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第75話
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私は玉座の大部屋にいた2人に、驚いていた。
角の生えた青年は、モンスターと同化する魔法を使ったと聞いていたから、まだわかる。
それよりも、マリウスが一緒にいて、ジェノス様より明らかに強いことが信じられない。
「フィーレか。今更来てももう遅い!」
「……何を、言っているのですか?」
マリウスの叫びを聞いて、私は呆れるしかない。
まさか聖女に戻りたいとでも思ったのだろうかと考えていると、マリウスが話す。
「俺はカオス様に従うことで、新たな国王となった!」
「国の人達が……どうなってもいいのですか?」
「国民を家畜のように育て上げ、力をつけたカオス様が世界全てを支配する……カオス様の生贄になるのなら光栄だろう!!」
マリウスは自分のことしか考えていない人だったけど、ここまで他者のことを何も考えない人だったのか。
兵士達以上にカオスから力を授かっただけあって、今のマリウスはジェノス様より強い。
それでも……リカルドと契約獣クロ、そして私がいれば、マリウスは問題なく倒せそう。
マリウスの背後にいる元賢者のカオスは、私達を眺める。
剣を抜いて戦おうとしているマリウスを使い、私達の力量を計ろうとしているようだ。
角の生えた青年は、モンスターと同化する魔法を使ったと聞いていたから、まだわかる。
それよりも、マリウスが一緒にいて、ジェノス様より明らかに強いことが信じられない。
「フィーレか。今更来てももう遅い!」
「……何を、言っているのですか?」
マリウスの叫びを聞いて、私は呆れるしかない。
まさか聖女に戻りたいとでも思ったのだろうかと考えていると、マリウスが話す。
「俺はカオス様に従うことで、新たな国王となった!」
「国の人達が……どうなってもいいのですか?」
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マリウスは自分のことしか考えていない人だったけど、ここまで他者のことを何も考えない人だったのか。
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それでも……リカルドと契約獣クロ、そして私がいれば、マリウスは問題なく倒せそう。
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