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最終章 赦されざる欺瞞者は嗤う
case13. 音原舞子は嗤う
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「舞子、帰るぞ」
「帰るって何処に……」
「店に決まっているだろう」
守樹はすっかり日が落ちた空に向かってぐっと伸びをする。
「……パレットに?」
「他に何処へ帰るつもりだ。言った筈だ、お前の場所は空けておくと。さっさと行くぞ」
そう言うや否や歩き始めた守樹を数歩追い掛けたところで、舞子の足は止まった。
――バカな子……ひねくれ者を思わせる言動ばかりのくせに、根はとても素直で、哀しくなる程優しい子。
だから異常な彼の血を引く私を恕してしまう……。
舞子の唇が弧を描く。
――可愛いベルダの坊や……守樹の歪む顔を見たいのは貴方だけじゃないのよ?
――まだ足りない……もっと、もっと、殺されたくなるくらい私に依存すればいい……。
守樹は舞子が後を追って来ない事に対し怪訝な顔で振り返る。
「何してる、早くしろ」
「待ってよ、守樹ったら歩くのが速いんだもの」
「帰るって何処に……」
「店に決まっているだろう」
守樹はすっかり日が落ちた空に向かってぐっと伸びをする。
「……パレットに?」
「他に何処へ帰るつもりだ。言った筈だ、お前の場所は空けておくと。さっさと行くぞ」
そう言うや否や歩き始めた守樹を数歩追い掛けたところで、舞子の足は止まった。
――バカな子……ひねくれ者を思わせる言動ばかりのくせに、根はとても素直で、哀しくなる程優しい子。
だから異常な彼の血を引く私を恕してしまう……。
舞子の唇が弧を描く。
――可愛いベルダの坊や……守樹の歪む顔を見たいのは貴方だけじゃないのよ?
――まだ足りない……もっと、もっと、殺されたくなるくらい私に依存すればいい……。
守樹は舞子が後を追って来ない事に対し怪訝な顔で振り返る。
「何してる、早くしろ」
「待ってよ、守樹ったら歩くのが速いんだもの」
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