶといなぁ、こいつ」
周囲の孤児たちが笑いながら眺めている。
──だが、リオンは倒れなかった。
「……だから……やめろって……言っただろ……」
血を流しながら、それでも立ち上がる。
殴られても、蹴られても、決して屈しない。
この孤児院の“ルール”が間違っていると、心の底から信じているから。
「理不尽に従うなんて、まっぴらだ。」
──その想いだけが、彼を支えていた。
「……いつか……絶対に……こんな場所、出ていってやる……」
リオンは、折れた歯の隙間から血を吐き出しながら、心の中でそう誓った。
彼は、決して諦めていなかった。
ここにいる限り、未来なんて存在しない。
だから、絶対にこの場所を抜け出す。
たとえ、どんな手を使ってでも──。
彼は、ずっと脱出の機会を伺い続けていた。
ここは、出口のない檻。
どれだけ足掻こうが、どれだけ叫ぼうが、自由は決して与えられない。
──だが、それは“普通の孤児”ならばの話だ。
「……俺は、ここを出る」
リオンは、ずっとその瞬間を狙っていた。
◆
この孤児院に閉じ込められて、どれくらい経ったのか、もう正確にはわからない。
だが、リオンには“生まれてからずっとここにいる”と言い切れるだけの記憶があった。
物心ついたときから、この孤児院は腐りきっていた。
食事はロクに与えられず、風呂もなく、病気になれば放置される。
運が良ければ生き延びる。悪ければ死ぬ。
子供たちに与えられるのは、「どうやって生き延びるか」ではなく、「どれだけ耐えられるか」だけ。
「……こんな場所、いずれは出ていかないといけない」
それが、リオンが幼い頃から決めていたことだった。
──そして、その時はもうすぐやってくる。
◆
リオンが考えた脱出計画は、単純だ。
この孤児院には、大人の職員はそれほど多くない。
監視する者が少ない分、子供同士で序列が決まり、力のある奴が支配する構図になっている。
そのおかげで、職員が見張るのは「孤児たち同士の力関係を崩させないこと」くらい。
つまり──
「孤児同士で問題を起こしている最中なら、大人たちは気にしない。」
問題が起こっても、「またガキどもが騒いでるな」と放置される。
職員たちにとって、孤児たちは商品であり、家畜のようなもの。
死ななければそれでいい、くらいの感覚なのだ。
ならば、そこに付け入る隙がある。
リオンがこの数ヶ月間、わざといじめっ子たちに反抗し続けたのには、理由があった。
──「いつものこと」と思わせるため。
毎回ボコられても、何度も立ち上がる。
何も考えずに、ただ反抗しているだけの「バカ」だと認識させる。
そうすることで、職員たちはリオンに注意を払わなくなる。
「こいつは殴られても何も学ばない、愚かな子供」
──そう思わせることこそが、リオンの狙いだった。
何かを企んでいるようには見せない。
ただ、無鉄砲で短絡的な反抗を繰り返す少年。
だからこそ、誰も「リオンが本当に脱走を考えている」とは思わない。
そして──
その計画が、もうすぐ実行に移せる段階まで来ていた。
◆
この孤児院では、定期的に「荷馬車」がやってくる。
荷馬車が来る日は、職員たちは忙しくなる。
その日は、孤児たちをまとめて洗い、多少は見栄えを整えさせる。
王国からの視察のため……ではない。
それは、「売り物の出荷日」だからだ。
リオンは、以前からずっとそれを観察していた。
荷馬車は、決して孤児院の敷地内には入らない。
建物の外に止まり、職員たちが孤児たちを連れていく。
そして、孤児たちは馬車に詰め込まれ、そのまま消えていく。
──何人もの子供たちが、「帰ってこなかった」。
「……あの馬車に乗せられたら、最後だ」
それは、誰もが知っていることだった。
だからこそ、そこに突破口がある。
職員たちは、荷馬車の積み込みに集中する。
その間だけは、孤児院の中の監視が手薄になる。
「そこで逃げる。」
計画は、もう出来上がっていた。
あとは、実行するだけ。
──そして、その荷馬車が来るのは、もう間もなくだった。
◆
「……俺は、ここを出る。」
リオンは、何度もその言葉を胸の中で繰り返す。
この孤児院に未来なんてない。
生きる意味を見失ったまま、ただ“売られる日”を待つだけの生活。
そんな人生なんて、ごめんだ。
「次の“出荷日”が、チャンスだ」
その日は、監視が緩くなる。
騒ぎを起こし、その混乱に乗じて逃げる。
そのために、これまで耐え続けてきた。
殴られても、蹴られても、歯を食いしばって立ち上がり、「いつものこと」だと思わせた。
誰も、リオンの本心に気づいていない。
そして、気づかせるつもりもない。
「もう少しだ……」
手を握りしめ、リオンは静かに夜空を見上げた。
──「自由」は、すぐそこにある。
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