5 / 43
二人のレンキンジュツシ
しおりを挟む
「それでは先にそちらの方からです。」
大臣はそう言って魂鑑石を高司に渡す。高司が受け取るどステータスが出てくる。
コウジ キョウヤマ
状態:健康
職業:錬金術師
レベル:1
HP:80/80
MP:100/100
STR:80
VIT:80
AGI:100
MAG:120
闇魔法
ダークブラインド
スキル
調合技術向上2 鑑定2 アイテムボックス1 薬物耐性1 成長速度上昇1 異世界言語
「コウジ殿は錬金術師ですね。先のお三方よりかは珍しくありませんが中々良い職業です。調合を得意とする職業なので向こうの世界の知識を期待して専用の工房を用意致しましょう。是非とも我が国に富をもたらして下さいませ。」
「あ、ありがとうございます。」
「それにしても職業は中々ですが、他が素晴らしい。闇魔法も珍しいですが、スキルの鑑定とアイテムボックス持ちは中々いません。鑑定は人・物の詳細を見る事ができてアイテムボックスは異次元の空間に物を保存しておけます。どちらも非常に利便性が高いスキルです。」
大臣は興奮して説明していた。鑑定・アイテムボックスは異世界系のライトノベルに良く出てくる定番スキルだし、正直羨ましいなぁと俺は思っていた。
「ささ、最後はあなた様ですぞ。召喚に巻き込まれた人でも良いステータスでしたのであなた様も同じく良いのでしょうなぁ」
大臣は嬉しそうに魂鑑石を俺に渡してくる。確かに同じく巻き込まれた高司が良いのだから俺も良い可能性は無くはないかも。というか戦争に巻き込まれそうなら少しでも良いスキル等を手に入れて生き残る可能性を上げておきたいが。
「はは・・・どうですかねぇ。とりあえずやってみます。」
俺は魂鑑石を手に取ると、すぐに俺のステータスが浮かび上がってきた。
ユウジ アスノ
状態:欠魂
職業:恋金術士
レベル:1
HP:90/90
MP:13/13
STR:90
VIT:80
AGI:90
MAG:60
恋金魔法
貨幣創造1
スキル
算術2 家事2 異世界言語
「(ちょょ!? ステータス低っ!平均的な一般人で100くらいって言ってたのにどのパラメーターが1つも超えてねぇぇ!しかも恋金術士って何よ?錬金術師じゃないの!? 状態も欠魂って魂が欠けてるって事なの!? ソレって命に問題ないの? スキルも他の人は良いのあるのに俺だけショボくない!? もう突っ込みが色々ありすぎなんだけど… )」
「これは…」
あまりの酷さに大臣も言葉が出てないみたいだ。いや、何かもうスイマセン・・・
「ステータスは平均より少ないですね・・・恋金術士? 初めて聞きますね・・・ 文献等にもこの職業は見た事がありません。それに欠魂も初めてです。何か不調はありますか?」
「いえ、気分がブルー以外は特にありません。」
「そうですか… スキルも凡人並みですが恋金・・・魔法?は使えるみたいですね。ちょっと使ってもらっていいでしょうか?」
「はい、分かりました。」
魔法なんか使った事はないけど、自然とどうすれば良いかが分かった。
まるで久しぶりに自転車に乗ったけど乗り方を忘れずに自然と体が覚えているかのような奇妙な気持ちだった。俺は右手に魔力を込め呪文を唱える。
「【貨幣創造】《クリエイティブカレンシー》!!」
呪文を唱えると右手が僅かに光る。その瞬間、目眩がして体がガクっと落ちる。
「どうやら成功ですね。今は気分が悪いと思いますが、それはMPが枯渇寸前による症状ですので、じきに回復して治りますよ。」
大臣がそう言うので魂鑑石を覗いてみると13あったMPが残り3になっていた。少な過ぎだろ俺のMP・・・
「それで右手が光ったようですが、どうなりましたか?」
大臣が尋ねてきたので俺は右手を広げてみる。すると手のひらには木の彫刻がされた銅貨が1枚できていた。
「これは銅貨ですね・・・しかも本物です。」
「そうなんですか?何故本物と分かるのでしょうか?」
「この銅貨からは魔力を感じます。我が国でも2台ほど保有していますが、この世界ではお金を作る大型の魔道具で造幣します。材料は鉱物と魔石と呼ばれる魔力を帯びた石です。したがって造幣される貨幣は魔力を帯びるのです。魔力の無い貨幣は偽物と判断できます。」
「なるほど。確かにこの銅貨からは何か暖かいものを感じますね。何となく無意識で使ったけど、これが魔力かぁ。」
更に大臣からの説明を聞くと、この世界で使われている貨幣は以下の通りだ。
銅貨・・・10ゴル
鉄貨・・・100ゴル
銀貨・・・1000ゴル
金貨・・・10000ゴル
大金貨・・・100000ゴル
白金貨・・・1000000ゴル
俺は自分の魔法で10ゴルを造った事になる。
「さてと、この世界の貨幣は以上となります。ところでユージ様は銅貨以外の貨幣は作れるでしょうか?」
「それが今のところ銅貨以外は厳しいみたいです。何となく自分で分かるのですが現状だとMPが足らないみたいです。ははは・・・」
「そうですか・・・」
俺は苦笑いを浮かべながら大臣に答える。大臣は銅貨しか造れないとしると少し寂しそうだった。何となくだが今は銅貨しか造れないのが自分でも不思議と分かった。MPが10減って10ゴルの銅貨が出来たという事は鉄貨を造るのはMPが100必要なのだろう。残念だが今は頑張っても銅貨以上は無理みたいだ。
「陛下、これでは・・・」
大臣は難しい顔をして国王を見るのであった。
大臣はそう言って魂鑑石を高司に渡す。高司が受け取るどステータスが出てくる。
コウジ キョウヤマ
状態:健康
職業:錬金術師
レベル:1
HP:80/80
MP:100/100
STR:80
VIT:80
AGI:100
MAG:120
闇魔法
ダークブラインド
スキル
調合技術向上2 鑑定2 アイテムボックス1 薬物耐性1 成長速度上昇1 異世界言語
「コウジ殿は錬金術師ですね。先のお三方よりかは珍しくありませんが中々良い職業です。調合を得意とする職業なので向こうの世界の知識を期待して専用の工房を用意致しましょう。是非とも我が国に富をもたらして下さいませ。」
「あ、ありがとうございます。」
「それにしても職業は中々ですが、他が素晴らしい。闇魔法も珍しいですが、スキルの鑑定とアイテムボックス持ちは中々いません。鑑定は人・物の詳細を見る事ができてアイテムボックスは異次元の空間に物を保存しておけます。どちらも非常に利便性が高いスキルです。」
大臣は興奮して説明していた。鑑定・アイテムボックスは異世界系のライトノベルに良く出てくる定番スキルだし、正直羨ましいなぁと俺は思っていた。
「ささ、最後はあなた様ですぞ。召喚に巻き込まれた人でも良いステータスでしたのであなた様も同じく良いのでしょうなぁ」
大臣は嬉しそうに魂鑑石を俺に渡してくる。確かに同じく巻き込まれた高司が良いのだから俺も良い可能性は無くはないかも。というか戦争に巻き込まれそうなら少しでも良いスキル等を手に入れて生き残る可能性を上げておきたいが。
「はは・・・どうですかねぇ。とりあえずやってみます。」
俺は魂鑑石を手に取ると、すぐに俺のステータスが浮かび上がってきた。
ユウジ アスノ
状態:欠魂
職業:恋金術士
レベル:1
HP:90/90
MP:13/13
STR:90
VIT:80
AGI:90
MAG:60
恋金魔法
貨幣創造1
スキル
算術2 家事2 異世界言語
「(ちょょ!? ステータス低っ!平均的な一般人で100くらいって言ってたのにどのパラメーターが1つも超えてねぇぇ!しかも恋金術士って何よ?錬金術師じゃないの!? 状態も欠魂って魂が欠けてるって事なの!? ソレって命に問題ないの? スキルも他の人は良いのあるのに俺だけショボくない!? もう突っ込みが色々ありすぎなんだけど… )」
「これは…」
あまりの酷さに大臣も言葉が出てないみたいだ。いや、何かもうスイマセン・・・
「ステータスは平均より少ないですね・・・恋金術士? 初めて聞きますね・・・ 文献等にもこの職業は見た事がありません。それに欠魂も初めてです。何か不調はありますか?」
「いえ、気分がブルー以外は特にありません。」
「そうですか… スキルも凡人並みですが恋金・・・魔法?は使えるみたいですね。ちょっと使ってもらっていいでしょうか?」
「はい、分かりました。」
魔法なんか使った事はないけど、自然とどうすれば良いかが分かった。
まるで久しぶりに自転車に乗ったけど乗り方を忘れずに自然と体が覚えているかのような奇妙な気持ちだった。俺は右手に魔力を込め呪文を唱える。
「【貨幣創造】《クリエイティブカレンシー》!!」
呪文を唱えると右手が僅かに光る。その瞬間、目眩がして体がガクっと落ちる。
「どうやら成功ですね。今は気分が悪いと思いますが、それはMPが枯渇寸前による症状ですので、じきに回復して治りますよ。」
大臣がそう言うので魂鑑石を覗いてみると13あったMPが残り3になっていた。少な過ぎだろ俺のMP・・・
「それで右手が光ったようですが、どうなりましたか?」
大臣が尋ねてきたので俺は右手を広げてみる。すると手のひらには木の彫刻がされた銅貨が1枚できていた。
「これは銅貨ですね・・・しかも本物です。」
「そうなんですか?何故本物と分かるのでしょうか?」
「この銅貨からは魔力を感じます。我が国でも2台ほど保有していますが、この世界ではお金を作る大型の魔道具で造幣します。材料は鉱物と魔石と呼ばれる魔力を帯びた石です。したがって造幣される貨幣は魔力を帯びるのです。魔力の無い貨幣は偽物と判断できます。」
「なるほど。確かにこの銅貨からは何か暖かいものを感じますね。何となく無意識で使ったけど、これが魔力かぁ。」
更に大臣からの説明を聞くと、この世界で使われている貨幣は以下の通りだ。
銅貨・・・10ゴル
鉄貨・・・100ゴル
銀貨・・・1000ゴル
金貨・・・10000ゴル
大金貨・・・100000ゴル
白金貨・・・1000000ゴル
俺は自分の魔法で10ゴルを造った事になる。
「さてと、この世界の貨幣は以上となります。ところでユージ様は銅貨以外の貨幣は作れるでしょうか?」
「それが今のところ銅貨以外は厳しいみたいです。何となく自分で分かるのですが現状だとMPが足らないみたいです。ははは・・・」
「そうですか・・・」
俺は苦笑いを浮かべながら大臣に答える。大臣は銅貨しか造れないとしると少し寂しそうだった。何となくだが今は銅貨しか造れないのが自分でも不思議と分かった。MPが10減って10ゴルの銅貨が出来たという事は鉄貨を造るのはMPが100必要なのだろう。残念だが今は頑張っても銅貨以上は無理みたいだ。
「陛下、これでは・・・」
大臣は難しい顔をして国王を見るのであった。
0
あなたにおすすめの小説
タイム連打ってなんだよ(困惑)
こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
「リオ、お前をパーティから追放する。お前のようなハズレスキルのザコは足手まといなんだよ」
王都の冒険者ギルドにて、若手冒険者のリオは、リーダーの身勝手な都合によってパーティから追い出されてしまい、同時に後宮では、聖女の降臨や第一王子の婚約破棄などが話題になっていた。
パーティを追放されたリオは、ある日商隊の護衛依頼を受けた際、野盗に襲われる可憐な少女を助けることになるのだが、彼女は第一王子から婚約破棄された上に濡れ衣を着せられて迫害された元公爵令嬢こと、アイリスだった。
アイリスとの出会いから始まる冒険の旅、行く先々で様々な思惑によって爪弾きにされてしまった者達を受け入れていく内に、彼はある決意をする。
「作ろう。誰もが幸せに過ごせる、そんな居場所を」
目指すべき理想、突き動かされる世界、そしてハズレスキル【タイム連打】に隠されたリオの本当の力とは?
※安心安全安定安泰の四安揃った、ハピエン確定のハズレスキル無双です。
『エ○ーマンが倒せない』は関係ありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
処刑された王女、時間を巻き戻して復讐を誓う
yukataka
ファンタジー
断頭台で首を刎ねられた王女セリーヌは、女神の加護により処刑の一年前へと時間を巻き戻された。信じていた者たちに裏切られ、民衆に石を投げられた記憶を胸に、彼女は証拠を集め、法を武器に、陰謀の網を逆手に取る。復讐か、赦しか——その選択が、リオネール王国の未来を決める。
これは、王弟の陰謀で処刑された王女が、一年前へと時間を巻き戻され、証拠と同盟と知略で玉座と尊厳を奪還する復讐と再生の物語です。彼女は二度と誰も失わないために、正義を手続きとして示し、赦すか裁くかの決断を自らの手で下します。舞台は剣と魔法の王国リオネール。法と証拠、裁判と契約が逆転の核となり、感情と理性の葛藤を経て、王女は新たな国の夜明けへと歩を進めます。
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
私が聖女であることが、どれほど重要なことか。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる