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第24話
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リック様は私の杖を見せて、ルドノの悪事を話す。
事前に話を聞いていた陛下は、ルドノに対して叫んだ。
「シレッサ家に伝わる杖を壊そうとしたのは、カルラの精神を不安定にさせるためだな!」
「うっっ、それは……」
陛下が激昂して、ルドノは今までにないほど焦っていた。
状況を切り抜ける方法を考えているようだけど、思いつかないのか言い淀んでいる。
その状況でリック様が、ルドノに追及した。
「その反応……ルドノ様は、ザノーク殿下が折った杖が偽物だと察していたのではありませんか?」
「なっっ、なんのことですか?」
「とぼけても無意味ですよ。杖をすり替えた先生の証言、更に破裂する杖を作成した職人も特定済みです」
「うっっ――!?」
リック様の発言を聞いて、ルドノは明らかに動揺していた。
ここまで証拠が出ている上に自白したようなものだから、言い逃れることは出来ないはずだ。
そう考えていたのに――私は、これから起こることに驚愕することとなる。
事前に話を聞いていた陛下は、ルドノに対して叫んだ。
「シレッサ家に伝わる杖を壊そうとしたのは、カルラの精神を不安定にさせるためだな!」
「うっっ、それは……」
陛下が激昂して、ルドノは今までにないほど焦っていた。
状況を切り抜ける方法を考えているようだけど、思いつかないのか言い淀んでいる。
その状況でリック様が、ルドノに追及した。
「その反応……ルドノ様は、ザノーク殿下が折った杖が偽物だと察していたのではありませんか?」
「なっっ、なんのことですか?」
「とぼけても無意味ですよ。杖をすり替えた先生の証言、更に破裂する杖を作成した職人も特定済みです」
「うっっ――!?」
リック様の発言を聞いて、ルドノは明らかに動揺していた。
ここまで証拠が出ている上に自白したようなものだから、言い逃れることは出来ないはずだ。
そう考えていたのに――私は、これから起こることに驚愕することとなる。
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