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第7話
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ラドス視点
マイラに離婚を宣言して、数日が経っている。
俺はファゾラと結婚の手続きを終え、部屋で1人になりマイラと結婚したばかりの頃を思い出していた。
1年前――俺は年の近いファゾラの方が好きだったが、その時のファゾラには婚約者がいた。
仕方なくマイラと婚約して、半年後にファゾラは婚約破棄が決まったようだ。
婚約破棄の理由は聞いていないが、ファゾラは俺と結婚したいと話している。
そして他国に旅行したいと聞き、婚約者だったマイラを利用すると決めていた。
結婚してすぐ妻のマイラに仕事を押しつけ、俺はファゾラと旅行へ行く。
執事長のセインに監視させておけば問題ないと考えたが、不安なこともあった。
旅行中に馬車の中で、対面してファゾラに俺は尋ねたことがある。
「マイラに仕事を押しつけたが、リアース侯爵家の評判が落ちないだろうか?」
「魔法道具に関する仕事ですし、私より劣っていますが問題ないはずです」
「そうか……その後ファゾラがマイラより優秀なら、再婚したことも納得されそうだ」
もしマイラが問題を起こしていても、優秀なファゾラが解決して評価されるだろう。
ドラリザ伯爵家とも話し合い、離婚した後のマイラは勘当することが決まっていた。
この時の俺は、ファゾラがマイラより優秀と信じている。
それなのに――マイラの方が、明らかにファゾラより優秀だった。
■◇■◇■◇■◇■
マイラと離婚してから2週間が経ち、俺は異変に気づく。
魔法道具に関する仕事で問題が起きていると報告を聞き、ファゾラの部屋へ向かっていた。
再婚したファゾラは俺の屋敷に暮らして、仕事は問題ないと報告を聞いている。
魔法道具に関してドラリザ伯爵家に任せていたが、ファゾラの夫である俺の評判も落ちているらしい。
今になってようやく異変を知ることができ、部屋にいたファゾラに尋ねる。
「不出来な魔法道具が提供されたと報告があった。ファゾラは仕事に関して、問題ないと言ってなかったか?」
「そ、それは……マイラの改良した魔法道具を用意するよう言われましたが、上手くいきません」
「なんだと!? ファリザはマイラより優秀と言っていただろ! どうして上手くいかない!?」
「わかりません! マイラの指示を聞き作業していた従業員の発言通りやったのですが、魔石を加工する必要がありすぐに砕けてしまいます!!」
ファゾラが叫び、何が起きているのか俺は説明を聞く。
魔法道具に使う魔石を様々な形に加工することで、魔石の力を引き出すことができるらしい。
マイラは精巧に加工できたようで、今までの魔法道具より遥かに性能がよくなっていたようだ。
魔法道具店の従業員も、マイラの指示があれば同じことができたらしい。
今は指示を出すマイラがいなくなり、同じように加工しても魔石が砕けてしまうようだ。
「今では魔石を壊したことでお父様は激怒し、魔法道具職人が辞めているので加工の仕方すらわからなくなっています」
「従業員が辞めているのか……ファゾラは、マイラより優秀ではなかったようだな」
結果を出していないから、俺の発言をファゾラは否定できない。
俺の領地には魔石が手に入る鉱山があるのに、魔法道具職人が辞めたらファゾラと結婚した意味がない。
受けていた仕事は断るしかないようで、俺達は信頼を失っていく。
マイラと離婚したことを後悔し、俺は捜索することにした。
見つかれば説得すると決意したのに、マイラはどこにいるのかわからなかった。
マイラに離婚を宣言して、数日が経っている。
俺はファゾラと結婚の手続きを終え、部屋で1人になりマイラと結婚したばかりの頃を思い出していた。
1年前――俺は年の近いファゾラの方が好きだったが、その時のファゾラには婚約者がいた。
仕方なくマイラと婚約して、半年後にファゾラは婚約破棄が決まったようだ。
婚約破棄の理由は聞いていないが、ファゾラは俺と結婚したいと話している。
そして他国に旅行したいと聞き、婚約者だったマイラを利用すると決めていた。
結婚してすぐ妻のマイラに仕事を押しつけ、俺はファゾラと旅行へ行く。
執事長のセインに監視させておけば問題ないと考えたが、不安なこともあった。
旅行中に馬車の中で、対面してファゾラに俺は尋ねたことがある。
「マイラに仕事を押しつけたが、リアース侯爵家の評判が落ちないだろうか?」
「魔法道具に関する仕事ですし、私より劣っていますが問題ないはずです」
「そうか……その後ファゾラがマイラより優秀なら、再婚したことも納得されそうだ」
もしマイラが問題を起こしていても、優秀なファゾラが解決して評価されるだろう。
ドラリザ伯爵家とも話し合い、離婚した後のマイラは勘当することが決まっていた。
この時の俺は、ファゾラがマイラより優秀と信じている。
それなのに――マイラの方が、明らかにファゾラより優秀だった。
■◇■◇■◇■◇■
マイラと離婚してから2週間が経ち、俺は異変に気づく。
魔法道具に関する仕事で問題が起きていると報告を聞き、ファゾラの部屋へ向かっていた。
再婚したファゾラは俺の屋敷に暮らして、仕事は問題ないと報告を聞いている。
魔法道具に関してドラリザ伯爵家に任せていたが、ファゾラの夫である俺の評判も落ちているらしい。
今になってようやく異変を知ることができ、部屋にいたファゾラに尋ねる。
「不出来な魔法道具が提供されたと報告があった。ファゾラは仕事に関して、問題ないと言ってなかったか?」
「そ、それは……マイラの改良した魔法道具を用意するよう言われましたが、上手くいきません」
「なんだと!? ファリザはマイラより優秀と言っていただろ! どうして上手くいかない!?」
「わかりません! マイラの指示を聞き作業していた従業員の発言通りやったのですが、魔石を加工する必要がありすぐに砕けてしまいます!!」
ファゾラが叫び、何が起きているのか俺は説明を聞く。
魔法道具に使う魔石を様々な形に加工することで、魔石の力を引き出すことができるらしい。
マイラは精巧に加工できたようで、今までの魔法道具より遥かに性能がよくなっていたようだ。
魔法道具店の従業員も、マイラの指示があれば同じことができたらしい。
今は指示を出すマイラがいなくなり、同じように加工しても魔石が砕けてしまうようだ。
「今では魔石を壊したことでお父様は激怒し、魔法道具職人が辞めているので加工の仕方すらわからなくなっています」
「従業員が辞めているのか……ファゾラは、マイラより優秀ではなかったようだな」
結果を出していないから、俺の発言をファゾラは否定できない。
俺の領地には魔石が手に入る鉱山があるのに、魔法道具職人が辞めたらファゾラと結婚した意味がない。
受けていた仕事は断るしかないようで、俺達は信頼を失っていく。
マイラと離婚したことを後悔し、俺は捜索することにした。
見つかれば説得すると決意したのに、マイラはどこにいるのかわからなかった。
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