13 / 37
第13話
しおりを挟む
ザノーク視点
部屋にいるミーファは冷静で、恐怖した俺は取り乱して叫ぶ。
「ミーファよ、カルラがいない状況なのにどうして冷静でいられる!?」
「今起きている問題は、私の力で対処できます。魅了魔法の存在を知られてしまう可能性が高かったので、カルラだけは消しておきたかったのです」
そう言われて俺は、ミーファの魅了魔法について思い返す。
ミーファの魅了魔法によって、他国の貴族達も魅了されて俺達に協力的だ。
国王と宰相がミーファと話し合って魅了する人間を決めているらしく、ドグニテ国は繁栄している。
現状の脅威はカルラだけのようで、ミーファは話を続ける。
「ザノーク殿下が従えたい人も、私の魅了魔法で従えています――私の力があれば、何も気にすることはありません」
「そ、それは……そうだな」
ミーファの発言を聞いて、俺は何も言い返すことができない。
魅了魔法の力が凄いことは知っているから、ミーファは必要だ。
俺にとって邪魔な人間はミーファが魅了魔法を使うことで、間接的に従わせている。
魅了魔法の恩恵を受けている以上、俺はミーファに従うしかなかった。
部屋にいるミーファは冷静で、恐怖した俺は取り乱して叫ぶ。
「ミーファよ、カルラがいない状況なのにどうして冷静でいられる!?」
「今起きている問題は、私の力で対処できます。魅了魔法の存在を知られてしまう可能性が高かったので、カルラだけは消しておきたかったのです」
そう言われて俺は、ミーファの魅了魔法について思い返す。
ミーファの魅了魔法によって、他国の貴族達も魅了されて俺達に協力的だ。
国王と宰相がミーファと話し合って魅了する人間を決めているらしく、ドグニテ国は繁栄している。
現状の脅威はカルラだけのようで、ミーファは話を続ける。
「ザノーク殿下が従えたい人も、私の魅了魔法で従えています――私の力があれば、何も気にすることはありません」
「そ、それは……そうだな」
ミーファの発言を聞いて、俺は何も言い返すことができない。
魅了魔法の力が凄いことは知っているから、ミーファは必要だ。
俺にとって邪魔な人間はミーファが魅了魔法を使うことで、間接的に従わせている。
魅了魔法の恩恵を受けている以上、俺はミーファに従うしかなかった。
応援ありがとうございます!
1
お気に入りに追加
930
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる