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第6話
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婚約破棄した理由を聞き、お父様は納得してくれた。
時間が戻ったのは、災害を対処した後だった。
これから何度も起こる問題の1度目が終わった後で、タイミングがいい。
陛下が婚約破棄を受け入れた辺り、メリタが持ってるらしい預言書を信じていなさそうだ。
これからもルゴアス国で生活する以上、問題を解決するには私の力が必要になる。
それでも危険だからと理由をつけて、私とジトアはあまり動かないつもりでいた。
今まで本来の時間にいた私は、自分から行動したことで問題を解決するのは当然だと思われていた。
魔力を失えば蔑んできた人達なんて、守りたいとは思えない。
災害を対処するよう命令したのが許せず、私は婚約を破棄した。
ジトアと話し合って決めた婚約破棄の理由を話すと、メリタが悲しそうな顔を見せる。
「そんな……ルーミエ様の魔法なら、何も問題なく解決したと聞いています!」
「そうだ! 優秀な魔法の実力があるのだから、ルーミエが危険な目に合うわけがないだろう!」
メリタは預言書から、これから何が起こるのか把握している。
それはバハムスも同じのようで、2人は明らかに焦っていた。
私は溜息を吐きながら、本心を話す。
「もう問題は解決したでしょう。調査していた人はあんな災害、滅多に起きないと話していましたよ」
「なっっ!?」
「ルーミエ様の言うとおりです。モンスターの大群による襲撃を聞き、ルーミエ様に行けとバハムス殿下が命令した時点で婚約を破棄されるだけのことはしたでしょう」
「ぐぅぅっっ!? 伯爵家の令息が、俺に意見するというのか!?」
ジトアの発言を聞き、バハムスは激怒する。
そんな態度を見て、ジトアは呆れながら話す。
「私もルーミエ様と一緒にモンスターの大群を対処しました。意見してはいけないのでしたら、これから何も協力しないことにしましょう」
「そ、それは……」
「ここでの会話は魔法道具で記録しています。私もルーミエ様と一緒に命がけで戦いましたが、暴言を吐かれるとは思いませんでした」
災害を対処した時に活躍したのは、主に私とジトアだ。
バハムスは私に命令しただけで、何も役に立っていない。
ジトアの発言を聞いて、バハムスは何も言えなくなっていた。
時間が戻ったのは、災害を対処した後だった。
これから何度も起こる問題の1度目が終わった後で、タイミングがいい。
陛下が婚約破棄を受け入れた辺り、メリタが持ってるらしい預言書を信じていなさそうだ。
これからもルゴアス国で生活する以上、問題を解決するには私の力が必要になる。
それでも危険だからと理由をつけて、私とジトアはあまり動かないつもりでいた。
今まで本来の時間にいた私は、自分から行動したことで問題を解決するのは当然だと思われていた。
魔力を失えば蔑んできた人達なんて、守りたいとは思えない。
災害を対処するよう命令したのが許せず、私は婚約を破棄した。
ジトアと話し合って決めた婚約破棄の理由を話すと、メリタが悲しそうな顔を見せる。
「そんな……ルーミエ様の魔法なら、何も問題なく解決したと聞いています!」
「そうだ! 優秀な魔法の実力があるのだから、ルーミエが危険な目に合うわけがないだろう!」
メリタは預言書から、これから何が起こるのか把握している。
それはバハムスも同じのようで、2人は明らかに焦っていた。
私は溜息を吐きながら、本心を話す。
「もう問題は解決したでしょう。調査していた人はあんな災害、滅多に起きないと話していましたよ」
「なっっ!?」
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「ぐぅぅっっ!? 伯爵家の令息が、俺に意見するというのか!?」
ジトアの発言を聞き、バハムスは激怒する。
そんな態度を見て、ジトアは呆れながら話す。
「私もルーミエ様と一緒にモンスターの大群を対処しました。意見してはいけないのでしたら、これから何も協力しないことにしましょう」
「そ、それは……」
「ここでの会話は魔法道具で記録しています。私もルーミエ様と一緒に命がけで戦いましたが、暴言を吐かれるとは思いませんでした」
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バハムスは私に命令しただけで、何も役に立っていない。
ジトアの発言を聞いて、バハムスは何も言えなくなっていた。
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