幼馴染が夫を奪った後に時間が戻ったので、婚約を破棄します

天宮有

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第12話

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 私とジトアは、次に起こる問題について話し合う。

 世界に流れている空気と同化した魔力が集結して、竜巻となって発生した周辺に被害を出す。
 数十年に一度世界のどこかで起こる災害だけど、その竜巻は来月私達のいるルゴアス国で発生した。

「確か未来では……私がバハムスと一緒にメリタの屋敷に向かうと、タイミングよく竜巻が発生したという報告を聞きました」

 そして魔力による竜巻は、私の魔法で消滅させた。
 預言書で把握していたメリタが応援を用意していたけど、ほとんど私1人で対処している。
 膨大な魔力を使って辛かったから、対処した際のことはよく覚えていた。

 メリタがいるナーリサ領で起こった問題だけど、私が対処できたからそこまで大事になっていない。
 今では未来となる出来事を思い返していると、ジトアが話す。

「預言書で発生する場所と時間を知っていたからこそ、ルーミエ様を巻き込んで解決させたかったのでしょう」

「はい。メリタが預言書を所持しているから、そうとしか思えません」

 偶然起きた出来事にすることで、バハムスが私に命令する。
 幼馴染の領地を守るために私は全力で魔法を使い、被害を抑えることに成功した。

 それでも……今となっては、預言書で知っていたことだとわかっている。
 私が協力する必要はないから、メリタのナーリサ伯爵家が解決すべき問題だ。
 
 未来での仕打ちを知ったことで、私はメリタを助ける気になれなかった。
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