84 / 84
少年編 第1章
蜜月2
しおりを挟む何をするんだと言いたげに眉根を寄せてエリアスはレナードを見上げた。その視線にレナードが目を細めて応える。
「大丈夫、恥ずかしくありませんよ」
恥ずかしくないと言われても同意できるわけがなかった。何度も醜態をさらしてきているのは自覚しているが、意識がはっきりした状態であられもない体勢を強いられるとさすがに抵抗を感じる。折り曲げた脚を押さえつけているレナードの指を外そうとしたがレナードは力を弱めなかった。その間もじっとそこを凝視している。欲情した瞳に吸い込まれそうでエリアスはごくりと喉を鳴らした。
「指以上に太いものをここに挿れるんです。丁寧にほぐさないと傷つけてしまう」
顔を赤らめて恥ずかしがりながらも覚悟を決めたようにエリアスはレナードを見つめる。碧眼は妖しく濡れていて、もう待てないとレナードは菊の花の中心に顔を埋め舌を差し込んだ。
滑らかな舌は思った以上の熱さを持ってエリアスの内側に入り込んだ。ざわりとした感覚の後はもどかしいほどの緩慢さで肉壁をねっとりと嬲っていく。少し硬さを持たせた状態の舌が入り口を上へ下へと這いずり回って、ぴちゃぴちゃと厭らしい音を鳴らしながら出入りし、エリアスはシーツを強く握りしめた。
体の奥がジンジンと疼く。媚薬を飲まされた時、治まらなかった体の熱はレナ―ドが指で何度も前立腺を刺激して解放した。そのせいか、エリアスのソコはすぐに快楽を拾い、さらに深い快感を求めて腰が勝手に動き出す。
「レナ……ぁぁっ、もっ……やっ……」
「まだほぐし始めたばかりです」
もどかしさに腰を捩るエリアスの脚を解放することなくレナードは舌を差し入れたままさらに人差し指を埋めた。
入り口を舌が、その奥を指が刺激してくる。
エリアスは快感に耐えようとビクビクとお尻を動かして抗った。
「やぁ……中が……ぃっいい」
声にならない程の快楽が襲う。でも物足りない。レナードの舌と指はさらに上へ下へと入り口を広げようと蠢いた。
「ぃぁっ……そんな……広げなぃ……」
ゆっくりと花弁は綻んで赤く妖しく奥へ奥へと誘っている。
抜き差ししていた舌の動きを止めると花はクパリと小さく口を開けていた。
「……もぅ……」
涙目になりながら美しい碧眼の天使は誘惑する。
レナードはその姿を目に焼き付けようとじっと見つめた。どれほどこの時を待っただろうか。
「レナ……」
体の中で渦巻くうねりをどうにかしたいのに、レナードが動かないのでエリアスは不安になった。
はしたない恰好ではしたない言葉を発して、幻滅しただろうかと。
しかしレナードはすぐに熱い自分の塊をエリアスの後孔にあてがった。開いた花の口はレナードの先端にぴたりと吸いついて欲しそうに甘えてくっついてくる。レナードはじわりじわりと亀頭を埋めた。そしてエリアスの体温が先端をしっかりと包むと恍惚とした。
―――今、私はエリアスと繋がっている……美しい私の全て。触れてはならないと抑え込んできた日々。ヴァンペルノ家の長子の未来を棘の道にしたくはない。それなのに愛おしさは我慢できなかった。何があっても必ず彼を守る。この命に替えても……きっと。
「エリアス、やっと……」
レナードはぐいとペニスを押し込んだ。ゆっくりと肉壁を擦っていく。
「アッ、アッ、待っ……待っ……」
「もう待たない」
そういって口づけを落とすと止めていた腰を動かし半分ほどをエリアスの中に挿入した。
「アアアッ……!」
「ぐっ……」
締め付けに若干の痛みを感じながらレナードは腰を動かさずに中が馴染むのを待った。沢山慣らしたつもりだが傷つけたくない。エリアスはエリアスで指とは違う想像を絶する圧迫感に必死で堪えていた。
「お腹の中が、押されて苦しい……」
「ちょっとだけ我慢して。気持ちいい方に集中して」
赤面する主人に再び口づけ、腰を動かさずに乳首を弄った。心地よさにエリアスが甘い吐息をつきはじめた頃合いを見計らってレナードは腰をさらに奥へと進める。
「あぁっ……アッ……アァァっ!!」
動いた折りに気持ちいい場所を突いたのだろう、エリアスは背中をのけ反らせた。
「ココが気持ちいいんですか?」
腰を引いて少しペニスを抜き、さっきと同じくらいの深さまでもう一度突く。
「ぁつああっ!」
「もっと気持ちよくなって、エリアス」
低い声で耳元に甘く呟き、レナードは何度も何度もそこを刺激した。その度にエリアスは気持ちよさそうな嬌声を上げる。
「アッ……んぅっ……んんッ!」
レナードが動くたびにとちゅとちゅといやらしい水音が響いて胸が痛いくらいに拍動する。
「アッ、やっ……レナッ……アッ、コワッ……ィ」
「なっ、何が怖いの……」
「気持ちッ……良すぎて……アァァッんん―――!」
理性を何とかつなぎとめようとしていたのに、エリアスの言葉を聞いてレナードは堪らずズンと最奥まで腰を突いた。
「ヒアアアッ―――!」
「エリアス! 私のエリアス! 愛してる」
「アッぁっ……僕っもっ……アッアアッんんっ―――!」
どちゅんどちゅんと音が響いた。いやらしさが恥ずかしいのに気持ちいい。
「レナッ……もっと……もっとしてっ?」
「……―――!!」
言われてレナードは腰を引いて奥を優しく突いた。
「アアアアッーーー♡」
「エリアス……」
エリアスの舌がチラリと動いて唇を舐めた。気持ちよさに翻弄されるエリアスの妖艶な姿を見るだけで果ててしまいそうになる。
何度もぎりぎりまでペニスを抜いては奥を突き、レナードは腰を回してエリアスの気持ちいいところを探しては突いた。
「アンッ……んんんっ……レナ……愛してる……レナ……!」
レナードの背中にしがみつきながらエリアスは腹を濡らし、レナードは痙攣するエリアスの内側にどくどくと迸りを解放した。
「愛してます、私のエリアス……」
一度果ててもまだ足りず、エリアスが最中に眠ってしまうまでレナードはエリアスを愛し続けた。
0
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
楽しくて一気に読んでしまいました。ありがとうございました。
ところで。。。
すみません。73話の途中違う話が混じっているような気がするのですが。。。(; ・д・)
確認お願いできますでしょうか?
始めに楽しく読んで頂いたとのお言葉、とても嬉しいです、ありがとうございます♡
そして73話確認致しました。操作ミスで別の物語の一部が貼り付けられてしまっていました。申し訳ございません。教えてくださりありがとうございました。先程修正致しました。
重ねて感謝致します。