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第23話
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ザノーク視点
こうなればもう、全て元婚約者カルラのせいにするしかない。
俺は思いついたことを、シレッサ家の領主に話す。
「アーバス侯爵家は、数年前の魔力による災害の被害を受けています」
魔法道具を使う前に、俺は数年前に起きた災害を調べている。
その際にアーバス侯爵家が被害を受けたことを知り、利用できると考えていた。
「それで、ザノーク様はどうするつもりなのですか?」
「リックが束縛令息で評判が悪いのは有名だから、全てアーバス侯爵家のせいにできるでしょう!」
「それは――」
「――もうそれ以外に、手はありません!」
領主は困惑しているが、立場は俺の方が上だ。
これしか手はないと、俺はシレッサ子爵家を納得させる。
そして――俺は領主とアーバス侯爵家の屋敷に向かうことにしていた。
その行動が全てリック達に把握されていることを、俺は何も知らなかった。
こうなればもう、全て元婚約者カルラのせいにするしかない。
俺は思いついたことを、シレッサ家の領主に話す。
「アーバス侯爵家は、数年前の魔力による災害の被害を受けています」
魔法道具を使う前に、俺は数年前に起きた災害を調べている。
その際にアーバス侯爵家が被害を受けたことを知り、利用できると考えていた。
「それで、ザノーク様はどうするつもりなのですか?」
「リックが束縛令息で評判が悪いのは有名だから、全てアーバス侯爵家のせいにできるでしょう!」
「それは――」
「――もうそれ以外に、手はありません!」
領主は困惑しているが、立場は俺の方が上だ。
これしか手はないと、俺はシレッサ子爵家を納得させる。
そして――俺は領主とアーバス侯爵家の屋敷に向かうことにしていた。
その行動が全てリック達に把握されていることを、俺は何も知らなかった。
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