57 / 68
第57話
しおりを挟む
私は龍人ラウザーについて話し、ゼロアと決別するしかないと考えている。
龍人が相手でも準備しているから問題ないと、ゼロアは言ってくれた。
それでも危険な目に合ってしまう可能性があるから、私はゼロアに話す。
「ゼロア様……龍人の強さは異常です。私がラウザー様の元に行けば全て解決します」
「シーラ。本気で言っているのか?」
ゼロアが真剣な表情で尋ねるけど、私は頷く。
「はい。これ以上エシウス侯爵家に、迷惑をかけるわけにはいきません」
本心を話すけど、ゼロアは微笑みながら言う。
「そんなことを気にする必要はない……シーラは今、辛そうな顔をしている」
「それは――」
「――シーラが納得しても、俺は絶対に納得できない」
私が嘘をつこうとすると、言葉を遮るようにゼロアが断言した。
それでも屋敷を去るしかないないと私は考えてしまい、夜にラウザーが来ることは話せていない。
その後、夜になって――ゼロアは、龍人ラウザーと対面していた。
龍人が相手でも準備しているから問題ないと、ゼロアは言ってくれた。
それでも危険な目に合ってしまう可能性があるから、私はゼロアに話す。
「ゼロア様……龍人の強さは異常です。私がラウザー様の元に行けば全て解決します」
「シーラ。本気で言っているのか?」
ゼロアが真剣な表情で尋ねるけど、私は頷く。
「はい。これ以上エシウス侯爵家に、迷惑をかけるわけにはいきません」
本心を話すけど、ゼロアは微笑みながら言う。
「そんなことを気にする必要はない……シーラは今、辛そうな顔をしている」
「それは――」
「――シーラが納得しても、俺は絶対に納得できない」
私が嘘をつこうとすると、言葉を遮るようにゼロアが断言した。
それでも屋敷を去るしかないないと私は考えてしまい、夜にラウザーが来ることは話せていない。
その後、夜になって――ゼロアは、龍人ラウザーと対面していた。
応援ありがとうございます!
1
お気に入りに追加
4,211
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる