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Ver.3.0 ~動き始める大きな世界~
ver.3.0-19 妖精来るなら、他もあり得そう
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カランコロン♪
『ワー客ダー!!』
『イラッシャイマセ、選ンデチョーダイ!!』
『早ク願イヲドウゾ!!』
‥‥‥天界にある妖精瓶詰の店『タルモン妖精店』。
店内はここの話を聞きつけたプレイヤーたちでにぎわい、入ってきたお客に反応して瓶の中にいる様々な妖精たちが声を上げ、更に賑わいを増していく。
「うわぁ、事前に情報を得ていたとはいえ、こうやって実際に見ると凄いなぁ。店一面、あちこちの瓶の中に妖精がいるね」
「ううっ、一つしか購入できないのが、非常に惜しいかも!!」
瓶の中を動く妖精たちの姿は、小さな小人や獣のようになっていたり、何処かのゆるキャラのようにデフォルメに近い姿になっていたりなど多種多様だが、基本的な共通点としてはどれもこれも可愛らしい姿をしているのがほとんどのようだ。
プレイヤー一人につき一つしか買えない点をトーカは嘆いているが、この可愛らしい光景を見ると多く買いたくなる気持ちは分からなくもない。
また、購入して10分以内に願いをしないと消えてしまう制限があるのもあって、一つだけの貴重品ならば記念になるようなものにしたいと悩みまくっている人たちにも共感できるだろう。なお、サイトの噂ではログアウトせずに現実で3日ぐらい徹夜した状態で悩んでいた人もいるようだ。
そこにさらに悩ませるように、妖精たちは早くい願いを叶えたいのか自分を選んでほしそうにアピールしまくるので恐ろしく悶えている人も目にする。
「ふむ、こういう場所があるのじゃなぁ。森の中暮らしが基本じゃから新鮮でもあるのじゃが‥‥‥できれば、解放されて自由な状態で見たいのぅ」
「だーめ。そしたら絶対に逃げるでしょ?」
「逃げないと約束してもかのぅ?」
「うん!」
即決され、もうだいぶ諦めた表情になりつつ拘束されているのじゃロリ。他のプレイヤーたちが誰なのかすぐに理解しているようだが、関わらないことを決め込んだのかすぐに場を離れていく。
…‥‥あ、ちょっとだけ今、ネットの掲示板に目を通したら『厄災振りまきのじゃロリエルフ、年貢の納め時か!?』という記事も作られているな。どんなことをしでかせば、こんなものが作られるのやら。
とにもかくにも妖精の瓶詰店で少し悩みつつも、周囲で悩み過ぎて倒れている人も目にするので迷いを捨て、直感で僕らは選んだ。
『ワーイ!お買イ上ゲアリガトウゴザイマース!!』
『願イ、今スグニデモ叶エルヨー!!』
「ううっ、叶えた後にいなくなるのが非常に惜しい‥‥‥そうだ!!ずっと一緒にいて欲しいけど、そのお願いは駄目なのかな?」
『ダメダヨー!!』
『残念ダケド、コレハ決マリナノデス!!叶エタアトハ自由ノ旅ヲスルモノ!!』
ずっと一緒にいて欲しいなどの願い事をした人がいた例はあるようだが、生憎その類は無理のようだ。
妖精は少々飽き性なところもあって、同じ人の側に居続けるのも面倒になって来るし、そもそも願いを叶えるのは義務のようなもので、終えた後はさっさと自由に遊びに行きたくなるようだ。
だったら普通に友達になって自由に遊びに来てという願い事もありかもしれないが、アルケディア・オンラインの世界は広大でもあるため、巡り合わなくなる可能性も大きいので、その類も無理らしい。
何かと融通が利かないのはちょっと惜しいが…‥‥それでも、願いを叶えるという仕様のためには仕方がない犠牲なのかもしれない。
「だったら、初心貫徹でこのお願いにするの!!『可愛いものに遭遇する確率』を上げてください!!」
『遭遇率ノ上昇?ソレデイイノ?』
「うん!!」
『ワカッター!!叶エテアゲルヨ!!ヨーセーヨーセ♪ポポポンポン!』
願い事を受諾したのか、瓶のガラスをすり抜け、トーカの買った妖精が彼女の頭の上を回り、呪文のようなものを唱えた。
―――――
>妖精による、願いの成就が確認されました。
>プレイヤー『トーカ』の『可愛いもの』へのエンカウント率が上昇しました!!
―――――
願い事を叶えてトーカの買った妖精がどこかへ飛び去った。
しっかり叶えたことをログにも示され、目を通したトーカの顔に笑顔の花が咲く。
「やったぁぁぁぁ!!これでより一層、可愛いものに出会えるよー!!」
『ウン、間違イナイヨ!!デモ、コレデヨカッタノカナー?』
ぐるぐると回って小躍りしそうなトーカの横で、僕の買った妖精がそうつぶやいた。
「‥‥‥どういう意味?」
『エンカウント率上昇シタケド、他…‥‥アゲテナイヨ?』
「あ」
…‥‥そう言えば今、遭遇率の上昇だけだったけど、テイムできる可能性とかに関しては全くやっていなかった。
どうも妖精に願いを叶えてもらうためには、できるだけ詳しくやる必要があるようで、叶えてくれたとしても抜けてしまうことはあるらしい。
そして今、この願い事に関して考えると、確かに可愛いものに関しての遭遇率は上がったかもしれないが、そもそも定義の部分があやふやだし、遭遇出来ても逃走されたりする可能性がある。
テイム出来そうでもテイムできず、触れたくても触れられず‥‥‥見ようによっては、地獄になり得るのではなかろうか。
うん、気が付かなかったことにして、黙っておいたほうが良いかもしれない。あるいは今、兄として妹の幸せを望むなら、テイムできる可能性をこっそり上げてしまったほうが良いかもしれない。
「でもその前に、自分の願い事のほうが良いのかな。妖精さん、僕の面倒事に対する遭遇率を減らすこことってできるかな?エンカウント率上昇の逆だから、いけそうな気がするんだけど」
『ドレドレ‥‥‥ウン、ゴメンナサイ。無理デス』
やってほしかった願い事を問いかけてみれば、僕をまじまじと見た後謝られてしまった。
妖精が叶えられる範囲を超えていたのか‥‥‥それにしては申し訳なさそうな顔が気になるが、気にしないほうが良いのだろうか。
「それじゃ、知り合いの変態を真人間にするのは?」
『モット無理!!』
ミートン一家やタローンを考えて、まだまともな方向に矯正できないかと持ったが、精神を操る系統は禁忌のようでできないようだ。
いや、それ以上に元々変えようがないものだからこそ、例え妖精以上の存在がいたとしても確実に無理だろうと言われてしまう。
救いようのない変態って、何なのか…‥‥考えないことにしようかな。
「それじゃ、トーカのモンスターへテイムできる確率を上げて欲しい。僕の方はもう十分すぎる程いるし、妹がより楽しめるようにしたいからね」
『ソレデイイノー?』
「うん」
『ワカッタ!!ヨーセーヨーセ♪ポポポンポン!』
先ほどのトーカの方の妖精と同じく、僕の方の妖精も瓶からするりと抜け、トーカの頭の上を舞って呪文を唱える。
―――――
>妖精による、願いの成就が確認されました。
>プレイヤー『トーカ』のテイム確率が上昇しました!!
―――――
ポッペ~ン!!
「ん?」
「え?」
上昇したことを確認して、トーカが喜ぼうと再び小躍りしかけたところで、変な音が流れた。
―――――
>妖精の願いを他人に使用し、叶えたことを確認!!
>ムリヤリなどではなく、本人の100%善意によるものだと確認!!
>…‥‥おめでとうございます!!『他人への願い事使用ボーナス』が発生しました!!
>プレイヤー『ハル』の善意に対して妖精女王から褒美があります!!
>アイテム『妖精郷の笛』がアイテムとして与えられました!!
「妖精郷の笛」
妖精女王より、目を付けられた人に与えられる特別な笛。
噴きならせばたちどころに願いを叶えた後の妖精たちが時々羽休めとして過ごす妖精郷へ飛び、自由に過ごすことが可能になります。
運が良ければ、妖精女王に謁見できるチャンスもあります。
―――――
「…‥‥ほぇ?」
まさかの出てきたアイテムに、思わず僕は変な声を出してあっけに取られてしまう。
純粋な善意がこういう形で帰って来るとは、流石に予想できなかったのであった‥‥‥
「妖精郷!?さっきの妖精みたいなのがたくさんいるの確定じゃん!!お兄ちゃんそこに行けるなんてズルイズルイよー!!私も連れって!!」
―――――
>なお、妖精の笛を使用した人のみで、テイムモンスター及びパーティを組んでいる人であっても向かうことはできません。
―――――
「なんですぐに出ないで、このタイミングで流れるの!!」
…‥‥何ともコメントしづらい状況になってしまったのであった。
「くくく、面白い、面白いのぅ。この結果は流石に愉快じゃな♪」
「トーカ、いけない鬱憤をそののじゃロリで存分に晴らして良いよ」
「言われなくてもやるよ!!ほら、ぎゅうううううううううっと!!」
「ぐべえええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?」
『ワー客ダー!!』
『イラッシャイマセ、選ンデチョーダイ!!』
『早ク願イヲドウゾ!!』
‥‥‥天界にある妖精瓶詰の店『タルモン妖精店』。
店内はここの話を聞きつけたプレイヤーたちでにぎわい、入ってきたお客に反応して瓶の中にいる様々な妖精たちが声を上げ、更に賑わいを増していく。
「うわぁ、事前に情報を得ていたとはいえ、こうやって実際に見ると凄いなぁ。店一面、あちこちの瓶の中に妖精がいるね」
「ううっ、一つしか購入できないのが、非常に惜しいかも!!」
瓶の中を動く妖精たちの姿は、小さな小人や獣のようになっていたり、何処かのゆるキャラのようにデフォルメに近い姿になっていたりなど多種多様だが、基本的な共通点としてはどれもこれも可愛らしい姿をしているのがほとんどのようだ。
プレイヤー一人につき一つしか買えない点をトーカは嘆いているが、この可愛らしい光景を見ると多く買いたくなる気持ちは分からなくもない。
また、購入して10分以内に願いをしないと消えてしまう制限があるのもあって、一つだけの貴重品ならば記念になるようなものにしたいと悩みまくっている人たちにも共感できるだろう。なお、サイトの噂ではログアウトせずに現実で3日ぐらい徹夜した状態で悩んでいた人もいるようだ。
そこにさらに悩ませるように、妖精たちは早くい願いを叶えたいのか自分を選んでほしそうにアピールしまくるので恐ろしく悶えている人も目にする。
「ふむ、こういう場所があるのじゃなぁ。森の中暮らしが基本じゃから新鮮でもあるのじゃが‥‥‥できれば、解放されて自由な状態で見たいのぅ」
「だーめ。そしたら絶対に逃げるでしょ?」
「逃げないと約束してもかのぅ?」
「うん!」
即決され、もうだいぶ諦めた表情になりつつ拘束されているのじゃロリ。他のプレイヤーたちが誰なのかすぐに理解しているようだが、関わらないことを決め込んだのかすぐに場を離れていく。
…‥‥あ、ちょっとだけ今、ネットの掲示板に目を通したら『厄災振りまきのじゃロリエルフ、年貢の納め時か!?』という記事も作られているな。どんなことをしでかせば、こんなものが作られるのやら。
とにもかくにも妖精の瓶詰店で少し悩みつつも、周囲で悩み過ぎて倒れている人も目にするので迷いを捨て、直感で僕らは選んだ。
『ワーイ!お買イ上ゲアリガトウゴザイマース!!』
『願イ、今スグニデモ叶エルヨー!!』
「ううっ、叶えた後にいなくなるのが非常に惜しい‥‥‥そうだ!!ずっと一緒にいて欲しいけど、そのお願いは駄目なのかな?」
『ダメダヨー!!』
『残念ダケド、コレハ決マリナノデス!!叶エタアトハ自由ノ旅ヲスルモノ!!』
ずっと一緒にいて欲しいなどの願い事をした人がいた例はあるようだが、生憎その類は無理のようだ。
妖精は少々飽き性なところもあって、同じ人の側に居続けるのも面倒になって来るし、そもそも願いを叶えるのは義務のようなもので、終えた後はさっさと自由に遊びに行きたくなるようだ。
だったら普通に友達になって自由に遊びに来てという願い事もありかもしれないが、アルケディア・オンラインの世界は広大でもあるため、巡り合わなくなる可能性も大きいので、その類も無理らしい。
何かと融通が利かないのはちょっと惜しいが…‥‥それでも、願いを叶えるという仕様のためには仕方がない犠牲なのかもしれない。
「だったら、初心貫徹でこのお願いにするの!!『可愛いものに遭遇する確率』を上げてください!!」
『遭遇率ノ上昇?ソレデイイノ?』
「うん!!」
『ワカッター!!叶エテアゲルヨ!!ヨーセーヨーセ♪ポポポンポン!』
願い事を受諾したのか、瓶のガラスをすり抜け、トーカの買った妖精が彼女の頭の上を回り、呪文のようなものを唱えた。
―――――
>妖精による、願いの成就が確認されました。
>プレイヤー『トーカ』の『可愛いもの』へのエンカウント率が上昇しました!!
―――――
願い事を叶えてトーカの買った妖精がどこかへ飛び去った。
しっかり叶えたことをログにも示され、目を通したトーカの顔に笑顔の花が咲く。
「やったぁぁぁぁ!!これでより一層、可愛いものに出会えるよー!!」
『ウン、間違イナイヨ!!デモ、コレデヨカッタノカナー?』
ぐるぐると回って小躍りしそうなトーカの横で、僕の買った妖精がそうつぶやいた。
「‥‥‥どういう意味?」
『エンカウント率上昇シタケド、他…‥‥アゲテナイヨ?』
「あ」
…‥‥そう言えば今、遭遇率の上昇だけだったけど、テイムできる可能性とかに関しては全くやっていなかった。
どうも妖精に願いを叶えてもらうためには、できるだけ詳しくやる必要があるようで、叶えてくれたとしても抜けてしまうことはあるらしい。
そして今、この願い事に関して考えると、確かに可愛いものに関しての遭遇率は上がったかもしれないが、そもそも定義の部分があやふやだし、遭遇出来ても逃走されたりする可能性がある。
テイム出来そうでもテイムできず、触れたくても触れられず‥‥‥見ようによっては、地獄になり得るのではなかろうか。
うん、気が付かなかったことにして、黙っておいたほうが良いかもしれない。あるいは今、兄として妹の幸せを望むなら、テイムできる可能性をこっそり上げてしまったほうが良いかもしれない。
「でもその前に、自分の願い事のほうが良いのかな。妖精さん、僕の面倒事に対する遭遇率を減らすこことってできるかな?エンカウント率上昇の逆だから、いけそうな気がするんだけど」
『ドレドレ‥‥‥ウン、ゴメンナサイ。無理デス』
やってほしかった願い事を問いかけてみれば、僕をまじまじと見た後謝られてしまった。
妖精が叶えられる範囲を超えていたのか‥‥‥それにしては申し訳なさそうな顔が気になるが、気にしないほうが良いのだろうか。
「それじゃ、知り合いの変態を真人間にするのは?」
『モット無理!!』
ミートン一家やタローンを考えて、まだまともな方向に矯正できないかと持ったが、精神を操る系統は禁忌のようでできないようだ。
いや、それ以上に元々変えようがないものだからこそ、例え妖精以上の存在がいたとしても確実に無理だろうと言われてしまう。
救いようのない変態って、何なのか…‥‥考えないことにしようかな。
「それじゃ、トーカのモンスターへテイムできる確率を上げて欲しい。僕の方はもう十分すぎる程いるし、妹がより楽しめるようにしたいからね」
『ソレデイイノー?』
「うん」
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先ほどのトーカの方の妖精と同じく、僕の方の妖精も瓶からするりと抜け、トーカの頭の上を舞って呪文を唱える。
―――――
>妖精による、願いの成就が確認されました。
>プレイヤー『トーカ』のテイム確率が上昇しました!!
―――――
ポッペ~ン!!
「ん?」
「え?」
上昇したことを確認して、トーカが喜ぼうと再び小躍りしかけたところで、変な音が流れた。
―――――
>妖精の願いを他人に使用し、叶えたことを確認!!
>ムリヤリなどではなく、本人の100%善意によるものだと確認!!
>…‥‥おめでとうございます!!『他人への願い事使用ボーナス』が発生しました!!
>プレイヤー『ハル』の善意に対して妖精女王から褒美があります!!
>アイテム『妖精郷の笛』がアイテムとして与えられました!!
「妖精郷の笛」
妖精女王より、目を付けられた人に与えられる特別な笛。
噴きならせばたちどころに願いを叶えた後の妖精たちが時々羽休めとして過ごす妖精郷へ飛び、自由に過ごすことが可能になります。
運が良ければ、妖精女王に謁見できるチャンスもあります。
―――――
「…‥‥ほぇ?」
まさかの出てきたアイテムに、思わず僕は変な声を出してあっけに取られてしまう。
純粋な善意がこういう形で帰って来るとは、流石に予想できなかったのであった‥‥‥
「妖精郷!?さっきの妖精みたいなのがたくさんいるの確定じゃん!!お兄ちゃんそこに行けるなんてズルイズルイよー!!私も連れって!!」
―――――
>なお、妖精の笛を使用した人のみで、テイムモンスター及びパーティを組んでいる人であっても向かうことはできません。
―――――
「なんですぐに出ないで、このタイミングで流れるの!!」
…‥‥何ともコメントしづらい状況になってしまったのであった。
「くくく、面白い、面白いのぅ。この結果は流石に愉快じゃな♪」
「トーカ、いけない鬱憤をそののじゃロリで存分に晴らして良いよ」
「言われなくてもやるよ!!ほら、ぎゅうううううううううっと!!」
「ぐべえええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?」
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