転生先がサイコパス一家だったので悪役令嬢になりきってみせます!
社畜生活に疲れ果てていた水城 美優(みずき みゆ)は、日々の終電帰りが当たり前になっていた。
理不尽な上司の嫌がらせ、終わらない残業、休みの日すら仕事に追われる毎日──。そんな彼女の唯一の楽しみは、終電間際の電車の中で読むダークファンタジー小説だった。特に、強大な力を持ち、誰にも縛られずに生きる破天荒なキャラクターに憧れていた。
「私も、言いたいことを全部言って、理不尽な奴らをぶっ飛ばせたらなぁ……」
そんな淡い妄想を抱えながら過ごしていたある日、会社の飲み会で事件が起こる。酔った上司が新入社員に絡んでいるのを目撃し、これまで積もり積もったストレスと酒の勢い、そして愛読していた小説の影響も相まって──彼女は気づけば、拳を振り抜いていた。
そして、次の瞬間。
逃げるように店を飛び出した彼女を、疾走する車のライトが照らした──。
──目が覚めると、そこは見知らぬ場所。
異常なまでに高い天井。動かない身体。
「……え、なにこれ?」
美優は、自分が赤ん坊として転生してしまったことに気づく。
しかも、その生まれた家はどう考えてもまともな環境ではなく、気を抜けば即座に命を落としかねない場所だった。
これは、平凡な社畜OLだった水城 美優が、新たな人生を歩むことになった物語。
運命に抗いながら、生き抜いてやる──!!
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