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面会
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結局、マジックバッグを買うのを諦めた俺達は消耗品だけ買って宿に戻った。
「二人とも聞いてくれ。俺達はダンジョンを目指す事にした。」
「ダンジョンですか? 確かに現状ならそれが良いかもしれませんね。」
「ご主人、ダンジョン行っても頑張るよ!」
あっさり二人からも同意を得られ、俺達はダンジョンのある場所を目指す為に準備を開始した。
翌日から5日間を冒険者の仕事に当てた。次の【悪魔の借入】を返済するお金を稼ぐ為だ。
ダンジョンのある街に移動をする事を考えると仕事が出来ない日もあるだろうし、必ずしもダンジョンで稼げるとは限らない。
最悪、この王都に戻って稼ぎなおす事を考えると1週間の猶予が得られるようにするべきだろうからだ。
そんな訳でこの5日間は二人には少し無理をしてもらっていつもよりお金を稼ぎ、今日は休んで明日は王都を発つつもりだ。
「二人とも、今週はいつもより頑張ってくれてありがとう。明日は朝から王都を出発するから今日は休みにするけど、何かしたい事はあるか? もしかしたら王都にはもう戻ってこないと思うが・・・」
そう、これは前々から考えてた事だ。この国は戦争をするつもりだから戦火を逃れる為に他国へ行こうと。中々旅費が貯まらず、留まる事になってしまっているがダンジョンに行ったらさっさと稼ぎ、急いで脱出したいところだ。あの自分勝手な国王にもうんざりだしね。
「ここにいるのが最後・・・ですか・・・」
リエルがそう呟くと二人は顔を合わせて頷く。
「ご主人! 行きたい所があるの!」
キナが手を上げながら大きな声で言う。
「お、あるのか! いいぞー。 頑張ってくれたからご褒美だ。で、何処に行きたいんだ?」
「奴隷商です。」
リエルから来た答えは思いもよらない意外な場所だった。
「え!? 奴隷商!? どうした? まさか俺に付いて来たくなくて奴隷商に戻りたいとか!?」
「ご主人・・・ 何言ってるの・・・ ちょっと落ち着いてよ。 別にご主人が嫌いだから戻りたいとかじゃないよ。 むしろ好・・・ゴホッゴホッ!」
そこまで言うとキナは急に盛大に咳をして会話が断ち切られた。
「お、おいキナ大丈夫か? ちょっと落ち着こうか。」
「まったく・・・キナはしょうがないですね・・・ ご主人様、私とキナはご主人様に付いていく事に異論はありません。ただ、またいつ戻って来れるか分からないのであれば共に過ごした奴隷仲間に挨拶しておきたいのです。」
「なんだ・・・そういう事か。」
一瞬、愛想を尽かされたかと思って焦ってしまったぜ。情けないが今の暮らしは二人によって成り立っているから、ホッとしながら安心した。
その後は二人の希望で奴隷達に差し入れをしたいとの事で、三人で持てるだけ食料を買った。
奴隷商での食事はあまり良いものは出なくて量も少ないとの事だ。
そして甘い物などは絶対に出る事は無いので甘い物を中心に買っていった。
正直、この世界では甘い物や調味料的な物は少し高いのだが二人に払う給料だと思えば安い物だった。給料すら払えない貧乏で申し訳ない気持ちを胸に秘めながら、奴隷商の館に向かった。
「これはこれは! ユウジ様! 今日はどうなされたのですかな? まさか新しい奴隷をご希望ですか?」
屈強な門番達に通され、館のホールで奴隷商のドルトに出迎えられる。相変わらず豪華な造りで、さぞ儲けているんだろうなぁと思わされる。
「あー。今日はそういう用じゃなくて、ちょっとお願いがあるんですが・・・」
「はぁ。お願いでございますか?」
奴隷商が不思議そうに思いながら言う。
「少しの間で良いんですが、この二人に仲間達と会わせてもらえないかと・・・お願いします!」
「「お願いします!」」
俺は奴隷商に向かい頭を下げる。後ろにいた二人も俺に習い頭を下げる。
「うーん・・・そういう用事は困りますね・・・」
「そこをなんとか!」
俺は荷物を床に置き、奴隷商の右手を両手で包みこむように握りながら再度お願いする。この時、奴隷商の手に金貨を1枚握らせるのを忘れない。
「ふぅ、しょうがないですね。30分だけ良いでしょう。奴隷を買ってくれたお客様ですしね。」
「ありがとうございます!」
奴隷商はそう言いながら、亜人達がいる檻がある部屋へ案内を始め、俺達は後ろを付いて行った。
亜人達がいるフロアは相変わらず日の光すら届かない陰気臭い場所だった。亜人達は俺達、というよりキナとリエルを見るとザワザワし始めた。
「お、おい! キナ達じゃねぇか。何でこんな所に・・・」
「まさか買ったヤツが売り戻しに来たのか?」
「奴隷達よ! 静まりなさい!」
奴隷商がそう言うと、亜人達は静まり返った。
「見ての通り買われた同胞が来ました。理由はあなた方への面会です。特別に30分だけ檻から出る事を許可します。変な気を起こした時点で『命令』を出しますので気を付けてください。」
奴隷商はそう言ってこのフロアにいた看守に檻を開けさせ始めた。
檻を開けると地下室の中央に亜人達が集まりだす。総勢40名くらいだろうか? 犬、猫、鳥などの多くの獣人達が集まった。
奴隷商がこちらに目配りすると、俺は後ろにいた二人に無言で頷くと二人は亜人達の集団に駆け出して行った。
「おじさん! おばさん! みんな!」
「キナ!リエル! 」
亜人達の集団の中から二名の犬の姿をしたやつれた中年獣人が出てきて駆けて行ったキナ達を抱き止める。キナ達はわんわん泣きながら中年獣人の胸に顔を埋める。
そして、それを中心に獣人達は囲み始めた。
「二人とも元気にしてたかい? 酷い事をされてないかい? 食事はちゃんと取らせてもらっているかい?」
「おばちゃん大丈夫だよ! ご主人、凄く良い人で良くしてもらっているよ!」
獣人のおばさんはニッコリしながら目尻に涙を浮かべながら、そうかいそうかいと返事をする。
「ところで二人とも今日はどうしたんだ? また何でこんな所に?」
「おじさん、私達はご主人様の仕事に付いていく為に王都を離れる事になりました。なので今日は皆に挨拶しておきたくて無理を言って連れてきてもらいました。」
二人は中年獣人達と近況を話始め、次第に他の獣人達とも積もる話を始めた。皆、笑いながら話しをしていたが、目には涙が溜まっている。
俺はその獣人達の輪を暫く眺め、視線を変えないまま隣にいるドルトに話しをする。
「もしもの話なんですが、あそこにいる獣人達を全部買うにはいくらぐらい必要なんですか?」
話を振られたドルトも獣人達の輪を見つめたまま俺に返事をする。
「そうですねぇ・・・細かく計算しないと分かりませんが最低でも金貨5000枚は必要でしょうね。」
「そうですか・・・」
値段を聞いた所で俺には買う金も無ければ、彼らを生活させるプランも無い。そんな無力感を味わいながら自分に出来る事をしようと床に置かれていた手土産を持ち上げた。
前の世界にいた時は不可能だが、レベルの上がった今の力なら三人分の荷物はなんとか持ち上がり、獣人の輪へと運び始めた。
「おーい二人とも! 話しもいいが、コレをそろそろ分けないと時間がないぞー。」
二人ともすっかり忘れていたようで、慌てて荷物をほどき獣人達に分配した。
差し入れは大変喜ばれ皆から感謝され、持ってきた甲斐があった。
「時間が来ましたので、そろそろお開きでお願いします。」
奴隷商がそう言い、獣人達に檻に戻るように言う。
「それじゃあ皆、また来るね。」
「バカヤロウ! こんな辛気臭い所に二度と来るんじゃねぇぞ!」
「そうよ。せっかく外に出れたんですもの。自分たちの幸せだけを考えなさい。気持ちだけ受け取っておくわ。」
「おじさん・・・おばさん・・・」
「主人のあんちゃん、二人を宜しく頼む! 大事にしてやってくれ!」
中年獣人夫婦は深々と頭を下げ、俺ははいとだけ答えた。
奴隷商の館からの帰り道、俺の両隣を歩く二人はいつまでも泣きじゃくっていた。掛ける言葉を持たない俺はただ二人の背中を擦る事しか出来なかった。
「二人とも聞いてくれ。俺達はダンジョンを目指す事にした。」
「ダンジョンですか? 確かに現状ならそれが良いかもしれませんね。」
「ご主人、ダンジョン行っても頑張るよ!」
あっさり二人からも同意を得られ、俺達はダンジョンのある場所を目指す為に準備を開始した。
翌日から5日間を冒険者の仕事に当てた。次の【悪魔の借入】を返済するお金を稼ぐ為だ。
ダンジョンのある街に移動をする事を考えると仕事が出来ない日もあるだろうし、必ずしもダンジョンで稼げるとは限らない。
最悪、この王都に戻って稼ぎなおす事を考えると1週間の猶予が得られるようにするべきだろうからだ。
そんな訳でこの5日間は二人には少し無理をしてもらっていつもよりお金を稼ぎ、今日は休んで明日は王都を発つつもりだ。
「二人とも、今週はいつもより頑張ってくれてありがとう。明日は朝から王都を出発するから今日は休みにするけど、何かしたい事はあるか? もしかしたら王都にはもう戻ってこないと思うが・・・」
そう、これは前々から考えてた事だ。この国は戦争をするつもりだから戦火を逃れる為に他国へ行こうと。中々旅費が貯まらず、留まる事になってしまっているがダンジョンに行ったらさっさと稼ぎ、急いで脱出したいところだ。あの自分勝手な国王にもうんざりだしね。
「ここにいるのが最後・・・ですか・・・」
リエルがそう呟くと二人は顔を合わせて頷く。
「ご主人! 行きたい所があるの!」
キナが手を上げながら大きな声で言う。
「お、あるのか! いいぞー。 頑張ってくれたからご褒美だ。で、何処に行きたいんだ?」
「奴隷商です。」
リエルから来た答えは思いもよらない意外な場所だった。
「え!? 奴隷商!? どうした? まさか俺に付いて来たくなくて奴隷商に戻りたいとか!?」
「ご主人・・・ 何言ってるの・・・ ちょっと落ち着いてよ。 別にご主人が嫌いだから戻りたいとかじゃないよ。 むしろ好・・・ゴホッゴホッ!」
そこまで言うとキナは急に盛大に咳をして会話が断ち切られた。
「お、おいキナ大丈夫か? ちょっと落ち着こうか。」
「まったく・・・キナはしょうがないですね・・・ ご主人様、私とキナはご主人様に付いていく事に異論はありません。ただ、またいつ戻って来れるか分からないのであれば共に過ごした奴隷仲間に挨拶しておきたいのです。」
「なんだ・・・そういう事か。」
一瞬、愛想を尽かされたかと思って焦ってしまったぜ。情けないが今の暮らしは二人によって成り立っているから、ホッとしながら安心した。
その後は二人の希望で奴隷達に差し入れをしたいとの事で、三人で持てるだけ食料を買った。
奴隷商での食事はあまり良いものは出なくて量も少ないとの事だ。
そして甘い物などは絶対に出る事は無いので甘い物を中心に買っていった。
正直、この世界では甘い物や調味料的な物は少し高いのだが二人に払う給料だと思えば安い物だった。給料すら払えない貧乏で申し訳ない気持ちを胸に秘めながら、奴隷商の館に向かった。
「これはこれは! ユウジ様! 今日はどうなされたのですかな? まさか新しい奴隷をご希望ですか?」
屈強な門番達に通され、館のホールで奴隷商のドルトに出迎えられる。相変わらず豪華な造りで、さぞ儲けているんだろうなぁと思わされる。
「あー。今日はそういう用じゃなくて、ちょっとお願いがあるんですが・・・」
「はぁ。お願いでございますか?」
奴隷商が不思議そうに思いながら言う。
「少しの間で良いんですが、この二人に仲間達と会わせてもらえないかと・・・お願いします!」
「「お願いします!」」
俺は奴隷商に向かい頭を下げる。後ろにいた二人も俺に習い頭を下げる。
「うーん・・・そういう用事は困りますね・・・」
「そこをなんとか!」
俺は荷物を床に置き、奴隷商の右手を両手で包みこむように握りながら再度お願いする。この時、奴隷商の手に金貨を1枚握らせるのを忘れない。
「ふぅ、しょうがないですね。30分だけ良いでしょう。奴隷を買ってくれたお客様ですしね。」
「ありがとうございます!」
奴隷商はそう言いながら、亜人達がいる檻がある部屋へ案内を始め、俺達は後ろを付いて行った。
亜人達がいるフロアは相変わらず日の光すら届かない陰気臭い場所だった。亜人達は俺達、というよりキナとリエルを見るとザワザワし始めた。
「お、おい! キナ達じゃねぇか。何でこんな所に・・・」
「まさか買ったヤツが売り戻しに来たのか?」
「奴隷達よ! 静まりなさい!」
奴隷商がそう言うと、亜人達は静まり返った。
「見ての通り買われた同胞が来ました。理由はあなた方への面会です。特別に30分だけ檻から出る事を許可します。変な気を起こした時点で『命令』を出しますので気を付けてください。」
奴隷商はそう言ってこのフロアにいた看守に檻を開けさせ始めた。
檻を開けると地下室の中央に亜人達が集まりだす。総勢40名くらいだろうか? 犬、猫、鳥などの多くの獣人達が集まった。
奴隷商がこちらに目配りすると、俺は後ろにいた二人に無言で頷くと二人は亜人達の集団に駆け出して行った。
「おじさん! おばさん! みんな!」
「キナ!リエル! 」
亜人達の集団の中から二名の犬の姿をしたやつれた中年獣人が出てきて駆けて行ったキナ達を抱き止める。キナ達はわんわん泣きながら中年獣人の胸に顔を埋める。
そして、それを中心に獣人達は囲み始めた。
「二人とも元気にしてたかい? 酷い事をされてないかい? 食事はちゃんと取らせてもらっているかい?」
「おばちゃん大丈夫だよ! ご主人、凄く良い人で良くしてもらっているよ!」
獣人のおばさんはニッコリしながら目尻に涙を浮かべながら、そうかいそうかいと返事をする。
「ところで二人とも今日はどうしたんだ? また何でこんな所に?」
「おじさん、私達はご主人様の仕事に付いていく為に王都を離れる事になりました。なので今日は皆に挨拶しておきたくて無理を言って連れてきてもらいました。」
二人は中年獣人達と近況を話始め、次第に他の獣人達とも積もる話を始めた。皆、笑いながら話しをしていたが、目には涙が溜まっている。
俺はその獣人達の輪を暫く眺め、視線を変えないまま隣にいるドルトに話しをする。
「もしもの話なんですが、あそこにいる獣人達を全部買うにはいくらぐらい必要なんですか?」
話を振られたドルトも獣人達の輪を見つめたまま俺に返事をする。
「そうですねぇ・・・細かく計算しないと分かりませんが最低でも金貨5000枚は必要でしょうね。」
「そうですか・・・」
値段を聞いた所で俺には買う金も無ければ、彼らを生活させるプランも無い。そんな無力感を味わいながら自分に出来る事をしようと床に置かれていた手土産を持ち上げた。
前の世界にいた時は不可能だが、レベルの上がった今の力なら三人分の荷物はなんとか持ち上がり、獣人の輪へと運び始めた。
「おーい二人とも! 話しもいいが、コレをそろそろ分けないと時間がないぞー。」
二人ともすっかり忘れていたようで、慌てて荷物をほどき獣人達に分配した。
差し入れは大変喜ばれ皆から感謝され、持ってきた甲斐があった。
「時間が来ましたので、そろそろお開きでお願いします。」
奴隷商がそう言い、獣人達に檻に戻るように言う。
「それじゃあ皆、また来るね。」
「バカヤロウ! こんな辛気臭い所に二度と来るんじゃねぇぞ!」
「そうよ。せっかく外に出れたんですもの。自分たちの幸せだけを考えなさい。気持ちだけ受け取っておくわ。」
「おじさん・・・おばさん・・・」
「主人のあんちゃん、二人を宜しく頼む! 大事にしてやってくれ!」
中年獣人夫婦は深々と頭を下げ、俺ははいとだけ答えた。
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