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haya

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ステータス

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 大臣と呼ばれた男が石板みたいな物を抱えて持ってくる。


「これは魂鑑石と呼ばれる物でございまする。これを使うと皆様方のステータスが石に表示されます。これが無くても自分自身のステータスは確認できますが私共も確認させて頂きたいので、順番にお手にして下さいませ。」

「面白そうだな!オレからやらせてもらおうか!」


 大臣から説明されると和哉は魂鑑石を手に取る。すると石板から徐々に文字が浮かび上がってきた。


カズヤ ウエモリ

状態:健康
職業:拳聖
レベル:1
HP:120/120
MP:80/80
STR:120
VIT:120
AGI:110
MAG:60

スキル:身体強化2 武術向上2 見切り1 打撃耐性1 成長速度上昇1 異世界言語


「カズヤ殿は拳聖ですね。拳聖はとても珍しい職業です。格闘での戦闘がとても有利になるようになります。」

 「ほぉ、普段からケンカをしているオレにピッタリの職業だな。」


 カズヤと大臣は嬉しそうに言う。大臣が言うにはパラメーターではSTRが力を指し、VITは耐久力、AGIは敏捷性、MAGは魔力の量を指す。平均的な成人は100が目安で、一兵士だとその2~3倍の強さだそうだ。
 しかし、パラメーターやスキルとは本当にゲームみたいな世界だ。


「じゃあ、次は私ねー。」


 続いてギャルが魂鑑石を手に取る。


ユリ ミキシマ

状態:発情
職業:聖女
レベル:1
HP:80/80
MP:140/140
STR:70
VIT:80
AGI:100
MAG:120

光魔法
ヒール1

水魔法
ウォーターシールド1

スキル
最大MP上昇2 MP回復速度上昇2 病気耐性1 成長速度上昇1 異世界言語


 ギャルのステータスも表示される。名前はユリだったのか・・・よりにもよって職業が聖女とは状態を見ると発情になっているし、聖女とはまったく逆の職業の方が合っているんじゃないかと思えてくる。


「ユリ殿も大変珍しい職業ですね。2属性も魔法が使えるとは素晴らしい。しかも光属性は使い手が少ないのです。後方寄りの魔法になっているので後ろでサポートするのが宜しいかと思います。ちなみに魔法やスキルの後ろに書いてある数字はそれのレベルを表しています。数字が大きいほど効果が期待できますよ。最高で10になります。」

「へぇー。魔法なんて使えるんだー。」

「見たところヒールが使える様子です。そちらの方はどうやらケガをしているみたいですので試しに使ってあげたらどうでしょう?」


大臣は召喚前に殴られていた高司を指差した。


「面白そー♪ でもどうやって使うの?」

「既に習得していれば考えれば自ずと分かりますよ。」

「そんなの分かんな…あっ、できるかも! ちょっとワンコ君こっち来てー。」


 ユリは手招きして高司を呼ぶ。高司はオドオドしながらユリの近くに行き出した。


「ちょっとじっとしててねー。【ヒール】!!」
 

 ユリが呪文を唱えると手のひらから淡い白い光が発生する。光は高司を包み、顔にできた擦り傷などみるみる塞いでいった。


「わぁー♪ すっごーい!私、魔法少女になっちゃった!」

「これが魔法の力です。Lvが上がれば、より強力な魔法も使える事になるでしょう。」

「面白そうだな。次は俺だ。」


 そう言って今度は鉄馬が魂鑑石を受けとる。


テツヤ トヨサキ

状態:健康
職業:勇者
レベル:1
HP:100/100
MP:100/100
STR:100
VIT:100
AGI:100
MAG:100

光魔法
ホーリーブレッド1

雷魔法
ライトニングソード1


スキル
剣術2  気配察知2  全属性耐性1 毒耐性1 成長速度上昇1 異世界言語


「おぉ! テツヤ殿は勇者ですね! 勇者は選ばれた者のみの職業で召喚された者にしかなることはありません。文献によると召喚された1000年前と500年前の過去2回しか勇者は現れていません。聖女と同じく魔法も強力な物を覚えていきますよ。」

「ふっ、俺なら当然だな。」

「キャー! テツヤすごーい。」

「ちぇ、ずりぃなぁ。いつもテツが美味しいところを持っていくぜ。」


 3人と大臣は嬉しく盛り上がる。


「しかし、困りましたな…」


 大臣はさっきとは裏腹に難しい表情をする。


「えー?どうしたのー?」

「いえ、ユリ殿。文献では召喚されるのは勇者、聖女、拳聖の3名なのですよ。そしてここには何故か召喚された者が5人います。そして先にステータスを確認した3名がすでに文献と同じ職業だったのですよ。」


 あっ、そういえば公園で魔方陣が出てたのは先に確認した3人だったっけ。


「実は私とそこの少年は魔方陣が出た時に訳あって巻き込まれただけなんですよ。」


 俺は素直に訳を大臣に話す。


「そうだったのですか。それは申し訳ありませんでした… しかし、こちらに来た以上、何か取得しているかもしれません。一応、魂鑑石で調べてみましょう。」

「はぁ。 分かりました。」


 結局、俺と高司もステータスを見る事になった。
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