私を追い出した結果、飼っていた聖獣は誰にも懐かないようです

天宮有

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第20話

ラミダ視点

 私達ファグト家は命令を聞かない聖獣を従わせるために、聖獣の専門家を呼んでいた。

 聖獣に詳しくて、魔法の腕も高くかなり多忙な人だと聞いている。

 専門家の男性はようやくやって来て――私達は、庭で聖獣リオウを眺めていた。

 今までどんな命令を出しても、リオウは一切聞こうとしない。
 ようやく従わせることができて、今までのことを後悔させてやる。

 そう考えていると――聖獣の専門家は、首を左右に振って話す。

「この聖獣は強すぎます。従わせることは不可能です」

「なっっ……どういうことよ!?」

「今まで様々な聖獣と関わってきましたけど……リオウは規格外の存在なので、無理矢理従わせるのは無理だと言ってます」

 断言する専門家の発言に、私達は焦るしかない。

「なっ……!? そんなこと、以前会ったときは言ってなかったではないか!?」

 お父様が取り乱すけど、これは最後の手段だった。
 これが失敗すればファグト家が没落する可能性があり、必死になっている。

「あの時は小犬でしたからね。ここまで成長するとは思いませんよ……今まで行動していたのに急に言うことを聞かないとなれば、その直後の出来事によるものでしょう」

「ぐっっ……やはりアミリアか!」

 数ヶ月も経つと、お父様はアミリアがいたからリオウが指示を聞いていたと察したようだ。

 今更知ってもどうしようもなくて……そこから私は、専門家の発言を聞いて更に焦ることとなっていた。

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