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生きてる?

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部屋の中は騒然だった。

「「アレクーーーー!」」

「「「「「「アレクさまーーー!」」」」」」

「ゾラスーー!」

「「「「「「「ゾラスさまーー!」」」」」」


当のアレクだが、、、、生きていた!

アレク「えっ?」

王子「何でだ!?エイッ!エイッ!」


短剣がアレクに刺さらない!第4王子ゾラスは

何度も刺そうと短剣を突き出す。

(えっ!殺されか、け、た?ってか子供に!!

いやいや、いや、ヤバくない?ってか私に

短剣で何度も刺そうとする王子ヤバッ!!

ってかなんで?刺さらない?)


周りの騒然としている状況でも聞こえていない

のか、思考中のアレクだった。


「「「「「「あっ!せっ聖獣様!」」」」」」

部屋の中の数人がスカイの様子に気づく。


スカイは目が青から赤に変わり、毛先の薄青色

が赤になり、燃えているようだった。


周りの様子にようやく思考から部屋の状況、

スカイに皆が驚愕の表情で注目していた。


(許さない、許さない、許さない!!!)


アレク「スッ!スカイ?」

(うぅぅぅぅぅ、、、、アレクに、アレクに!)

アレク「スカイ?スカイ!?」


部屋の中の者は誰も何も言えない。動くことも

出来なかった。

王子は聖獣に睨まれ、短剣を落とし、後方に

下がりながら転んだが、、、聖獣から目が

離せなかった。


アレクは念話で話し掛けようと思った時、、、


スカイが、、、

「我の忠告を無視した者には祝福を取り消す」


スカイが話した。だが、アレクだけはスカイで

はないことがわかった。 

転生直前に聴いた声だったからだ。

話し方が違ってもわかった。レインボーみたい

ないろんな色の髪色をした女神の声だと!!


スカイは話した後、ゆっくり赤からいつもの

薄青色と青色の目に戻った。

目は睨んだままだったが、、、


アレクはスカイの所に戻り、抱き上げ、念話で

話し掛ける。

(スカイ?スカイに戻ったよね?)

(うん。まだ、話せないから女神様が代わりに

話したよ!許せなくて、、、暴れそうだったら

女神様が代わるって!!)

(だよね!声に覚えがあったもん。話し方は

違ったけど、、、)


「「アレク?スカイ様?」」


両親が正気に戻り、アレクとスカイを一緒に

抱き締める。

「お父様?お母様?」


自分が刺されそうになったことをすでに忘れて

いた。やはり、、、アホの子かもしれない。

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