幼馴染が夫を奪った後に時間が戻ったので、婚約を破棄します

天宮有

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第11話

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 時間が戻ってから、1ヶ月が経っていた。

 あれからバハムスが、私の屋敷に来ることはない。
 魔法学園は同じクラスだけど、関わりもしなかった。

 ジトアは私の屋敷に、結構な頻度で来てくれる。
 私より2学年上だから、学園内ではジトアとあまり関わる機会がなかった。
 今日は応接室に来てくれて、私を眺めてジトアが話す。

「あまり日常に変化はありません……変化があるとすれば、これから起こる問題の対処をしてからになりそうです」

「確かに、そうですね」

 ジトアと一緒にいられることは嬉しいけど、今後のことも考えよう。
 これから様々な問題が発生して、それはメリタが所持している預言書に書かれている。

 未来の私は問題を対処できたけど、かなり危険な時もあった。
 詳しく思い返していくと――次に起こる問題について、ジトアに聞きたいことがある。
 
「そういえば、そろそろ次の問題が発生しますね」

「はい。魔力による竜巻が発生して被害が出ますけど、発生する場所は普通なら誰にもわかっていません」

 竜巻が発生する場所は、メリタが住んでいるナーリサ伯爵家の領地だ。

 私とジトアは、時間を戻したことで発生する場所と日時がわかっている。
 そして――メリタは預言書で、魔力による竜巻が発生する場所を知っていた。
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