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第15話
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私達は依頼を終えて冒険者ギルドに戻り、報告して午後の予定を話そうとしている。
「ラーサーの動きは素晴らしかったです……まさか、あそこまで私の魔力を扱えるとは思いませんでした」
下位の冒険者が受けられる依頼の紙を眺めながら、私は午前の出来事を話していた。
結界を破棄したことでモンスターが増えたから、午前中に依頼を終わらせることができている。
モンスター1頭に数分間ラーサーは苦戦していたけど、私が強化すると数十秒で4頭を倒せていた。
これは私の魔力を完全に受け入れていたからで、驚くしかない。
強化魔法は他者の魔力を完全に受け入れるのが不可能だから、使えない魔法とされていた。
ここまで私を信頼してくれているのが信じられず驚いていると、ラーサーが不安そうに呟く。
「ありがとうございます……ですが、私でいいのでしょうか?」
「どうして、そんなことを考えているのですか?」
ラーサーの発言に困惑していると、理由を話してくれる。
「私如きでもあそこまでの力が出せるのなら、他の優秀な人ならもっと凄い力を引き出せるはずです」
「今朝も話しましたけど、他者の魔力は無意識に拒むほど不快になると聞きます……ラーサーは、私の魔力を完全に受け入れることができていました」
どんなに信頼していたとしても、自分の身に危機が迫っていると感じたら抵抗してしまう。
ラーサーは一切迷いがなく、完全に私の魔力を受け入れていて……不可能とされていたことを可能にしていた。
「ラーサーの動きは素晴らしかったです……まさか、あそこまで私の魔力を扱えるとは思いませんでした」
下位の冒険者が受けられる依頼の紙を眺めながら、私は午前の出来事を話していた。
結界を破棄したことでモンスターが増えたから、午前中に依頼を終わらせることができている。
モンスター1頭に数分間ラーサーは苦戦していたけど、私が強化すると数十秒で4頭を倒せていた。
これは私の魔力を完全に受け入れていたからで、驚くしかない。
強化魔法は他者の魔力を完全に受け入れるのが不可能だから、使えない魔法とされていた。
ここまで私を信頼してくれているのが信じられず驚いていると、ラーサーが不安そうに呟く。
「ありがとうございます……ですが、私でいいのでしょうか?」
「どうして、そんなことを考えているのですか?」
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「私如きでもあそこまでの力が出せるのなら、他の優秀な人ならもっと凄い力を引き出せるはずです」
「今朝も話しましたけど、他者の魔力は無意識に拒むほど不快になると聞きます……ラーサーは、私の魔力を完全に受け入れることができていました」
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