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謁見
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白い光が徐々に弱まり段々と体の輪郭が見えてくる。
「うー。目が痛かったー。」
光が完全に収まると、周りの景色が見えてくる。
しかし、そこはさっきまでいた公園ではなく、まるで中世ヨーロッパに出てくるかのような石造りのお城の中みたいだった。
「何コレ!? どーなってんのよ!」
「オイ!何だよコレ!」
バカ丸出しの二人が叫ぶ。どうやらあの四人も一緒だったのか・・・
「ようこそ召喚されし者たちよ! ここはそなた達とは異なる世界、ヴァンクレアじゃ。そして此処はルフィア王国、ワシは国王のアルゼ・フォン・ルフィアじゃ。長いから国王様で良いぞ。」
声の主は兵士や重鎮みたいな人に囲まれた玉座に座っていた恰幅の良い老人からだった。
「オイ!異世界とはどういう事だよ!」
「急に召喚されて困惑もしておるだろう。実はそなた達に頼みがある。その為に諸君達をこの世界に召喚させてもらったのだ。頼みとはワシ達を・・・いや世界を魔王の手から救って欲しいのだ。」
王様からの説明を簡単に言うと魔王が魔族を率いてこの世界を支配しようとしているから救って欲しいとの事。
しかし、気になるのは魔族はどうやら普通の人と見かけはあまり変わらず魔力を多目に保有している種族みたいだ。人との会話も成立するらしい。
それに王様があまり困った感じがしない。むしろ魔族に恨みでもあるみたいな言い方だった。
これは俺達を利用して自分が得しようとする感じかもなぁ。警戒しておかないと・・・
「そんなの自分達で何とかしろよ!オレらカンケーねぇじゃん!」
「そーよ! そーよ!何で私たちが戦わなくちゃならないの? 元の世界に帰しなさいよ!」
お、バカ二人も良いことを言うじゃないか。
確かに本当に困っているなら考えものだが、正直言えば赤の他人の為に命を掛けるのはやりたくない。
「お主達の言い分も分かる。だがワシらも困窮しておるのじゃ。褒美は可能な限りだす。それにそなた達を元の世界に戻すには膨大な魔力を持つ魔王の心臓が必要なのじゃ」
「何だよソレ…」
「そんな…じゃあ、すぐに帰れないの…」
バカ二人はガックリ肩を落とす。
「しかし、ここから北東にある魔族の国に行くには帝国を通らなくてはならん。奴らはあろう事か魔族と手を組んでおってな。我が国の軍隊が魔族の国へ直接通る事はできんのじゃ。まずは帝国と戦争をして勝たねばならん。そして帝国領を手に入れ、そこから魔族の国に攻め込み、魔王を倒すのだ。だから召喚者達には半年ほど訓練を積んで戦争に望んで欲しい。」
王様はサラリと言うが、こちらは戦争とは無縁の現代日本国民だ。いきなり戦争道具にされても困る。ここは断固拒否せねば。
「王様、ちょっといいですか?」
「うむ。なんじゃ?」
「私達のいた国では昔はともかく、ここ何十年も戦争等はありませんでした。なので私達も戦う術はありません。とても半年の訓練ではお役に立てないと思います。」
俺は体の良い言い訳を言い、何とか戦争から回避しようとする。
「おぉ、それなら心配ない。文献でも召喚されし者は戦争経験がなかったと記されておるし理解しておる。」
王様が予想していたのも過去にも召喚された者がいたのにもビックリだが、それでも向こうは諦めた様子はない。
「実はこちらの世界ではそちらの世界には無い魔法やスキルや職業という概念があってな。文献では召喚された者は特別なそれらを持っているみたいなのじゃ。だからワシらはソレに期待しておる。」
まるで俺が趣味で読む転生物のライトノベルやRPGゲームみたいな世界だなぁと思った。
「しかし、今のところ特別な感じはしませんが…」
「あまり実感はないのかもしれんのぅ。では実際に見てみようではないか。大臣!例の物を持ってまいれ!」
「うー。目が痛かったー。」
光が完全に収まると、周りの景色が見えてくる。
しかし、そこはさっきまでいた公園ではなく、まるで中世ヨーロッパに出てくるかのような石造りのお城の中みたいだった。
「何コレ!? どーなってんのよ!」
「オイ!何だよコレ!」
バカ丸出しの二人が叫ぶ。どうやらあの四人も一緒だったのか・・・
「ようこそ召喚されし者たちよ! ここはそなた達とは異なる世界、ヴァンクレアじゃ。そして此処はルフィア王国、ワシは国王のアルゼ・フォン・ルフィアじゃ。長いから国王様で良いぞ。」
声の主は兵士や重鎮みたいな人に囲まれた玉座に座っていた恰幅の良い老人からだった。
「オイ!異世界とはどういう事だよ!」
「急に召喚されて困惑もしておるだろう。実はそなた達に頼みがある。その為に諸君達をこの世界に召喚させてもらったのだ。頼みとはワシ達を・・・いや世界を魔王の手から救って欲しいのだ。」
王様からの説明を簡単に言うと魔王が魔族を率いてこの世界を支配しようとしているから救って欲しいとの事。
しかし、気になるのは魔族はどうやら普通の人と見かけはあまり変わらず魔力を多目に保有している種族みたいだ。人との会話も成立するらしい。
それに王様があまり困った感じがしない。むしろ魔族に恨みでもあるみたいな言い方だった。
これは俺達を利用して自分が得しようとする感じかもなぁ。警戒しておかないと・・・
「そんなの自分達で何とかしろよ!オレらカンケーねぇじゃん!」
「そーよ! そーよ!何で私たちが戦わなくちゃならないの? 元の世界に帰しなさいよ!」
お、バカ二人も良いことを言うじゃないか。
確かに本当に困っているなら考えものだが、正直言えば赤の他人の為に命を掛けるのはやりたくない。
「お主達の言い分も分かる。だがワシらも困窮しておるのじゃ。褒美は可能な限りだす。それにそなた達を元の世界に戻すには膨大な魔力を持つ魔王の心臓が必要なのじゃ」
「何だよソレ…」
「そんな…じゃあ、すぐに帰れないの…」
バカ二人はガックリ肩を落とす。
「しかし、ここから北東にある魔族の国に行くには帝国を通らなくてはならん。奴らはあろう事か魔族と手を組んでおってな。我が国の軍隊が魔族の国へ直接通る事はできんのじゃ。まずは帝国と戦争をして勝たねばならん。そして帝国領を手に入れ、そこから魔族の国に攻め込み、魔王を倒すのだ。だから召喚者達には半年ほど訓練を積んで戦争に望んで欲しい。」
王様はサラリと言うが、こちらは戦争とは無縁の現代日本国民だ。いきなり戦争道具にされても困る。ここは断固拒否せねば。
「王様、ちょっといいですか?」
「うむ。なんじゃ?」
「私達のいた国では昔はともかく、ここ何十年も戦争等はありませんでした。なので私達も戦う術はありません。とても半年の訓練ではお役に立てないと思います。」
俺は体の良い言い訳を言い、何とか戦争から回避しようとする。
「おぉ、それなら心配ない。文献でも召喚されし者は戦争経験がなかったと記されておるし理解しておる。」
王様が予想していたのも過去にも召喚された者がいたのにもビックリだが、それでも向こうは諦めた様子はない。
「実はこちらの世界ではそちらの世界には無い魔法やスキルや職業という概念があってな。文献では召喚された者は特別なそれらを持っているみたいなのじゃ。だからワシらはソレに期待しておる。」
まるで俺が趣味で読む転生物のライトノベルやRPGゲームみたいな世界だなぁと思った。
「しかし、今のところ特別な感じはしませんが…」
「あまり実感はないのかもしれんのぅ。では実際に見てみようではないか。大臣!例の物を持ってまいれ!」
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