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第57話
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私は龍人ラウザーについて話し、ゼロアと決別するしかないと考えている。
龍人が相手でも準備しているから問題ないと、ゼロアは言ってくれた。
それでも危険な目に合ってしまう可能性があるから、私はゼロアに話す。
「ゼロア様……龍人の強さは異常です。私がラウザー様の元に行けば全て解決します」
「シーラ。本気で言っているのか?」
ゼロアが真剣な表情で尋ねるけど、私は頷く。
「はい。これ以上エシウス侯爵家に、迷惑をかけるわけにはいきません」
本心を話すけど、ゼロアは微笑みながら言う。
「そんなことを気にする必要はない……シーラは今、辛そうな顔をしている」
「それは――」
「――シーラが納得しても、俺は絶対に納得できない」
私が嘘をつこうとすると、言葉を遮るようにゼロアが断言した。
それでも屋敷を去るしかないないと私は考えてしまい、夜にラウザーが来ることは話せていない。
その後、夜になって――ゼロアは、龍人ラウザーと対面していた。
龍人が相手でも準備しているから問題ないと、ゼロアは言ってくれた。
それでも危険な目に合ってしまう可能性があるから、私はゼロアに話す。
「ゼロア様……龍人の強さは異常です。私がラウザー様の元に行けば全て解決します」
「シーラ。本気で言っているのか?」
ゼロアが真剣な表情で尋ねるけど、私は頷く。
「はい。これ以上エシウス侯爵家に、迷惑をかけるわけにはいきません」
本心を話すけど、ゼロアは微笑みながら言う。
「そんなことを気にする必要はない……シーラは今、辛そうな顔をしている」
「それは――」
「――シーラが納得しても、俺は絶対に納得できない」
私が嘘をつこうとすると、言葉を遮るようにゼロアが断言した。
それでも屋敷を去るしかないないと私は考えてしまい、夜にラウザーが来ることは話せていない。
その後、夜になって――ゼロアは、龍人ラウザーと対面していた。
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