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第2話「どうやら異世界人は意外と多いらしい」①
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「クーローくん♪ おはよう!」
朝目が覚めると、目の前に夜陰がいた。俺の寝ているベッドにいつの間にか入っていて、にこにこと朗らかな笑顔で添い寝をしている。
どうやら、また窓の鍵を勝手に開けて入って来たらしい。俺は目の前でぽわぽわと笑う夜陰に遠い目をする。
「……何してんだ? こんな所で」
「えへへ、君を見ていたんだよ! 寝顔がすっごくかわいくてねぇ、どれだけ見てても飽きないなぁって!」
夜陰はそう言ってだらしなく笑った。もはや勝手にベッドに入り込んでいることについてはスルーなんだな、と、俺は遠い目を絶やさずほのかに笑う。
「あっ、寝癖ついてる! 直してあげるね~」
夜陰はそう言って俺の頭を撫で撫でとして来た。俺は表情を変えずにそれを甘んじて受ける。
朝目が覚めたら、かわいい女の子が添い寝をしている。健全な男子高校生としては非常に羨ましいシチュエーションなのだろうが、実際にされると、ひたすらに不気味で仕方がない。
何よりも怖いのは、鍵を閉めても勝手に部屋に上がられることだ。男子たるモノ己のプライベート空間と言うのは必須なわけで、もしもよからぬ事をしている最中に部屋に上がられたら、夜陰の場合最悪襲われかねない。
果たして、俺は自分を守り切れるのだろうか。朝からそんな不安が俺に襲いかかって来た。
「はむ♪」
と、途端、夜陰はいきなり俺の唇に吸い付いてきた。俺は顔を真っ赤にさせて、「うわぁ!」と後ずさってベッドから落ちる。
「い、いきなりなにすんだよおめぇ!」
「え~、恥ずかしがらなくてもいいじゃん♪ だって昨日、お互いファーストキスを済ませちゃったんだからぁ♡ 2回目も3回目も変わらないでしょ?」
「そ……そう言う問題じゃねぇよ! て、てか、ファーストキスって……」
「言ったでしょ? クロくんのために取っておいたの! えへへ、クロくんも初めてだったから、なんだか凄く嬉しかったなぁ……♡」
な、なんでコイツ俺がキスしたこと無いの知ってるんだ。サキュバスだからなんかそう言うのわかるのか?
と言うか、目覚めて数分でキスって。コイツ、本当にそう言うことをするのに戸惑いがないからマジで疲れてしまう。俺は「くっ、」と顔を真っ赤にさせてぷるぷると体を震わせた。
と、部屋のドアが開き、「クロ」と、俺の母ちゃんが顔を出した。
「朝ごはん出来てるよ~。早く用意しないと、学校に遅刻するよ?」
「か、母ちゃん……。わ、わかった、すぐ行くから」
「あっ、夜陰ちゃんの分も作ってあるから。よかったら食べてって」
「はい! ありがとうございます!」
母ちゃんはそう言うと、鼻歌を歌いながら部屋から去って行った。
……なんで夜陰が来ること前提で動いているんだ。と言うか、それなら止めてくれりゃあ良かったのに。俺は母ちゃんがナチュラルに夜陰を受け入れていることに辟易とした。
「クロくん! 早く行こう!」
夜陰はベッドから起き上がり、座り込む俺の手を取る。俺は肩を落としながら、「わぁーったよ」と彼女について行った。
◇ ◇ ◇ ◇
その後朝食を食べ準備を整えた俺は、家を出て学校へと向かっていた。
スクールバッグを肩に背負い、コンクリートの道をスニーカーの踵で踏み締め歩く。そんな俺の傍らでは、夜陰が俺の腕に抱き着いて、めちゃくちゃに頭を擦り付けていた。
「えへへ、好きな人と一緒に登校。ずっとずっと夢だったんだぁ♡」
「……夜陰さん。あの、凄く歩きにくいんですが」
「ダメ~♡ 絶対放さないからね~♡」
夜陰はそう言って俺の腕にますます強く抱き着いた。
本当にやめてほしい。いや、かわいいし、いい匂いはするのだけど。だからこそどうにかなってしまいそうだし、何より、周りの人に見られてめちゃくちゃ恥ずかしい。俺は辺りから聞こえてくる、「あらあら、お熱いわね」「青春っていいわね」と言う微笑ましい声に顔を赤くした。
しばらくそんな調子で歩いていると、やがて学校の校門へとたどり着いた。俺は他の生徒に見られたくなく、「夜陰、そろそろ離れて」と声をかけたが、夜陰は「いいじゃ~ん♡ 見せつけようよ~♡」と、やっぱり腕を放さなかった。
と、途端、『ピピ~!』と笛の音が鳴り、俺たちはそれにビクリと体を震わせた。
「コラそこ! 校則違反だぞ、ちゃんと歩け!」
笛を鳴らしたのは、校門前で立つ、金髪で背の高い女の人だった。
体つきはかなり筋肉質で、腕や肩の凹凸がかなりハッキリと見て取れる。白いタンクトップの上に赤ジャージを羽織っていて、服の上からでもわかるくらいに胸が膨らんでいる。
「り、リオナ先生。え、俺たちなんかやっちゃってますか?」
「イチャイチャしている。これは立派な校則違反だ」
「……それって、別に校則違反とかじゃ……」
「私が見ていて悲しくなる。だから校則違反だ」
リオナ先生は腕を組み頷く。俺はあまりの理不尽さに何も言わず肩を落とした。
リオナ先生はこの学園の体育教師だ。その一方で風紀委員も担当しており、毎朝こうやって校門前に立ち、生徒の風紀が乱れていないかを監視している。
と言うのは建前であり、実際はこのようにカップルがイチャイチャしているのを笛で妨害するけしからん教員だ。曰く、彼氏が出来たことがない為寂しい思いをしているのだと言う。
「おはようございます、リオナ先生!」
「む、元気がいいな。君は確か、転校生だったな」
「ハイ! クロくんの彼女の、朝日奈夜陰です!」
「ハハハ、元気がいいのは結構だ。だが私の前で恋人がいる宣言はしないでくれ。悲しくなるからな」
リオナ先生はそう言って目に涙を浮かべた。そんな性格だから彼氏がいないんじゃないのか、と言う失言を俺はグッと腹の底に押し込めた。
……そう言えば、昨日、夜陰がリオナ先生のことを、「実は異世界人だ」と言っていたような。俺はふとそれを思い出し、じっとリオナ先生の顔を見つめる。
金髪蒼眼で、パッと見は発育の良すぎるアメリカ人に見える。かなりの美人で、確かに、常識離れした雰囲気を纏ってはいる。
……まさかな。俺は何かの間違いだろうと思い、ヘラヘラと笑いながらリオナ先生に話しかける。
「そう言えばリオナ先生。なんか昨日、夜陰がリオナ先生は異世界人だ~とか、ふざけた冗談抜かしてたんすよ」
俺がそう言った途端。リオナ先生は笑顔を張り詰めさせ、肩口くらいの長髪の隙間から、ピョコンと尖った耳が飛び出した。
俺は「えっ」と、明らかに人間ではない一部の露出に目を丸くする。直後にリオナ先生は耳を押さえて、わざとらしく大声で叫んだ。
「アーッハッハッ! い、異世界人だと!? そんなことあるわけないだろう! なろう小説の読み過ぎだ! いかんな、現実とフィクションをごちゃまぜにしてしまうのは!」
リオナ先生の目が激しく左右に揺れまくっていて、露骨に動揺しているのが伝わって来た。俺はあっけらかんと立ち尽くしていると、リオナ先生は、「あ、ああ、そうだ! 少し用事を思い出した! 私はこれで失礼するよ!」と、ものすごくわざとらしくその場から去って行った。
「ね? 言ったでしょ。あの先生、異世界人だって!」
夜陰はにっこりと笑い言う。俺は彼女の言葉を認めざるを得ず、肩を落として「うん」と呟いた。
朝目が覚めると、目の前に夜陰がいた。俺の寝ているベッドにいつの間にか入っていて、にこにこと朗らかな笑顔で添い寝をしている。
どうやら、また窓の鍵を勝手に開けて入って来たらしい。俺は目の前でぽわぽわと笑う夜陰に遠い目をする。
「……何してんだ? こんな所で」
「えへへ、君を見ていたんだよ! 寝顔がすっごくかわいくてねぇ、どれだけ見てても飽きないなぁって!」
夜陰はそう言ってだらしなく笑った。もはや勝手にベッドに入り込んでいることについてはスルーなんだな、と、俺は遠い目を絶やさずほのかに笑う。
「あっ、寝癖ついてる! 直してあげるね~」
夜陰はそう言って俺の頭を撫で撫でとして来た。俺は表情を変えずにそれを甘んじて受ける。
朝目が覚めたら、かわいい女の子が添い寝をしている。健全な男子高校生としては非常に羨ましいシチュエーションなのだろうが、実際にされると、ひたすらに不気味で仕方がない。
何よりも怖いのは、鍵を閉めても勝手に部屋に上がられることだ。男子たるモノ己のプライベート空間と言うのは必須なわけで、もしもよからぬ事をしている最中に部屋に上がられたら、夜陰の場合最悪襲われかねない。
果たして、俺は自分を守り切れるのだろうか。朝からそんな不安が俺に襲いかかって来た。
「はむ♪」
と、途端、夜陰はいきなり俺の唇に吸い付いてきた。俺は顔を真っ赤にさせて、「うわぁ!」と後ずさってベッドから落ちる。
「い、いきなりなにすんだよおめぇ!」
「え~、恥ずかしがらなくてもいいじゃん♪ だって昨日、お互いファーストキスを済ませちゃったんだからぁ♡ 2回目も3回目も変わらないでしょ?」
「そ……そう言う問題じゃねぇよ! て、てか、ファーストキスって……」
「言ったでしょ? クロくんのために取っておいたの! えへへ、クロくんも初めてだったから、なんだか凄く嬉しかったなぁ……♡」
な、なんでコイツ俺がキスしたこと無いの知ってるんだ。サキュバスだからなんかそう言うのわかるのか?
と言うか、目覚めて数分でキスって。コイツ、本当にそう言うことをするのに戸惑いがないからマジで疲れてしまう。俺は「くっ、」と顔を真っ赤にさせてぷるぷると体を震わせた。
と、部屋のドアが開き、「クロ」と、俺の母ちゃんが顔を出した。
「朝ごはん出来てるよ~。早く用意しないと、学校に遅刻するよ?」
「か、母ちゃん……。わ、わかった、すぐ行くから」
「あっ、夜陰ちゃんの分も作ってあるから。よかったら食べてって」
「はい! ありがとうございます!」
母ちゃんはそう言うと、鼻歌を歌いながら部屋から去って行った。
……なんで夜陰が来ること前提で動いているんだ。と言うか、それなら止めてくれりゃあ良かったのに。俺は母ちゃんがナチュラルに夜陰を受け入れていることに辟易とした。
「クロくん! 早く行こう!」
夜陰はベッドから起き上がり、座り込む俺の手を取る。俺は肩を落としながら、「わぁーったよ」と彼女について行った。
◇ ◇ ◇ ◇
その後朝食を食べ準備を整えた俺は、家を出て学校へと向かっていた。
スクールバッグを肩に背負い、コンクリートの道をスニーカーの踵で踏み締め歩く。そんな俺の傍らでは、夜陰が俺の腕に抱き着いて、めちゃくちゃに頭を擦り付けていた。
「えへへ、好きな人と一緒に登校。ずっとずっと夢だったんだぁ♡」
「……夜陰さん。あの、凄く歩きにくいんですが」
「ダメ~♡ 絶対放さないからね~♡」
夜陰はそう言って俺の腕にますます強く抱き着いた。
本当にやめてほしい。いや、かわいいし、いい匂いはするのだけど。だからこそどうにかなってしまいそうだし、何より、周りの人に見られてめちゃくちゃ恥ずかしい。俺は辺りから聞こえてくる、「あらあら、お熱いわね」「青春っていいわね」と言う微笑ましい声に顔を赤くした。
しばらくそんな調子で歩いていると、やがて学校の校門へとたどり着いた。俺は他の生徒に見られたくなく、「夜陰、そろそろ離れて」と声をかけたが、夜陰は「いいじゃ~ん♡ 見せつけようよ~♡」と、やっぱり腕を放さなかった。
と、途端、『ピピ~!』と笛の音が鳴り、俺たちはそれにビクリと体を震わせた。
「コラそこ! 校則違反だぞ、ちゃんと歩け!」
笛を鳴らしたのは、校門前で立つ、金髪で背の高い女の人だった。
体つきはかなり筋肉質で、腕や肩の凹凸がかなりハッキリと見て取れる。白いタンクトップの上に赤ジャージを羽織っていて、服の上からでもわかるくらいに胸が膨らんでいる。
「り、リオナ先生。え、俺たちなんかやっちゃってますか?」
「イチャイチャしている。これは立派な校則違反だ」
「……それって、別に校則違反とかじゃ……」
「私が見ていて悲しくなる。だから校則違反だ」
リオナ先生は腕を組み頷く。俺はあまりの理不尽さに何も言わず肩を落とした。
リオナ先生はこの学園の体育教師だ。その一方で風紀委員も担当しており、毎朝こうやって校門前に立ち、生徒の風紀が乱れていないかを監視している。
と言うのは建前であり、実際はこのようにカップルがイチャイチャしているのを笛で妨害するけしからん教員だ。曰く、彼氏が出来たことがない為寂しい思いをしているのだと言う。
「おはようございます、リオナ先生!」
「む、元気がいいな。君は確か、転校生だったな」
「ハイ! クロくんの彼女の、朝日奈夜陰です!」
「ハハハ、元気がいいのは結構だ。だが私の前で恋人がいる宣言はしないでくれ。悲しくなるからな」
リオナ先生はそう言って目に涙を浮かべた。そんな性格だから彼氏がいないんじゃないのか、と言う失言を俺はグッと腹の底に押し込めた。
……そう言えば、昨日、夜陰がリオナ先生のことを、「実は異世界人だ」と言っていたような。俺はふとそれを思い出し、じっとリオナ先生の顔を見つめる。
金髪蒼眼で、パッと見は発育の良すぎるアメリカ人に見える。かなりの美人で、確かに、常識離れした雰囲気を纏ってはいる。
……まさかな。俺は何かの間違いだろうと思い、ヘラヘラと笑いながらリオナ先生に話しかける。
「そう言えばリオナ先生。なんか昨日、夜陰がリオナ先生は異世界人だ~とか、ふざけた冗談抜かしてたんすよ」
俺がそう言った途端。リオナ先生は笑顔を張り詰めさせ、肩口くらいの長髪の隙間から、ピョコンと尖った耳が飛び出した。
俺は「えっ」と、明らかに人間ではない一部の露出に目を丸くする。直後にリオナ先生は耳を押さえて、わざとらしく大声で叫んだ。
「アーッハッハッ! い、異世界人だと!? そんなことあるわけないだろう! なろう小説の読み過ぎだ! いかんな、現実とフィクションをごちゃまぜにしてしまうのは!」
リオナ先生の目が激しく左右に揺れまくっていて、露骨に動揺しているのが伝わって来た。俺はあっけらかんと立ち尽くしていると、リオナ先生は、「あ、ああ、そうだ! 少し用事を思い出した! 私はこれで失礼するよ!」と、ものすごくわざとらしくその場から去って行った。
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